魔法少女リリカルなのは!?「時空管理局セクハラ相談部隊」   作:ヘルカイザー

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ども〜

前に言っていた罰ゲームになります。

この作品の中では1番アウトかもしれませんが、18禁には抵触しませんよ〜

それが私の美学です!


ではよろしくお願いします!


ケースextra《罰ゲームとバカ夫婦》

今日私はミッドの駅。そこのロータリーを目指して歩いていた。というのも、今日が変態と約束した日。私の罰ゲームの日なのだ。一応私の休日に合わせてもらい、今日は完全なプライベート。だから服装も私服である。しかしちゃんとバルディッシュは忘れずに持ってきている。あの変態に何をされるか分かったものではないからだ。

 

「あれ……私時間、間違えたかな? まだ30分くらいあるはずなんだけど……」

 

私がロータリーに着いた時、そこの中央にある噴水の前で変態は待っていた。黒い革のズボンに、黒の革ジャン。前は全開で、下には何も着ていない。

変態の体つきはかなりいいものだ。割れた腹筋が目立ち、格好は完全にパンク。でもなんだか彼の体を見てると照れくさくなるのはどうしてなのだろうか。

 

「お? 来たか」

 

「お、おはよう。というか待たせちゃったのかな? 私時間勘違いしてた? 」

 

「いや、早過ぎるくらいだろ? 待ち合わせの30分前行動とは恐れいった。真面目だな? 」

 

「え? う、うん……ありがとう」

 

「どうした? 顔赤いぞ? 具合悪いのか? 」

「っ!? な、なんでもないから!? 」

 

私は私の額に手を当てがうデリカシーのない男の手を突き放し慌てて言い訳のようなことを言い始める。自分でもどうしてなのかと不思議に思うのだ。変態に対し、なぜか気恥ずかしい。

顔が熱く、いきなり褒められた事が嬉しいと感じた。どうして今日はこんなに優しい感じなのか。変態行為をしなければ、男としての株はかなりのものだと改めて感じる。

 

「平気ならいいが。それじゃ〜行くか」

 

「う、うん……」

 

変態を先頭に私は歩き始める。これから何を始める気か。私に何をするつもりなのか。私は警戒しながら変態の後ろを歩く。しかし変態は私に何かするどころか、景色のいい公園を歩き始め、私が疲れない程度に休憩を挟み、いつの間に買ってきたのか、コーヒーを投げてよこす。しかもブラックと私が飲む物をちゃんと知っているのだ。

私は今どうしたらいいのかわからなくなっていた。これは罰ゲームではないのかと疑問を頭に浮かべ続ける。これではまるでデートしているみたいだからだ。

 

「なんかいつもと感じが違うが、どうしたんだ? 」

 

「そ、そんなことないよ!? 貴方こそいつもと違う。なんか……(凄く優しいんだけど…………)」

 

「うむ……違いない」

「え? あっ! 待って!? 」

 

急に歩き出した変態。私は慌てて追いかける。するとどこかのレストランに来た。ずいぶん高そうなお店で、なかなか1人では入り辛い。私も結構高級なお店には行ったことあるがここは別格だろう。

 

「そろそろ昼だ、飯にしよう」

「え? う、うん……」

 

店に入るとやはり高級感しか漂ってこないレストランだ。それに変態はここの常連らしい。店員の態度が他の客と違って親しそうだ。

そしてここで問題なのがメニューに値段が書いていないという事だ。果たしてどれを頼めばいいのか、私は冷やさせをかきながら悩む。すると変態が少し微笑み一言言った。

 

「マスター、今日はオススメとかあるのか? 」

 

「それでしたらいいのが入ってますよ? 」

 

「ならそれを2つ頼めるか? あ! 後ワインを2つ程頼む」

 

「かしこまりました。しばしお待ちください」

 

 

気がきく。変態の癖になんてずるいのか。いい男過ぎる。私は思ってしまった。というよりもこの仕打ちはなんなのか。罰ゲームだ。これは罰ゲームの筈だ。なのにこの変態はセクハラ1つしてこない。それどころか私を1人の女性として扱い、20歳になった私への配慮も忘れてはいない。

