HSDD〜ディオドラ外伝〜   作:モリブデ

7 / 12
 亀更新ですが書きました。

 お気に入り100件以上登録有難うございます

 良かったらどうぞ


不思議な繋がり

 

 3姉妹がディオドラの屋敷で暮らしだして数日がたった

 数日間はディオドラの屋敷の内部を覚えたり黒歌が仙術の使い方を覚える為にディオドラが扱える人を探したり、白音に妖気の扱い方を赤譜が教えていた

 そんなある日

 ある知り合いの貴族から明日お茶会の誘いを受けるディオドラ

 そのお茶会に3姉妹も連れて行こうと考え話をしていた

 

 

 

 

「えっと、タキシード着たりドレスを着て優雅な部屋で何人もの貴族悪魔が集まってするんですか?」

 

 

「そんな形式ばったものではなく友達同士の軽いお茶会だよ」

 

 

「それに私達も出るんですか?」

 

 

「大丈夫なの?」

 

 

 赤譜の質問に答えるディオドラ。不安気味に聞いてくる白音と黒歌

 

 

「大丈夫だよ。お茶会はグレモリー家のリアスさんとその友人方だ。君達を無理やり眷属にしたりする人ではないからね

どうだろうか?(彼女達には色々な経験をさせてあげたいが……)」

 

 

「ディオドラさんがそこまで言うならあたしは行きます(リアス・グレモリー……白音見た瞬間眷属にするとは言わないよね? 原作とは状況が違うからそれはないかな。友人はソーナ・シトリーかしら?)」

 

 

 赤譜が行くと言うと続いて黒歌と白音も頷いたのだった

 

 

「服はどうするの? 私達あんまり服は持ってないわよ」

 

 

「それは此方で用意するよ。それと普段着もあったほうがいいよね。ついでに用意しようか」

 

 

「えっ? お茶会用はまだしも普段着まで用意してもらうのは悪いですよ」

 

 

「色々して貰ってるし……」

 

 

「我が儘は言えません」

 

 

 黒歌の問いに答えるディオドラに首を横に振る赤譜。黒歌と白音も赤譜の意見に賛成だった

 

 

「大丈夫。服位で遠慮しないで

 じゃ買いに行こうか」

 

 

 半ば強引に押切って買い物に行くディオドラであった

 

 

 

 

 その頃ある屋敷にて

 

 

 

 1人の少女が貴族の振る舞いについて勉強をしていた

 

 

 

「お嬢様、時間が来ましたので今日はここまでにいたしましょう」

 

 

 

「ありがとうございました」

 

 

 お礼の言葉を述べ優雅にお辞儀をする少女

 教師が部屋を出ると椅子に座ると、先程までの優雅さは何処に行ったと言わんばかりに机の上に腕を組みその中に顔を突っ伏した

 その時腰まである深紅の髪が机の上に広がったが特に気にする様子もなく暫く突っ伏したまま居たがゆっくりと顔を上げ

 

 

「貴族の生活も楽じゃないわ」

 

 

 と呟きながら完全に顔を上げた。軽く背筋をのばし机の引き出しからロケットペンダントを取り出し左右に開いた

 そこには髪が黒色の青年の腕に腕組みをする茶色の髪をした女性が写っている

 

 それを見ながら

 

 

「クロノ君……本当に私達って凄いよね」

 

 

 と愛しそうに言った

 

 

 彼女……リアス・グレモリーもまた転生者である

 今回を入れて2回転生している彼女

 転生前は高町なのはとしてクロノ・ハーヴェイ(ハラオウン)と出会い《イデアシート》を巡る内に恋に落ちた

 そして共に《ヒドゥン》を食い止めるも其から約10年後クロノと一緒に乗った飛行機事故に会い命を落としたのたが

 そこで1度目の転生を果たす。同じ高町なのはとクロノ・ハラオウンとして平行世界に転生したのだった

 其処は高町士郎が生存しており、ミッドチルダも違うミッドチルダだった

 だが、そんな事は2人には関係なかった。今度こそ共に幸せになろうと誓うが運命は悲しき歯車を動かす

 後にJS事件と呼ばれる戦いで《ゆりかご》と呼ばれる巨大戦艦で本来なら仲間達や自身の活躍により低下する筈の機能は下がらず更に機能が向上していた。

 仲間を先に《ゆりかご》から脱出させたなのはは、転生前から培った機械技術と無限図書で得た知識を頼りに自爆を試みたが、自爆を誘うにはなのはの魔力が足りなかった

 そこに、現れたのは艦隊を率いていたクロノだった。なのはを説得するクロノだが、頑なに聞かないなのはに、ならば自分も共にすると言いだした。驚くなのはだがクロノの思いを受け2人は《ゆりかご》と運命を共にした……来世こそは幸せになれる様にと

