3日坊主?
……………今日が3日目だぜ?
数日後、タツミと俺はアカメと一緒に料理を作っていた。
イエヤスはどうやら革命軍の本部に連れて行かれたらしい。
ボス曰く、『革命軍本部も優秀な才能を欲していてな。3人ともナイトレイドに入れる予定だったが、1人だけでも欲しいと頼まれてな…』
だそうだ。
そんなこんなであれから数日が経ったと言うわけだが、みんなほとんど肉しか食べない。
シェーレやボスなどは女性で健康にも気をつかうが、アニキは勿論、女性であるアカメと姐さんは暴飲暴食のオンパレードだ。
ラバックやタツミの胃袋が女子力が高く見えてくる……。
だからそんな不健康な食事を止めさせるため、俺は野菜中心のメニューを作る。どうやら俺には、翔一並の料理スキルが加えられてあるようだ。
「みんな!できましたよ〜〜」
俺は巨大な皿に白菜の野菜炒めを乗せ、運ぶ。匂いに誘われたのか続々とメンバーが集まる。
「ゲッ、また白菜かよ……」
「……これで何日目だ?」
みんな飽き飽きしているが、そんなの知らん。
アカメは肉や魚。タツミはご飯やパン。俺はサラダといった風に役目があるのだ。
そんな俺の作った野菜炒めに手を付けない奴らがいる。
「アカメちゃん‼︎ちゃんと野菜も食べなきゃだめだよ!」
俺は野菜を食べないアカメちゃんに注意する。
「…いや、だって……もう飽きたと言うか……。」
最初こそは食べてくれたのだ。
だが、続けて出してる内に完全に手を付けなくなってしまった。
美味いって言ってくれたのにな。
俺も席に着き、食事を開始する。
今日のご飯はチャーハンか。いい匂いだな。
「あ、コウタロウ。そこのソース取って〜」
ラバックがマヌケ面でお願いしてくる。
「イヤだよ面はくさ〜い。」
その場が凍る。
エスデス将軍でも居たの?
「……なんちゃって」
申し訳なさそうに誤魔化す俺。
みんなは気を遣ったのか食事を再開する。
その優しさが俺の首を絞めるとは知らずに……。
食器を流し終えた俺とタツミはお茶を飲んでいた。
すると、姐さん以外のみんなが来る。そういや姐さん、今日はずっと居なかったな。
「あれ?皆どっか行くのか?」
「ええ。依頼でこれから帝都で殺しよ」
タツミの問いにマインが答える。
この2人のやり取りを見てると、こう、心が落ち着くのだが…。
「留守はよろしく頼んだぜ」
「えっ?俺たちは?」
「新入りは留守番に決まってんでしょ。アカメの言うことちゃんと聞きなさいよ」
「行ってらしゃーい」
俺は笑顔で皆に手を振る。
落ち込んでいるタツミにアカメが声をかける。
「そう落ち込むな。私達もこれから命を奪いに行くぞ」
魚獲りですね。分かります。と言うか分かってます。
タツミも気づいたらしく、気分は曇ったまま俺達は滝に向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
滝ではいろんなことがあった。
コウガマグロをタツミとアカメが獲りあっていたが、俺は呑気に水泳を楽しんでた。
水中であんな動きなんて俺にはできない。体力を消耗するくらいなら最初から参加しないほうがいいに決まっている。
どうせアカメが獲り過ぎるだけだし……
現在の刻は夕方。
帰ってきていた姐さんとボスが2匹しか獲れなかったタツミをおちょくっている。
「今日はマグロ丼だ。」
アカメが早速包丁を取り出し、刃を入れようとする。
「ちょっと待って‼︎」
俺は急いで呼び止める。
魚といったら、俺の技を使うしかないだろう。
「どうしたんだ?」
「こうするんだよ」
俺は小指をアカメに見せつけ、ゆっくりとコウガマグロの口に小指を突っ込んだ。
最後のコウタロウの行動は分かる人は分かるネタ。
次回解説入れますけど。
コウタロウは基本的には会話をする時は、翔一の様な喋り方をします。それ以外は、吉井 孝太郎としての思考です。
ややこしいですが、ご了承下さい。