変体企業の異世界進出【IS】   作:獅狼

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舞台外のイレギュラー

以上までがサブタイトルです。
難産ですぜ~しばらく更新してなかった作品だから最初の設定忘れているんで、ちょっと矛盾があるかも……確認はしたんですが
次は戦闘です。
ついでにIS編終了予定です。



海、兎、福音……

場所は宿、フリータイムと言うわけで皆が水着に着替えたり、全力でだらける気であったり、温泉に入りいこうと行動を開始していた。

 

 

「ちょっとちょっと、二代さん。さすがにそれは大胆すぎるよ!!」

「そうで御座るか?」

 

確かに二代の水着はどうみても面積が狭い。

上乳見えてる……どころかはみ出しそうだし、下もギリギリ重要な場所が隠れているだけと言える。

しかしこれでも鉄壁なのだ。ハードポイント操作しない限りは取れないし、不思議とずれない、そう言う設計だ。

加護も再現してくれたみたいで、暴漢対策も過剰に万全だ。

 

「うん、女の子同士でもちょっと危ないと思うよよ」

「危ない水着?」

「織斑くんもいるしやめた方が良いんじゃないかな」

「でも違和感無いスタイル凄い、羨ましい~」「その腰と肩のなに?」「それにしても青似合うね~」「せっしーより青似合ってるんじゃないの?」「なっ!?」

 

多数決の結果、比率9:1で『二代の水着』は変更を余儀なくされた。

動きやすいで御座るに………っといけない、心の自分はまだ俺でいたい。

分割思考の『俺』が二代になりかけて急いで修正を行う。

 

この『俺』は女性化に抗う観測思考、いずれ戻る自分の体を忘れないためのものだ。

 

しかし、最近女性に囲まれての生活のせいでどうも侵食が起きている様だ。

 

織斑?あれはダメだ、男として色々ダメだ。

 

 

 

 

 

 

 

まあ、そんなどうでも良い話は置いて、

 

実を言うと、束ちゃんが連絡をしてきたのだが、昔……と言ってもACが来る前のことだが、

どうもある計画を考えていたらしい。

でも、ACに入ってそんなのポイしたとかで……前襲撃してきた無人機、ゴーレムも廃棄し忘れていたものだったそうで、もしかしたら今回もそういったものが利用される可能性があるとのこと。

 

詳細情報が送られてきたので、それを確認したところ、今回は軍事用IS。

無論有人機だ。それを暴走、というより情報の誤認をさせるとかなんとか。

周囲は敵ばかり、そいつらは搭乗者を狙っていると言った形に。

すると、ISと搭乗者の仲が良いほど暴走するとかなんとか。

もっと細かいいろいろはあるけどそんな感じだそうだ。

そこらへんまで通話で束ちゃんがいったところで、背後に束さんが現れ、束ちゃんの首根っこ掴んでどこかへ連れて行ってしまった。

その時の顔は笑顔だけど怖かった。

 

 

 

 

そんなわけで、高確率でこの臨海学校も、騒動が起きることがわかっているので、ハードポイントは外さない。

中に蜻蛉切りと、ISをしまっていつでも取り出せるようにしておく。

 

 

「そういえば束ちゃんの方が来ると言っていたで御座るな」

流石に二人共来たらパニックになるな。

二人が揃ってくる状況を想像して苦笑いする。

服装と雰囲気からして別人だと……知ってる人ならわかるが、篠ノ之束が二人もいたら大変なことになる。

 

 

「ま、成るようになるで御座るか?」

 

 

少しして

 

 

「やっほー、二代ちゃん元気してた~?」

篠ノ之束が現れた。

 

「おお、元気で御座るよ?妹と幼馴染みには挨拶をしたで御座るか?」

「もちもち、いや~箒ちゃん、相変わらずツンツンしててね~そんなんじゃダメだゾ☆って言ったんだけど木刀で叩かれそうになって急いで逃げてきたんだよ」

「久し振りの会話がそれじゃいかんで御座ろう」

余計なことをしたのは確定的に明らか。

 

