HSDD〜ディオドラ外伝〜   作:モリブデ

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 再編集しました
前回載せた時より短いです

 良かったらどうぞ


家族の想い

 

 

 先に屋敷に戻ったディオドラは1人で3姉妹の事を考えていた

 

 

 

「(本来なら黒歌と白音は眷属になっていた。それに別れて暮らす事にもなる……彼女達を悪魔に関わらすと眷属になってしまう可能性があるな……本人の意思ならばいいがそうでなかったら……何にせよ彼女達が戻って来てからだな。このままコカビエル院長先生の元に居たいならその方がいいかもな)」

 

 

 

 赤譜から聞いた話も踏まえて考えていた

 

 

 

 その頃コカビエルの所に泊まる事になった3姉妹は、孤児院の子供達と自己紹介を交わした

 年齢も近い事もあり1時間もかからず打ち解けた。そして皆で遊ぼうと話をしていると

 

 

 

「ただいまっす」

 

 

「ただいま」

 

 

「只今戻りました。コカビエル様、レイナーレ様」

 

 

 帰って来たのは女の子2人と男性1人

 上から金髪ツインテールで白色のTシャツに青色のミニスカートをはいたミッテルト

 ついでダークブルーのセミロングの髪に薄い青色の長袖シャツに紺色のジーンズをはいたカラワーナ

 最後に、黒髪で黒色のソフトハットに黒カッター黒ズボンをはいた黒一色のドーナシーク

 

 

 

「お帰りなさい。それとドーナシークここでは私の事を院長先生と呼びなさいと言ったはずですよ」

 

 

 

「お帰り〜〜それと私の事もここでは様付けしないでレイナーレと言ってと頼んだはずたよね?」

 

 

 2人に詰められ狼狽えるドーナシーク

 

 

 

「コカビエル様を院長先生とお呼びする事は出来ます。ですが、レイナーレ様を呼び捨てには流石に出来ません

 何卒ご了承下さい」

 

 

 

 恭しく頭を下げるドーナシーク

 

 

 

「ならレイナーレさんならどうかな?」

 

 

「それでしたら……分かりました」

 

 

 

 レイナーレの提案に少し考えて頷くドーナシークに

 

 

 

「なんなら、お・ま・えでもいいよ。わたしもあ・な・たって呼んであげようか?」

 

 

 

 朗らかに笑いながら言うレイナーレ。

 

 

 

「えっ!? それは……申し訳ありません! おそれ多くてお呼び出来ません! レイナーレさんで何卒お願いいたします!!」

 

 

 レイナーレにあなたと呼ばれる姿を想像し少し顔が赤くなるが、レイナーレの父親アザゼル総督が頭に浮かんだ途端に真っ青になりながら何度も頭を下げるドーナシーク

 

 

 

「あ……うん。レイナーレさんで……いいよ」

 

 

 

 ドーナシークの切羽詰まった態度に驚き唖然となりながら答えるレイナーレの横で

 

 

 

「所でこちらの3人の女の子は誰っすか? 新しく入った子達ですか?」

 

 

「いいえ。ディオドラ君のお友達ですよ。ふふっ私の新たな娘達でもありますけどね。貴女達も自己紹介してあげて下さい」

 

 

 

 ミッテルトの質問に答えるコカビエルがミッテルト達に自己紹介を促すとそれぞれ自己紹介をした

 続いて黒歌達も自己紹介をした

 

 

 

「(ミッテルト達のゴスロリやコート以外の服を着てるの初めて見た。それに原作に比べて柔らかい雰囲気ね。ドーナシークにいたっては紳士だし)」

 

 

 自己紹介しながらふと思う赤譜である

 自己紹介からお互いの過去の話しをする面々

 

 

 

「ミッテルトとカラワーナは捨て子だったんだにゃ」

 

 

 

「そうだ。そこをコカ……院長先生に拾ってもらったんだ」

 

 

 

「うちらからしてもお母さん何だよね。それに、ここに居る皆は家族すっからね」

 

 

 

 黒歌にカラワーナ、ミッテルトと答えると

 

 

 

「ドーナシークさんは?」

 

 

 

 レイナーレとのやり取り以降一言も話していないドーナシークにふる赤譜

 

 

 

「ん? 俺か……俺は荒くれ者だったな。くる日もくる日も小競り合い等をしていた」

 

 

「以外です。想像出来ないです」

 

 

 

 ポツリと呟く白音

 

 

 

「そうかな。まぁ、喧嘩紛いな事をして勝ち続けてな。ある日無謀にも堕天使総督アザゼル様に喧嘩を売った」

 

