魔法少女リリカルなのは~使徒の名を冠す者~(仮) 作:misima
アルネア君の様子が。
~はやて side~
わたしは機動六課部隊長、八神はやて二佐や。
一日遅れでやってきた新しいロングアーチのメンバー、アル君とは面識がある。
それは四年前の空港火災のことや。
~四年前~
「203、305、東側に展開してください!魔導師陣で防壁はって、燃料タンクの防御を!」
そんなはやての元にリインが飛んできた。
「はやてちゃん!ダメです!全然人手が足りないですよぉ!」
「そやけど、首都からの魔導師支援が来るまで持ちこたえるしかないんよ。がんばろう?」
「はい!」
陸士部隊で指揮官研修をしていたはやては前線式で作戦に参加して、休暇を利用してはやての元を訪れていたなのはとフェイトも救助に参加した。
「そのまま南へ!」
「はやてちゃん!応援部隊の指揮官さん到着です!」
そこに一人の男性が駆けてきていた。
「すまんな、遅くなった。」
「いえ。陸士部隊で研修中の本局特別捜査官、八神はやて一等陸尉です。臨時で応援部隊の指揮を任されてます。」
「陸上警備隊、108部隊のゲンヤ・ナカジマ三佐だ。」
「三佐、現場指揮をお願いしてもよろしいでしょうか?」
「あぁ。すまなかった。・・・こいつも連れて行け。」
そう言って、ナカジマ三佐は後ろを指差す。
そこにいたのははやてと年の変わらないような一人の少女だった。
「アーノルドニ等空尉であります。これより、消火活動に参加します。」
はやては、「この子が?」と思ったものの、ナカジマ三佐が言ったのだ、上官の言葉に異論はない。
しかし、この子が?という感情はすぐさま棄てることとなる。
─── 火災鎮火地点、上空
「八神一尉?先にやらせてもらっても?」
「ええけど・・?」
「では、遠慮なく。」
アーノルドと名乗った少女は小さな声で呟いた。
「・・・マスター認証、ロック解除。いくよ、アーク。」
【OK.】
「・・・・・・・《
少女の全身を覆っていた漆黒の甲冑が、蒼のワンピース(のようなもの)とウサギ耳のついたパーカーに変わって行った。
装甲・・・というか甲冑は淡青色。
デバイスは消失し、完全に無手の状態である。
しかし見れば、彼女の両腕は氷付けになっている。
「(・・・ッ!?魔力の質が変わった!?何をするつもりやろか?)」
彼女は凍り付いた右手を高く掲げ・・・・・、
「凍て付け・・・・・氷結街道《アイスロード》。」
振り下ろした。
刹那、彼女の振り切った手の先にあった場所が瞬間的に凍結した。
無論、空港からはみ出し、海に向かったその冷気の本流は海をも若干凍らせ数百メートル地点で消失した。
「・・・はい?」
思わずはやても素っ頓狂な声を上げる。
無理もない。
彼女の姿が変化してから、ほんの十秒足らずの出来事だ。
しかし、それでは全てを鎮火できたわけではなかった。
はやてはいち早く我を取り戻し、鎮火を完了すべく詠唱を開始する。
「仄白ほのしろき雪の王、銀の翼以もて、眼下の大地を白銀に染めよ。来こよ、氷結の息吹・・・アーテム・デス・アイセス!」
「すっげー・・・。」
「これがオーバーSランクの力か・・・。」
「それもだが、あの子は何者だ?」
「さぁ?」
この日以来、空港火災沈下に現れた一人の謎の少女は氷蒼の魔女と呼ばれることとなる。
─── 鎮火完了後
「アーノルド二尉。」
「はい、八神一尉。」
「おつかれさん。あ、あと私ははやてでええで?」
「でははやてさんと。」
「うん。あと君の名前、教えてくれへんかな?」
「あ・・・。アルネアです。」
「アル君なぁ。わかった覚えたで。」
「はやてさん。すみません。少し急いでいるのでこれで失礼します。」
「あ、うん。気をつけてなぁ。」
~終~
あのあと通信で、「あの力のことは誰にも言わないでください」と言われたので他言は一切していないんやけど・・・。
ほんまに、あの力はいったい・・・。
そうやった。
今日は一人追加メンバーが本局から派遣されてくるんやったな。
そろそろ着くころあいやと思うけど・・・。
コンコンコンッ
来たみたいや。
「はい。」
「本局より派遣されてまいりました。ネリエル・アーノルド一等空士です。」
「どうぞ。」
「失礼します。」
入ってきたのはアル君より少し年上くらいの女の子。
めっちゃ美人さんや。
「今日からよろしくな?」
「はい。」
彼女は少し難しい顔になってから・・・。
「ところで八神部隊長?」
「はやてでええよ。ん?」
「こちらに私と同じアーノルド、という人がいると聞いたんですが?」
「アルネア・アーノルド一等空尉なら間違いなくここにおるけど・・・。」
すると彼女は顔が明らかに呆れたような表情になった。
「アルネアって・・・。あんの馬鹿
「ちょ、ちょい待ち?今、
「はい。アルネア・・・いえ、
「はぁぁぁぁぁぁぁあああ!?」
コンコンコンッ
こんなときに誰やねん・・・。
「どうぞ。」
「失礼します。はやてさん、この訓練の件って・・・・・・。」
~side out~
わたs・・俺は隊長室のドアを開けた。
「・・・・・失礼しました。」
「「ちょっと待て(待たんかい)。」」
取り込み中じゃん。
かなり俺にアウトな形で。
「ネルさん!??どうしてこちらに・・!?」
「「ネルさん?」じゃないわよ!この馬鹿姉!一言ぐらい言って出て行きなさい!」
「うわっ!馬鹿!ここで姉とか言うな!」
なんてこった。
こんなところに双子の妹のネルがいるなんて・・・。
「ちょっとええかな?」
「・・・はい。なんですか、はやてさん。」
「君の本当の名前は?」
「アルn・・「本当のって言うたやろ?」・・・リリエル・アーノルド一等空尉です。」
なんかプレッシャーかけられたら話しざるを得ないんですけど・・・。
「なんで嘘ついたん?」
尋問ですよねこれ?
なに?二人とも超怖いんだけど。
「動きやすかったから・・・。」
「ちなみに性別年齢は?」
「・・・・・・・女ですよ。年齢は十h・・・「十三です。」・・・・・・ネル・・・?」
「いまさら隠す意味なんてないじゃない。」
いや、確かにそうなんだけどね。
それを言っちゃおしまいなんだけど・・・。
っていうかね、年齢をばらしちゃうと私(あ、戻っちゃった)の階級が・・・。
「十三歳で一等空尉・・?はぁ・・・・。」
ほらこうなるじゃない。
「まぁ、今回のことは、みんなに話してしっかり認めてもらうことや。それさえしてくれれば、私からは不問とする。ええか?上官をあんまりからかったりしちゃあかんで?」
「はい。ご迷惑をおかけしました。」
はぁ、今日の昼が鬱だ。
まさかの展開(笑)