林道を車を走らせる美香。
背後に不審な車が張り付く。
その車からは同種の放つ信号を感じる。
美香が車を止めると、後ろの車両も停車した。
車から男が降りてくる。
男は無表情で美香の車に近付く。
美香は車を降りた。
「お前、榊原 美香だな?」
「何の用?」
「裏切り者は殺す!」
男の頭部がカマに変わる。
美香も頭をカマに変え、迫り来る男のカマを弾く。
「隙あり!」
美香は男の隙を突いてカマで首を吹っ飛ばした。
寄生生物はミイラ化して死滅した。
頭を元に戻した刹那、背後で気配を感じた。
「う、うわああああ!」
男性が悲鳴を上げて逃げていく。
(み、見られた!?)
美香は車に乗り込む。
一刻でも早くここを立ち去らなくては、そう思い美香は車を走らせた。
千歳空港。
美香は羽田行きの便に搭乗していた。
旅客機が離陸し、一時間ほどで羽田に到着する。
美香は飛行機を降り、バスで地元へ戻り、家に帰った。
ドアに鍵を挿し、解錠しようとしたが、回らない。
不審に思い、ドアを引っ張ってみると開いた。
中から物音がする。
「誰かいるの!?」
警戒しながら中に入る。
目出し帽の男がクローゼットを漁っていた。
「誰?」
目出し帽の男はナイフを取り出し、美香に襲い掛かる。
美香はナイフを持った方の手首を掴み、反対の手で
「ぐっ!」
男は力を失って倒れた。
美香は直ぐに一一〇番をして警察に男を引き渡した。
部屋を整理する美香。
ピンポン──インターホンが鳴った。
美香は玄関に移動してドアを開けた。
外には女性が立っている。
「どちら様?」
女性の頭が割れてカマが出て来る。
美香も頭をカマに変えて攻撃を弾き、隙を突いて首を吹っ飛ばした。
パラサイトはミイラ化して死滅する。
美香はドアを閉めた。
「最近狙われ過ぎ」
部屋に行き、ベッドに腰掛けた。
ピンポン──再びチャイム。
美香は玄関に行き、チェーンをかけてドアを開けた。
「何ですか?」
男が二人、警察手帳を見せてくる。
「あなたの家の前に遺体があったのですが、何かご存知ですか?」
「知らないですね」
「そうですか。失礼します」
刑事たちは去っていった。
美香は部屋に戻った。
「どうしよう……?」
窓から外を覗くと、先程の刑事の姿が見えた。張り込みをしている。
美香は外へ出た。
「刑事さん、帰らなかったの?」
「ああ。お前を消すまではな」
二人の刑事の頭がカマに変わった。
「二人がかりなんて冗談じゃないわ!」