インフィニット・ストラトス ~黒兎の見る世界~ 作:フォールティア
ガンブレ3配布ミッション楽しみですね(唐突
楯無会長との新たな協力を築いて三日が経過した。
いよいよ本格的に文化祭の準備も佳境へと突入し始め、学園内は普段とはまた違った雰囲気へと変わりだした。
簪の件についてはだが、昨日の夜に届いた報告、それに書いてあったの容態は会長の予測していた通りの結果だった。
軽度の薬物反応が検出された。それもダウナー系の物だ。
幸いにして早い段階での対応の為、依存度も低く、治療事態は問題ないらしい。
今は本土の病院で治療を受けている最中だろう。
それを聞けただけでも一安心。とはいえ、バートリーがまた何かしらアクションを起こさないとは限らないので、油断は出来ないが。
「で、なんで僕はまたナターシャ先生に抱き抱えられているんでしょうかねぇ?」
「そこに貴方がいたから」
「何処の登山家ですか!」
準備に追われ、俄に騒ぎ立つクラス内で僕はナターシャ先生に背中から抱きつかれていた。
今日は当日着る衣装のチェックを行うべく、フロア担当者全員がそれぞれ着替えて皆に見てもらっているんだけれど。
「僕も燕尾服がよかった・・・」
僕は男にも関わらず、メイド服を着せられていた。
服を渡しに来た衣瀬さんの、いや、クラス全体の雰囲気に圧されてしまい、了承してしまった僕も僕だけど。
丈の長いスカートだからあんまりスースーすることはないから良いけど、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。
「昂る・・・昂るぞ・・・!」
「主従関係、ふふふ・・・今年の冬はコレだ!」
「見た目的にオネショタ、ktkr」
いや恥ずかしいんじゃないな、これは悪寒だ。なんか後ろの方から危険な発言が聞こえたし。というか今年の冬って夏には出したんかい!!
「お、睦月似合ってるな」
「その燕尾服似合ってるね一夏。破っていい?」
「目がマジだからやめろ」
別のところで着合わせをしていた一夏が燕尾服を見事に着こなして僕のところへきた。
・・・くっ、これがイケメンだけがなせる業か・・・!!
箒さんもセシリアさんも骨抜きにされてるし、どこの酒呑童子だ。
僕なんかご覧のとおり、マスコット扱いだというのに。
「んー♪この抱き心地もいいけど、匂いも良いわね」
『その話、詳しくナターシャ先生!!」
「そこまでだド阿呆ども」
ドスの効いた声とともに目を輝かせた女子生徒らとナターシャ先生に鋭い一撃が落とされた。
この動き・・・トk
「私は病に掛かってもいなければ有情破顔拳もつかえんぞ」
「・・・なんで僕のまわりは読心術使いが多いんだ」
「お前が単純なだけだ。・・・さて、小娘ども。次は無いと思えよ?」
『イエスマム!!』
現れた織斑先生が睨みを効かせるとナターシャ先生も含めた生徒らが一瞬で散開した。一夏まで・・・
なるほど、真の教師は目で従えると。怖いな。
作業が再開されたのを確認すると織斑先生がこちらに振り向く。
「お前は毎度毎度、よく襲われるな。少しは自衛でもしたらどうだ」
「する隙なくやられるからこうなるんですよ」
一度本気でヘイズルを起動して逃げそうになるくらいにはこのクラスの女子達の動きは鋭い。生身で瞬時加速でも使ってるんじゃないかな?
あと目がヤバイ。例えるならクロスボーンガンダムの後期ザビーネ。ダメじゃないかキンケドゥ!
