魔法少女リリカルなのは!?「時空管理局セクハラ相談部隊」   作:ヘルカイザー

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ども〜

なんか夢でこんな感じの思いついたんで書いてみる事にしました。

3作品以上増やしたくなかったのですが……書けるうちが華と言えます?

すいません愚問でした。

ではよろしくお願いします!


ケース1《最低男》

時空管理局……そこには色々な部隊がある。しかし一つ変わった部隊がある、それは相談部隊ならぬ相談部署が存在するのだ。その部署の名前は……時空管理局セクハラ相談部隊、通称……セクハラ隊。私も関わるまで何故こんな通称がついてるかなんて知らなかった。何故こんな通称がついてるかと言えば、いや……これはそのうち分かることだ。

私の名前はフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。丁度私が15歳になった年の今日、私はそのセクハラ隊の部屋……その前に立っている。何故なら私は困っているからだ……セクハラに…………。

ここ最近、本局に来ると決まってセクハラをされる。しかしそれは明確に分かるセクハラではなく、下手をすれば気づかないぐらいのセクハラだ。ある一人の人物とすれ違う度、お尻を触られる。最初は気のせいだと思った。けどある日、試しにサーチャーを私の真上に置きながら本局を歩いていた時の事だ。またその感覚に襲われたのだ。だから私はサーチャーで捉えた映像を確認する。すると驚いた事に私のお尻をその人物は触っていたのだ、しかもガッチリと。では何故気付かないのか。それは私のお尻を私の触覚が感知できるギリギリのラインで触っているとしか推測出来なかった。

本当にそんな事が可能なのかと私も思う。だが現にこいつはそれをやっているのだ。幸い、こいつの顔はしっかりと覚えている。できるなら……捕まえて問い正したいぐらいだ。

 

「どうぞ? 」

 

「失礼しま…………」

 

私が入室許可を貰い、中に入った時だ。そこには一人の男が椅子に座っていた。髪は黒の短髪で上をツンツン立たせており、左手には何故か黒い手袋。そして……私を自分の前の椅子に座らせるとこう言った……「要件は? 」と…………。

だから私は答えた、今言いたい気持ちをここぞとばかりに抑えて、答えたのだ。セクハラについての相談だと。するとその男は事もあろうに言いやがった……だから私も言い返す。

 

「セクハラ……誰にされているか分かりますか? 」

「貴方です」

 

「はい? いや、すいません言ってる意味が分からないのですが……ここはセクハラやその他の困り事を相談する部隊ですよ? その部隊長である私がセクハラをするなんて本末転倒。ですから私だと言うのは何かの間違えでは? 」

「いえ、貴方です! 」

 

「ですから」

「貴方です、間違えありません」

 

話し始めると私は不思議と冷静だった。その男に指を指し、真顔で会話を続けている。恐らくだが私は今、怒りを通り越しておかしな感覚になっている。

しかもその男は私に「証拠はあるのですか? 」と言ってきた。だから私はあの映像を見せる。しかしそれでもこの男は動じない。どっしりと腕を組んで座り、私の分析の穴をついてそれを否定し始める。

他に確たる証拠は私にはない。たまたま、自分の手と私のお尻が重なっただけと言われてしまえばそれ以上何も言えない。

私は悔しい気持ちを抑え、日を改める事にした。だが私が部屋を出ようとした瞬間、この男に背を向けた時だった……背後で気配を感じ、無意識に私は後ろの何かを掴む。何かと思い視線を向けるとその男の手だった。

もはや、これは現行犯。証拠のない私が掴んだ確たる証拠。しかし気になった事がある。その部屋は入り口からこの男が座っていた椅子まで5メートルはあるのだが、私がこの男に背を向けてから1秒も経っていない。という事はこの男はこの位置まで1秒もかからずに移動した事になるのだ。

速い……速すぎる。魔法を使った形跡はない。なら何故こんな事が出来るのか私には分からなかった。

 

「もう言い逃れできませんよ? 犯人は貴方です! 」

「フフフ……あっははははは!!! 」

 

「!? 何を笑っているんですか? 私は貴方のお陰で不愉快な思いをしています。反省して下さい! 」

 

「いや……すまない。俺のセクハラを見破った奴は君で2人目だ。誇っていい」

「ふざけないで下さい!!! 反省するどころか自分の行いを良いものだとでも思っているんですか!? 貴方のような男は女の敵です!!! 」

 

まるで手を返したかのような性格の変わりよう、この男は偽りの性格を演じている。しかし何故セクハラがバレてこんなにも余裕なのか。セクハラの相談を請け負っているこの部隊の部隊長がセクハラをしているとなれば当然その部隊にはいられない。この部隊はこの男1人だ、だからこの男がいなくなれば取り潰しになる。

