Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜 作:あいーんチョップ
「あれが俺の始まりだったんだろうな」
数年前の俺は
数年前
千冬姉が今まで俺にしたことは単なる気まぐれの甘やかしで本当は俺の事はどうでもよく道路の石ころのようにいつでも捨てるような認識をしていたんだろう。本当に必要だったのは家族ではなく二連覇をした名誉だったらしい。誘拐犯たちは千冬姉が決勝を辞退したことによって依頼を成功することができず、報酬も来なくなったことにより怒り狂ってしまいその憂さ晴らしに俺をサンドバックにして、ボロ雑巾のようにズタボロした後俺を殺そうとしたが誘拐犯たちは謎のロボットによって殺されていった。
だけど俺を殺してくれるんだったら人間でもロボットでも悪魔でもいい。もはや俺には生きる意味なんてないんだから。
ロボットたちは俺に砲口を向け発射するのを待ち俺は目を閉じて自分が死ぬのを期待した。だけど突然変な声が聞こえたかと思いきや変な光が俺を包み込んで俺を守ったがいい迷惑だった。その上あのへんてこな金属野郎たちは消えてしまい濃い青色のボール野郎が『まずは僕のモデルで戦ってみて』とほざくかと思いきや俺に光を当てると消えてしまった。
だったらやってやるよ
あの偽善者を殺すための力のウォーミングアップと洒落込もうじゃねえか
俺の頭に青緑色の巨大な獣が思い浮かんだのでその力を使おうとするがボール野郎が止めようとするが俺は何故かこの力に呼ばれたような気がした。
「ハァ、ハァ、ハァ…………」
力を受け取ってから少しの時間がたち周囲にはあのロボット軍団の破片が散らばっており俺はひとまず生き延び、膝をついたと同時に戦いの際にできてしまった水たまりを見てみると完全に人間の顔ではなかった。それはまるでガキがよく見るヒーローのようなものではなく、まるで人型の怪獣と言ってもおかしくない姿だった。
天にも届きそうなライオンよりも禍々しい鬣、隕石であれ全てを切り裂いて破壊する獣の爪、山であろうと貫くであろう鋭い尻尾
それに加えて俺が放っている殺気のせいでヒーローどころか悪役と言ってもおかしくないものだが復讐鬼にはふさわしいな。
『一夏くん、この勝ち方は褒められないよ。あれじゃあただの殺人鬼だ』
「うるせえよ」
俺がやった戦闘パターンはヒーローどころか悪役そのものだった。腕が奴らみたいなキャノン砲になったので放ってみるととそこからマシンガンとは比べ物にならないほどの連射でただの一発だけでロボット一体では収まらず後ろにいた数十体のロボットどもに貫通していき奴らのボスであろう要塞みたいなロボットの頭部を力任せに蹴ったら怯んだので追撃に尻尾でロボットの頭部を斬り裂いた後はトドメに爪で真っ二つにしたタチが悪い戦法だった。
『それだけじゃないよその気になったら相手の攻撃を全て回避できたのにわざわざ攻撃にあたりながら攻撃をしていたよね。あれじゃあ死にに行くようなものだよ?』
確かに奴らの攻撃はまるでテレビのスローモーションがかかったみたいに遅かったが俺はそれでも構わずに攻撃を受けながら奴らを破壊し続けたがそれがどうしたというんだ?俺が持っている力なんだからどうこうしようが俺の勝手だろ?
「俺はもともと死んだような身だ。ヒーローごっこをしたいなら他をあたってくれ。その前にこの力は少し貸してもらうけどな」
俺はこの絶大な力を持っている今のうちにあの偽善者を殺そうとするが急にさっきまでの莫大な力が火が消えたみたいに一気に消えてしまうと俺の姿が元に戻ったと同時に周りに光が現れ再び俺を守った金属の姿ではなく人のような姿になった。
『だったら僕たちは君に力を貸すことはできない。少なくともイレギュラーと同じような思考回路を持つようじゃあ世界を救うことはできないな』
「ああそうかい。俺は世界がどうなろうと知ったこっちゃない。俺一人死んだところで世界からしてみれば人間1人が死んだとしかならないからな。むしろ変な役割を背負わなくて済むし清々する!!!」
深呼吸をした後そう叫ぶと金属たちは無言になり粒子となってどこかへと消えた。
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