HSDD〜ディオドラ外伝〜   作:モリブデ

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 気付いたらお気に入りが40件を越えていました。
 皆様ありがとうございます
 拙い文章表現ですが宜しくお願いします

 では、どうぞ


この世界は

 踏み台悪魔を倒したディオドラにお礼を言おうとして倒れた赤譜

 

 

「赤譜!?」

 

 

「赤譜ねえさま!?」

 

 

 悲痛の声をあげる黒歌と白音慌てて体を揺すろうとする2人に

 

 

「落ち着いて。一旦私の屋敷に運ぶ。其でいいかな?」

 

 

 落ち着かせ2人に聞くディオドラ。2人が頷くのを確認すると赤譜をお姫様抱っこした

 そして帰還用魔法陣の札を使い黒歌、白音を連れて屋敷に戻った

 

 

 

 

 因みに踏み台悪魔達は後から回収した

 

 

 

〜ディオドラの屋敷にて〜

 

 

 

「……んっ……」

 

 

 ベッドの上で1人の女の子が寝ている。もぞもぞと横で何かが動きうっすらと目を開ける女の子

 

 

「……あれ? (ここは……そうだあたし達悪魔に追われてて……って!? ) 黒歌姉さん! 白音!」

 

 

 寝起きでぼーっとしていたが直ぐに思い出し勢い良く上半身を起こす赤譜

 すると

 

 

「ふにゃあ!?」

 

 

 右横から声が聞こえ横を見ると驚いた表情で固まってる白音と目があった

 

 

「赤譜ねえさま!」

 

 

 目があった瞬間赤譜に抱き着く白音。抱き着きながら

 

 

「良かった……良かったです……もう3日も目を覚まさないから……心配して……」

 

 

 段々涙声になり最後は肩を震わせ泣き出した

 白音を抱きしめ優しく頭を撫でながら

 

 

 

「ごめんね。心配かけて……」

 

 

 優しく抱きしめた赤譜

 抱きしめられながら泣いていた白音であった

 

 

 

「落ち着いた?」

 

 

「はい……」

 

 

 

 暫く泣いて落ち着きを取り戻した白音は赤譜から恥ずかしそうに離れた

 

 

 

「ねぇ、白音さっき3日眠ってたと言ったけど……あたしはそんなに寝ていたの? 黒歌姉さんはどうなったの? それにここは何処?」

 

 

「はい。疲労と睡眠不足等ですごい衰弱していましてずっと寝ていました。黒歌ねえさまも寝ていましたが昨日、目を覚ましています。ここは、ディオドラさんのお屋敷です」

 

 

 赤譜の立て続きの質問に一瞬驚いた表情をしたが直ぐに答える白音

 教えて貰うと座ったまま自分の体をぐるっと見る赤譜。体に意識を集中するも悪魔になった気配はない

 そんな姉の動きを不思議そうに見る白音に

 

 

 

「白音。貴女ディオドラに何もされてない? 悪魔に転生させられたとか……その色々とされたとかない?」

 

 

「大丈夫ですよ。ねえさま、ディオドラさんは悪魔ですけど優しいです。私達は悪魔になってないです。それ処か私達は色々とお世話になってます」

 

 

 

 嬉しそうに言う白音

 

 

 

「そう……(ディオドラはシスター以外興味がないのかしら? それとも転生者なのかしら? )」

 

 

 

 一言だけ言い考え込む赤譜を不安そうに見る白音

 そこへ、ノックが聞こえた後ドアを開けて少年と黒髪少女が入ってきた

 

 

 

「失礼するよ。目を覚ましたんだね。良かった」

 

 

 赤譜を見て優しげに微笑むディオドラ。

 

 

 

「赤譜!」

 

 

 

 ディオドラの後ろに付いて入ってきた黒髪美少女、黒歌は赤譜に駆け寄り抱きしめた

 

 

 

「良かったにゃ……あんなにひどい目に合わせてごめんなさい。大丈夫にゃ?」

 

 

「姉さん、あたしは全然気にしてないから大丈夫。心配かけてごめんね」

 

 

 少し抱きしめた後離れる黒歌と赤譜

 赤譜はディオドラに向き直り

 

 

 

「あたし達を助けて頂きありがとうございます。それで、あの後どうなったのですか?」

 

 

 

「どういたしまして。と言っても私は大した事はしてないけどね。説明しようか」

 

 

 

 赤譜が倒れた後の事を説明するディオドラ

 

