魔法少女リリカルなのは~使徒の名を冠す者~(仮) 作:misima
煙が晴れる。
「こちら、ロングアーチ2。ヘリの防衛に成功・・・。ギリギリ間に合いました。」
『ナイスだよリリィ!』
【Entdecken Sie die Startpunkt des Beschusses.(砲撃の発射地点を発見)】
アークナイス!
「部分顕現!《
文字通り、霊装を部分的に顕現させる。
私が今顕現させたのは、例の巨大な鎌の部分。
起動に魔力を使って活性化させるから、半端じゃない燃費の悪さだけど。
「《
今の私には、しっかりとヘリを撃った二人が見えている。
決してはずすものか。
「百火繚乱!ヒートォ・・・・・。」
【Heat disaster.】
「ディザスターッ!!!」
刹那、真紅の魔砲が強烈な反動と音を残して発射される。
直撃する直前、二人は避けることに成功したようだ。
「ちっ!外した!」
だけど、そっちに逃げると・・・。
「待ちなさい!市街地での危険魔法使用及び殺人未遂の疑いで逮捕します!」
フェイトさんがいるんです・・。
「今は遠慮しときまーす!」
おい眼鏡。
それは無いでしょ・・・。
「IS発動、シルバーカーテン。」
消えた・・?
「はやて(はやてさん)!」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「位置確認、詠唱完了!発動まで後4秒。」
「了解!」
戦闘機人を追撃していたフェイトが突如引き返す。
「引き返した。なんで?」
「まさか・・・!?」
振り返るとそこには巨大な黒い球体が。
「広域・・・空間攻撃・・?」
「うそーん!」
なんてコントをしている眼鏡をよそにその魔法が発動される。
「遠き地にて闇に沈め。・・デアボリックエミッション!」
黒い球体が急激に膨張をはじめ、街の一角を飲み込んでいく。
ギリギリで脱出にし成功した二人であったが・・。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
はい残念。
なのはさんとフェイトさんが待ち伏せていました。
「トライデントォォ・・・・」
フェイトさんが砲撃の構えに入り、そして・・・
「スマッシャー!」
三叉の砲撃が発射される。
「ディバイぃぃ・・・ン・・・・・バスター!!」
その真逆からなのはさんの魔砲が放たれる。
そして直撃。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
・・・じゃないんだよね・・。
私は即座に反応し、発動しっぱなしだった自らのISを駆使してそれを追尾する。
バレてはいないはず。
「ふぅ~・・トーレ姉様、助かりました。」
「感謝・・・・。」
「ボーっとするな。さっさと立て。」
超高機動型ってとこかな・・?
「馬鹿者共め・・。監視目的だったが、来ていて良かった。セインはもう、お嬢とケースの確保を完遂したそうだ。合流して戻るぞ。」
帰られたら困ります。
「ちょっと待ちなよ。」
「ッ!?誰だ貴様?」
「え?お前は・・・。」
「私はリリネア・アーノルド。管理局で一等空尉してるんだけど。」
「・・・局のものか・・。私らを捕らえにでも来たか?」
いやいやいやいや。
だったら、先にロングアーチに連絡とるし、ジャミングなんてかけて無いって。
「そういうんじゃないんだけど・・。」
「なら・・・。・・・というか、お前同族か?」
「“同族”っていうのが戦闘機人のことなら少し違うかな?」
「どういうことだ?」
「私の身体は生身・・・というか人造魔導師素体だよ。だから同族というならあなた達が狙っていたあの子と同族ってことになるのかな?」
「マテリアルか・・・。」
「でも、厳密には違う。あなた達も見たように私は“IS”だって使う。」
「だが戦闘機人では無いと・・・?はッ・・。わけが分からんな。」
私でも訳がわかんないのに分かられても困る。
「そのことも含めて、あなた達の生みの親、ジェイル・スカリエッティーに会いたいんだ。」
「会わせると思うか?」
「あなたは賢い。絶対に会わせるよ。」
そういうとフッと笑ったような顔になった。
「いいだろう。」
「トーレ姉様!?」「え!?」
「ありがとう。まぁ別にあなた達の居場所をばらそうとか言うんじゃないからそこらへんは安心していいと思うよ。」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ただいま戻りました。」
というわけで、スカリエッティー一味のアジトに到着した私。
レリックが無いとかあるとか話をしているけど、私は一際気にせずラボに直行した。
一応、トーレと呼ばれた人も着いて来るみたいだ。
「博士。客人を連れてきました。」
「あぁ、トーレかね。入りたまえ」
「やぁ君かね。ISを使っていたようだが、私は君を作った覚えは無い。どういうことかね?」
「そりゃそうですよ。私はもともとこの時代に作り出されたものじゃないんですし。」
「ん?」
「私が生まれたのは古代ベルカ戦乱時代。あなたのような酔狂な科学者が昔にもいましてね、聖王・覇王・炎王の一族から飛び切り強い力を持った遺伝子を抽出して私の中に組み込まれているんです。ちなみに余談ですが、私もレリックウェポンですよ?」
「おお!つまり君は三王の遺伝子を全て受け継いでいるというわけかね!して、君の中にあるレリックは何番なのだね?」
「番号は知りません。」
「そうかね・・・。君の身体を是非にも研究したいのだがどうかね?」
えー・・・。
「へ、変な事しないんだったらいいですよ?」
「そうこなくては!ウーノ!今すぐ準備に取り掛かるんだ!」
「はい。」
スカリエッティーの話し方がわからないww