「はぁ・・・・・・ああ、そうだ扶桑」
「はい?」
人払いがすんだのを見計らって織斑先生が声を抑えて話し掛けてきた。
「更識会長(あの狐)が立案した作戦、正式に学園長から許可が降りたぞ」
「・・・本当ですか?」
「ああ。どうやらあのバートリーとかいう小娘。学園に来る前から色々小細工をしていてな。単純に退学処分、と言うわけにもいかなくなっていてな・・・理由付けが必要なんだよ」
「そうですか・・・」
「元よりキナ臭いとは思っていたが、こうなるとはな。・・・当日については任せろ。お前たちが動きやすいようセッティングしておく」
「ありがとうございます、織斑先生」
「本来なら、責められても文句は言えん立ちなんだがな」
そういいながらも織斑先生は口許に笑みを浮かべると組んでいた腕を解くと出席簿を小脇に抱える。
「バートリーの囲い込みについても任せておけ。お前と更識会長は奴を倒すことだけを考えていればいい」
「はい」
僕が首肯すると、織斑先生はぽんぽんと軽く頭を叩くと他の用事があるのか足早に教室を去っていった。生徒達への激励を忘れずに。
「敵わないなぁ、やっぱり」
そんな大人の背中を見て、僕は溜め息を吐かずには居られなかった。
九月一日
この日誌も夏休みから書き続けて、一月経つ。意外と習慣付く。
今日あったこと。
私のクラスに転入生が来た。初転入生(普通はそんな多くあるはず無い)にクラス皆が大いに喜んでた。
かくいう私は鈴さんやシャル、ラウラと、転入生とよく話しているのでそこまでじゃなかった。
名前は、フィーリス・エリザベート・バートリー。
・・・エリザベート・バートリー、たしか、西洋圏の昔の人で、女性を拷問して流れた血を浴びることで不老不死になろうとした狂人。
そんな名前の彼女が女子だらけの学園に来る。そうとは限らないし、失礼なんだろうけど、なんだか怖い。
少し話してもみたけど、それは変わらない。
先生からバートリーさんに学園を案内するよう頼まれて、案内していると、アリーナから出てくる睦月と、姉さんを見かけた。
なんだか、寒気がする。
九月二日
昨日からなんだか調子がおかしい。
身体、というよりは心の方が。感情が不安定な感じ。
睦月に、昨日のことを聞こうとして、何故かうまく言葉が出なかった。
その事について鈴さん達に色々聞かれたので、整理をつけるためにも洗いざらい話した。
でも整理はつかないままだ。
こうして睦月が寝ている横で日誌を書いてる今でさえ、何だか悲しいようなイライラするような。
・・・ああ、そういえば昼休みに睦月が生徒会室に呼ばれていたんだ。
何故だろう。
イライラする。
九月四日
イライラが昨日より増している気がする。
でも、日中はそこまで不安定になることはない。睦月と話していると一切それを感じることもない。
感じるのはこうして一人になったとき。誰とも話さないとき。
何だか今日は視線を多く感じた。
九月十日
今朝、唐突に先生から病院に行くよう言われた。
何でも、健康診断の結果から病気が見つかったとか。
自己診断だけど身体は至って健康のはず。急な話だったから、睦月と話すこともできなかった。
今は病院の一室でこれを書いている。
・・・・・・私が居ない間、睦月はどうしているだろうか。あの日のようにお姉ちゃんと一緒なんだろうか。
・・・それはなんだかゆるせないな。
九月十三日
閉じこめられた。閉じこめられた。
携帯も取り上げられた。
診察をなんかいも受けたのにたいいんさせてくれない。
どうして。
急がないと、睦月が、むつきがお姉ちゃんにとられてしまう。
耳鳴りがうるさい。
睦月に会いたい。
・・・また私から奪うの?
ゆるさない
「ハロー、元気にしてたかしら。スコール?」
『何の用?私も忙しいのだけれど』
「回収班の応援にスパルタクスを呼んでおいたわ」
『・・・貴女正気?』
「残念、すでに狂ってるわ・・・・・・学園側が動き出してるわ。それもこっちに都合のいいように」
『成程ね。保険掛けなんて貴女にしては珍しいじゃない』
「篠ノ之束というイレギュラーを見越してのことよ」
『はぁ、了解したわ。こっちで調整する』
「助かるわぁ♪それじゃぁ、当日に」
『精々、死なないように動きなさい』
pi
「ーーとっくの昔に死んでるわよ、私達は」
シリアスを通り抜けてギャグを書きたい・・・
あ、ビルドファイターズトライ、新作アニメが8月放送ですよ!(唐突な宣伝