 あの後赤譜をお姫様抱っこして自分の屋敷に帰還

 赤譜と黒歌の傷の手当てをする。赤譜はベッドでお休みし黒歌と白音は御飯を食べてお休みした

 お休みした次の日に比較的軽傷で疲労もなかった白音が起きた。その次の日に黒歌が起きたが赤譜は眠ったまま

 そして今日、赤譜が目覚めて今に至る

 なお3姉妹を我が物にしようとした、あの悪魔の家柄は上級悪魔の家柄だったが、アスタロト家に比べると爵位は断然下である

。家の現当主である踏み台悪魔の父親に“ディオドラ・アスタロトの大事な身内を自分の眷属にしようとした事覚悟出来ていますか?”の手紙を転送した。その数分後、当主が顔を真っ青にしてボコボコに顔がはれた踏み台悪魔を連れて来て、踏み台悪魔と一緒にいきなり土下座をして何度も謝ったのだった。黒歌と白音は、最初は驚き目をぱちくりさせていたが、もう気にしていないと言った。それを聞いた当主は私に確認して来たので2人が言うならそれでいいと答えると凄い安堵の表情を浮かべた

 そして2度とこの様なバカな真似はさせないと誓い帰って行った

 

 説明を聞き終えた赤譜は

 

 

 

「ディオドラさん改めてありがとうございます……その……1つ聞きたい事があるんですけど」

 

 

 

 深々と頭を下げる赤譜

 

 

「聞きたい事は何かな?」

 

 

 

「えっと……2人きりで話したいので、黒歌姉さんと白音は悪いんだけど席外してほしいの」

 

 

 

 言われて何か言いかけた黒歌と白音だが赤譜の真剣な表情ともの言わせぬ雰囲気に部屋を出る2人

 

 

 

「さて、聞きたい事とは?」

 

 

「はい、単刀直入に言います。ディオドラさんは転生者ですか?」

 

 

 

「ッ!?」

 

 

 

 驚くディオドラ。優しげな表情を浮かべていた顔が鋭くなり真正面から見られた赤譜は肩をビクッと震わせた。少し鋭い表情のまま沈黙が続いたが

 

 

 

「君の言う通り私は転生した者だよ」

 

 

 

 何時もの優しげな表情に戻り答えた

 

 

 

「やっぱりそうなんですね。あたしも転生者です。それでは、右手にある力は神様から貰った特典ですか?」

 

 

 

「君も転生したのか……力は貰ったと言うより前世で持っていた力をこの世界にあった形に替えたものだね」

 

 

 

「前世で持ってた? 替えた力? えっ……えっ?」

 

 

 

 訳がわからずポカーンとした表情で固まる赤譜

 そんな彼女の姿を見て苦笑いしながら

 

 

 

「そうだな。まずは私の前世の話を簡単にしようか」

 

 

 

 そして自分の前世を静かに語り出すディオドラ

 光と闇の戦争。その戦いの中に身を置き最後は仲間を護り死んでいった事を……

 聞き終わった赤譜は想像していた事と違い絶句して固まっていた

 

 

 

「(転生……てっきりあたしと同じ現代の日本からだとばかり思ってたわ……でも、そうよね……そんなのあたしの勝手な決め付けでしかない)……ふぅ……ディオドラさんの過去は分かりました。今度はあたしの前世を話します」

 

 

 

「いいのかい?」

 

 

 

 一呼吸置き話す赤譜に聞くディオドラ

 

 

 

「はい。ディオドラさんのだけ聞いてあたしの話をしないのはおかしいですから」

 

 そして、話す赤譜

 自分の過去とハイスクールD×Dの大まかな流れと本来のディオドラ・アスタロトについて話した

 話を聞いたディオドラは自分の顔を右手で抑えうつ向いていた

 

 

 

「何て事だ。だとしたら私のせいで本来のディオドラが消えてしまった事になる」

 

 

 

 やってしまったと言う表情になるディオドラに

 

 

「そこはディオドラさんのせいではないですよ。寧ろ原作のディオドラより今のディオドラさんの方が間違いなくいいです。だから頑張って生きていきましょう!」

 

 

 はっきりと断言する赤譜

 

 

「そうだね。今の私は間違いなくディオドラ・アスタロト……私なりの生き方をするよ……それより」

 

 

 

「はい! で、それより何ですか?」

 

 

 

「先程話の中に出てきたアーシア・アルジェントだが、私が転移魔法の失敗で人間界に跳ばされた時に会った事がある」

 

 

 

「へっ? えぇぇぇ!? 本当ですか!」

 

 

 

 ディオドラのカミングアウトにすときょんな声を出す赤譜

 

 

「ああ……だが、彼女は……しかし……よし」

 

