魔法少女リリカルなのは!?「時空管理局セクハラ相談部隊」   作:ヘルカイザー

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ども〜

ではよろしくお願いします。


ケース17《エースオブエースの参戦、そして結末》

「凄い……」

 

私はなのはちゃんの伝達で彼のいる場所から離れ、そこでその戦いを見守っていた。けどそれは人が戦っている物とは決して言えない戦い。確かにあの場にいたら流れ弾を喰らうのは確実の物。しかし彼にだけ重荷を背負わせるのは心が痛い。今すぐにでも駆けつけたかった。

 

「やったんか? あ……あかん!? 」

 

敵は今の攻撃で消えた。倒したのか、逃げたのかはわからないがあの場にはいない。しかし彼の方が問題だった。突然力を失い空中から真っ逆さまに下に落下する。私は急いでいるが間に合わない。するとその瞬間、彼を真横から押し出すようにビルの屋上へ持って行きそこでもう1人新たな人影が現れる。クロノ君とカリムだ。

 

「カリム、行くぞ! 」

 

「大丈夫まかせて! 」

 

「「封印術式! 」」

 

クロノ君とカリムの魔力光がビルの真上で光、魔法陣を形成する。まさかと思ったが、やはり彼から外れたリミッターのようだ。私は2人の元へと降り立ち状況を聞いた。

 

「もう大丈夫よ。リミッターを有効にしたから」

「ああ。まったく、こんな身体で無茶をする男だ」

 

「大丈夫なんか? ……はは、よかった…………」

 

彼はすぐ病院に運ばれ、命に別条はないようだが、どうにも腑に落ちなかった。彼を取り巻くおかしな環境が。しかしそれは誰も教えてくれず、当の本人は病院でやりたい放題だった。

 

「うむ……いいな! 」

「何がや!? 」

 

「何だ、いたのか? 」

「いたのか? やない!! 今何を見てたんや!? 」

 

「え? あの看護婦さんの下着? あの子は紫に違いない。下着には性格が出るからな。うん、うん」

 

「どうしてこの人はこうも変態なんやろうか…………」

 

彼はいつも通りの平常運転に戻っていた。勿論看護婦さんはこの人が変態な事に気づいていない。気づかないようにセクハラをすると言うこの人の美学。確かに自分が満足して他人にそれを悟られなければ迷惑もクソもないが知ってる者からすれば少し怖いというものだ、

 

「もう他人の下着見るのはやめ!! いい加減にし! 」

 

「何だよ……どうせ茶色の年寄りくさい下着はいてんだろ? だったらほっとけ」

 

「な、なななな」

 

「あ、図星? やっぱり俺は天才だな? 」

 

「な〜にしてますですか!!! 」

「ぼがっ!? 」

 

歯止めの効かなくなってきた変態にお見舞いにやってきたリインの容赦ない一撃。彼は頭を叩かれた。リインはものすごく頬を膨らませ、彼を睨む。そしてそんな彼は目線を逸らしてとぼけてみせる。

 

「わ、私がいるのに!! 何してますですか!! 」

 

「い、いや……その……癖というか何というか……」

「むぅぅ!!! 」

 

「わ、わかった!? 怒るなって、お前が1番なのは変わらないんだから!? 」

 

「1番? 私が? 」

 

そう言われた瞬間にリインが壊れた。何というかデレデレモードと言うのだろうか。すごく幸せそうな顔でベッドで座っている彼の膝の上に顔をダイブさせると満面の笑みで彼と見つめ合っている。何て羨ましいのか。

 

「えへへ〜ナマエさ〜ん。元気になったら、約束通りデートしますですよ? 」

 

「ああ、そうだな」

「えっへへへ」

 

「あ、あんた……」

 

「ん? どうした? 」

「どうしたやない……も、もう少し気づかないようにできへんのか? バレないのが美学なんやろ? 」

 

苦笑い。私はきっと苦笑いをしているの違いない。そうだと信じている。何故こいつはリインとイチャイチャしながら大胆に私のお尻を撫で回しているのか。とても理解に苦しむところだ。

 

「ふふん、バレている人間に隠す価値などない。それがセクハラだ、ごはっ!? 」

 

「変態にも限度があるで!!! でも……でもそこが好きや!! 」

「殴りながら何言ってるんですかはやてちゃんは!? はやてちゃんも十分変ですよ!? と言うかナマエさんは懲りずに何してたですか!!! 」

 

私の拳はこの変態の頬を捉える。別に彼にセクハラされるのが嫌なわけではないが、場所とモラルを考えてもらいたい。そもそもセクハラにモラルなどないかもしれないがそう言うのはリインのいない2人きりの時がいいのだ。

 

「もうリインばっかりずるいやんか!? 私もまぜて? 」

「「できるかぁ!!! 」」

 

