ナオミです。
アルゼナルの賞金首にさせられた黄金の機体に乗っているレイゼルさんの策略によって、本当なら妹であるヒルダさんを連れて帰るのかと思っていたら私まで巻き込まれてしまった。こうして彼の持っているデバイスのレヴェンさんのせいでアンジュが流れ着いた無人島に流れ着いてしまった。今は私を含む男性2人と一緒に眺めていますが…
「ヒルダのせいでこんな場所に…」
「なんでイタ姫と…」
アンジュとヒルダの二人が思いっきり睨んでいることにタスクさんとレイゼルさんの二人が非常に困っています。
アンジュさんの方はアルゼナルでも仲が側から見て悪いことは側から見て分かってはいるけど…ヴィルキスの中にブラジャーを入れたっていう件で怒っているし。
ヒルダに対してはゴキブリ女って、もう睨み合いが続いていた。レイゼルさんとタスクさんがなんとか二人の喧嘩を止めようと思っているんだけれども。
「まぁまぁ…」
「ヒルダも何があったかは知らないが、この状況で争っている場合じゃあ…」
こんな感じでタスクさんとレイゼルさんは2人の怒りをおさめるためになんとかしています。
「「外野は引っ込んでて(ろ)‼︎」」
「「ハァ…」」
このとおり二人が止めに入っても大きなお世話って言われて二人とも落ち込んでいる。私とヒルダ副隊長のパラメイルの方はレヴェンさんが預かっているからなんの心配もないって言っていたけど。雨降りの中に、アンジュさんがヴィルキスを見に勝手に一人で行ってしまい。毒蛇に噛まれて倒れ込んでいるのをタスクさんがアンジュを探している時に見つけた。早く見つけたおかげでタスクさんはすぐに毒を吸い出して抜き取りました。
それを見て喜んでいる人が一人いた。
「ざまぁないね?イタ姫あのまま誰にも気づかれることなく死ねば良かったのに」
とヒルダ隊長が言ってことに私も間に触っていましたが、
「…おいちょっと来い」
「なっ⁉︎放せよ‼︎」
レイゼルさんが妹であるヒルダをどこかに連れて行って…追って様子を見てみるとなにやら叱ってました。
ヒルダ隊長もレイゼルさんに暴言を行ったりして言い合いになったり
「あんなの仲間じゃないのに決まってんだろ?兄貴には関係ない!」
「おいヒルダ!」
「うるさい!兄貴は引っ込んでろよ!」
同様にレイゼルさんから離れたヒルダさんも帰ってきてみると足に怪我をして動けなくなってしまったのを見たレイゼルさんはすぐさまヒルダさんを抱っこしながらリィアン内に入って治療をしていました。
アンジュとタスクさんの方には行かず、レイゼルのベッドの上でヒルダ隊長は包帯をしたまま寝そべっていた。
「痛むか?」
「うるせぇ…」
まだ、兄に反抗的な態度をとっており、私の方はレイゼルさんの船の方で寝かせてもらいました。
ヒルダ隊長の方はアンジュがいる場所に行きたくないって言っている。
ヒルダの方は一緒にリィアン内で兄と二人で寝ていた。
「なんか、悪いな。兄妹喧嘩に巻き込んじゃって。しかも、ヒルダの言い分まで聞いてくれて…もう遅いからここで寝たほうがいいぞ?
「いいんです。隊長の命令は絶対ですから…それじゃ、レヴェンさんのお言葉に甘えて」
私も寝ようかと思っていた途端に、ヒルダ隊長は寝ながらこんな寝言が聞こえてしまった。
「あにひぃ…アップルパイ作ったんだ。おいひぃよ…」
レイゼルさんの寝室を見てみるとヒルダ隊長がレイゼルさんを抱きしめて…いくら寝言でもこんなことしないだろうと言わないばかりにレイゼルに身体を寄せていた。それを見ている私にとってヒルダ隊長の意外な一面に驚いてならなかった。
ヒルダ隊長、もしかしてレイゼルさんに好意を抱いているのかな?
次の日
上空から二つの機体がこの無人島に着陸していた。乗っていたのは私の友達でもあり、今ではレイゼル達の味方でもあるミランダとココの二人が無人島にいる私達を見つけてくれた。
「レイゼルさ〜ん」
「ミランダ!ココ!」
レイゼルさんの話によるとレヴェンの回復が順調にいっていることが分かり、ミランダとココを見つけることができた。以前、レイゼルさんがドラゴンに襲われた時にミランダとココの二人を連れて帰った理由は人質作戦として二人を使った。けど、ジル司令はその機体ごと奪い取れとのことで仕方なく連れて帰らざるおえなかった。
「会えて嬉しいよ!ナオミ‼︎」
「私達、連れ去られたけど何も悪いことされてないよ‼︎むしろレイゼルさんには感謝しているよ!」
「私もレイゼルには会えたけど、優しかったからね」
ミランダとココはドラゴンとの戦闘で死ぬこともなくレイゼルさんに連れ去られてどんな酷いことをされているのか不安だったけれども、こうして元気に会えて私達は嬉しく思った。
でも、レイゼルさんならレヴェンさんの調子が悪くとも…リィアンを使ってこの無人島じゃなくヒルダ隊長を連れて帰る機会はいくらでもあるのに、なぜか一緒に何日間かは無人島にいる。
レイゼル達ならそんなに大事そうに言っているのなら今すぐにでもヒルダさんを連れて帰るように行動するだろうし。どうして一緒にいるのは何故なんだろう?
