超次元ゲイムネプテューヌ~災厄の魔剣~   作:ネプノ珈琲

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第6話 『魔窟』

~プラネテューヌの宿屋で一晩を過ごした二人(決して嫌らしいことはしていない)~

 

 

~窓の向こうで小鳥がさえずる中、二人は冒険の支度をしていた~

 

 

 

アイエフ「ほら、いくわよ」

 

 

 

~セナ、自分の着ている服をじろじろ見る~

 

 

 

セナ「本当に……いいのか?これ、おごりで」

 

 

 

アイエフ「これから一緒に冒険するパートナーなのよ?パジャマで冒険でしてもらいたくなんかないもの。いいわよ。洋服の1つの2つくらい、私のポケットマネーから出してあ

げるわ」

 

 

 

セナ「……あとで、返すぞ?」

 

 

アイエフ「そんなこと気にしないでよ。『サンキュー』の一言で済ましてほしいわ」

 

 

セナ「……さんきゅっ」

 

 

アイエフ「そ、それが一番よ」

 

 

セナ「なあ、ちょっと一ついいか?」

 

 

アイエフ「なに?」

 

 

セナ「本当に、ついて行っていいのか?その……俺は、アイエフに」

 

 

アイエフ「一人で旅をするより、二人のほうが好き。当たり前よ」

 

 

セナ「サンキューな。こんな、無職で、身寄りのない年上の男と一緒に冒険してくれるなんて」

 

 

アイエフ「まあ、こっちの世界に飛ばされてきちゃったんだから、仕方ないわよ、無職なのは。さ、行きましょ!」

 

 

 

 

 

~二人、宿屋を出て、ギルドへ向かう。到着~

 

 

 

 

セナ「……ここが、ギルド?」

 

 

 

アイエフ「そ。手持ちのお金は、まだまだたくさんあるけど、私、毎日仕事をしないと気が済まないのよ」

 

 

セナ「俺のいた世界では毎日仕事が当たり前のような感じだったけど」

 

 

アイエフ「あら、そうなの?じゃあ、こっちの世界じゃ、だいぶ楽に生活できそうね」

 

 

セナ「だといいなw」

 

 

~アイエフ、ギルドのタッチパネルを押して、クエストを受注する~

 

 

アイエフ「……よし、受注完了♪行くわよ」

 

 

セナ「おっけ」

 

 

~二人、ギルドを出て、ショップでナイフを一つ買い、プラネテューヌを出る~

 

 

~アイエフのバイクにまたがり、ダンジョンへと向かう~

 

 

セナ「なあ、運転中、申し訳ないんだが……」

 

 

アイエフ「どうしたの?」

 

 

セナ「俺の武器はナイフ一本なんだが、大丈夫なのか?」

 

 

~後ろの腰のベルトにちょこんと装備されたナイフを片手でポンポンと叩くセナ~

 

 

アイエフ「まあ、そこまで凶悪なモンスターが出るわけじゃないから、それで大丈夫よ」

 

 

セナ「……(不安そうな顔)」

 

 

アイエフ「それと、剣のスキルも持ってないんだもの、あなた、現実世界とやらで戦ってたりした?」

 

 

セナ「格闘家じゃないんだし、戦ってなんかないさ」

 

 

アイエフ「でしょ?だから、ナイフくらいの小物で十分よ」

 

 

セナ「まあ、アイエフがそういうなら別にいいか」

 

 

~二人、ダンジョンにつく。目立たないところにバイクを止め、ダンジョンの中へと入る~

 

 

セナ「いかにも『ダンジョン』だな、この洞窟」

 

 

アイエフ「『魔窟』って言われてるわ、ここの洞窟は」

 

 

セナ「そのまんまやん」

 

 

アイエフ「行きましょ」

 

 

~二人、魔窟に入る。セナは腰からナイフを、アイエフはシャムシールを抜き、周りに警戒しながら歩く~

 

 

セナ「今回のクエストは確か……」

 

 

アイエフ「シカベーダ―を10匹倒す」

 

 

セナ「そう、それだ。で、そのシカベーダーさんはどこにいるんだ?」

 

 

アイエフ「まだ姿を見せないわね……」

 

 

セナ「まあ、まだ洞窟に入ったばかりだもんな。モンスターのホームとやらは奥にあるんじゃないのか?こういうのって」

 

 

アイエフ「……とりあえず、まだまだ奥へ進みましょう」

 

 

セナ「おっけ」

 

 

 