 

 

 赤譜の問いに何かを考えながら曖昧に答えるディオドラだかやがて自分の中で答えをだし部屋の外で待っている黒歌と白音を中に入れた

 

 

 

「話は終わったかにゃ?」

 

 

 

「ああ一応はね。で、急で悪いけど此れから人間界に向かう。君達に会わせたい人がいるんだ」

 

 

 

 いきなりの事に驚く3人。赤譜がディオドラの顔に近付き小声で

 

 

 

「会わせたい人ってアーシア?」

 

 

 

 それに対してディオドラも小声で

 

 

 

「それもあるけど会ってからのお楽しみだよ」

 

 

 

「何を話しているんですか?」

 

 

 

 ディオドラと赤譜の小声のやり取りを不思議そうに聞く白音

 

 

 

「ごめんね。何でもないよ。では向かおうか」

 

 

 

 と言い転移用魔方陣が書かれた紙を使い人間界に向かった。

 

 

 

 

 

 

 着いた場所はヨーロッパのある森の中だった

 其処から森の中を少し歩いて目的の場所に向かった

 向かう途中に今から行く目的を伝えると最初は驚く3人だが最後は納得していた

 そしてある建物に着いた。中から子供達の声が聞こえて来る

 

 

 

「ここが、そうかにゃ?」

 

 

 

「その通り」

 

 

 

 黒歌の質問に答えながら扉をノックすると

 

 

 

「はーい、少々お待ち下さいね」

 

 

 

 女性の声が聞こえた。少しして

 

 

 

「お待たせしました……あらディオドラ君お久しぶりです」

 

 

「はい、お久しぶりです」

 

 

「(うわぁぁぁ! 似てるょぉぉ!)」

 

 

 

 挨拶をかわすディオドラ。ディオドラの後ろで立っている赤譜は出てきた女性を見て驚く

 出てきた女性はリ〇カルな〇はのプ〇シアの若い頃にそっくりだからである

 更には、体全体から慈愛と母性が滲み出ていた

 

 

「それで、今日はどういったご用件かしら?」

 

 

 

「彼女達をアーシアに会わせてあげたいんです」

 

 

「えっ!? 大丈夫なの」

 

 

 

 ディオドラの用件を聞いて驚く女性。顔が若干鋭くなった

 

 

 

「彼女達なら大丈夫です。アーシアとも友達になれると確信して連れてきました。私を信じて下さい」

 

 

 

 少し思案する女性。

 

 

 

「そうですね。貴方がそこまで言うなら分かりました。アーシアを呼んで来ますので中でお待ち下さい」

 

 

 

 ディオドラ達を中に入れる女性。別の女性にアーシアを呼んで来て貰い自分はディオドラ達を一室に案内した。4人が席についたのを見て

 

 

 

「ではディオドラ君、彼女達の自己紹介して頂いてもいいかしら?」

 

 

 

 頷くディオドラ。黒歌から順に自己紹介をしていった。因みに3人は今は猫耳と尻尾を隠しているので、3人共猫又であり姉妹だと言った

 

 

 

「えっと、黒歌さんと赤譜さんに白音さんね。自己紹介ありがとうございます。さて私の番ですね。私の名はコカビエル、堕天使をしていてここの孤児院の院長を任されています」

 

 

 

 と自己紹介した瞬間

 

 

 

「えっ!? コ、コ、コ、コカ、コカ、コ、コ、コッ!?」

 

 

 

 思わず立ち上がり何か言おうとするも言葉に詰まる赤譜

 

 

 

「あ、赤譜!? どうしたの!?」

 

 

 

「あ、赤譜ねえさま!? 鶏みたいになってどうしたんですか!?」

 

 

 

 そんな赤譜の様子に驚く黒歌と白音。暫くあうあうとなってた赤譜だったが

 

 

 

「すみませんでした。いきなり堕天使の方と聞いてびっくりしました(本当はコカビエルは男だと思ってました、なんて言えない……しかも性格全然違うし)」

 

 

 

 落ち着きを取り戻した赤譜は頭を下げた

 

 

 

「いいえ、此方こそ驚かしてごめんなさいね」

 

 

 

 そんな赤譜にコカビエルは逆に謝ってきた。そこへ

 

 

 

「お待たせしました」

 

 

 

 1人の金髪美少女が部屋に入ってきた

 

 

 

「アーシア、こちらへ自己紹介をお願いします」

 

 

 コカビエルに促されディオドラ達の側に来るアーシア

 

 

 

「はい、院長先生。初めましてアーシア・アルジェントと申します」

 

