俺は怪獣王になる   作:ヤマタノオロチ

8 / 47
時間がかかって申し訳ありません。話の展開をどのようにするのかで悩んでいた事とレポートを仕上げるのに手間取ってしまいました。
しかし、今回も熱い怪獣同士の戦いが行われます!そして次回あの怪獣のために大変な事が起きるかも!!(多くのリクエスト怪獣が出てしまう・・・ボソッ)
感想と評価、リクエスト怪獣をお待ちしております。



最強合体獣キングオブモンス、古代怪獣ゴモラ、地底怪獣バラゴン
超古代怪獣ファイヤーゴルザ、古代怪獣ツインテール、原始怪鳥リトラ(S)
超古代狛犬怪獣ガーディー、奇獣ガンQ   登場


第7話 四人の怪獣使い

この時において俺の存在が原作を狂わせている者である事が実感する。テレビではレイに罪を被せていたのが俺になっているのだから。そう思っている間にもケイトは泣きながら俺が怪獣を使って街を破壊したとクルー達に訴える。

それを聞いて怒ったリーシャが、腰にある銃を抜いてケイトに向ける。

 

 

「あなた!クロウさんによくもそんな事を!!」

 

「やめろリーシャ!!」

 

 

片手で銃を掴んで下ろさせた時、後ろからファイヤーゴルザがフラフラしながらこちらに近づいてきた。それを見て俺はギガライブナイザーを向ける。他のレイオニクスの手持ち怪獣だったから回収できるかなと心配したが、ケイトに捨てられた事を悟ったのかファイヤーゴルザは抵抗せずにキングオブモンスと一緒に中に入っていった。

仲間が増えたことに内心喜んでいた時にケイトがテレパシーで話しかけてきた。

 

 

「(何も言わずにここから立ち去れ。そうすれば人間共には手出しをしないと約束しよう)」

 

「(約束ね・・・)」

 

 

はっきり言って信用できない。テレビを見ていて、ケイトは約束を破ってレイを攻撃している。さらに俺とは他人関係だから容赦しないだろう。けどここで逆らっても何の得にもならないから従うしかないと諦めながらこの場を立ち去る。

 

 

「クロウさん!?」

 

「おい!」

 

 

黙って立ち去る俺を見たリーシャはすぐに追いかけた。レイは最初戸惑っていたが同じように後をついてきた。ペンドラゴンから少し離れた所で俺は2人に尋ねた。

 

 

「何でお前らは俺の後をついてきたんだ?」

 

「何を今更・・・命の恩人を見捨てるわけにはいきませんから!(・・・・・それに好きな人と離れたくありませんし!)」

 

「俺の事について知っているのはお前だけだ。だからついてきた。それだけだ」

 

 

うん?俺だけ?ケイトからもいろいろと教えられたはずではないのか!?そのことを聞いてみるとケイトからはあまり聞かされていないみたいだった。

まったく、もっと自分の弟に関心持てよな!まぁ、そんなことは今は置いといて・・・。

 

 

「そうか・・・ありがとう」

 

 

すぐ傍に信じ合える仲間がいると心から安心できるんだな。この世界に来る前はとてもそんな事できる奴なんていなかったからな。2人に感謝を込めてお礼を言う。

 

 

「別にいいのですよ。それよりこれからどうしますか?あの女のせいで荷物は置いてきてしまったし・・・」

 

 

少し怒りを込めながら言うリーシャの言葉に俺は額に手を付けながら考える。確かにあの場の流れに乗って何も持たずに立ち去ったからな。どうするかと迷っていたら突然地面が震えだした。そして咆哮と鳴き声を上げながら目の前に2体の怪獣が出てきた。

1体は頭が下半身にあり、ブーツのように直角に曲がった体と2本の尻尾がある古代怪獣ツインテール。もう1体は茶色い体に前後肢の巨大な爪、黄色く明滅している額の一本角が特徴の地底怪獣バラゴンだった。

 

 

「ガアアアォォォーーー!!」

 

「ギシャアァァァ!!」

 

 

地中で何かあったのか、どちらも興奮状態でツインテールは2本の尻尾を前に突き出しながら、バラゴンは鰭の様な耳を立てて後ろ肢で立ちながら互いに相手を威嚇する。・・・と言ってもツインテールの体半分くらいしか身長がないバラゴンにあまり威圧感は感じないけどな。先に仕掛けたのはバラゴンで、大きくジャンプをしてツインテールに飛び掛かる。

だがツインテールは体を曲げてそれを避ける。

 

 

「クワァァー!!」

 

「グガァッ!!」

 

 

