ナオミです。サリアと私はレヴェンさんとメール交換してヒルダが本当に死んでしまったかどうかを確認してました。
「ヒルダ!生きてたんだ!」
レヴェンさんからメールで写真が送られて、ヒルダが生きていることがわかってとても嬉しかった。でも、私達2人があの事故でヒルダが生きていたことがわかったとしても
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今は誰にも言うな。言ってしまえば、みんなを混乱させる。
我々の動向を監視している輩がいる。そいつらがヒルダのいる輸送機を破壊した。言おうとしたらそいつらが動き、アルゼナルを襲って来る可能性大だ。
君達も返答をするのに困るだろう。
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ヒルダが実は生きているっていう事実をみんなには…話せなかった。ヒルダか生きてるって言って写真を見せても無駄なのかもしれない。
生きているのが分かったとして、レイゼル達を知らなかったらロザリーやクリスが聞いてもレイゼル達がヒルダを人質にしたってことにもとらえてしまう。
「サリア」
「とにかく、みんなには言わないほうがいいわね」
私達はメールとの交流を終えて、電源を切り、そっとパソコンを閉じた。
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次の日の朝。
俺はヒルダと一緒に寝ている。
こういうのは本当に久しぶりだ。
「おいヒルダ。起きろって」
「んだよ、まだ眠たいんだよ…」
ミランダとココの2人はもう既に起きてて、部屋で待機している。俺たち2人が朝食をとっている間にレヴェンの口からサリアからのメールのことでヒルダを死んだことにされているのを知った。
「おい、どうゆうことだよそれ…じゃあ私死んだことになってんのかよ⁉︎」
「一体誰が…」
輸送機が黄金の機体によって破壊されたことにより、ヒルダが死んだことにさせられていた。あれをやったのは俺達じゃない。スマルトアロンとジンクス…誰かがあの機体を利用して輸送機を破壊したのは俺たちがその場にいたから分かっている。
「…おいちょっと待て。アンジュにだって恩がある…それじゃあ助けに行きたくても」
「あぁ、勿論。我々がアルゼナルに行ったり、ノーマの手助けをすれば即刻敵扱いとなるだろう…ヒルダという仲間を殺したということになっている。情報ではな」
「クソッ‼︎」
俺達が動かせまいと誰かが妨害しているとしか思えない。敵がどう動くか分からないのもあるし、標的が俺達なら数の暴力でやられるということもある。
「ん?ドラゴンか、一体どこから」
レーダーからアルゼナルの上空に大量のドラゴンが襲われていることがわかる。俺はヒルダと一緒に行こうとするけど、
「…どこに行くつもりだマスター。まさか、アルゼナルのノーマ達を助けに行こうとか言うんじゃないんだろうな?」
「それは、ツッ…」
「ドラゴンどころか、メイルライダーにも狙われ、また奴らが出てくることもあるんだぞ?」
レヴェンに止められた。助けに行こうとしたところで第1中隊は俺を見逃すのは誰もいない。ドラゴン、ノーマ、ヒルダを襲った謎の連中…それらに襲われ、挟み撃ちになれば逃げることはままならない。
分かってるけど…
「おい!だったら私がまだ生きてるってあいつらに言えばそれで」
「そんなことをしてみろ、お前という餌を利用して第一中隊を陥れることだったあるんだぞ」
ヒルダが第1中隊を説得してアルゼナルに帰るという方法もあるが、その前に撃墜しようと不意打ちを狙うこともある。助けに行きたくても行けず、完全に動けないままになっていた。
「兄貴の持ってるアルケーガンダムを貰ってそいつらをぶっ潰せばいいだろ!操作は兄貴に後から教えて」
「…少なくともドラゴン、ノーマとの戦闘に巻き込まれて両方の勢力に巻き込まれるぞ?そんな混戦の中で戦えれるのか?」
ドラゴンがノーマの本拠地であるアルゼナルを襲っているのを見たミランダとココは部屋から出て俺にどうするかを聞いてきた。