 

 

 自己紹介をするアーシア。補足する様にコカビエルが

 

 

 

「アーシアは天使と堕天使のハーフなんです」

 

 

 

「はい、そうです」

 

 

 

 と1対2枚の右に白い羽、左に黒い羽をだすアーシア

 

 

 

「「「えっ!? ……えぇぇぇぇぇぇ!?」」」

 

 

 これには黒歌と白音も驚いたが1番赤譜が驚いていた。ディオドラは知っていたので穏やかな笑みのまま座っている

 

 

 

「アーシアは天使の父親と堕天使の母親の元に産まれたの。そのせいで天使側と堕天使側の両方から迫害を受ける事になってしまったの」

 

 

 

 コカビエルが言うと一瞬暗い表情になるアーシア。だけど

 

 

 

「でも、院長先生に助けて頂きましてここまで育てて下さったのですから感謝しています」

 

 

 

「当然ですよ。貴女もここの子達もレイナーレも私の可愛い子供なんですから」

 

 

 

 と言いアーシアの頭を撫でるコカビエルに途中気になる名前が出てきて質問する赤譜

 

 

 

「あの……今レイナーレって名前が聞こえたんですが誰ですか? 後アーシアさんは神器は持たれてないんですか?」

 

 

 

 言葉を選びながら聞く赤譜に

 

 

 

「レイナーレは堕天使総督アザゼルと私の娘です。アーシアには神器はないんですよ」

 

 

「ッ!? ……そ、そうですか……ありがとうございます」

 

 

 

 必死に驚きを抑えてお礼を言う赤譜

 

  そこに

 

 

 

「失礼します。お茶をお持ちしました」

 

 

「お菓子も持って来たぞ」

 

 

 

 と紅茶をお盆にのせた金色の髪を肩にかかる位の長さに揃えている優しそうな感じの女性と全身青色の大型の狼が首からぶら下げた篭にお菓子を入れて部屋に入って来たのを見て

 

 

 

「ひぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 

 絶叫した赤譜であった

 

 

「えっ!? ちょっと赤譜さっきからどうしたにゃ?」

 

 

 

「えっと、私なにかおかしな事したかしら?」

 

 

 

 入って来た女性はおずおず聞いて来た

 

 

 

「いえ……その……あたしの良く知った人に良く似ていたので思わず大きな声を上げてしまいました。ごめんなさい」

 

 

 

「そうだったんですね。大丈夫です。気にしてませんから」

 

 

 

 と言いながら皆の前に紅茶を置いて廻ると青色の狼から篭を取り机の真ん中に置いた

 

 

 

「2人にも自己紹介して貰った方がいいわね。お願いできるかしら?」

 

 

 

 アーシアに目配せして頷いたのを見て女性と狼に聞くコカビエル

 

 

 

「分かりました。私は夜天の書の主であるアーシアちゃんの守護騎士の1人“湖の騎士シャマル”と言います。魔法は回復・補助が得意です。宜しくお願いします」

 

 

 

「我は守護騎士の1人“盾の守護獣ザフィーラ”だ。攻撃・防御がメインだ。今は狼だが人の姿にもなれる。以後宜しく頼む」

 

 

 

「夜天の書?」

 

 

 

「守護騎士?」

 

 

 

「(やっぱりね)」

 

 

 

 

 呆けた顔になり首を傾げる黒歌と白音はアーシアを見た

 心の中で納得する赤譜

 

 

「あのですね……えっと」

 

 

 

 説明しようとしてしどろもどろになるアーシアに

 

 

 

「私から説明しましょうか?」

 

 

 

「はぅ〜お願いします」

 

 

 コカビエルに申し訳なさそうに言うアーシア

 

 説明を纏めると

アーシアの母親堕天使が次元の隙間から落ちて来た本を拾う(ボロボロになっていた旧闇の書)

 調べた結果殆どの機能が使えない状態だったが本に掛かっていた呪いやバグを取り除く事に成功

 夜天の書に戻り唯一残っていた機能が守護騎士システムだった。逸れでも本来4人居る騎士だったが2人しか残っていなかった

 それが、シャマルとザフィーラであった。まだ幼いアーシアの守護としてアーシアを主として認定したのだった

 其から少ししてアーシアの両親は行方不明になった

 そしてコカビエルに引き取られる

 余談だがシャマルはアーシアの母親がした設定により料理が出来る様になっていた

 

 

 

「大変だったんだにゃ」

 

 

 話を聞いた黒歌がポツリと呟いた

 

 

 