「妹さんを連れて行かないのですか?」
「いや、ちょっとヒルダの約束があるからな。俺の方はヒルダの小さい頃の約束を破ったから…二度目も破るわけにはいかないし」
強引に連れて行かない理由は、この無人島でヒルダ隊長の二人きりで約束していたらしくその間までは一緒に行かないという約束をヒルダさんとしていた。レイゼルさんは私にヒルダさんと一緒に暮らしていた小さい頃の話をしてくれました。
ノーマと断定された妹であるヒルダが連れていかれて、それを助けにも行かなかった。
守ると言ったのに力がなくて義理の妹を見捨ててしまい、後悔ばかりが募る思いでならなかった。
「なんで、そのようなことを私に?」
「お前がミランダとココの友達だから、多少は話せれるって思ったからな」
彼もマナを使うことのできないノーマで、ヒルダさんとは血の繋がりのない兄弟であるけれど、義理の兄として妹であるヒルダを何が何でも守ってあげたい。家族だからって。
「レイゼルさん。私、初めて会う男の相手が貴方で良かったです」
「ま、最初に出会ったときは戦闘中だったから顔見せることはしなかったけど、ありがと」
こんな妹思いの優しい兄がいてくれてヒルダ隊長は幸せだね。
「私から見てレイゼルさんは立派なお兄さんです」
「いんや…俺は酷い兄だよ。約束を破って、そのまま何年間も助けに行かないまま…今更許して欲しいって言ってもヒルダの方は俺のことを許さないだろうな」
レイゼルさんは妹の運命の再会をしたのに暗い顔をして凄く落ち込んでる。そこに、ヒルダ隊長が盗み聞きして出てきた。
「何を話してんのかと思ったら…そんなこと考えていたんだ」
「ヒルダ、全部…聞いてたんだな」
レイゼルさんの方にヒルダ隊長が近づいてくる。レイゼルさんは詰め寄ってくるヒルダ隊長に動揺して一歩下がった。
「俺のこと怒っているのか、ごごめん⁉︎」
ヒルダ隊長はレイゼルさんを殴るのかと思っていたけれど、あんなことするなんて思わなかった…私の目の前で義理のお兄さんとディープキスしていた。
「酷い兄貴だったらわざわざこんな場所に来ていないし、だから…そんな兄だから凄く嬉しかったんだよ。これだけは言わせてもらう…テメェはバカエロ兄貴だ!」
「…ハァッ⁉︎」
酷い兄でもないけれどバカエロ兄貴というのも色々酷いような…
「だって兄貴のせいで色々と…私の調子がおかしいんだよ!だから責任とれよな‼︎」
そう言ってヒルダ隊長はまた何処かに行ってしまった。思えば、ヒルダ隊長の方はレイゼルさんに抱きついたり、一緒に寝たり…そういうことをするのは好意があるからなんじゃないかな?
「ハハハッ…褒められているのか、それとも、怒られてるのか」
「両方なんじゃないんですか?顔を赤くしてましたし。
ヒルダさん、兄のこと大好きだと思いますよ?だってその…目の前でディープキスしてましたし」
「そう、だな」
すると、去っていったヒルダ隊長がまた戻ってきて
「それとナオミ…ちょっと来な!」
私の腕を掴み、レイゼルさんの元から距離を置いて離れていくと
「あのさ…ナオミ。このことと私らの関係についてはロザリーとクリスには内密にしてもらいたいんだけどいいか?」
ヒルダ隊長が私にレイゼルさんとの関係を話さないで欲しいと頼んでいた。レヴェンって言う人も体調を悪くしていたのがすっかり良くなってて、ミランダとココの迎えに来たとレヴェンからの情報でレイゼルさんを連れて帰るとのこと。勿論、私の方はヒルダさんの秘密を守ることにした。
「最近、ヒルダが私に攻撃的じゃないのよね…あの兄に会ってヒルダがあんなに心変わりしたのか不思議なくらいよ。ヒルダが兄につきっきりになってるわけだし…イタ姫は言ってるけど。それにしてもあの変わりよう気持ち悪いくらいだわ…」
「アンジュだって変わったと思うよ?ゴキブリ女とか言ってないし」
「そうね…ヒルダのバカエロ兄貴って人のせいなのかしら?
