セナ「んー……クロワールってやつが、俺をミスってここの次元に飛ばしてきちまったってのはわかったけど。気になることがあるなぁ……」
~セナ、頭をポリポリとかく~
セナ「現実世界での俺は、行方不明ってことになってんのかなぁ……」
~パジャマ姿のまま、森の中を歩くセナ~
ガサガサガサゴソッ!!(セナの後ろから)
セナ「ッ???!!!!!」
セナ(まさか……クマっ?!)
~驚いてはいるが、どこかワクワクしているセナ~
~草陰の中から、ドラゴンクエストでいうスライムに犬耳をくっつけたようなモンスターが出てきた~
モンスター「ぬら~~~(野太い声で)」
セナ「……What?」
~モンスターをまじまじと見つめるセナ~
セナ「……お前、可愛いな」
モンスター「……ぬら?」
セナ「おっ……目があった……お前ホント可愛い目をしてr……」
モンスター「ぬらぁあああああああああああああッッ!!!!(野太い声で)」
セナ「ファッ?!」
~モンスターがセナに襲い掛かり、セナはモンスターに地面へ押し倒されてしまう~
セナ「きゃははははははwwwwwwwwwww!!おい!!wwwお前!!くすぐってぇよ!!」
モンスター「ぬらぬらぬらぬら!!!!!ぬらぁあああああああああああああ!!!」
セナ「ちょwwwwwww笑い死ぬって!!!!wwwwwww」
???「そこの者から離れなさいッ!!」
~セナの視回に「シュッ」っと一本の光の線が走り、モンスターを真っ二つに切り裂い
た~
セナ「……え?いったい何が起きたんだ?」
~セナが地面を見渡すと、モンスターを形成していた液体はあたり一面、血しぶきのように散らばっていた~
???「あなた、スライヌに襲われていたようだったけど、大丈夫?」
セナ「……?女の子の声?」
~セナ、声のするほうを向く~
???「正解。私は女の子よ」
セナ「Oh……It is a pretty girl(和訳;「おぉ……かわいい女の子だ」)」
???「……え?」
セナ「ああ、ごめんごめん。『かわいい女の子だ』ってつぶやいただけ」
???「か……かわいい?!私のことが?!」
セナ「もちろん、ボーイッシュな女の子、嫌いじゃないよ」
???「……あ、ありがとう……」
セナ「ははっwwどういたしましてwwところで、君は……いったい?」
アイエフ「私はアイエフ。ゲイムギョウ界に吹く一陣の風、とでも名乗っておくわ」
セナ「アイ……エフ……?」
アイエフ「なによ、そんな不思議な顔をして」
セナ「苗字とか名前とかって、ないの?」
アイエフ「……ナニソレ(ぽか~ん)」
セナ「いや……なんでもない。気にしないでくれよ」
セナ(……ロビンとかエレンだとかジェシカだとか、人々の名前がそんな名前の世界か……ファンタジー世界……?)
アイエフ「ま、いいわ。私も名乗ったんだもの、あなたの名前も教えてよ」
セナ「ん。OK、アイエフ。俺の名前は、セナ。ゲイムギョウ界に落ちた一陣の風、とでも名乗っとくぜwwハハッwww」
アイエフ「ああ!私の二つ名パクッたわね!!ってか『風』が『落ちる』って表現、どうかと思うんだけど!!」
セナ「まあ、ええやん。軽いノリだよ、軽いノリ」
アイエフ「そこは、ゲイムギョウ界に落ちた激動の雷と言えばいいんじゃないかしら?」
セナ「えー……だったら俺は、落ちた一陣の風でいいや」
アイエフ「まあ、二つ名なんて、好きなように、それぞれの人がつければいいんだからね。……あっ、ちなみに、一陣の風ってそのまんまパくるのは無しね!!それは私の二つ名なんだから!!……それはさておき、セナはどうして、そんな恰好でここにいるわけ?」
セナ「あー……これにはちょっと深い理由があってね……」
アイエフ「深い理由?なに?」
~セナは、当たりをキョロキョロ見渡しながら、自分のパジャマの袖を見た~
セナ「……話してもいいけど……その前に、ここから出ない?」