 

 

 

 そして2度目の転生を果たしたなのは。

 彼女はリアス・グレモリーとして

 

 

「明日のお茶会楽しみだなぁ……ライザー君」

 

 

 クロノはライザー・フェニックスに生まれ変わっていた

 リアスはロケットペンダントを仕舞うと明日のお茶会について考えていた

 

 

「お茶会のお茶菓子どうしよう? ケーキでも作ろうかな、ソーナちゃんやディオドラ君のお友達も遊びに来るんだよね。それに彼女達も……よし、頑張ろう! にゃはは……っと、いけない、いけない」

 

 

 にゃははは、と言いかけて右手で口を抑えるリアス。母親であるヴェネラナに1度にゃはははと言って怒られた事があった

 余談だが某親バカとシスコン魔王がその時のリアスが乙女座りで恥ずかしそうに顔を紅く染めはにかみながら 「にゃはは」 と言ったのを見て同時に 「「リーアたん萌えぇ!」」 と言ったのだった

 

 

 

 リアスが明日のお茶会の用意を始めた頃

 

 ディオドラ達は冥界でも比較的新しい高級ブティック店に来ていた

 品揃えは豊富で着物からドレスまで何でも揃っている

 高級と謳っているが庶民でも買える手頃な服も多数ありなかなか賑わっていた

 

 最初は遠慮がちな3姉妹だったがディオドラの薦めと店員さんの気さくな対応に思い思いの服を見ていった

 そんな中で黒歌が着物をじっと見つめていると

 

 

「黒歌姉さんそれにするの? (やっぱり着物がいいのかな?)」

 

 

 声をかける赤譜

 

 

「ん―止めとくわ……何故か分からにゃいけど選んだらいけない気がするのよ」

 

 

「そうね。他にもあるから色々見てみましょう(黒歌姉さんは何かを感じとったのかしら? 着物着たら原作の性格になるとか? ……まさかね)」

 

 

 着物を選ばず違う服を見ていく黒歌。赤譜も何か感じ取り服選びに戻った。そんな2人に

 

 

「黒歌ねえさま、赤譜ねえさま」

 

 

「何かしら!? ……えっと」

 

 

「白音……その格好」

 

 

 白音に呼ばれ振り返る2人は白音の格好に驚いた。

 其所には、白色の猫の着ぐるみを着た白音が立っていた

 

 

「にゃん…………あぅ」

 

 猫のポーズをとる白音

 だが2人は呆気に取られていて反応がない。段々恥ずかしくなり顔を赤くしてその場で踞る白音である

 

 

「あっ……良く似合っているよ、白音」

 

 

「可愛いにゃ」

 

 

 我に返った2人は慌ててへこむ白音を励ましていた。その後、気を取り直した白音と見て廻り時おりディオドラに意見を聞く3人である

 その後、買い終わったディオドラ達は屋敷に戻った

 尚、服はディオドラの屋敷へ先に転送したが白音は猫の着ぐるみを気に入りそのまま着て帰るのである

 

 

 

 屋敷に戻ったディオドラに

 

 

「お帰りなさいませ。アジュカ様からお荷物が届いています」

 

 

 メイドが小さな包み紙を差し出してきた

 

 

「ありがとう」

 

 

 受け取ったディオドラはそのまま自分の部屋に戻った

 3姉妹も部屋に戻り服の仕分けをやっている

 

 

 部屋に戻ったディオドラは小包の包装紙を破ると小箱が包まれていた。蓋を開くと1枚の何かの魔法陣が描かれたカードと手紙が添えられていた

 手紙を開くとアジュカ・ベルゼブブの立体映像が表れ

 

 

「久しぶりだな。元気にしているか? いきなりだが送ったカードにはこの世界とは違う異世界にいるある英雄の複製が封印されている」

 

 

「異世界の英雄……このカードどうやって手に入れたんだ?」

 

 

「どうやって手に入れたかは秘密だ。かなりの手練れが封印されているから眷属には持ってこいの筈だ。そろそろ眷属を持ってもいいだろう。では」

 

 

「……眷属か。その前に封印解いた瞬間襲って来ないのか?」

 

 

 

 少し考え鳳炎霊の籠手を発現させると扉をノックする音が聞こえて

 

 

「入っていいかにゃ?」

 

 

 黒歌の声が聞こえて中に入る様に促すディオドラ

 中に入った黒歌達3姉妹は

 

 