「ぶー、ただ抱きついておっぱい揉んだだけだよ~?」

「ダメで御座ろう」

「なんでさ!!」

「やられたら、嫌でござろう?」

「箒ちゃんにだったら問題ないよ?あ、もちろんちーちゃんも」

「そういえばお主も十分に変態でござったな、常識が通じん」

「二代ちゃんもね~」

 

 

くるくる回りながらご機嫌な束ちゃんはどこかへ消えていった。

 

「さてはて、どうやら騒動は近いようで御座るな」

一番始めに両手を握った際に渡されたメモをみて少し気を締め直す。

 

  ―― 二日目、襲来、天罰、足止め。

 

四つの単語変な内容ではあるが、意味は解った。

 

「誰も落とされずにミッションを成功するが追加報酬の条件……なかなかに難題で御座るよ」

 

後に箒が専用機を手にいれて有頂天に成っているのを見て追加報酬は諦めた。

 

 

 

 

 

そして、いよいよと言うべきか、ついに軍用IS『銀の福音』の暴走が伝えられた。

 

 

そして進む話、ラウラのスペック要求を経て、作戦思案となった。

 

 

「ふむ、銀の鐘が最も厄介な兵装で御座るな、常時瞬時加速同等の加速を得られるとなると、下手な攻撃は避けられるものであり、間合いも相手の思うがままと……」

「ああ、伊達に軍事目的で作られていない。リミッターもかけられていない状態なのでシールドエネルギーも桁違い。攻守ともにここにいる者のISを上回っていると考えられる……本多はのはどうか知らんがな」

「残念ながらリミッターがかかっているで御座るよ、火力なら勝ち目もあろうが拙者の『鹿角』の加速術式『飛翔』は速度を落とす要因を禊、加速してゆく形でござるよ、スロースターター故に間に合うかどうか……」

 

とは言っても、目的は足止め、動きを五秒もとめれば衛星軌道からの攻撃で仕留め切れる。

 

 

「ひゃっほーい」

 

屋根裏から束ちゃんの声が聞こえた。

 

「行き詰った会議に救いの手をpresent!!」

 

束ちゃんはなんと、織斑先生の足元から飛び出て屋根裏を警戒していた織斑先生にそのまま抱きつく。

 

「ちーちゃんちーちゃん、どうかな?驚いたかな?上から来ると思った?残念でした!!下からだよ」

 

織斑先生は上を向いたままその手を束ちゃんの頭に載せた。

 

「うん?」

「何をしに来た!!」

「あいだだだだだ!!久しぶりのアイアンクロー!!さすがちーちゃん、本当に頭が潰れそう、え、いや本当にまずいからやめて、これ以上はダメだよ、中身でちゃうよ!?」

 

ごめん、ごめんって~と束ちゃんが謝り始めてようやく手を放した。

すると、束ちゃんはするっと俺の背後に回り込み…

 

「アイタタ、本当に危なかったよ、ほんの少し、頭蓋骨が歪んじゃったよ」

 

そう言いながら頭をグイグイ押して治す束、

 

「よっし、これでオッケー、危うく束ちゃんのプリチーフェイスが縦長になるところだった……」

「それで、貴様は何をしに来たのだ、束。用がないのなら帰れ」

「ぶー、さっき言ったじゃないか、攻略の糸口のプレゼントだよ」

「なに」

「まずは、ほい、二代ちゃん。追加武装と高速パッケージ『VOB』だよ。やったね、これで超音速の世界が体験できるね!!」

「しかしこれって使い捨てで御座ろう」

「う~ん、本体は再利用できるようにしたから使い捨てでは無いかな?燃料の問題で使ったら補給が必要だけどね。邪魔だったら使い捨てで良いってさ。

次にだけど、箒ちゃんカモーン」

「なんですか?」

「はは、実を言うと赤椿は第四世代機、全身の装甲が『展開装甲』になっていて様々な状況に対応可能さ!!もちろん亜音速飛行もね」

 

箒ちゃんが剣道少女じゃなくて弓道少女だったら梅椿でも良かったんだけどね~と他に聞こえないように俺の背後で呟く束ちゃん。

 