お返しとばかりにツインテールは尻尾の鞭を何度も振り下ろしてバラゴンを叩く。それを受けてバラゴンは悲鳴を上げつつも口から『マグマ熱線』をツインテールの顔目掛けて放つ。それにより鞭の攻撃が一瞬止まり、その隙をついてバラゴンは再び飛び掛かって尻尾の付け根にある発光部分に噛みついた。

 

 

「ギゲェエエ!!」

 

 

強烈な噛み付きの攻撃に今度はツインテールが悲鳴を上げ、何とかバラゴンを引き離そうと鞭で締め上げる。しかしバラゴンは離れず、逆に噛む力を強めた。あまりの痛さにツインテールは周りを動き回り、そのまま俺達に近づいてきた。

 

 

「このまま何もせずにやり過ごそうと思っていたんだけどな・・・仕方ないか」

 

 

溜息をつきながらギガライブナイザーを構えようとしたらリーシャが止めてきた。

 

 

「待ってくださいクロウさん。ここは私に任せてください」

 

「いや、怪獣は俺の獲物だ。俺が倒す!」

 

 

そう言ってレイとリーシャはバトルナイザーからそれぞれリトラ(S)とガーディーを召喚する。そしてガーディーは暴れるツインテールを背後から掴んで動きを止め、リトラが空から火球を吐いて攻撃する。だが何発も放った火球の1つがバラゴンにも当たってしまい、それによって噛み付きが解け、痛みがなくなったツインテールはバラゴンを掴んだまま背後にいるガーディー目掛けて叩き付ける。

 

 

 

ガンッ!!

 

 

 

「ガウゥ!!」

 

「グギャッ!!」

 

 

頭から振り落とされたことで2体は共に動けなくなった。そしてツインテールは上空にいるリトラを叩き落とそうと鞭を振るった。リトラは素早く避けるが次第に動きが鈍くなって当たってしまい、地上に落ちた。レイがすぐに飛ぶよう指示するがダメージによってリトラは飛べない。

 

 

「ガーディー!リトラを助けなさい!!」

 

「ガウウゥゥゥッ!」

 

 

頭の痛みを押えながらガーディーは立ち上がり、リトラに迫るツインテールを再び背後から掴み、力一杯持ち上げて思いっきり地面に叩き付けた。それを受けて怯んだ隙にリトラは空へ飛んでツインテールの顔目掛けて火球を何発も放つ。

火球を受けて抵抗力が小さくなったツインテールをガーディーが止めとばかりに尻尾を掴んでジャイアントスイングをして、投げ飛ばした。

 

 

「ギシャァァァ~~~・・・」

 

 

何とか起き上がろうとするツインテールだが起き上がれず、断末魔を上げて力尽き倒れた。ガーディーとリトラはツインテールが倒れたのを確認した後残ったバラゴンの相手をしようと振り向く。しかしバラゴンは対立していた相手が倒されたのを見て興奮が収まり、既に地中へと潜っていた。

 

 

「逃げられたか」

 

「でも勝ったからいいではありませんか。放っておきなさい」

 

 

バラゴンに逃げられて悔しがるレイをリーシャが抑える。それを俺が後ろで観察していた時に近づいて来る気配に気が付く。そして2人にも聞こえるくらいの声でその者に話しかける。

 

 

「どうだ、中々いいコンビネーションと戦いだっただろう」

 

「確かに・・・だが、あの程度の怪獣に時間がかかり過ぎだ」

 

 

厳しい評価だなケイトは。もう少し褒めてやってもいいのな~と思っている間にケイトの存在に気付いたレイとリーシャが警戒しながらも話しかける。

 

 

「何の用だ?」

 

「用だと・・・?」

 

「私達をペンドラゴンから引き離すのがあなたの目的ではないのでは!?」

 

「ふん、あんな連中に用はない。用があるのはお前だ!」

 

 

レイを指差しながら言った後、ケイトはバトルナイザーを構えてガンQを召喚する。召喚されたガンQは体中の眼から怪光線を放って攻撃してきた。俺達が必死に光線を避けていると主の危機を見たガーディーとリトラがガンQに向かって攻撃する。それを見たガンQは体から分離させた誘導眼球体を使ってリトラを撃墜させ、自身は格闘術でガーディーを攻撃した。ガーディーも噛み付きや尻尾攻撃などで反撃するが、ツインテール戦とのダメージが溜まっていた事で動きが鈍く、尻尾を掴まれて投げ飛ばされてしまった。

 

 

「何をしている貴様!もっと本気で戦え!!」

 

 