もはやこの考えをしている私が間違っているのかと少し気を落とす。しかしここでも変態の無駄な男っぷりが際立った。

 

「あたっ!? …………」

 

「下を向くなよ、せっかく美人なんだ。前を見ていろ。悩みがあるなら聞いてやる。だから俺の前では笑っていろ」

 

「そ、そそそそんなセリフ……ず、ズルい…………」

 

自分でも分かるほど、私は顔が熱くなっている。そして変態からそっぽを向き、チラチラと変態を見る。そんな感じでテンパっていると頼んだ料理が運ばれてきた。サラダにスープ。メインの肉料理。だが見るからに普通の料理ではなかった。果たしていくらなのか、払えるのかと少し不安に駆られる。

でも変態の手前、財布を確認するのが恥ずかしく、なんでもない様に装いながらメインの肉を一口、口に運んだ。

 

「っ!? お、美味しい! 」

 

「だろ? ここは最高なんだ。何作らせてもハズレがない。マスターの料理は世界一だよ」

 

「お褒めに預かり光栄です。ところでこの方は……この間の女性とは違う様ですが仕事の打ち合わせかなんかでしょうか? 」

 

親しいからなのか少し出過ぎた質問をマスターはしてきた。おそらくこの間というのはリインの事だろう。マスターもこの店に来る常連が彼女以外の女性を連れてくるのだから気になるはずだ。

 

「その……彼は仕事の」

「いやデートだ」

 

「ふぇっ!? 」

 

「なるほど、出過ぎた質問でした。お許しを」

 

「気にするな、いつも上手い飯を食わして貰ってる礼だ。マスターには嘘はつかない」

 

私の気も知らないで、変態はマスターとそんな話をし始めた。デート……そんな事を真顔で言われてはアウトだった。罰ゲームではなく、デートだ。何故デート。変態にはリインがいるはずだ。まさか二股をかけようとでもいうのか。私は顔の熱をさらに上げて変態をそっと見る。見るのだが……その瞬間に心臓が跳ね上がった。目があってしまったのだ。目の前にいる変態と。

 

「しょ、しょの……こ、これは……罰ゲームなんじゃ」

 

「罰ゲームだろ? 今日1日はあんたを好きにさせてもらう。それが罰ゲームだった筈だぞ? だからデートをしても問題ない筈だ」

 

「デ、デート? 本当にデート……しょんな…………」

 

「フフ、真っ赤だぞ? デートと言うだけでそんなになってしまうとは……中々可愛いところもあるな? 『フェイト』」

 

「はひっ!? 」

 

思わず。思わず席を立ってしまった。椅子が倒れる音で店の中が静かになり、視線が私に集まる。だがもう自分ではどうしようもない事だった。

認識……私は完全に意識してしまったのだ。目の前の変態を男として。異性として。

 

「どうした、大丈夫か? うむ……そろそろ出るか。飯も食ったしな」

 

「う、うんうん! そうだね! そうだ……」

 

卑怯だ。今まで、私の名前などまともに言ってこなかったのに。突然呼ばれた。不意打ちもいいところだ。この男は私を堕としに来ているのか。そう思わずにはいられなかった。

 

「お会計ーーになります」

 

「へ…………」

 

聞こえた。でも聞こえない。聞こえてはいけない金額だ。今私達は何をしてこの金額だ。ご飯だ。ご飯を食べてこの金額なのだ。何か高価なものを買ったのではなく。ご飯を食べてこの金額だ。財布の中身を見るまでもない。0が5つもついている昼飯など、生まれてこの方食べた事がなかった。

つまりは……全然足りない。足りるわけがない。

 

「え、えっと……」

「何テンパってんだ? カードで」

 

「え、いや」

「レディに金なんか出させないぜ? 今日は奢りだ」

 

「今日は私罰ゲームなんじゃ」

 

「それとは別だ。デートをしている以上男を立てろよ。お前に出す金なら惜しくない」

 

