でも、私だけが悪いんじゃないんですよ⁉︎
テスト最終日にvitaとSAO ロストソングを貸してくる友人も悪いんですよ⁉︎
でももう安心!本編はクリアしましたから!
(クリアするまで書かなかった)
帝都から南に13Km地点には、結構大きな湖がある。そこでは只今、ナイトレイドがパシャパシャと水音を立て遊んでいた。男性陣は海パン、女性陣はビキニやパレオといった色とりどりの水着に身を包んでいる。一見、バーベキューでもしに来た仲良しグループとでも思うのだろうが、いつもの黒いスーツに身を包んでいるナジェンダを見ると、そうもいかなくなる。
「いやーっ、こんな所で女性陣の水着が見られるなんて嬉しいね」
鼻の下を伸ばしながらよだれを垂らしているのはラバック。そんなラバックを戒めるのはタツミだ。
水のかけ合いをして遊んでいたレオーネとチェルシーは一旦休憩ということで、陸の切り株に二人並んで腰掛けた。
「……ねぇ、レオーネ。あなた……好きな人って…いる?」
「何だよ急に?まぁ、コウタロウだけど?」
「予想はしてたけど……即答かぁ」
男性陣は近くに居ないが、念のためと思いチェルシーは声を細めて言った。
「ん?その質問って事は……チェルシーもコウタロウのことが好きなのか?」
「なっ!……ま、まぁね」
チェルシーは顔を赤く染める。一瞬声が裏返ったが、堂々とコウタロウを好きだと言ったレオーネへの対抗心からか、落ち着きを取り戻そうとした。
「チェルシーには悪いけど、コウタロウは私のモノだぞ!ちゃんとツバつけといたし!」
「ちょっ!それどういうことよ⁉︎……って、そりゃいつもあんなにスキンシップしてたらそう不思議でもないか。……それは置いといて、コウタロウは誰が好きなの?やっぱりレオーネ?」
「んー、多分違うな。」
嬉しさでえっ、と声を上げそうになるのを押し殺し、レオーネの言葉に全力で耳を傾ける。
「あいつはまだ、誰も好きなんかじゃないぞ。もちろん恋愛的にだぞ?私達の風呂は覗くくせに、あいつは自分の好きな人に気づいてないのさ。」
「……」
「チェルシーにもチャンスはあるけど……改めてコウタロウは私のモノだからな!譲らないぞ⁉︎」
何故そんなことが分かるのかと聞きたい気持ちもあったが、レオーネの話を聞いてなぜか納得している自分を、ほんの少し好きになれそうになったチェルシーだった。
「とは言えコウタロウはこの日に帝都に用事かぁ〜。水着見せたかったなぁ〜」
イェーガーズとの戦いは翌日で、この水遊びも任務の内だが、あいにく愛しのコウタロウは帝都で私用のようだ。自慢のナイスバディをコウタロウにも見せたかったが、残念に思う。チェルシーというライバルの出現に危機感を覚えながらも、この任務が終わったらコウタロウに抱きつこうと考えるレオーネであった。
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『……来ました』
馬から降り、スーさん扮する池面カカシに近づいて来るイェーガーズの三人。俺達はそれを三人の死角から息を潜めて眺めている。
カカシまであと数歩というところで銃声が響く。
マインの狙撃だが、原作通り失敗、そしてスーさんの奇襲によりウェイブは退場。
舞台は出来上がった。俺達は三人の前に姿を現す。
「クロメにボルス、イェーガーズの中でもお前達は標的だ。覚悟してもらうぞ」
ボスの宣言により残された二人は身構える。
八房とルビカンテをこちらに向け、二人は同時に帝具を発動させた。地面から無数の手が突き出てくる。
『ふんっ!』
クロメの骸人形の腕だ。俺はそれを二本ほど適当に蹴飛ばす。飛ばされた腕は引き千切れ弧を描きながら地面に落ちる。出てくる前にダメージを与える。これがゲームだったら鬼畜ワロスで済むのだが、ここは戦場だ。そんな戯言を言ってる暇などない。それに出てくる奴らは皆なかなかに面倒くさい。原作を知っているからこそできることだ。
だが、どうやっても地震と共に目覚めるデスタグールは止めることができなかったので、俺は一旦下がる。
超級危険種デスタグール。見た目は肉食恐竜の骨のようで、大きさは数十メートルに及ぶ。超級とは飾りだけではなく、その一撃は荒れた地形を変える程だ。
その一撃を近くに立っていたシェーレを崖の裏に引き込みやり過ごす。他のメンバーも全員避けきったようでそれぞれの担当を相手することになる。俺は姐さんとペアで人形C。原作通りだと、ロクゴウ将軍だ。狙撃場所から降りて来たマインがシェーレと合流するのを見届けて、俺は姐さんの下へと走り出した。
もう余程のことがない限り、こんなに遅れることはないはず……
ということで、今話もご愛読いただき本当にありがとうございました!