ワールドトリガー~もう一つの黒トリガー~   作:gjb

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第4話

「こっちにしようかな。でもこっちも捨てがたいな」

 

二人はデパートにやってきて今は桐絵の服を選んでいる途中だ

 

正確に言えば桐絵が気になる服を探して悠斗がそれを眺めている

 

(嬉しそうにしてくれて何よりだな)

 

悠斗が桐絵の票所を見て満足していると、電話がかかってきた

 

無視しようかと思ったが、電話の相手が忍田なのを確認してその考えを捨て去った

 

「悪い、桐絵。忍田さんから電話がかかってきたから少し離れる」

 

「わかったわ。それまでには決めとくわ」

 

悠斗の言葉を聞いて桐絵がうなづく

 

そして悠斗は店を出て電話に出る

 

「もしもし、悠斗です。どうしました?」

 

「ああ。実は迅がイレギュラー門の原因を見つけたんだ。今送った画像のトリオン兵が発生させてたらしい」

 

忍田がそういい終わるのと同時くらいに画像が届いた

 

「そいつが原因なんだが、数が多くてな。非番のところ悪いが全隊員でこいつの駆除をするから手伝ってくれ」

 

「……わかりました。けど、俺のトリガーは黒トリガーですから共通センサーは映りませんよ?」

 

悠斗はこのトリオン兵がいままで見つからなかったことを考えて地下や路地といった目の届きにくいところにいると推察した

 

それなのに捜索を始めようとするのはそのうちの一帯を調べてセンサーに移るようにしたんだろうと考え付いた

 

他の人たちのセンサーには本部から一斉に情報が送ることができるが、自分の黒トリガーにはそれができない

 

なので自分はどうすればいいか尋ねたのだ

 

「サンプルの一体が今本部にある。どうせこれから大量に捕獲するからこいつは取り込んでも(・・・・・・)別に問題ない」

 

「了解しました。けど今買い物してたので荷物を置いてからそちらに行くことになるので……」

 

「それぐらいはべつにかまわん。それじゃあ本部についたら私の部屋に来てくれ」

 

忍田はそういうと電話を切った

 

「……まぁ荷物を送ってのは本当だしな」

 

悠斗はそういって荷物(桐絵)のことを考える

 

「おーい、桐絵実は……」

 

電話のことを告げようと悠斗が店に戻り桐絵に話しかけようとすると、桐絵は携帯を片手に持ち悲しそうにこちらを見ていた

 

(そういえば全隊員って言ってたな)

 

今の状況を見て一瞬で桐絵にも連絡が来たことを察する悠斗

 

「俺は本部に戻らなくちゃならないからお前を玉狛に返すぞ」

 

「……うん」

 

悠斗の言葉に桐絵は弱弱しく答える

 

「……買い物ぐらいまた付き合うから元気出せ」

 

「本当!?約束よ」

 

桐絵が侑人の言葉を聞いて嬉しそうな表情を浮かべる

 

「約束だ。それじゃあ帰るぞ」

 

「うん」

 

悠斗がそういってバイクに乗って玉狛に帰ることにした

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