堕ちる。堕とされてしまう。このままだとこの男に心を奪われる。私は今悩殺一歩手前だ。もしそんな事になれば私はリインにどうやって顔向すればいいのか。こうしているだけでも悪いと思っているのに。これ以上などリインに対して最低の仕打ちだ。

 

「てっ!? どうしたの? 急にとまって」

 

「疲れたな。少し休んで行くか」

 

私は急に足を止めた彼の背中に顔をぶつけた。そして自分の鼻をさすりながら彼に尋ねた。しかし彼は休んで行くと言って視線を建物に向ける。今考えればどうして何も考えずに中に入ったのか、それがそもそもの失敗だった。

 

「こ、ここって……ラブ」

「さて、部屋もとったし行こうか」

 

「ちょっ!? 」

 

彼に手を引かれ、少し早歩きのようになりながら1つの部屋に入る。だがそこには案の定、ベッドがあり、枕が2つ。部屋の雰囲気もなんだかピンク色だ。

 

「こ、こんなところ連れてきて何をするつもり!? え、きゃっ!? 」

 

「お前も子供じゃないんだ。ここがどういう場所かわかるだろ? 」

 

「そ、そそそんな事わかってる。私が言いたいのは……あんっ! 」

 

ベッドに押し倒され、私の上に覆い被さった変態は右手で私の胸を揉みだした。いつもなら殴るなり、バルディッシュでぶっ叩くなりする筈なのだが、どうにも抵抗ができなかった。むしろこの変態の行動にドキドキしてしまっている。私は完全に堕とされてしまったのだ。しかし次の瞬間、一気に頭が冷えた。

 

「さぁ〜罰ゲームの本題を始めようか」

「へ? 」

 

「今日は楽しんだだろう? だから今度は俺の番だ。今日は朝まで付き合ってもらうぞ? 」

 

「な、なな何言って!? ひゃんっ!? ちょっ、まっ!? 」

 

甘い感覚から目が覚めた私は危機感を覚え、逃げ出そうとするが、変態は私を押さえ込み両手で私の胸を揉みしだく。いつまでも……終わる事なく。しつこいくらいに。一体いつ終わるんだというくらいに。永遠と。

 

「安心しろ、俺は紳士だ! 罰ゲームはお前の胸だけで勘弁してやる!! 」

 

「やっ! もうやめて!? いやん! ん……んはぁぁん!? バルディッシュ助けて!? 」

 

《sorry》

 

「悪いがお前の相棒は買収済みだ! 」

「しょん……な……バルひっしゅの……裏ひりもの〜、あんっ!? 」

 

まさかの裏切り、バルディッシュは一言言ったっきり沈黙を開始する。一体いつバルディッシュを買収したのか。というより、デバイスをどうやって買収したのか。疑問は絶えずあるが、そんな場合ではない。1時間、2時間、3時間と時間はどんどん経っていく。長い、もう気がおかしくなってしまいそうだった。

しかし何故だろうか。いやな筈なのに嫌悪感がなかった。

 

「ずりゅいよ……このたふぇにわたひに優ひくしてたほ? 」

 

もう揉みしだかれ過ぎてすっかり火照ってきている私はろれつがまわらなくなっていた。今の顔を他人に見られるなど恥ずかしさしかない。

 

「フフ、罰ゲームといえど女性を泣かせては俺のセクハラじゃない。レディにはいつも笑顔でいてもらわなければな? おっと……あんたらんとこの娘に毒されてきてるようだな俺は」

 

「もう……らめっ。おね……がい……もっと、やさ……しく」

 

「うむ……思った以上に有意義なご褒美だった。よし、たっぷりと気持ちよくしてやる」

「あっ! そんにゃ!? んっ、ぁぁぁああああああああああ!? 」

 

結局……私はその日、朝まで『胸だけ』を揉みしだかれ続けた。

 

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

 

 

「何か言う事ありますですか? 」

 

「さ、さぁ〜なんの事かわからないが」

「とぼけても無駄です! 真名さん浮気ですよ浮気! 婚約して数週間で浮気ですよ!? 」

 