「出撃しないんですか?」
「…あぁ、アルゼナルの連中が俺たちのことを誤解している。敵としてな」
アルゼナルにいるナオミやアンジュを助けに行きたいのもあるし、気持ちはわかる。でも、アルゼナルが壊滅するのもあるけど俺達が全滅したらかなりまずい。
「いや、俺達でなくても彼らはなんとか退けれるそうだ。ドラゴンが離れていく」
パラメイルを出撃させたことによって、ドラゴンが撤退していく。しかし、シンギュラーの近くに、ドラゴンを取り囲んだ機体が3つあった。
「ドラゴン側に、パラメイル⁉︎」
「なるほど、単にドラゴンが戦力だけではない。そしてシンギュラーがアルゼナル上空に開いたのは本拠地を潰すため…奴らも馬鹿ではないということか」
歌が聞こえる。歌が聞こえる方を見ると、パラメイルの両肩から光が集まってる。歌い終えると、その両肩からの砲撃は…エレノア隊とベティ隊が壊滅状態に陥り、アルゼナルは大きな損害を受けてた。
「な、なんだよあれ⁉︎」
「あの機体、調べてみたら相当厄介だな」
収斂時空砲といって…どうやらある条件が達成して使用することのできる次元兵器。俺達が助けに行けば、あの攻撃の餌食になってたのかもしれない。
「なんてものを持ってんだ」
撤退していたドラゴンがまたアルゼナルを襲っている。ようやく第一中隊が出て、周囲にいるドラゴンを撃破していく。アンジュがヴィルキスに乗って、アルゼナルを破壊したパラメイルと戦っていた。
それだけではなく、もう一度歌を歌ってヴィルキスを葬ろうとする。
「まずい!あのままだと」
「いや待て!」
レヴェンに止められた。
もうすこし、様子見を続けると、アンジュの方にも歌が聞こえる。すると…互いのパラメイルが黄金になっていた。
そして互いの収斂時空砲が炸裂する。
光が眩しくてみんな前が見えなかったけど、前にある光が薄れていくとドラゴンやパラメイルの三機はシンギュラー撤退していった。
あそこで何があったのかは俺達は知らない。
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結局あれ以降、私達を助けに来てくれる黄金の機体はいなかった。動きたくても動けなかったって言った方がいいのかな…
「ナオミ?おーいナオミ!」
「あぁうん?一時帰投だっけ?ごめんなさい」
ヒルダが安全なのは嬉しいし、レイゼルさんの方も輸送機を落とした犯人じゃないっていうのは分かった。
「レイゼルさん…」
レイゼル達が協力しても、ロザリーとクリス…他のみんなも同じノーマの仲間であるヒルダの仇として見られている。見つけ次第賞金首の報酬が高くなった。機体を破壊しても、乗っている人だけでも捕らえたら報酬を高くするって。
困りながらジル司令にしたがってアルゼナルに帰投しようとしたけど…
『もう少し、もう少しであのイベントが終われば…アルゼ☆ルは○○して…遂に…お前を…ナオ◆を手に入れれる。待ってろよ?』
「⁉︎」
アルゼナルに帰ろうとしたら突然声が頭から聞こえて悪寒がした。誰かいるんじゃいのかと思ってすぐに振り向いたけど…誰もいない。
「ナオミちゃん?」
「な…なんでもありません!」
エルシャに返事をされて、冷静になれた。誰かに見られているような視線を感じて、気分が悪くなってる。急に身体が震えてて、すぐにでもアルゼナルに帰投したい思いだった。
でも私だけ気づいて他の第一中隊のみんなは気付いてない。
「他の誰かが…私のことずっと見てるの?」
『…の物だ。…の所有物だ。だってこの桃色の髪のした女は』
また聞こえる。確かに聞こえたのは桃色の髪をした女って聞こえて私のことだとはっきりと分かる。
そのことに怖くてたまらなかった。
まるで誰かにつけられてるようで、尾行されているんじゃないのかと思う。でも誰が私に付きまとっているのか、分からない。
「もう、帰ってサリアに相談したい…」
とにかく…今すぐにここから立ち去りたかった。すぐにでもサリアか、またメールとしてレヴェンに相談してもらおう。
今日は、何かがおかしかった。