 

「無茶苦茶しますね」

 

 

 

 驚きの声をだす赤譜

黒歌と白音も驚いた表情になった

 

 

 

「今思うと、目先の勝ちに溺れて調子にのってたな。当然返り討ちに合いボコボコにされたよ。そして処刑去れてもおかしくない筈なのに、アザゼル様は“気に入った”と言い赦して下さり、院長先生やレイナーレさんを紹介してくれたんだ」

 

 

「うちらより先っすもんね〜ドーナ兄さんと院長先生の出会いはね〜それにドーナ兄さんはレイ姉さんの事を……」

 

 

「コホン! とにかく俺と院長先生方の出会いは分かっただろ。俺の話は終わりだ」

 

 

 

 ニヤニヤして話すミッテルトの言葉を遮る様に咳払いするドーナシーク

若干頬が赤くなっているのを隠す様にソフトハットを深く被り直した

 意味に気付いた黒歌はミッテルトに耳打ちして2人で意味深な笑みをうかべ、カラワーナはそんな2人を見てやれやれと首をふるう

 赤譜と白音は苦笑いしていた

 レイナーレはドーナシークと出会った頃を思い出しコカビエルは皆を見守る様に微笑んでいた

 

 

 

その後、色々な話で盛り上がり晩ご飯を作る時まで話を続けていた。晩御飯は皆で作ったのだった。尚、ドーナシークが以外と料理上手でその事に驚く3姉妹だったりする

 晩御飯を食べ終えた3姉妹はコカビエル、レイナーレ、アーシア、シャマルとミッテルト、カラワーナとお風呂に入っていた。他の女の子達は先にお風呂を済ませていた

 

 

 

「お風呂大きいにゃ〜」

 

 

 お風呂を見渡し感心した様に言う黒歌

 

 

 

「皆でゆっくり入れる様に大きめに作ったのよ」

 

 

「気持ちいいしのんびり入れるよね」

 

 

「気持ちいいですねぇ〜」

 

 

 黒歌の感想に答えるコカビエルに続いて言うレイナーレとアーシア

 

 

 

「本当……大きいよね」

 

 

「はい、大きいです」

 

 

 

 赤譜の言葉に同意する白音。言いながらコカビエルの胸元を見る2人は続いてレイナーレを見る

 

 

 

「大きいからね。院長先生とレイ姉さんは凄いっす」

 

 

 横からいきなりミッテルトに声をかけられビクッと肩を震わす2人

 

 

 

「大丈夫だろう。貴女達はまだまだ此れからだ。ミッテルトと違ってな」

 

「ちょっ!? 酷いっすよ。カラワーナ……あうぅ〜」

 

 

 

 カラワーナに文句言おうとして目線が豊かな胸元に行き言葉に詰まるミッテルト

 

 

 

「こうなったら赤っち、白っち一緒に同盟作るっすよ!」

 

 

「嫌(よ)(です)」

 

 

 

 同時に即答する2人

泣きそうになるミッテルトに

 

 

 

「大丈夫よ。ミッテルトちゃんもまだまだ此れからあるからね」

 

 

「う……うわぁーーん」

 

 

 フォローを入れるシャマルに泣き付くミッテルト

 暫く泣き続けているのでした

 

 

 

 

 

 その頃男湯では、ドーナシークとザフィーラ(人)が入っていた

 此方も他の孤児院の男の子は先に入っており2人だけの入浴である

 

 

 

「なぁ、ドーナシーク」

 

「なんだ?」

 

 

「先程から顔が赤いのは女湯から聞こえたレイナーレに関する会話のせいか?」

 

 

「なっ!? そんな事はない湯に浸かり過ぎたせいだ」

 

 

「そうか……さっきからずっと体を洗っているがな」

 

 

「ぐっ!?」

 

 

「ふっ……まぁ気にするな」

 

 

 

 そして、体を流し湯に浸かるザフィーラ。ドーナシークは若干ばつ悪そうにしていた

 

 

 風呂からでた後はドーナシークの様子が少しおかしい事や少し落ち込んでいるミッテルト以外は和気あいあいとしていた

 

 その晩皆同じ部屋で仲良く寝ている中、1人黒歌はある事を考えていた

 

 

「(赤譜に白音は私のせいで苦労をかけたにゃ………だから……)」

 

 

 

 そして、決意する黒歌だった

 

 

 

 

 

 




 此処まで読んで頂きありがとうございます


 黒歌が選ぶ選択は何でしょうか?


 では
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