ってなワケでアカメが斬る!原作大人買いしちゃいました。もちろん新品です。
ただ、2巻だけが状態が悪くて飛ばしましたけどね。
「その帝具…その強さ…やはりブラートだったか……!」
「リヴァ…将軍……」
アニキとリヴァは見つめ合っている。普通なら再開を祝して酒でも飲むのだろうが、今の2人はお互いに気を張っている。どちらも敵として認識しているわけだ。
リヴァが指輪をはめている右手を前に突き出すことにより、彼の周りにあったタルの中身が勢いよく蓋を突き破り水柱を作る。
「水塊弾‼︎」
リヴァが叫ぶと五本の水柱が水塊となりアニキに襲いかかる。アニキはインクルシオの副武装の槍『ノインテーター』を振り回し、迫る水塊を受け止める。俺は防戦気味のアニキを援護するべくリヴァに向かい駆け出す。
「コウタロウッ‼︎これは俺が決着をつける‼︎お前はタツミの援護だっ‼︎」
アニキの声に俺は足を止める。
『……分かりましたっ‼︎』
タツミの方を向くといつのにかニャウと交戦していた。だが、いくらニャウが手負いだとしてもタツミは勝てない。その通り、タツミは軽い組手の後蹴り飛ばされる。
『俺が相手だ』
「おっ、お前は‼︎……お前のせいで僕の綺麗な顔がああああああああっ‼︎」
俺がタツミを背に立ち、ニャウとの間に入るとニャウは激昂する。叫ぶ際に彼の顔を見ると右頬は赤黒く腫れ上がっており、前歯も数本欠けていた。この間のパンチが綺麗に入ったのだろう。流石に気の毒である。
「お前は最初から奥の手だああああっ‼︎」
ニャウはスクリームの奥の手“鬼人招来”で自身の肉体を強化する。その強化された肉体は元の小柄な美少年の欠片もなく、身長も変身した俺を超えている。彼の服はピチピチになっており、ジャケットの下のシャツは胸元が破け散っていた。
「…ふぅ、久しぶりだな。この姿は……」
ニャウは小さく息を吐き出し手元のスクリームを構える。一見、高級感のある笛だが、帝具ということもありなかなかに頑丈であり、棍棒としても使用可能のようだ。
ニャウはこちらに向かって走り出す。俺も構えを締め直し迎え打つ。
最初の一打。怒るも戦闘ということを見失わないニャウの拳。それを右手で流れるように捌き、左胸にエルボーを入れる。俺はカウンター重視。さっきのエルボーをこらえスクリームを振り下ろしてくる。風を切る音が耳に直接響く。ロード怪人との訓練を思い出しながらスクリームを受け止めそのまま捻り、大きな隙ができたニャウの懐に重い突きを入れる。ニャウは吹き飛び壁にぶち当たる。
やはりロード怪人の方が強いな……。
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タツミside
すげえ…。
コウタロウの奴、強化した俺が全然歯が立たなかった奴を圧倒している。しかも、動作のひとつひとつが流れる流水の様に綺麗で自然だ。俺とコウタロウの差は圧倒的だ。だけど、俺も負けるワケにはいかない。死んだサヨや帝国に歯痒さを感じながら死んでいった人達の為にも、俺は絶対に強くなってやる‼︎
コウタロウの拳の突きが効いたのか、ニャウは壁にぶち当たる。壁に大きな亀裂が入ったことから、とてつもない威力なんだろうな。
俺はコウタロウの元へ行こうと立ち上がる。ニャウの無気力化の演奏の影響も完全と言っていいほどなくなり、ニャウにやられた傷さえなければ今すぐにでも戦える。
俺はダイダラから与えられた剣を杖代わりに歩き出す。
アニキとリヴァは今でも戦いを繰り広げている。リヴァの帝具はどうやら水を操る帝具らしい。ここは船で周りは水に囲まれている。圧倒的アニキの不利。だが、アニキはどんな攻撃をされようと全部耐え抜いている。さすがはアニキだぜ。
コウタロウが立っている場所まであと少しと言ったところでリヴァの声が聞こえた。
「水龍天征」
その途端、何十匹もの巨大な水龍が水面から昇り出しアニキに目がけて襲いかかる。
だが、それを見ることしかできない俺の後方にも水龍がいた。俺は咄嗟に振り返り対応しようとするが、どう足掻いても今の俺には防ぐことはできない。
『どけええっ‼︎タツミィィィッ‼︎』
コウタロウのそんな声が聞こえ、直後に俺は斜めの方へと突き飛ばされる。俺を突き飛ばしたコウタロウはさっきまで俺が居た場所に居た。
俺はやっと理解する。
コウタロウが俺を庇ったのだと。こちらを一瞬見たコウタロウの顔は仮面に隠されて見えない。
そしてすぐに向き直す。
刹那、水龍達がコウタロウに襲いかかった。
「コウタロォォォォォォッ‼︎」
俺が最後に見たのは水龍の突撃の衝撃で運河に落ちて行くコウタロウだった……。
いつもこの作品を読んで頂き本当にありがとうございます。
明日テストなんですよね〜。
もう諦めましたけど。