「「「服ありがとうございました」」」

 

 

 同時にお礼を言った。どういたしましてと答えるディオドラに

 

 

「あれ? ディオドラさんが持ってるカードはただのカードではないよね? 何か強力な力を感じるにゃ」

 

 

 ディオドラが持っているカードの力に気付いた黒歌に

 

 

「ああ……これはね」

 

 

 説明するディオドラ

 

 

「誰が封印されてるか分からないんですか?」

 

 

「危なくないですか?」

 

 赤譜と白音が聞いてくるが

 

 

「まぁ、私に対処出来ないものは送って来ないだろう。まずは、封印を解くよ」

 

 

 カードを机の上に置き左手をかざす。

 

 

「血は肉に、大地は海に、古(いにしえ)の時に埋もれし者よ。我が声に応えよ」

 

 

 呪文を唱えるディオドラ。するとカードが眩い光を放った

 少しして光が収まると女性が立っていた

 

 

「貴方が私の封印を解いたのか?」

 

 

 ディオドラの真正面に立ち問う

 

 

「そうだよ」

 

 

「では、貴方が私のマスターでいいのか?」

 

 

「マスター……になるかな」

 

 

 ディオドラの言葉を聞き片膝を付く女性

 

 

 

「私の名はセイバー、あるサーヴァントのコピー体です」

 

 

「サーヴァント? ……もう少し貴女の事を教えて貰えるかな?」

 

 

「分かりました」

 

 

 ディオドラの問いに頷くセイバー

 

 

 

「(セイバー……あの姿はあの話しのキャラよね詳しくは分からないけど……)」

 

 

 ディオドラ達に説明するセイバーの話を聞きながら考える赤譜である

 

 

「成る程」

 

 

 一通り説明を終えたセイバーに頷くディオドラ

 簡単に纏めると

こことは違う世界にある聖杯を巡る戦い

 サーヴァント(英霊)と呼ばれる者を召喚して戦いを繰り広げていた

 その戦いに1人の魔術師が参戦していた。その者はサーヴァントの1人である騎士王を従えたいと考えていた

 だが、騎士王は既に別の人物に召喚されていた

 どうして諦めきれないその魔術師は騎士王のコピーを造る事にした

 どうにかしてコピーを造る事が出来た。そのコピーが目の前に居るセイバーである

 最初は喜んだ魔術師だがある問題に気付く

 騎士王自身はコピー出来ても武器までは出来なかった為酷く落胆した魔術師は騎士王をカードに封じ込めた

 その後、どういう訳か次元の隙間に流れアジュカの手に渡った

 

 そして今に至る

 

 

 

「だいたいは分かった。今度はこちらの事も説明しようか」

 

 

 

 ディオドラの話を聞き頷くセイバー

 この世界について説明をするのだった

 

 聞き終わったセイバーは少し思案していた、すると

 

 

「貴方は、私を眷属とやらにしたいのか?」

 

 

「まあ……そうなるかな」

 

 

 セイバーに聞かれ少し間を置きながら答えるディオドラ

 

 

「ならば、1つ条件がある」

 

 

「条件? サーヴァントはマスターに従うんじゃないの? (ディオドラさんに令呪は出てないけどね)」

 

 

 セイバーの言葉に反応した赤譜が聞くが

 

 

「それは、私のいた世界での話だ。この世界では違うのでしょう」

 

 

「それで、条件とは?」

 

 

「私と勝負してもらいたい。貴方の実力を知りたい」

 

 

 

「……わかった。いいだろう」

 

 

 

 少し考えてセイバーの条件を呑むディオドラ

 そしてセイバーと3姉妹を連れて敷地内にある訓練場に行くディオドラ

 その途中で

 

 

「ディオドラさん……そのやっぱり止めた方がいいと思います (セイバーってかなり強かったよね)」

 

 

 心配な赤譜が小声でディオドラに言って来たが

 

 

「大丈夫だよ。そう簡単に負けたりはしないから」

 

 

 微笑んで言うディオドラ

 

 

「ディオドラさんの強さは分かります。けど、あのセイバーの強さは……!?」

 

 

 心配からか尚も言おうとした赤譜の左肩に右手を置くディオドラ。驚く赤譜に

 

 

「信用しろ」

 

 

 と何時もと違い力強い笑みを浮かべ其だけ言うと歩き出すディオドラ

 一瞬、呆けていたが直ぐに我に戻りディオドラ達の後について行く赤譜だった

 

 

 

 

    ―次―




 次回、異世界からの転生者VS異世界の英雄(コピー)の決闘(笑)始まります

 少しでも良く書けるように頑張ります

 では
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。