アギトが蹴る!   作:AGITΩ(仮)

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30話目を迎える今話。

これを書いてる途中ふと思ったのですが、アギトが蹴る!というタイトルの割に、ライダーキックしたのは1回。


タイトル詐欺じゃないですかヤダァ‼︎

おまけに今話は短いです。


第30話 久しぶり

 

 

夕方。

俺がアジトに帰り着いたのが昼過ぎだったから、そこまで時間は経ってない。しかし、夕日を見ると、もう夕方かと少々憂鬱になるのは不思議なことだ。

 

お茶を入れ、啜りながらラジオを聴いていると、扉が開く音が聞こえた。おっ、やっと帰って来たか。一体誰かな〜…。

 

「…コ、コウタロウか?」

 

「あ、姐さん……。お帰り。そしてただいま」

 

姐さんは腑抜けた声を出しながら呆然と立つ。そしてやっと俺に気づいたかと思うと、荷物を放り出し、俺に抱きついた。

 

「コウタロウッ‼︎…その……私がご褒美なんか言うせいでエスデスに捕まっちゃって……本当にごめんっ‼︎」

 

姐さんの俺を抱く腕に力がこもる。姐さんの胸に顔が埋まっているため、谷間で一呼吸してから、俺も喋り出す。

 

「大丈夫だよ。それに、ちゃんと帰って来れたし……。」

 

「でもっ‼︎」

 

「こうして姐さんに抱かれるのって、久しぶりだよ…。やっぱり、落ち着くな……」

 

「コウタロウ……」

 

姐さんは落ち着いたようだ。それでも、姐さんの胸の鼓動は激しかった。言葉は落ち着いて行くが、俺を抱く腕の力もまた強くなっていた。

 

しかし驚いた。いつもの豪快な姐さんではなく、久しぶりに会った姐さんは儚くて、今にも泣きそうな雰囲気があった。きっと、自分のせいで俺が捕まったって責め続けていたのだろう。まったく、ちょっと照れてしまう。

 

「さ、そろそろ皆帰って来るし、その間お茶でも飲もうよ」

 

やっと姐さんから解放してもらって、気分転換にお茶を勧めてみる。

 

「いや、酒持ってこい酒!今日は飲み明かすぞ〜‼︎」

 

前言撤回。

いつもの豪快な姐さんでした……。

 

 

_____________________

 

 

「プハッー酒が美味いっ!コウタロウが無事に帰ってきて良かったなあ‼︎」

 

あれから皆が帰って来て、同じように驚かれたものの、無事イェーガーズの戦力を報告を完了した。同じ帝具持ちの集団ということで、戦ったら死人が沢山でる。考えさせられることもあったが、今は俺の生還パーティーだ。俺とタツミ、アカメでいつもより豪華な食事を作り、姐さんは酒の入った大樽を1人で飲み干すと豪語している。

 

「つか未だに信じられん。あのエスデスがコウタロウに惚れたなんて……」

 

ラバックは腑に落ちないと言いたげな顔でジュースを飲む。

 

「どこまで年上キラーなんだよ畜生っ‼︎」

 

「ごめん…。だからその血涙を止めなよ」

 

「ふんだ!コウタロウは私のモンだ!あんなドSにくれてやるものか‼︎」

 

姐さんは完全に酔ってますね。アカメはずっと食い物に夢中だし…。本当にクロメとそっくりだ。今度チーズケーキでも作ってやろうかな……。

 

姐さんの次にラバックといった風に、段々と寝落ちする者が増えて行く。マインやアカメ、シェーレは自室に戻った。

 

姐さんがあんなに美味そうに飲んでた酒だ。俺も少し興味がある。コップに半分ほど注ぐと、一気に飲み込む。

 

「け、結構キツいな……」

 

この酒の度数一体いくつだよ……。こんなものをガブ飲みしてた姐さんの健康を心配しながら、俺は意識を手放した。

 

 

 




さあ、次からはスタイリッシュ戦です。

明日には投稿できるかな?
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