悲しい事に私のお願いは2人に却下された。それも即答で。

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

「クソっ!! クソったれ!!! どうして勝てない!!! あっ、くっ……あ゛あ゛あ゛っ!!! 」

 

【もう少し落ち着けんのかえ? 】

 

「はぁ……はぁ……ごめん……フリージア」

 

【気になんてしてなんし。けど、お前さんが冷静じゃないと勝てるもんも勝てない。だからな落ち着きなんし。妾の願いは一つだけなんしから】

 

「うん……そうだね」

 

僕はあのゲヘナの憑代との戦いから逃げかえり、自分の寝ぐらでふてくされていた。しかし僕の中のゲヘナがそれを止め、僕にやる気を取り戻させる。

 

「次の計画を……」

「それならもう考えているよ」

 

「……ジェイル。そうか、言ってみてくれ」

「まぁそう焦るな。私の計画が成功するまで待っていたまえ」

 

【ふん、妾達には何も教えなんしか? 食えん若造じゃ。カイナ、あやつは信用するなんしな? どうにも妾は好きになれなんし】

 

確かにフリージアの言う通り、この男は信用できない。何かを企んでいる。この男とも目的はほぼ同じ。だから協力はしているが何かあやしいのだ。

 

「わかってるよ……フリージア」

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

「ん? おいどうしたんだ? って……あんたも一緒か」

 

「そ、そんなに嫌な顔しないでほしんだけど…………」

 

「そうだぞ真名。彼女は君の敵じゃない。聖王教会が嫌いなのはわかるがそれは露骨すぎるだろ」

 

「そうだな、悪かった」

 

俺の所にお見舞いに来たのはクロノとカリムだ。俺が嫌っているのは聖王教会でカリムではない。それはわかっている。だがそれでもあまりいい顔はできない。それほどこの人とはいい思い出がない。

 

「それで調子はどうなんだ? 」

 

「別に問題はない。あんたらのおかげでリミッターも復活したしゲヘナも落ち着いている」

 

「そうか。所で真名、はやてに聞いたぞ? 彼女を逃して自分だけ残ったそうだな? 相変わらずなのはいいがもう少し自分を大事にしろと何度言ったら分かるんだ? 」

 

「あれはしょうがないだろ? 目的は俺だったわけだし……ま、結果オーライだ」

 

そんな俺に2人は呆れたような顔をした。別に初めから死のうとしたわけじゃない。それに諦めもしなかった。結果、怪我はしたが生きている。それでいいじゃないかと俺は思うのだがこの2人は気に入らないらしい。しかしそんな事よりも俺は気になる事があった。敵のゲヘナの使い手。あいつは前よりも強くなっている。おかしな事に、ゲヘナの力が増してきているのだ。

 

「真名さん? 敵の力はどの程度のものなのか、お聞かせ願います。でも貴方なら次も大丈夫とは思いますけど」

 

「それは次も戦えという事か? 」

「え!? あ、いや……そういうわけじゃ……ごめんなさい」

 

「あまり意地悪を言うな真名」

 

「はぁ……次か。これは俺の憶測だが……次やったら俺は負ける」

 

「「な!? 」」

 

 

 

この答えは予想外だったのか2人は唖然として固まった。だが事実だ。奴の力はだんだんに高くなってきていた。それに対して俺はこの間の戦いが全力だ。あれ以上の力は出せない。『アレ』を使えば話は別だがそれはクロノが許可しないだろう。

 

「それは本気で言っているのか? 君が勝てないなら誰が勝てる? 」

「そうです」

 

「別に俺じゃなくても管理局の優秀な魔導師をかき集めれば済むだろう? 」

 

「それでも無理だろう? 君なら分かるはずだ。あの威力の攻撃を防ぐのは無理だ。逆に殺される」

 

「なら俺のリミッターを外せ、リンカーコアにかかってる奴だ! 」

 

「「ダメだ(です)! 」

 

俺の思った通り、こいつらはアレを外そうとは考えない。しかしそうでなければ勝てない。次はないんんだ。

 

「いい加減アレを使おうとするのはやめろ! 君は死にたいのか? 」

 

「俺が死ねばゲヘナも死ぬぞ? 一石二鳥じゃないか? 」

 

「ふざけるのもいい加減にしてください! 貴方は自分の命をなんだと思っているのですか!! 」

「じゃ聞くが!! 俺の命とこの世界の全ての人の命、比べられるのか!!! 」

 

「「…………」」

 

俺がそう怒鳴るとこいつらは一言も言葉を発さなくなった。答えられない事を言ってるのは分かっている。しかしそう言うしかない。それで納得してもらうしかないのだ。殺せるなら早く殺せ。早くこの命を断てと。そう思っている。

 

「はぁ……(辛気臭いのはごめんだ)ふん!! 」

 

