次の日、悠斗は玉狛支部の元自分の部屋で目を覚ました
そして食堂につくと、筋骨隆々の青年がサンドイッチを作っていた
「おはようっす、レイジさん。ふぁ~あ」
「おはよう、悠斗。相変わらず朝は弱いんだな」
あくびをしながら入ってきた悠斗にレイジと呼ばれた青年が呆れながら答える
「あ、サンドイッチもらっていいすか?」
「ああ」
悠斗はレイジの許可をとりサンドイッチを一つ口にする
「そういえば他のメンバーは?」
「京介はバイトで小南はまだ寝ている。宇佐美は買い物に出かけてて迅はイレギュラー門の調査だそうだ」
悠斗の言葉にレイジは丁寧に答える
「俺はこれからトレーニングに行くが、お前はどうするんだ?」
「昼前くらいには日用品を買うぐらいっすね」
「そうか。なら小南が起きたら全員の事情を言っておいてくれ」
「ふぁい」
レイジの言葉にサンドイッチを加えながら答える悠斗
そしてレイジが出て行って数十分後、小南も食堂にやってきた
「おはよう。あれ?レイジさんたちは?」
小南の言葉に悠斗はレイジに聞いたことをそのまま伝える
すると、小南はだんだんと顔を赤くする
「じゃ、じゃあ、今基地にいるのはあんたと私だけ?」
「大丈夫だ。俺もすぐに出てくよ」
小南の言葉を聞いて悠斗はあくびをしながら答える
「な、なによ!私と一緒にいるのがそんなに嫌なの!」
「ちげーよ。うちの日用品を買い足しに行くんだよ」
小南が声を荒げて悠斗に聞くと、悠斗は面倒臭そうに答える
「ただいま~」
すると、宇佐美の声が聞こえてきた
「宇佐美も帰ってきたし、俺も出るわ」
「ストップ!ちょっとの間待ってなさい!」
悠斗の言葉を聞いた瞬間、小南は悠斗を呼び止め、宇佐美の声が自室に戻っていく
そして数分待ってると、小南は外出用の服に着替えてきた
「さあ、行くわよ」
「行くって、ついてくる気か?」
「い、いいじゃない!それとも私とじゃ、嫌?」
今まで強気で喋っていた小南だったが、急に袖をつかんで弱弱しく聞く
「嫌じゃねーよ。ただ、バイクで行くつもりだからそれでもいいか?」
「うん」
悠斗の言葉を聞いて小南は嬉しそうに返事をする
そしてバイクの留めている場所につき、悠斗はヘルメットを一つ投げ渡す
「わかってると思うけど、ちゃんとつかまっとけよ」
「わかってるわよ。何回乗せてもらってると思ってるのよ」
「威張るとこじゃねーけど、確かにな」
小南の言葉に悠斗は懐かしむように同意する
「よいしょっと」
「それじゃあ、いくぞ」
「うん」
悠斗が一声かけると、小南は悠斗にしがみつく
そしてバイクのエンジンをかけ、玉狛支部から出発した
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バイクを十分ほど走らせて少し大きめのデパートについた
「あれ?日用品ならスーパーとかでもいいんじゃない?」
「一人ならそこだが、お前もいるからな。色々とみるのにはここが一番いいからな」
悠斗がそういうと、小南は少し嬉しそうになる
「ねぇ、服とか見に行ってもいい?」
「ああ。今日は気分が良いから何着か買ってやるよ」
「え、いいの!?」
悠斗の言葉に小南は目を輝かせる
「そのかわり俺の服も選ぶの手伝ってくれ。自分のセンスで選ぶと似たようなのばっかになるから」
「ええ。お安い御用よ」
小南は悠斗の言葉に嬉しそうに答える
そして二人は駐車場からデパートの中に入った
「言っとくけど今日はバイクで来てるんだからな」
「わ、わかってるわよ!」