この無人島生活でタスクと会って、助けてもらって。レイゼルにも聞いたけどあの兄妹の二人のことを知って2人の存在が苦ってわけじゃないのよね。ヒルダが変わったのはあのレイゼルって兄のおかげだし」
レイゼルさんとタスクさんのおかげで対立していた二人が緩和していった。アンジュのせいでゾーラ隊長やミランダやココの二人を陥れたって言うのは聞いていたけれど、
ミランダとココの二人はレイゼルさんのおかげで生きているし、ゾーラ隊長も数日間すれば復活するって言ってたから安心している。
アンジュの方はレイゼルとヒルダの関係は報告しないで欲しいと言われている。アンジュの方はすんなりと秘密にすることを同意し、その代わりヒルダはアンジュに二度と侮辱しないことを約束された。
「…わーっだよ。少なくとも私の方はもうしないよ」
ヒルダの方はアンジュの言う通り、その約束を守ることにした。イタ姫様と言われるのもロザリーとクリスには恨まれて仕方ないけれども、
後ろから狙ってきたり、ブラジャーで無人島に流れつかされるというようなことをしてきたりしたら報告するし、許さないと。
「それにしても、あのレイゼルってお兄さん。強引にヒルダのこと連れて行かないわね」
「二人は何か約束してるって…どんな約束かは2人しか知らなくて」
「そ?まぁどうでもいいけど」
それから数日間、ヒルダとアンジュの二人が揉め合うことも多少はあったけれどもレイゼルさんが中に入って、ヒルダを動揺して恥ずかしくさせたりして。アンジュの方はタスクさんにエッチなことをされて銃を乱射したりとか。
色々と穏やかじゃないけど、敵意があったり嫌っていたりとかの空気じゃないことは安心していた。
数日後、私はリィアン内でレイゼルさんとヒルダの三人で眠ってました。なんで三人で寝ているかというと私の方は二人がどんな関係なのか興味あったから結構聞いたりして長話をしている間に眠ってしまった。
ミランダとココ、タスクさんとアンジュの四人は外に出ている。
「大変だよ二人とも!」
突然、ミランダが入ってきて私とレイゼルさんはずっと寝ていたから急に飛び上がってしまった。アンジュがドラゴンに襲われているのを聞いた私達三人はすぐにリィアン内にある武器を用意していた。
ミランダとココも応戦しようとしているけれど、アンジュに当たりそうでうまく撃てない。しかも、機体の方はレヴェンが管理しているために肝心なレヴェンがいないと機体を取り出すことができない。
「レヴェンの奴…こんな時にどこほっつき歩いてんだよ⁉︎」
レイゼルさんの方はリボルバーを持って行き、ドラゴンの両足をを狙って潰していた。ヒルダ隊長とレイゼルさんの二人で前に立って上手く撃って、私とミランダ、ココの三人は後ろから応戦してドラゴンを狙っている。アンジュはタスクさんからもらった長銃でドラゴンの腹を銃撃している。
それなのに…こんなにも撃っているのに全く効き目がない。
「チッ…こうなったらミランダ!レヴェンを探してオーバーフラッグでドラゴンを」
「それじゃあ間に合わないよ!」
レヴェンの方はもう少しで気分が悪くなるのから復活するって言っているけれど、もう探している時間はない。
アンジュがドラゴンに吹き飛ばされて、銃を手放してしまった。私を含む5人が、アンジュを守るために銃で集中攻撃をしてドラゴンの足止めをしているけれどまだ生きている。
「あのドラゴン、俺達じゃなくてアンジュを狙ってやがる!」
ドラゴンはレイゼル達を無視して、武器を持っていない無防備のアンジュを殺そうとした。その時にタスクが修理中だったヴィルキスが起動して、アンジュを守るかのようにメイルライダーが乗ってないのに動いて、ドラゴンに向かって撃っていた。
アンジュがそばにあるナイフを手にして、一人で突っ込み、畳かかったドラゴンの喉に何度も何度もナイフで刺し殺したりして確実に仕留めた。
夜が明けて、調子が悪くなったレヴェンが復活して、すんなりとレイゼルの腕輪に戻っていた。
「おいレヴェン!今までどこをほっつき歩いてたんだ!こっちは苦労したんだぞ⁉︎」
(すまない。私の方も治すのに手こずってな)
ドラゴンの死体が海に流れていき、それを私達7人全員が眺めていた。
ドラゴンは飛行機に吊られて氷で囚われたドラゴンを何処かに移動している途中で助けるために襲ってきた。その光景をタスクとアンジュの二人が見ていた。
ドラゴンが二人を襲っているときにミランダとココの二人がそれを見てすぐさまレイゼルの方に走って駆けつけていた。ドラゴンは氷で囚われたドラゴンを助け、自分達の世界を仲間と一緒に帰りたかったために助けようとして襲ってきた。
