インフィニット・ストラトス ~黒兎の見る世界~   作:フォールティア

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ひゃっはーガンプラexpoだあ!

限定品買わなくちゃ(使命感



#03 協力者

楯無会長の依頼を受けた翌日の昼休み。

僕は件の協力者と会うため校舎裏に来ていた。

校舎裏って嫌な思い出しか無いから、出来れば別の場所が良かったんだけどなぁ。

日の光の射し込まない暗いその場所に着くと、先客が居た。

 

「ん、来たようね。お嬢・・・会長から話しは聞いているわ、扶桑睦月君」

 

「というと、貴女が協力者ですか」

 

「えぇ。一年四組所属、笹桐 栞菜(ささきり かんな)よ」

 

若草色の髪をショートカットにした少女が腰に手を当ててそう名乗った。

見るからに強気そうな子だ。

 

「時間もあまりない事だし、本題に入りましょうか。取り敢えず私が日中、簪お嬢様・・・じゃなかった簪さんとあのバートリーとかいうのを監視する。貴方が朝と夜、場合によっては放課後の監視、ということで良いかしら?」

 

「うん。頼まれた内容通りだね」

 

「なら良し、よ。・・・しっかし、間近で見てみるとホントに女子に見えるわね」

 

「そ、そんなに女顔かな、僕・・・」

 

「顔もそうだけど全体的に女っぽいわね」

 

「なん、だと・・・」

 

バカな。まさか骨格レベルだったのか・・・!?骨格レベルで皆から女っぽいって思われてたのか!?

認めたくない事実に校舎の壁に手をついて愕然としていると、笹桐さんが咳払いを一つした。

 

「んんっ、脱線したわね・・・。取り敢えず、午前中の二人の様子は至って普通だったわ。仲の良いクラスメイト、と言った所かしら。あ、でも簪さんのテンションが何時もより少し低かったわね」

 

「簪のテンションが?」

 

「えぇ、心なしかね。朝の内はどうだった?」

 

「確かに、少し元気が無かったかな・・・ちょっとボーっとした感じだった」

 

朝食の時、話しかけてもどこか上の空だったし、何と言うか心此処に在らずといった感じだった。一緒に居た布仏さんも首を傾げていた位だ。

その事を話すと笹桐さんは顎に指をトントンと当てて思案顔になった。

 

「そう・・・昨日の内に何かあったのかしら」

 

「僕も昨日は朝しか会ってなかったからなぁ・・・」

 

「日中もそう変わり無かったから、放課後にあったのかもね。確かバートリーに校内の案内頼まれてたし」

 

「ふむ・・・」

 

「取り敢えずは分かったわ。お互い、少し注意して監視に当たりましょう」

 

そう言うと笹桐さんは懐から携帯を取り出してこちらに向けた。

連絡先の交換、という事だろうか。

制服のポケットから携帯を取り出して向きを合わせる。

 

「これから何かあったら必ず連絡すること、良い?」

 

「了解だよ」

 

「裏がちゃんと付かない限りは不用意に動かないことは、分かってるわね」

 

「当然。ってなんだか笹桐さんてお姉さんみたいだね」

 

「は、はぁ!?」

 

携帯を操作して番号を交換したあとに言った言葉に笹桐さんが顔を真っ赤にして大声を上げた。

 

「私がお姉さん?扶桑君、白昼夢でも見てるんじゃないの?」

 

「笹桐さんて初対面の僕にも色々言ってくれるしさ、何となくそう思ったんだけど」

 

「いや、まぁ、その・・・い、幾ら会長の指名した人でも失敗しないとは限らないからよ!これ以上の言及は無し!ハイ、終わり!」

 

照れ隠しなのか少し声量を上げて言い切ると笹桐さんは携帯をしまって腕を組んだ。

そんな彼女が一夏に対する鈴さんと似たように見えるのは、多分気のせいだろう。

 

「何よ」

 

「いや、何でもないよ」

 

怪訝な眼差しを送ってくる笹桐さんに頭を振って返し、僕は携帯の画面を見た。

そろそろ昼休みも終わりそうだ。

 

「もう時間か・・・。扶桑君」

 

「ん?」

 

「短い間だと思うけど、これから宜しく」

 