~洞窟の奥へ進むが、シカベーダーどころか、ほかのモンスターすら見つからない~

 

 

 

 

 

アイエフ「……おかしいわ……」

 

 

 

 

 

セナ「……さすがにこれだけ歩いてモンスター一匹も出てこないってのは……ねぇ?」

 

 

 

 

 

アイエフ「洞窟を間違えたのかしら……そんなことはないはz…」

 

 

~セナ、アイエフ、お互いに足を止めて、見つめ合う~

 

 

 

セナ「……おい、アイエフも感じたか?」

 

 

 

アイエフ「もちろんよ。現在進行形で感じてるわ」

 

 

 

セナ「……殺意のこめられた視線を360度から感じるよな?」

 

 

 

 

アイエフ「……ねぇ、これってさ」

 

 

 

 

ザザザザザザザザザザザザザッッ!!!!!!!!!!

 

 

 

~マシンガンのような足跡と一緒に、360度からモンスターが一斉に二人に襲い掛かってくる~

 

 

セナ&アイエフ「「ピンチってやつだよナァ(わ)!!」」

 

 

~アイエフ、セナの頭を右手でアイアンクローして、地面にはいつくばせる~

 

 

セナ「へぶっ?!」

 

 

アイエフ「顔を上げないで!!伏せてなさい!!」

 

 

 

 

 

~アイエフ、気を集中して、シャムシールを刃の周りに無数の光の刃を発生させる~

 

 

 

 

 

アイエフ「……アポカリプスッ」

 

 

 

 

 

~体をグルンッと空中で回転させ-―~

 

 

 

 

 

アイエフ「ノヴァアァアァアァアァアァアァアァアァアァアァアァア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ッッッ」

 

 

 

 

 

~--無数の光の刃を360度に放出させる!!~

 

 

 

 

 

 

ズガァガアアアァアアガガガガアアアアアアアアアアガガッガガガガアガガガガガアアアガガッガアッガガガガガガアアガガアガガガガガガ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

~壊れた旋盤のように、破壊音が立て続けに鳴り響き、全ての敵に光の刃が突き刺さる!!~

 

 

 

スタッ

 

 

 

~アイエフ、見事に地面に着地し、セナを見る~

 

 

アイエフ「ふぅ……これでひとまず安心ね……さ、もう、顔を上げて大丈夫よ」

 

 

セナ「(あたり一面を見渡しながら)うわぁ……見事に死んでるや……これ、アイエフがやったのか?」

 

 

アイエフ「もちろん!『アポカリプス・ノヴァ』……私の必殺技よ」

 

 

セナ「なんか、顔伏せてるときに、すげぇ音が聞こえたんだけど……」

 

 

アイエフ「光の刃を無数に作って、放出する技よ。あれは敵に突き刺さる音ね」

 

 

セナ「(敵の死体を見渡しながら)……?でも、光の刃なんて突き刺さってないぞ?」

 

 

アイエフ「魔法で錬成した刃だからね。しばらくしたら効果が切れて無くなっちゃうのよ……っあ……」

 

 

~アイエフ、くらりとめまい、ドサリと地面に倒れる~

 

 

セナ「?!!?ッオイ!!アイエフ!!大丈夫かよ!!」

 

 

~アイエフ、はあはあと喘ぎながら、セナのほうへ顔を向ける~

 

 

アイエフ「……魔法で……あれだけの……刃を錬成するの……って、もの…ものすごく……体力が必要なのよ……」

 

 

~アイエフの喘ぎはとまらず、激しさを増す~

 

 

セナ「しゃべるなって!!説明はいいから……!」

 

 

アイエフ「大丈夫……よ……しばらくおとなしくしていれば……治る……から……」

 

 

セナ「……わかった……でも、ここじゃ危ないよ」

 

 

~セナ、周りを見渡す。敵がいないことを確認してから、アイエフの腰に手を回す~

 

 

セナ「コレ、人生初のお姫様抱っこだなw」

 

 

アイエフ「………(少し赤面して、何か言いたげな顔をしている)」

 

 

セナ「ほら、俺の首に手を回して。落っこどしたら洒落にならないからさ」

 

 

アイエフ「……わかった、わよ……」

 

 

セナ「……ここまで来たんだ、今、入り口にひき戻ったら、かえって危ない気がする。出口まで向かっていいか?」

 

 

アイエフ「……(こくり)」

 

 

 

セナ「よし、じゃあ、行くよ?」

 

 

 

~セナ、アイエフをお姫様抱っこして、魔窟の奥へと歩み始めた~

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