「なぁ、ナオミ。俺達の方にくるか?こっちにはミランダとココの二人がいる。戦い方の方は勿論、俺とレヴェンが教えてやる。
できれば戦力として頼もしいし喜んで歓迎もする。だから、こっちに来て欲しってお願いだけど…来るか来ないかはお前次第だ」
「一緒に来ない?君はちょっと乱暴だけど綺麗だし可愛いし美人だし、君の裸を見ちゃったわけだし…責任はとるよ」
レイゼルさんは私を、タスクさんの方はアンジュを誘ったりしているけれど。
私の方はレイゼル達と一緒についていくのかというのは正直躊躇いがあった。
私の方についてはアルゼナルが帰るべきだし、ミランダとココはレイゼル達が帰るべき場所になっているからどうにもならない。
でも、アンジュの方はチームのボロボロの原因にされて、嫌がらせされて帰るべき場所がないからって言っていたから。
その時に、ヴィルキスから通信が来た。ヴィヴィアンの声がしてて、私とヒルダ隊長、アンジュの生存の確認が聞こえている。
「今は、あそこしか帰る場所がないから」
私達ノーマは帰るべき場所であるアルゼナルに帰って行く。レイゼル達の方も無人島から何処かに去ってしまう。
「じゃあな…お兄ちゃん」
「またな、じゃ…フェスタの1日後…ヒルダの実家近くで会おう」
みんな、無人島から離れて行く。私とアンジュとヒルダ隊長はアルゼナルに…タスクさんとレイゼルさん、ミランダとココは何処かに。レイゼル達については妹を取り戻すためにまた会うかもしれないけど…
次会うときはヒルダを取り戻すとして敵同士になるのかな?できれば…彼らとは争い合いたくないって思ってる。
*****
俺はミランダとココを連れて…無人島からさっさと出て行った。妹であるヒルダはまだ、約束をした為に連れて行かないことにした。
ナオミの方はこちらにミランダとココがいるから仲間に誘えるのかと思っていたけれど結局断られた。次会うときは、敵同士にはなりたくはないな。
タスクが何者なのかは分からない、が。少なくとも俺達の敵じゃないことだけはわかった。
アルゼナルのノーマ達のことだから仲間であるアンジュとヒルダを救助するために連れて帰ると思うだろうし…俺もアルゼナルで捕まるわけにもいかないからな。
「義理兄として、何を為すべきか…ね」
俺の方はちゃんと妹と会って話をつけてよかったって思っている。作戦の時とかで色々とトラブルがあってヒルダ以外のナオミって子も連れて行ってしまったが
「ナオミか。良い子…だな」
(また会うのだろ?妹と)
「…まぁな」
ミランダとココの二人からするとナオミと同じ同僚で、生きて会えることにお互い嬉し泣きしていたらしくてな。
「できればナオミもこっちに誘いたかったんだけどな〜」
「ま、ナオミが決めたことに私らがとやかく言っても仕方ないよ」
ヒルダの件については再会したとしてちゃんと10年前に助けられなかったことについては謝った。その後は強引に連れて帰るっていう手段もあったけど…甘いのは分かっている。
けど、前にも約束破ったのにまた約束破りなことをするわけにはいかない。
だから、その時が来るまで俺は待つよ。ヒルダともう一度会って、母親に会って…俺は『来るか』っていう質問をして、妹の本心を聞きたい。そう思いながら俺は10年前に林檎の木下でヒルダとその母親と一緒に撮ってある写真を見ていた。
「次は、アルゼナルのフェスタの1日後…ヒルダの母親の誕生日に、か」
その写真は家族の仲がとても良かった。
でもその仲が続いているかどうか俺にも分からない。
ノーマだからいけないというのは街の周りから見て分かっていたことだけれども、家族については拒絶されるのか許し、ヒルダを受け入れるのかということが、ヒルダの母親ともこれっきりで会ってないから分からなかった。
紅と黄金の違い
アンジュ…ヒルダとは無人島で仲直り。
タスク…エクシア所持していない。
再現データ、ゼラードは出していない。
ヒルダ…無人島で兄とナオミによってアンジュとの対立が少なくなってる。アルケーガンダムはまだ渡してない。
レイゼル…ミランダとココに接点があるナオミを仲間にしようと思っている。
レヴェン…さっきから無人島編は体調不良だから活躍なし。
報告として紅と黄金については一時凍結となります。本当に申し訳ありません。
今度からはこの物語を書こうと思っていますので、これから先シルヴィアがドS&スタンドを持つのかゾーラの方は後からレグナントを持つのかなど変更点がいろいろ出ます。