アギトが蹴る!   作:AGITΩ(仮)

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ザンク戦、決着です。


第12話 首斬り 其の弐

タツミside

 

俺の前には今、今回の標的の首斬りザンクが居る。

死んだはずのサヨを追いかけて行って抱きしめたら、急にサヨがザンクに変化した。

そう。まるでサヨは幻覚だったかのようにーーーーー。

 

 

俺はザンクと剣を重ねる。

が、相手は格上で手数も多い。その上俺の思考を読んでいるのかフェイントを混ぜても当たらない。

剣を重ねる内に俺の傷が増えてきた。

これ以上血を流すと危ないかもな……。

けど、絶対諦めねぇ‼︎こんな外道を狩れずに死んでたまるかよ!

 

俺はザンクの頰に一太刀入れた。

だが、それよりも深い傷を背中に受けちまった……。

 

俺は最後の力を振り絞りザンクを挑発する。

ザンクは意外にも怒りの沸点が低いのか猛スピードで迫ってくる。

 

「黙れえええええええええええっ‼︎」

 

ザンクの振り下ろす剣は速い。

だが、俺に向かって振り下ろされた剣は、俺を斬ることはできなかった。

 

 

金色のフォルムで下地は漆黒。

大きな紅い目を持つアギトーーーーーーコウタロウがザンクの刃を受け止めていた。

 

 

 

タツミside out

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

コウタロウside

 

危なかった。本当にギリギリのタイミングで間にあった。

 

俺はザンクの刃を手首の籠手で受け止めながら安堵の息を吐く。

 

「…なんだぁ貴様は?ソイツの仲間か?」

 

『あぁ。随分とやってくれたな』

 

「へっ。お前も俺の干しコレクションに入れてやるよ!」

 

俺達はお互いに大きく後ろに飛び、間合いを離す。

ザンクの刃なんかでは俺に傷一つ付けれない。だが、こちらにも武器は欲しい。

 

俺はベルトの右側のボタンを叩くように押し込む。

そしてベルトの中央部〈賢者の石〉から専用武器、フレイムセイバーを取り出す。

セイバーを完全に取り出すことにより、俺の身体は歪む。そして眩い光の後、俺の身体は紅く染まり、セイバーを持つ右側には力がこみ上げてくるのを感じる。

 

この世界での初めてのフォームチェンジ。

俺は仮面ライダーアギト。フレイムフォームに変身したのだった。

 

俺はフレイムセイバーを左側に居合いのような構えを取る。

 

「色が変わったぐらいで調子に乗るなよ‼︎」

 

刹那、俺達の斬り合いが始まる。

手数は向こうの方が上だ。だが、こちらにはそのハンデを覆すパワーとスピードかある。俺の圧倒的有利。

ザンクは剣の耐久を気にしたのか一度大きく距離を取る。

 

「ハァハァッ!なかなかやるじゃねぇか!名前は⁉︎」

 

『………アギト』

 

俺はフレイムセイバーのクロスホーンを展開させる。

次で決着だ。

 

「アギト‼︎お前は大切な奴を斬れるのか⁉︎幻視っ‼︎」

 

ザンクの姿が姐さんに変わっていく。

確かに姐さんは大切だが…何故姐さんなんだ?あ、俺が姐さんのおっぱいに忠誠を誓ったからか‼︎

…俺の大切な人で惑わすなんて……ゆ”る”ざん"っ‼︎

 

だが、いくらザンクでも姿が姐さんじゃ斬るのに抵抗を感じる。

俺は集中する。

 

 

「ハハっ‼︎次で決めようとしてたみたいだが、どうだァ⁉︎俺はお前の大切な人だぞ‼︎斬れねぇだr」

 

俺は姐さんの姿のザンクの上半身を切断する。フレイムフォームの力を使い、傷口を炙り止血して置いたから楽には死ねない。

 

「な、なんでだ⁉︎なんでお前は大切な人を斬れるのだ⁉︎」

 

ザンクは叫ぶ。

俺は剣に付いた血を払い答える。

 

『……確かに俺は姐さんを斬れない。だが、この姿の俺は知覚を強化されているからな。いくらお前が5視万能だろうと、ーーーー俺はそれを超越する。』

 

超越感覚の赤。

それがこのフレイムフォームの形容。

 

俺は言葉を続ける。

『お前が姐さんの姿を取ろうと、匂いは血臭に加齢臭が混ざった匂いだった。姐さんの匂いは言葉じゃ表せないくらいに……甘い匂いなんだよ』

 

「………意味が、分からねぇな。だが…愉快、ユカイ……」

 

 

そうだろうな。

ザンクは静かに息を引き取る。もう地獄からの声は聞こえないだろう。自分も地獄に逝くのだから……。

 

 

こうして俺はタツミを治療しアジトへと帰還するのだった。

 




フォームチェンジキター♪───O(≧∇≦)O────♪

やっとザンク終わりました。
次は……シェーレか……。

どうしよう……。
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