「そんな事はないですよ。シャマルさんやザフィーラさん院長先生に孤児院の皆が居て下さいますから……もし良かったら黒歌さん赤譜さん白音さんの事お聞きしてもいいですか?」

 

 

 

「私も聞きたいです」

 

 

 

 シャマルがアーシアの意見に賛同した

 

 

 

「大した事ではないですがいいですよ」

 

 

 

 赤譜が答え今までの事を話す赤譜達3姉妹

 全て話し終わった時コカビエルによって3姉妹は抱きしめられていた

 

 

 

「「「へっ?」」」

 

 

 

 3人同時に声をあげた

 

 

「辛かったわね。もう大丈夫だから……私が貴女達のお母さんの替わりでは駄目かしら? こうして抱きしめてあげる事しか出来ないけど」

 

 

 

 言いながら背中に生えている5対10枚の黒い羽も使い包む様に抱きしめていた

 欲に堕ち黒くなったはずの羽から感じたのは何年もの間忘れていた筈の母親の優しさと温もりだった

 母親の愛に触れた3人は人目も構わず涙を流しながらコカビエルに抱き付いていた

 コカビエルも3人の頭を優しく撫で続けていた

 

 

 

「恥ずかしいにゃ……」

 

 

「本当にね……」

 

 

 

「あう……にゃあ〜……」

 

 

 

 落ち着きを取り戻した3人は嬉しさ以上に込み上げてきた恥ずかしさに顔を赤くしていた。

 

 そこに

 

 

 

「ただいまー! あれ? お母さん、アーシア、お客さんなの? 」

 

 

 

 1人の女性が帰って来た。ディオドラ達が居る部屋に顔だけ出して覗く女性はレイナーレ。コカビエルの娘である

 

 

 

「あっ!? ディオドラ君だ! お久しぶりーで、何かあったの?」

 

 

 

 ディオドラに気付き嬉しそうにするが直ぐに不思議そうにした

 

 そんな娘の問いに

 

 

 

「私がこの子達のお母さんになったの。貴女の新しい義妹達よ」

 

 

 

 いきなり驚き発言をするコカビエル

 

 

 

「「「えぇっ!? あの……その……」」」

 

 

 

「ちょ、ちょっと待って!? 話が全く見えないんだけど!? 誰か説明お願いします!」

 

 

 

 コカビエルの発言に更に顔を赤くする3姉妹と自身の母親以外の誰かに説明を求めるレイナーレ

 

 

「私達がお話します」

 

 

 

「私からも話そう」

 

 

 

 レイナーレに説明するアーシアとシャマルとディオドラであった

 

 

 

「成る程ね……じゃ、今日は皆で色々お話しようか! 黒歌ちゃん達も泊まって行ってよ」

 

 

 

 この親にてこの娘ありな話しをするレイナーレ。流石にそれは迷惑がかかると首をふる黒歌達だが

 

 

「遠慮しないで、貴女達はもう私の娘なんだから」

 

 

 

「私も皆さんともっとお話したいです」

 

 

 

 コカビエルとアーシアにお願い(?)されて頷く3姉妹だった

 

 

 

「では、私は一旦屋敷に戻ります。無断で来ているので」

 

 

 

 今まで殆ど喋らずずっと聞いていたディオドラが声をかけた

 

 

 

「えっ!? ディオドラ君も泊まっていったらいいのに」

 

 

 

「お気持ちは有難いのですが、しなくてはいけない事もありますので。それに彼女達の事も家の者に話さないといけないので、今日はこれで失礼します。明日また迎えにきます」

 

 

 

 レイナーレの提案を丁寧に断るディオドラ

 

 

 

「また明日にゃ」

 

 

 

 

「ディオドラさん我が儘言ってごめんなさい」

 

 

 

「あの……ありがとうございました」

 

 

 

 「ああ、今日は楽しむといいよ。コカビエルさんお願いします」

 

 

 

 3姉妹に笑顔で答えてコカビエルに頭を下げるディオドラ

 

 

「はい、分かりました」

 

 

 コカビエルの返事を聞き帰還用魔法陣の札を発動させて自分の屋敷に戻ったディオドラ

 今までの事を両親に報告して部屋に戻るディオドラ

 

 

 

「ふぅ……かなり強引に連れて行ったけど間違ってなかったかな? (彼女達が平和に暮らせるなら1番なんだけどな)」

 

 

 

 どうしたら3姉妹が幸せになるか考えるディオドラだった

 

 

 

 

 

   ―次―

 




 コカビエルが完全にお母さんになってしまいました

 ここまで読んで頂きありがとうございました
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