「ん? え? あ……〜〜っ!? きゃぁぁぁぁぁああああああ!? 」

 

「お、お前という奴は…………(しかし……)」

 

「いや……なんかすまん。割と大胆なもの履いてるんだな……ほとんどひも、ぶはっ!? 」

 

「変態!! セクハラです!? 最低よ!!! 」

 

この雰囲気は嫌いなのでカリムの下着をもぎ取る事にしたのだが……こんな下着をはいているとは思わなかった俺は申し訳なくなった。どこをどう隠す気ではいているのかわからないひもパン。当然俺は殴られた。そしてクロノは呆れながらもカリムの下着に興味があるようだ。意外とこいつらは好きらしい。

 

「クロノ? 今の反応はお上さんに言いつけてやるからな。メールメール」

「なっ!? おい、ちょっと待て! や、やめろぉぉおおおおおおお!? 」

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

「なのは? 本当に行くの? 」

 

「え? だって……助けて貰った訳だし。一応お礼言わないといけないよ」

 

「そ、それは……そうなんだけど…………」

 

私となのはは今、病院へ来た。理由はあの変態が入院しているからだ。確かになのはを助けてくれた事には感謝するがあの変態と会うのは自殺行為にも等しい。何故ならあの変態はどんな状況でもおそらくなのはの服を剥ぎ取りに来る筈だからだ。でもなのはは私の言う事を聞いてくれない。お礼を言いたいと言って曲げないのだ。なのはがこうなったらどうにもならないのでしぶしぶお見舞いにきた。

 

「お邪魔しま〜す。あれ? フェイトちゃん? いないよ? 」

「なのは、下がって!? 」

 

「え? ちょっ、フェイトちゃん!? きゃっ!? 」

「フン!! ……ちっ」

 

部屋には変態の姿はない。しかし私はとっさの判断で先に部屋に足を踏み入れていたなのはの襟を引っ張り自分と場所を交換する。すると案の定、上からあの変態が迫っていた。もはやある意味ホラーな状況に思える。

 

「くっ……」

 

「なんだ、上着だけか? それもお前の奴か。やるな? 素敵な身体の相談者さん? 」

「本当に油断もスキもない。なのはの服は剥がせないから」

 

「ほぉ? だが、甘いぞ? 」

 

「何? 」

「お前はすでに……剥かれている! 」

 

「え? きゃっ!? ちょっ、下着は!? 私の下着!? あ……このぉぉ……」

 

取られたのが上着だけだと勘違いした私は甘かった。服が無事な事に油断したのだ。変態の手の中でチラつかされる私の下着。私は一気に顔が熱くなった。今、私は上下ともに下着が剥ぎ取られてしまった。

 

「いい顔だな? 素敵な身体の相談者さん? 次はどこを剥いてやろうか? クックック」

 

「いや、そんなわしゃわしゃしながら来ないで……と言うかなんで私を剥こうと」

 

「フフ、お前をセクハラするのに……理由などない!!! 」

「ふざけんな変態!? 」

 

確実に迫る変態は、なのはではなく私を剥きにかかっている。これは予測できた筈だ。変態の目的は欲望のままに楽しむ事だ。なのはではなくても私が剥かれる可能性もあった。それを、私は失念していたのだ。わしゃわしゃといやらしい変態の手が私のすぐ近くまで迫る。しかしそれは横から止められた。パシッと変態の手が掴まれたのだ。つまりは……なのはだ。

 

「なのは……」

 

「ナマエさん……でしたよね? 」

「あ、ああ……そうだが? (本当は違うけど)」

 

「まず……この間はありがとうございます。助かりました。今日はお礼を言いに来たんです。ですけど……ナマエさん? 私……この世で嫌いな物があるんですよ? それはなんだか分かりますか? 」

 

「さ、さぁ? わからないな? 」

 

見るからに手を掴まれながら固まり冷や汗を大量にかいている変態。彼は今、自分が置かれている状況が理解できるらしい。かくいう私も少し怯えている。理由など簡単だ。なのはが怒っているからだ。

 

「貴方のような変態セクハラ大魔王です!!! 」

「っ!? 」

 

《ディバインバスター! 》

 

「馬鹿、ここは病院だぞ!? 」

「反省して、地獄に堕ちるの!!! 」

 

ピンク色の閃光が病室を包み込んだ。私は一瞬、バリアジャケットを展開し、変態を葬り去ったなのはの勝利かと思われたが、煙が晴れた瞬間……私は見てはいけない光景を見てしまった。何故ならそこにはレイジングハートをカッコよく構えながら、全裸のなのはがいたからだ。

 

「ふぇっ!? い、いやぁぁぁぁああああああああ!? 」

 

この瞬間、私の2敗。私はまた負けてしまった…………。

 

 

 




次回もよろしくお願いします。
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