そんな事を思ってる時だった。私は驚きで開いた口が塞がらない。

 

「な、ななな……何して!? 」

 

「何とは?君の胸を揉んでいるのだが? うむ……いい物だ! ごふっ!? 」

「堂々とセクハラするな!? ……あ、あれ?……どこ……にっ!? 」

 

「まったく。その歳でそれだけいい身体をしているんだ、諦めて我慢しろ! 」

「い、いつの間にそこに!? 今ここに倒れた筈なのに!? と言うか諦めろって何!? 貴方が止めれば済む事なのに! 」

 

私はこの最低野郎に拳を叩き込んだ。確かにそこに倒れた筈だ、しかしその男はいつの間にか自分の席へと座り両足を机の上に乗せてタバコを吹かし始めていたのだ。しかも私に我慢しろとまで言ってくる始末、本当にどうしようもない男だと思った。

 

「この事は上に報告させて貰うから! 」

 

「ははっ! もう敬語もやめたか? まぁ〜俺は気にしないがな。それより君は勘違いしている。何故俺がセクハラをしているかという事だ。よく考えてみろ、セクハラを知らないものがセクハラの相談など出来るわけがないだろう? だからこうやってセクハラを学んでいるんだ。分かってくれたかな? 」

「もう喋るな、不愉快だから! 」

 

普段誰かに対して私はこんな言葉遣いにならない。でもこの男は別だ。こんなにも誰かに対して不愉快に思った事はない。私にセクハラをして反省するどころか我慢しろとまで言うこの男、不愉快に思えずにいられるだろうか……いや無理だ、即答できる。

だから私はその部屋を出た。これ以上こんな男の顔は見たくなかったからだ。しかしその部屋を出た後、私はさらに不愉快な現場を目撃する事になった。

どんな因果か分からないが今簡易休憩所で女性の管理局員がその上司らしき男に言い寄られている。その子も嫌がってはいるが相手が上司である手前、強くは言えないようだった。そして、男がその子のお尻に手をかけたのを見て、流石にふざけるなと思った私は止めに入ろうと声をかけようとした。だがその前に向こう側からあの不愉快な男が歩いて来たのだ。私は思わず足を止めてしまった。

 

「も、もうやめて下さい!? 」

 

「何を言っておるのかね、これは部下の義務ではないか、ってててて!? 」

「おいコラ! 堂々と何してんだ変態ジジイ? 」

 

どうせこの男はこんなの見過ごすのだろうと思っていたが、その予想は反して不愉快男はセクハラをしていた男の腕を捻り上げるとそのまま後ろに持っていき、関節を極め始めた。しかも何やら真っ当なことを言っている。私は思わずお前が言うなと言いそうになったが今はよしとした。

 

「き、貴様……ぐぐっ!? わ、私が誰だか分かっているのか!? 」

 

「あ? あんたのような変態少尉なんて俺は知らないけど? 」

「知ってるじゃないか!? 」

 

「そんな事はどうでもいい。俺が許せないのはあんたのセクハラだ! よくもまぁ〜こんな可愛い子にこんなセクハラをしたもんだ。こんな事二度とするな? 次やったらタダじゃおかねぇぞ? だからあんたに一つ忠告してやる! セクハラは……バレないようにする物だ!!! 」

 

「「「へ? 」」」

 

その言葉は私を含めセクハラしていた方もされていた方も頭に「?」が浮き出てきそうな言葉。そんな言葉を聞いてしまったのだ、間の抜けた反応になるのは当たり前。

私は今すぐにでもこいつをぶん殴ってやりたい。カッコつけて何最低な事言ってるのだと。この女性を助けた事で少し見直したと思えば最低に最低を重ねてきやがった。

 

「え……私にしていたセクハラを注意してくれたんじゃ…………」

「フンっ、何を言っているんだ? こいつのセクハラがあまりに無様だったものでな、頭にきただけだ」

 

セクハラに対して何の誇りを持っているのか知らないがどうやらこの男はセクハラの仕方に怒っていたようでセクハラした事そのものには怒っていない。

私はふざけてると思った。どうしてこんな男がセクハラ相談などという部隊を任されているのだと。

 

「ぐっ!? な、何を偉そうに……は、早くその手を離せ!? 」

「黙れ! 言っておくが……セクハラしていいのはセクハラされる覚悟のある奴だけだ!!! 」

 

「「「カッコいい顔して何馬鹿な事言ってんだ!!! 」」」

 

何故セクハラを止めた男に対して私達がここまで意気投合しなければならないのか。もう付き合いきれない……そんな思いでいっぱいだ。一体何がしたいのか…………私には分からない。するとやっと男の手を離し、解放したこいつは「見ていろ! 」といい何やら構えを取り出した。一体何をするつもりなのかと思えば次の瞬間……何も起こらなかった。