「いい加減、拙者の背後から出たらどうで御座るか?」

「えーいいじゃないかよう、一応、私の護衛でもあるよね?」

「むう、そうで御座るが」

「ちょっと待ちなさい、それってどういうこと?」

「おやぁ?そこのチミっ子ちゃん興味があるのかね~」

 

束ちゃんが弄りモード突入。でもお仕事中だから強制終了。

軽く肩に置かれている手をトントンと叩いただけですが。

 

「チミっ子って言うなー!!じゃなくて、えーと、はい。教えて欲しいです」

「はっはー別に敬語にならなくてもIS取ったりしないってば」

「えーっと、それで、一体どういうことなんだ?さっきも二代になにか渡していたし……それに」

「おっと、そうだね、じゃあ手っ取り早く教えてあげよう、実は私は、現在月面でACに身を寄せているのだ!!」

「それは前に盛大に全世界へ放送したで御座ろう」

「あれ?そうだっけ……まあ、いいや。それで、今回は箒ちゃんにIS上げに来たのと、簡単なお使いだね。お届け物、そして。伝言」

 

んん、と喉元に手を当て、声をそっくりに似せて伝言を伝え始めた。

 

「我々ACは此度、篠ノ之束の要請に応じ銀の福音の撃墜に手を貸すこととなった。

五秒、足を止めてもらいたい、そうすれば決着がつく。

二代くん、場合によってはACの使用を許可する」

 

ん……と、言葉を切った後、喉を鳴らして、下の声で話し始める。

 

「というわけだよ。うん、五秒って言っていたけど、そんなにかからないと思うから頑張って足止めしてね。

あ、でもその時は上に注意だよ」

 

「じゃあね、バイビー」

 

そう言って束ちゃんはふすまから消えていった。

 

 

 

「なんだかわかりませんが、とりあえず、足止めをすればいいということですか」

「そういうことみたいね」

「正体不明の企業に頼らずとも我々で切り捨ててしまえばいいのではないか?」

「うーん、上に注意ってことはどこぞの国を攻撃したりした衛生砲使うのかな?」

「ま、そんなことよりまずは接敵だろ。束さんの言い分を聞くと、箒と二代さんが適任みたいだな」

「一夏がまともなこと言ってる」

「ちょっとまて鈴、それどういうことだよ」

 

わいのわいのと騒がしくなる。

 

 

「いい加減にせんか!!編成は篠ノ之が織斑を抱えて、本多は……何人まで連れて行ける?」

「他言しないと言うならば残り全員を、ただし、ISを展開してシステム制御を一部こちらに任せてもらえるならば」

「……なんだと、それは本当か?」

「Jud。誠に御座る。ただし、そうなると足並みをそろえるのは無理かと」

「どういうことだ。私が遅れるとでも言うのか!!」

「そうでござるよ。基本スペックが違いすぎるでござる。単体で音の二倍、VOBを使って音の四倍での飛行が可能故に」

「おい、それは大丈夫なのか?」

「うむ、実を言うとこんな速度で地面や水面付近を飛行するのは被害が出るので、上空10000m以上を飛行して接敵する予定で御座る」

「そっちもだが、それに便乗する他の奴らのことだ」

「そのために、システムを一部弄らせろと行っているので御座るよ」

「わかった。そこまで言うのならばそうなのだろう」

 

音の四倍?と話し合っている者たちをよそに、作戦が決定したようだ。

 

「篠ノ之と本多によって全員を福音の近くまで輸送し、福音へ攻撃。削り切るもよし、足止めをしてACに処理を任せるもよしだ。だが、おそらくそのような選択をする余裕が有るような状況ではないと思う。各人、全力で事に当たるように」

 

《《《了解!!》》》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、ここらなら良かろう」

今現在、ACを展開できそうな場所を見つけたところです。

 

「しかしまさか、初めてのフルサイズ展開をこのような状況でするとこになるとはびっくりで御座る」

できれば男であるときにやりたかったものだ。

 

「こんなところまで移動するとはな、よっぽど他には知られたくないのか?」

 

織斑先生がそう言ってきて初めて気がついた。ほどよく入江になっている。

 

「そうでは御座らんよ、足場が確りとしていて尚且つある程度の広さがある場所を探しただけで御座るよ」

 

