トリオン兵を一掃した次の日、悠斗は本部にやってきていた
朝まで飲んでいたため悠斗は夕方少し前に起きたのだ
そして携帯を見てみると昼ごろに忍田からの着信が残っていたのだ
その電話が何の用だったか聞くために本部までやってきた
しかし本部長室の前について悠斗は二の足を踏んでいた
(やっぱり来る前に一本連絡を入れておくべきだったか?絶対怒ってるだろうな)
着信を見てすぐに来たため、忍田には連絡を入れてなかったのだ
「やっぱ迅に聞こうかな」
「ほう、何をだ?」
悠斗が呟いた瞬間、後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた
そして後ろを振り返ると、そこには忍田が立っていた
「いやー、会議に出られなかったのでその内容を……」
「そうか。その前になぜ連絡も入れずに会議に出なかったんだ?」
忍田が笑顔のまま問いかけると、悠斗は冷や汗を流す
「すいませんでした!寝てて連絡に気づきませんでした」
次の瞬間、悠斗は土下座をした
悠斗の言葉を聞いて忍田はため息を吐く
「まったく。急な呼び出しだったから来れないかもしれないと思っていたが、まさか寝ていたとは。とりあえず連絡ぐらいは入れろ」
「返す言葉もございません」
忍田のあきれたような言葉に悠斗はさらに床に頭をこすりつける
「もういい。とりあえず会議の内容を伝えるから中に入るぞ」
「ありがとうございます」
忍田の言葉を聞いて悠斗は礼を言ってから忍田の後に続いて部屋に入る
そして悠斗はそこで今回の会議のことを聞いた
内容は黒トリガーもちの近界民が現れたということ、その近界民がこの前の会議でも上がったメガネの隊員の知り合いだということだったということ、さらにその人物が忍田さんたち創生期からのメンバーの知り合いの息子だということらしい
「それは城戸さんがうるさそうですね。で、結局どうなったんです?」
「迅が対処することになった」
悠斗の言葉に忍田が答えると、悠斗は少し吹き出す
「それじゃあ城戸さんの思い通りにはならなさそうですね。それで俺たちはどうすればいいんですかね」
「私たちのすることは変わりない。わかってるだろ?」
悠斗の言葉を聞いて忍田はいつもの調子で答える
「了解です。それじゃあ俺はこれで……」
「待て」
悠斗が話も終わり帰ろうとすると、忍田が呼び止める
「えっと、何でしょう」
悠斗は呼び止めに応じたものの、不安げに忍田の方を向く
「いや、嵐山隊の広報任務がもうそろそろ終わる予定なんだ。迎えに行ってくれ」
「えー面倒くさ……」
「なら私の事務仕事を手伝うか?」
「行ってきます」
悠斗が断ろうとしたが、忍田の言葉を聞いた瞬間すぐに撤回した
そして悠斗は文句を言いながらも嵐山たちの迎えに行った