金曜にテストが終わって、ぼんやりと過ごしていました。
テスト休みと言うか、前日もそんなに勉強せず、ぼーっとしていただけという…。
そして、前話はちょうどいいとこでぶった切ってしまいまして、本当に申し訳ありませんでした!
今回は戦闘メインです。ちなみに、BGMはDEEP BREATH
俺は、チェルシーの首を狩ろうとしたナタラを、マシントルネイダーで突き飛ばす。
本来なら当たった瞬間肉塊と化すのだが、当たる瞬間にチェルシーを刻んだ薙刀で衝撃を殺され、せいぜい数十メートル程ぶっ飛ばしただだけだった。
愛車から降り、チェルシーの元へと向かう。
涙を流しているチェルシーを治療し、ゆっくりと抱き上げ、トルネイダーを盾に隠れるように降ろす。
『ちょっとだけ待ってて下さい。すぐ終わらせますから』
アイツらだけは絶対に許さない。
俺の大切な人を傷つけた。それだけで俺の腹わたを煮えくり返すのには十分だ。
先ほどから、トルネイダーが数発被弾している。
俺は大丈夫だが、体力を消耗しているチェルシーに当たる可能性もある。
雨足が激しくなった。
俺は立ち上がり、先程チェルシーが仰向けに倒れていた場所へと向かう。
それまでに、俺の身体に数発ドーヤの銃弾が命中している。
しかし、当然のように俺の身体には銃弾の痕も見当たらない。
左腰のスイッチを強く押し込む。
ベルト中央から、ストームハルバードをスムーズに抜き取り、両刃を展開する。
展開させたハルバードを左手に抱え、こちらへと発砲しているドーヤを見据えながら、その憎たらしい顔を目掛けて、ハルバードを投擲する。
放たれた蒼槍は、風を纏い、ドーヤから放たれた銃弾の軌道を変え、まっすぐに、稲妻よりも速く駆け抜ける。
ハルバードが疾風と化し、その胸を突き抜ける。その時点で、ドーヤは二度目の死を味わうことになる。
遠くの爆発を気にとめることなく、今度はナタラの糞野郎の方を振り向く。あの男が、チェルシーを刻んだ張本人だ。
既に得物は無いため、右腰のスイッチを押す。さっきはストームハルバードだったが、今度はフレイムセイバーを引き抜く。
ストームフォームの特徴である青だった胸の色は、グランドフォームと同じ金色へと変化する。しかし、左肩と腕はそのままであり、右もまた、フレイムフォームの特徴を継いでいた。
仮面ライダーアギト・トリニティフォーム。
三位一体の戦士。今俺がなれる最強の姿。
フレイムセイバーを構え、距離を詰めて来たナタラを見る。相手の方がリーチは長くとも、その間合いを見極めるのは俺だ。
ナタラの薙刀の先から、雫が滴る。それを合図に、俺達は動きだす。
剣では届かない、薙刀が有利な間合いになった瞬間、雨で緩んだ地を斬り上げ、泥を飛ばす。ナタラがそれを薙ぎ払った瞬間、鍔迫り合いの間合いに入る。刃と刃がぶつかり合い、火花を散らす。
鍔迫りは、力と力の比べ合いだ。押し押されはあれども、斬り斬られはほぼない。
グランドより強化された特徴的な両腕を持つ俺がそれに負けるはずがない。キャタピラよりも重く確実に、ナタラをじりじりと押していく。
鍔迫り合いから離れようとしたのか、ナタラは後ろに飛ぼうとする。しかし、突如として俺の背後から現れたストームハルバードを躱すことは出来ず、腹を突き破られ、大木へと打ちつけられる。
ナタラと闘う前に、ストームハルバードを風に乗せて俺の元へと戻るように操っていたのだ。
フレイムセイバーを投げ捨て、クロスホーンを展開する。
腰を低くし、両足へと吸い込まれる紋章の力を感じる。深い息を吐く。そして大きく跳び上がり、空中で一回転しながら両足を突き出し、拘束されているナタラへと渾身の蹴りを繰り出した。
そして、ナタラは跡形もなく爆散した。
チェルシーを傷つけたナタラとドーヤを葬ったが、俺の怒りはまだ冷めない。
この怒りは誰に対してか。忠告を守らなかったチェルシーにか?チェルシーを傷つけた二人にか?
二つとも間違いではないが、一番は、大切な人がこうなるまで助けれなかった自分に対してだ。原作がどうなるか知っていたんだ。それでも……傷つけてしまった。死なせなかったからよかった?ふざけるな。チェルシーや皆の命がそんなに軽いわけがない。
どうしようもない怒りがこみ上げてくる。
身体は熱く滾り、拳を握り締める。
このとてつもなく熱く、全てを壊してしまいそうな怒りをぶつける相手も居ないし、どうしようもない。
『…ウワアアアアアアアアアアアアアッ‼︎』
叫ぶ。
喉が潰れるかと思うほど、天に向けて叫ぶ。
その雄叫びは、低い雨雲から放たれた雷にかき消された。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
YouTubeにディケイドのアギト編がうpされていて、久々に観ました。
ショウイチの変身ポーズどうにかしてくれよ……と言いたいんですが、パラレルワールドだから(震え声)として自分に言い聞かせてます。
最後の叫びは、もちろんコウタロウのギルス化ではありませんよ?