ガーディーとリトラのやられ姿を見てケイトは怒鳴り声を上げる。今のレイとリーシャのレベルじゃ2連戦はキツイことを分かっているくせに。そろそろ俺も戦うかとギガライブナイザーを構えるとケイトが睨み付けながらテレパシーで話す。

 

 

「(邪魔はしないと言ったはずだ。余計なことはするな!!)」

 

「(けどこのままの状態じゃ2人・・・いや、レイが本気を出すことはできないぞ。さっさと捕まえた人質を出しな)」

 

「(!?貴様何故それを・・・・・まぁ、いい)」

 

 

ケイトの眼が光った瞬間、目の前に岩の手錠に付けられたオキが現れた。そしてガンQにオキを踏み潰せと命じた。悲鳴を上げるオキを見てレイはゴモラを召喚する。

 

 

「ゴモラ!オキを助けるんだ!!」

 

「キシャアアアアァァァ!!」

 

「キュイイィ~~キャハハハ~」

 

 

ゴモラはガンQに蹴りと突進で攻撃するが、ファイヤーゴルザ戦の傷がまだ癒えていないせいか威力がなく、動きも鈍いためにガンQに反撃されて尻尾を掴まれて投げ飛ばされてしまう。それを見ていたオキが俺達に謝り始める。疑った自分達に失望したからペンドラゴンから出て行ったと言う。

 

 

「何勝手な事を言ってんだお前」

 

「えっ!?」

 

「私達は別にあなた方に失望したつもりはありません」

 

「そして信じている。逆転の時がきっと訪れることを」

 

「逆転の時だと・・・!?」

 

 

すると突然どこからビーム攻撃が放たれてガンQを攻撃した。予想通りにペンドラゴンが援護に駆け付けて来た。その隙をついてゴモラが『超振動波』を放つ。ガンQは誘導眼球体を盾にするが、全てが破壊されてそのままガンQ本体に命中する。そしてゴモラはこれを機に猛攻撃を加える。だがガンQも瞬間移動してゴモラの後ろに回り、不意打ちを仕掛けようとするが・・・

 

 

「ガウウウゥゥッ!!」

 

「キュワアアアァァァーーー!?」

 

 

態勢を立て直したガーディーが噛み付きでガンQを押さえ、ハルナが乗ったドラゴンスピーダーとリトラが攻撃する。これは流石に誰が見てもガンQに分が悪すぎる。そしてタイミングを計ってガーディーがゴモラ目掛けてガンQを投げ飛ばすとゴモラが尻尾攻撃でガンQの動きを止める。その隙を狙ってペンドラゴンの主砲『ハイパーオメガ砲』が炸裂してガンQを一撃で倒した。怪獣達が勝利の咆哮を上げている中で激しく大爆発をするガンQに俺は静かに手を合わせる。

 

 

「他人の怪獣にそんな事までするとは・・・甘い奴だ」

 

「怪獣の王を目指している者として当然のことだ。それよりもアイツらと一緒にいればレイが強くなることが分かっただろう?」

 

「・・・そうだな。人間との接触と貴様の影響で予想以上に成長している。今回はそれで十分だ」

 

 

あれ?何で俺も入っているの?別に俺はレイに何もしていないんだけどな。だがケイトは気にせず、オキを解放して立ち去ろうとする。それを見てレイが話しかける。

 

 

「もう一度だけ聞く。貴様は何者で目的は何だ!?」

 

「私はお前をもっと強くするために来た。だがお前が私より弱ければ容赦はしない」

 

 

そう言ってケイトが腕を振るうと衝撃波が襲ってきたが、レイに当たる前に俺が前に出てギガライブナイザーでガードする。防ぎ終えて再び前を見ると既にケイトの姿はどこにもなかった。だが最後にテレパシーで語ってきた。

 

 

「(レイを・・・弟をもっと強くさせてくれ・・・頼む)」

 

「・・・・・言われなくともそのつもりだ」

 

「?何を言っている」

 

「いや、何でもない」

 

 

独り言だと伝えてリーシャと合流した後、改めてペンドラゴンのクルー達と絆を深めて俺達は再び共に行動することとなった。

 




【大怪獣バトルファイル】
地底怪獣バラゴン

地底深くに潜み、額の光る角が特徴の怪獣で、その中でツインテールと喧嘩を起こして地上に出てきた。体は小さいがその分動きが速く、ジャンプ力も高い。
主な武器は口から吐く『マグマ光線』と噛み付きである。けれど光線の威力はそれほど高くない。ツインテールが倒れた後はレイ達と戦わず、地底に戻って行った。
ちなみに彼の出番はここで終わらない。まだ出番があるかも!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。