アギトが蹴る!   作:AGITΩ(仮)

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春休みの課題に手をつけてません。(直球)





第9話 依頼

小指を魚の口に入れた状態で俺は首を傾げる。

 

「……う〜ん。このコウガマグロ、ちょっと鮮度が落ちて来てるからハンバーグにしない?素揚げにしても美味しそうだし」

 

「なんで分かるんだよ⁉︎」

 

いや、なんとなくだし。

でも、こう……分かるんだ。新鮮かどうかってね。

おい、誰だ地味な特技とか言った奴。

 

「ならこっちは⁉︎こっちの鮮度はどうなんだ⁉︎」

 

アカメは普段の会話よりも興奮気味に俺に話しかける。流石アカメ。

皆がどうでもいいような特技を気にいるなんて。

そんなマイペースぶりにシビれる!憧れるゥ!

 

「…ん、こっちはいいね。早く三枚に下ろそうか。」

 

 

結局俺は全てのマグロを選別する。

この特技は本当のアギト、津上翔一の特技であったりする。

タツミは自分の獲ったマグロが全部ハンバーグ行きになったのにひどく落ち込んでいた。

 

「まさかこんな地味に便利な特技があったなんて、おねーさんビックリしちゃった。」

 

「ハハ、ありがとう姐さん。ハンバーグ大きくしとくよ。」

 

「さっすが!将来はおねーさんのトコに来いよ‼︎」

 

OK。

なら俺の純潔は姐さんに捧げよう。

 

そんなくだらないことを思いながら俺はハンバーグをこねるのだった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「レオーネ、数日前帝都で受けた依頼を説明してくれ」

 

時は変わって夜。

夕食も終わり皆は席でお茶を啜っている。

………そろそろ初任務か。

 

「標的は帝都警備隊の隊長オーガと油屋のガマルって奴だ。事実確認は済んでるよ」

 

ドサっと依頼金をテーブルの上に乗せる。

 

「その人、よくこんなに貯めたな」

 

「……その人からは性病の匂いがした。身体を売り続けて稼いだものなんだろう」

 

タツミは唇を噛み締める。

きっと皆だってそうだ。そのやるせなさや悔しい想いを力に変えるんだろう。

 

「……よし、我々ナイトレイドはこの依頼を受ける。悪行無動の屑共は新しい国に要らん。必ず天罰を下せ」

 

ボスも依頼を受ける気になったのだろう。オーガとガマルか…。

 

「ガマルを殺るのは簡単だけど、オーガはなかなかの難敵だぞ。普段は見回りに出ていて、それ以外は警備隊の詰め所で暮らしている。

狙うなら非番の日だ」

 

「よく分からねぇが、マインが帰るまでに俺達でやり遂げようぜ!」

 

タツミはマインへの対抗心なのか、机を叩き立ち上がる。

 

「…ほぅ。お前がオーガを倒すと言うのか?」

 

ほらきた。

その場のノリと空気だけでモノを言うとすぐこれだ。

俺は前世で嫌と言う程経験したからな……。

 

「今のお前では無理だ。死ぬぞ。」

 

アカメは初任務から帰って来ない以上トゲのある言い方をする。

またそこが可愛いんだが。

 

「なら、コウタロウも行けばいいじゃん。コイツ結構強いんだよ〜」

 

……姐さん?褒めてるのは嬉しいけど、余計な事は言わないで欲しいな。

 

「決まりだな。……タツミ、コウタロウ。お前らでオーガを消せ」

 

「了解っ‼︎」

 

「分かりました!」

 

決まったんなら殺るしかないな。

原作ではこの任務で死亡者は居ない。なら気をつけるのは俺か。

 

「アカメとレオーネは油屋を頼む」

 

「「了解!」」

 

その後、俺はキッチンに戻る。明日の仕込みをしないとな。

食堂ではアカメがタツミに説教してるが、俺は抜けてきた。

 

 

……初任務か。

タツミに任せてもいいかな?

 

 




と言うことで、オーガ戦はコウタロウは見てるだけです。
タツミの成長の邪魔をしたらいけませんし……
(戦闘模写が面倒くさいなんて言えない……)


それでは次回もよろしくお願いします!
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