笹桐さんはそう言って右手を差し出してきた。

それに応え、僕はその手を握った。

 

「こちらこそ、宜しく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無事に入れたようね」

 

『案外杜撰なモノね、天下のIS学園も。そう思わない?スコール』

 

IS学園より離れ本土にある、とあるホテルの一室。

スコールは携帯のスピーカー越しに聴こえる挑発的な声に眉をひそめる。

きっと電話の先に居る『バートリー』はニヤニヤとその端整な顔を歪めている事だろう。

 

「態々『委員会』に裏通ししてやったんだから入れるのは当然でしょう。・・・それより、誰に『針を刺した』の?」

 

『あら、ツレないわねぇ。針を刺したのは日本の代表候補よ。あの娘ったら可愛くてねぇ。まさに、恋する乙女!って感じでホントに堪らないわ・・・壊したくなるくらい』

 

「日本のって、まさか貴女『更識』に手を出したの!?」

 

バートリーの巫戯た言葉にスコールは思わず声を荒げる。

更識は危険過ぎる。

それは大規模組織である亡国企業にとっても変わらない評価だ。

対暗部として活動するあの組織によって亡国企業の末端である組織も幾つか潰された程だ。

その更識の当主であり、IS学園の生徒会長である更識楯無・・・彼女の妹に手を出すとは、この性悪女はリスクを考えられないのだろうか。

 

「貴女ね・・・それで当日何かあったらどうするのよ」

 

内心で悪態を吐きながら、努めて冷静にスコールは訊ねる。これで何の対策も無しとなれば最早バートリーの上司に直談判も辞さない構えだ。

 

『まぁ、多少は感付かれてるでしょうけど、向こうも動きかねてるみたいだし、ね?大切な妹さんの命はこっちが握ってるようなものだし・・・ふふ』

 

「ネロが貴女を送った理由が分かった気がしたわ・・・」

 

こんな組織に身を置いている自分が言えた義理ではないが、バートリーと言う女は性根が腐りきっている。いや、『あの部隊』の連中は誰も彼もが狂っている。

そんな連中の中でも比較的マシとは言え、やはりスコールは釈然としなかった。

 

『ま、当日は問題なく動けるから大丈夫よ。そっちこそ、お人形を上手に動かしなさいよ?』

 

「っ・・・わかってるわよ。それじゃ、切るわ」

 

『バァイ♪』

 

耳障りな声を最後にスコールは苛立たし気に携帯をテーブルに投げる。

その様子を黙ってみていた一人の女が口を開く。

 

「で、あの気違いは何だって?まあ大体予想はつくが」

 

「オータム・・・ええ、まぁ案の定、面倒事が増えたわ」

 

スコールに劣らない美貌をもった女はその言葉に苦笑いを浮かべ、テーブルに置いてある酒瓶に手をつける。

その顔はやっぱりかという感情がありありと浮かんでいた。

 

「多少、プランに変更が必要ね・・・なるたけ『エム』は出したく無いけれど、この際仕方がないわ」

 

「アイツを出すってことは、本腰を入れなきゃマズイな」

 

「ええ。・・・全く、無駄に作戦難易度を上げてくれたものだわ」

 

溜息混じりにそう言ってスコールは若干痛む頭を押さえる。

とそこでふと気付いた事がありスコールはオータムに訊ねる。

 

「所でエムは何処に行ったの?」

 

その問いにオータムはカクンと首を上げ、天井を見る。

 

「あー・・・多分、いや確実に彼処だろうな」

 

「何処よ」

 

「なんて言ったっけ・・・・・・そうだアキバだ。アキバに行くとか言ってたな」

 

 

 

 

 

「・・・・・・はい?」

 

オータムの口から飛び出た素っ頓狂な答えにスコールの頭が嫌な解を導きだす。

アキバ=秋葉=・・・秋葉原。

 

「なんでこう、次から次へと問題が起きるのよ・・・」

 

疲労感が臨界を通り越して天辺すら貫いてしまったスコールは遂に頭を抱えて座り込んでしまった・・・。

 

 

 

 

 





原作がどっかいった(爆

スコール達三人はキャラが最早原型留めてません。スコールは亡国企業の苦労人ポジです。
エム・・・一体何ムラなんだ・・・(すっとぼけ

次回もお楽しみに!
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