「そうか、それで、どうやって全員を現地まで連れてゆくというのだ?」

「ふむ、それでは――千刀起動」

 

ハードポイントから刀が絡み合ったアクセサリを取り出し、機動をかける。

 

[おはようございます、メインシステム、通常モードで起動します]

 

アクセサリの刀が綺麗に整列し、枠を作り、その中にモニタが発生する。

 

[お久しぶりです、マスター]

「うむ、早速だが作戦を確認するで御座るよ」

[……依頼確認……作戦確認、サーチモードでフルサイズ展開]

 

ふわっと俺の体が宙に浮き、7・8メートルほどで停止、格納空間からパーツが次々に召喚され、コアから順に形を作り始める。

 

チラッと視界の隅に映った専用気持ち及び先生は皆ポカンとした顔であったと言っておこう。

 

[コア構築完了、各部構築完了、武装は格納状態で待機、VOB構築開始]

 

『まあ、こんな感じでござる。

では、皆の者、ISを展開して手の上に来るで御座るよ』

《《《えぇぇぇ~~~!!》》》

俺の一言で再起動したのか、一斉に叫びだす。

「なにこれ、ロボットじゃないの!!」「ACってこんなものまで作ってるの!?」

「巨大ロボットだと……もうコイツだけで良いんじゃないかな……」「すっげー」

「確かにこれなら五人くらい……いやいや、なんだこれは……」

 

どうやら織斑先生まで現実逃避を始めたみたいだ。

 

 

『いいから早く来るで御座るよ』

「お、おう。じゃあまず俺から」

一人だけ目を輝かせていた織斑一夏が真っ先に接触してきた。

手乗りになったところでアクセスをかけ、これに対するブロックを解除させ、設定をいじる。

 

簡単に言えば、ISの手足とアンロックユニットを解除してPICの設定を変えただけだ。

 

そこからは割と早く話が進み。出発準備が整った。

 

全員を両手にのせた状態で魔法《バインド》を使って滑落を防ぐ。リングを体に巻き付けてそこからチェーンを伸ばして手に固定と言う形だ。

 

 

「うお!?なんだこれ」だとかの叫びは完全に無視。

ちょっと一部の者は卑猥っぽくなってるけど元々水着みたいなものだから大して変わりはない。

 

『それでは出撃するで御座るよ。VOB(これ)は見ての通り故に、避難してもらいたい』

 

一言で理解できたようで、織斑、山田両教師は安全だろう場所まで移動する。

それでもまだ危険なので子機を飛ばしシールドを張らせる。

元より安全圏迄移動するのには時間がかかると思っていた。

『そいつがシールドを張ってくれるで御座るよ。帰ってくるまで預かっておいてくだされ』

 

「……わかった、全員無事に帰って来い!!」

 

《《《はい!!》》》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――舞台外―――

 

「チクショウ!!一体どういうことなんだ!!」

暗い部屋で明るい画面をのぞきながら一人の青年が喚いていた。

 

「もう少しで束を捕まえられると思えば月に変な奴らが湧いて、そいつらにかっ攫われるわ、束ねの残していったゴーレムを原作通りに送り込んでみれば衛生砲で蒸発!?こんなの知らねえぞ!!」

 

机に手を振り下ろして怒りをぶつけた後、キーボードを取り出して何かを操作し始める。

 

「こんなはずじゃなかったんだ。本当なら今頃俺は束を保護して男性IS適正者としてIS学園でハーレムを作っていたはずなのに!!

俺ののIS、バビロンの膨大な拡張領域と俺の技術力があれば今頃ッ!!」

 

自分の右中指についた金の指輪を撫でながら怒りを叫び、しかしPC画面を見てニヤつく。

 

「だがもういい、次ので俺はヒロインを手に入れる。

束の残したツールを利用して銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)を暴走させる。

密輸船を誘導して織斑一夏を原作のように落とす、そして撤退をできないように福音を誘導して箒を撃墜させて、それを回収!!いやいや、そうじゃないな、二度目の出撃でちょっと手を加えて一夏が来る前にヒロインを全員海に落として回収、あとは調教して………ククククク」

 

 

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