4000字使ってドール出てこないとか・・・・・・ぼったくりやろ!
まま、ええわ(寛容クレーマー)
数日して、二人だけの生活にも慣れてきた頃。
今は夕方で、ちょうど俺は大学から家へと帰ってきたところだった。
玄関の扉を開こうと手をノブに掛けたところで、俺はふと動きを止める。
ため息をつき、ポケットからイライラしてる時に、たまに吸うたばこの箱とライターを取り出す。
大学は高校生が思い描いているほど素晴らしい所ではない。
はっきり言ってピンキリかもしれないが、それなりにストレスがたまる場所でもある。
授業中にはしゃぐ馬鹿、どこへ行っても品のないヤツら。
はっきり言って品がないのは俺も同じだが、種類が違う。
人間、種類が違う集団が近くにいるだけでストレスがたまる。
そうなると、どこかではけ口が必要になってくるものだ。
俺の場合はサバゲーというストレス発散法があるが、頻繁に出来るわけじゃない。
こまめにストレスは発散しないと、発散法は発散法になりえない。
だからこそ、たばこだ。
これならたまに吸えば気分が多少マシになる。
箱から一本取り、コルクのような色をしたフィルターを咥える。
そしてライターを着火させ、ゆったりとした火を煙草の先端に近づける。
そして、吸う。
―――ふぅ・・・・・・―――
肺を満たした煙。
その煙に乗ってニコチンが全身に行き渡る。
しばらくして、いや、たぶん俺がそう思っていただけだろう。
俺だけのゆったりした時間。安心できる、束の間。
誰にも邪魔されない俺だけの空間で。
車の音、鳥の音、風の音、近所のカレーの臭い、流れる雲と、沈み行く太陽。
―――あぁ、これだ。この時間、この感覚。
これこそが俺の求めているすべて。
絶対的な安堵。
それがどれだけ大切で貴重か。
それがどれだけ必要で、困難なものか。
過ぎ去ってしまったものは、還らない。なら、いいじゃないか、今だけは。
いいものだ。
穏やかな時間というものは。
「あぁ^~生き返るわぁ~」
俺の心の傷が癒されていきますよ~イくイく!
よし、シリアスは消えたな!これでこそ俺だ。
そう、シリアスなんて必要ねぇんだよ!そのためのタバコ?あとそのためのライター?
金ッ!煙草ッ!ロリータッ!みたいな?
そうだよこれこれ、なんでこんな冷め切っちゃってるんですかねぇ。
俺は常にアホでなんぼのもんだ。
すっかり気分が良くなった俺は水がたまっている灰皿に、まだ半分以上燃えていない煙草を放り込む。
あーさっぱりした。
俺、ニコチンでボーっとするのは好きだけどたばこの煙は大っ嫌いなんだよ!
お、家の近くを可愛い女子小学生が歩いているぞ、眼福眼福。
「さて、入るか」
事案にならないうちに玄関の扉を開けて中へと入る。
「ぬわぁーん、疲れたもぉおおおおん!!!!!!」
お決まりのお疲れ台詞を吐きながら靴を脱いでバッグを玄関横の和室にブン投げ、洗面所へと向かう。
手洗いうがいはちゃんとしないとな。
「おーおかえり。先風呂入っちゃったわ」
そう言ってリビングからやって来たのは礼。
髪はホカホカと湯気を立たせている。
手を洗いながら、わざわざ出迎えてくれた礼に返事をする。
「あ、そっかぁ・・・・・・俺も入りてぇなぁ。じゃけん風呂行きましょうね~」
軽く会話を流してうがいを始める。
その時だった。
「そういやなんか宅急便届いてたよ。すんげぇでっかい箱に入ってたけど、またなんか買ったの?」
ふと、礼がそんなことを言い出した。
「心当たりがありすぎてわかんね」
LBTタイプのプレートキャリアに安く買ったショットガンのエアガン、あとは・・・・・・なんだろうか。
しかし、今礼はでっかい箱と言った。
俺の知る限りでは当てはまるものはない。
プレートキャリアはそんなに大きくないし、ショットガンも突入用の短銃身タイプだから意外と小さいし・・・・・・
まぁいい。
後で考えよう。
俺は特に考えもせず、呆れてリビングへ戻る礼の後ろ姿を眺める。
さ、風呂入ろ。
―――数分後。
「あぁ~あっつぅ~、ビールビール!冷えてるか~?」
風呂から出た俺は、短パンと寝巻用のパーカー、そして首にタオルを巻いてリビングへ。
礼はリビングとつながっているキッチンで晩御飯を作っている最中で、この違和感ありまくりの喋り方に突っ込んでくれない。
とりあえず俺は冷蔵庫からビールを取り、ごくっと一杯飲んでテーブルのある方を向く。
「なんだこの箱!?(驚愕)」
驚いた俺がやや棒読みで叫ぶ。
それもそのはず、テーブルには、ブラウン管テレビ並みの大きさの段ボールが乗っていたのだ。
俺変なもん頼んでないよな・・・・・・設置型のおもちゃ(意味深)とかだったら笑えないよ!すわわっ!
「それ早くどうにかして」
相変わらずの対応で礼は言った。
どうにかしてって言われてもな・・・・・・じゃあ、ぶち開けてやるぜ!
「オッスお願いしまーす(Z戦士)」
アルコールが回って一人でおかしなテンションで喋ると、俺は段ボールの封を切る。
しかしデカい箱だな、蛇が好きそう(小並感)
やたらと厳重にガムテープで密閉されているため、なかなか開けるのに苦労する。
「いやぁ君は強いテープだ(レ)」
劇強ガムテープ君に賞賛を送ると、俺は最大限の力で引きちぎろうとする。
「勢い余ってッ・・・・・・!よっこらぁあああ!!!!!!(レ)」
「うるせぇ!!!!!!(迫真)」
「はい」
とうと礼に怒られたので、仕方なく中途半端にちぎったガムテープをカッターで切ることにした。何やってるんだろう俺。
二秒もかからずにスッパリ切れたガムテープ君に一瞥もせずに箱を開く・・・・・・が。
「ん?」
そこに入っていたのはまたしても箱・・・・・・ではなく、お洒落なアンティークっぽい鞄だった。
「え、なにこれは。俺さすがにこんな高そうな鞄は注文しないぞ」
俺が注文したとしても、もっと実用性のあるものだ。
主にサバゲーで。
礼はまだ料理に夢中。
なら、調べるなら今だろう。
「鬼が出るか蛇が出るか・・・・・・」
少し緊張して鞄を取り出す。
やたらと重いのが印象的だ。少なくとも空ではないはずだ。
ゆっくりとテーブルに鞄を置き、鞄を調べる。
罠の類は・・・・・・外側には無し。いやそもそもこんな平和な日本で大それた罠なんて仕掛けるやついないだろ。
一通り外周をチェックした俺は、鞄のロックを外し、取っ手を掴む。
一気に開けよう。
「3、2、1、オラ!」
勢いよく鞄を開く。
それと同時に咄嗟にファイティングポーズを構える。
何が起きても一撃でノックアウトしてやる。
馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(天下無敵)
が。
「・・・・・・え」
思わず呆気にとられる。
なぜならば。
「女・・・・・・の子?」
小さくて美しい女の子・・・・・・の、人形が、まるで眠るように横たわっていたから。
きらきといちゃらぶしたい(ノンケ)
次回もお楽しみに(申し訳程度の作者感)