 

「何が……したいのかね? 」

 

「フフフ、気づかないのか? お前らはもう……俺にセクハラされている」

「んなっ!? ……お、お前それ……私のパンツじゃないか!? どうやって抜き取った!? っ!? こ、これは……私のズボンのファスナーが下げられているだと!? てかそれ破り取ったのかよ!? 」

 

「その通りだ! それにしても少尉、実に立派な物をお持ちだ。男としては貴方を誇りに思おう……だから早くしまった方がいい…………」

 

「「っ!? 」」

 

その瞬間、その休憩所は私とセクハラされていた女性の悲鳴に包まれた。とても口では言えないものが少尉の車窓からポロリと出ていたからだ。

セクハラされていた女性は悲鳴をあげてどこかへ逃げるように去っていき、セクハラをしていた少尉も恥ずかしさのあまり「覚えておけぇぇぇえええええ!!! 」といいながらどこかに行ってしまった。今この場には私とこの最低男だけ。

 

「あれくらいで逃げるとは……情けな、がはっ!? 」

「少し黙れ最低男! 貴方の所為で見たくもない物を見ちゃったよ!? ……あ、あれ!? 今ここに……!? 」

 

「まぁ〜落ち着きなさいな、美しい身体をお持ちの相談者さん。あんなに立派な物、滅多に拝めないでっせ? 」

「またいつの間に背後に!? というかそれを見て私に何の得があるっていうの!!! 」

 

まただ、また殴り倒した筈のこの男は倒れた瞬間消えて人の背後に現れる。しかも最低発言付きだ。

私はもう一発殴ろうと思ったがやめた。もう関わりたくない、そう思ったからだ。しかし私はある事に気付いた。それに気付いた瞬間恥ずかしくて顔が熱くなる。

 

「ない……貴方が……やったの? 」

「ははっ! 言っただろう? お前『ら』ってよ? しかし……黒か? あんた歳の割に以外と……ごふっ!? 」

 

「返せ!? ……ってまたいない!? はっ!? そこか!!! 」

「フン、甘い甘い? ほら、返すよ? 」

 

「くっ……許さない……次会ったらバルディッシュでボコボコにして殺してやる」

 

私の下着を上下共に抜き取り、奪ったこのセクハラ変態下着泥は私に盗んだ下着を放り投げると一目散に逃げて行った。

私はそんな男の後ろ姿を睨み、殺気を向ける程あの男を敵視したのだった。

 

 

◇◆◇◆

 

 

「クソっ!? あの男、私に恥をかかせおって!!! 今度会ったらタダじゃおかない…………」

「ほほぉ〜? どうしてくれるんだ? 教えてくれよ」

 

「っ!? き、貴様さっきの!? 許さんぞ貴様!!! 今に後悔させてやる!! 首を洗って待っ「ガーデン・ベアー少尉」 な!? なんだ急に名前なんか…………」

 

「貴方は……あの女性局員に幾度となくセクハラをし、あまつさえ自分の立場を利用して彼女があまり抵抗出来ないようにしていましたね? 」

 

さっきの私を辱めた男がいつの間にか私の背後に立っていた。一体どうやってここに入ってきたのか……ここは私の隊舎の個室だ、勿論私以外入れない筈。なのにこいつは簡単に侵入してきた。

それだけではない、私の名前と私が行なってきたセクハラについてを罪状のように言葉にし始めた。

 

「だ、だとしたらどうしたね? それがなんだと言うのだ? 君如きが私をどうこうできるとでも? 階級もろくに高くない分際で私に意見するのか? 」

 

「フフフ……それだけじゃない……貴方は2年前、あるテロリスト集団に多額の賄賂を受け渡した。そして……自分の階級を上げる為に、偽の事件を起こし、さも自分が解決したかのように見せかけ、今の地位を手に入れた。貴方は……卑怯で……下劣で……正義というにはあまりにも当てはまらない最低の人間…………」

 

私は思わず後退りした、こいつが一歩、一歩不気味な笑いながら迫って来るからだ。しかも私の過去を調べ上げている。あり得ない事だ。何故ならそれは完全に隠蔽して知る者などいない。にも関わらずこいつは…………

 

「お前は……何者だ……何故そんな事まで知って…………!? そ、その左手の入れ墨……ま、まさか……い、いやそんな筈はない!? あ、あれは管理局の都市伝説みたいな物の筈だ!? 」

「都市伝説? 残念だが……存在する物だ。俺がその証拠」

 

「ヘル……ワーカー……っ!? く、来るな!? やめろ……やめてくれ!!! うわぁぁぁああああああああああああぁぁぁぁぁ…………」

 

私の意識はここで終わった…………

 




次回もよろしくお願いします!
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