「はっはっは! リイン、バカ言っちゃいけない。俺が浮気なんてするわけないだろう」

 

ここは真名さんの家。私は真名さんにプロポーズされて以来、ここによく泊まりに来ている。だが今真名さんは私の前に正座をしている。というよりもさせている。それは先日、真名さんがフェイトさんとラブホに入ったのを見たと密告があったからだ。情報源ははやてちゃん。ならばこの事実に間違いはない。しかし真名さんはそれを浮気とは認めないのだ。

 

「あの狸……余計な事を…………」

「さぁ、真名さん! 白状するですよ!! 」

 

「リイン……」

「はい? なんですか? 認めるんですね? 」

 

「あれは罰ゲームであって浮気じゃない。それに俺が愛しているのはリイン、お前だけだ」

 

「うっ!? ……そ、そんな言葉で流されたりしませんですよ!? それに罰ゲームってなんなんですか!? 何の罰ゲームか知りませんが、罰ゲームであんなところに入るなんておかしいですよ!!! 」

 

私はプンスカ怒りながら真名さんに指を指す。だが刹那。その手を真名さんに掴まれ、そのまま引っ張られた。

 

「んっ!? んむっ……ぷはっ!? ちょっと真名さん!? それはズルいんっ!? 」

 

真名さんはズルいのだ。私がこうされるともう何も言えないのを知っていてやる。何度も何度も口づけを交わし、私の唇をなぞる。そしてそのまま私は抱えられ、私達の寝室へと連れて行かれた。

 

「んっ、ん……真名さん……ひどいですよぉ」

 

「こうしないとリインは聞いてくれないだろ? 俺がどんなにお前を愛してるかって事」

 

「そ、そんなの……知ってますです……んむっ」

 

ここまでになると抵抗などしようもない。服を1枚ずつ脱ぎ、私は気持ちを高ぶらせていく。淫らに、真名さんにだけ見せる表情で。

 

「はぁ、はぁ…真名さん……愛してますです。んちゅっ! 」

 

 

 

 

 

……THE END…………

 

 




おまけ

これはちょうどフェイトと真名がデートをしていた時の事。公園でその会話はあった。

《なぁ〜バルディッシュ。今日はお前の主人の罰ゲームだ。だから手を出さないように頼むぜ? 》

《サーの危機であれば私は遠慮なく制裁を加えます! 》

《堅物め。よし! こうしようか。もし今日手を出さないと約束してくれればエース様んところのレイジングハートとイチャイチャする時間を作ってやろう。付き合い長いんだろう? どうだ? いい機会じゃないか》

《デバイスの私に何わけのわからない事を言ってるんですか? 彼女とは同じデバイス。マスターの為に働く、言わば仕事の同期に過ぎません》

バルディッシュがこの時言った『彼女』という言葉に真名は悪い笑みを浮かべた。世間一般ではデバイスは感情など持たない。しかし真名の持論は違う。なのは達から言わせればデバイスには心があると言うはずだが、真名から言わせれば心があるのだから恋愛だってできるはずという解釈だ。
つまり、バルディッシュは人工知能だろうと潜在的に意識しているデバイスがいるのではないか。真名はそこを狙ってカマをかけたのだ。結果、それは当たってしまう。

《はぁ……ならしょうがない。レイジングハートには別のやつをくっつけて》
《お待ちください、Mr. 真名! 確かに……色々積もる話がなくもないかもしれません》

ニヤリと真名は釣れたバルディッシュに確信を持つ。真名にとってこれは討ち取ったも同然だった。

《わかりました。今回だけ。今回だけ、手は出しません》

《助かるよ。それじゃ……約束通りレイジングハートとの時間は作ってやる》

《……Mr. 真名。思ったのですが、今日は最近仕事で疲れているサーの為に罰ゲームと称して楽しませようとしているのでは? だとすれば貴方はとんだペテン師だ》

「うむ……違いない」
「え? あっ! 待って!? 」





以上extraでした!

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