Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜   作:あいーんチョップ

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11話 空っぽ

 

千冬SIDE

 

私は今目を疑っている。

 

その理由は私の目の前には私によく似ている人間の顔があった。しかし体のほうは胸はなく、よく見ると体が筋肉質であったのでその性別は女ではなく男であり髪の色も白かった。

 

だけど私はそんなことを思うまでに目の前にいる人間を思うがままに抱きしめた。

 

「一夏っ!!」

 

そう、この人間は私と政府によって殺されてしまいこの世を去ったはずの私のたった1人の家族だった。

 

真耶は私の心情察したらしく周りにいた野次馬たちを注意しながら移動させた。

 

真耶には感謝してもし尽くすことができない。一夏に似た人間がいると言う情報くれたのは真耶だからだ。

 

 

 

 

 

数分前

 

私は日本政府の人間に例のヘルメットの男を呼べと脅迫したがどうやらその男は煙のように消えるらしく問いただす前にいなくなってしまうから連絡することができないらしい。

 

私は落胆しながらも次の計画を考えていた。

 

機械の怪物たちが暴れ回っている現場へ行く?ロックマン、イヤ、一夏は結界みたいなものを張るので現場へ到着するまでに事件は終わっているだろう。ならば私が事件を起こす?イヤ、そんなことをしたら確実に一夏に縁を切られてしまうだろう。

 

よりによって入学式が始まるこの時期に自由に行動できる時間は全然ない。もっと確信的な情報があれば一夏に近づくことができるかもしれない。

 

「千冬さん、耳にしてほしい情報があるんですけど」

 

職員室で考えていると真耶が神妙な顔で近づいてきた。

 

「どうした真耶?」

 

「あのですね、最近レゾナンスでクレープ屋の屋台ができたんですけど」

 

「あのなあ真耶、私はそんなヒマは」

 

どうやら真耶は今度の休日にそこへ誘おうとしているらしいが次の言葉に凍りついた。

 

「千冬さんに似た男の人がそこで働いているらしいんです」

 

「なんだと?」

 

私は気持ちを切り替えてその男が一夏本人であることを祈っていた。

 

 

 

現在

 

「一夏!さあ家に「すみませんが」帰ろう!」

 

私と一夏の間に入ったのはブロンドの女だった。この店の店長なのだろうか?

 

私の疑問をよそに店長は引っ張りながら一夏と私を距離を置かした。

 

「ソラくん、この場をお願い」

 

「分かりました姉さん」

 

姉さん?お前の姉は私だけだ。私以外の女を姉と呼ばないでくれ!そしてお前の名前は一夏だ!ソラなんて名前じゃないだろ!?

 

「ま、待ってくれいち「すみませんが私のスタッフに何か御用でもあるのでしょうか?」な!?」

 

店長が私を引き連れて人気のない場所へ連れて行ったが私は一刻も早く一夏を連れ戻したいのにこの女の言葉に腹が立った。こうなったら意地でも……

 

「むやみにあの子に関わらないでくださいますか?あの子には記憶がないのですよ」

 

「え?」

 

私は店長の言葉が聞こえなかった。イヤ、聞きたくなかったのかもしれない。

 

「私はある日散歩をしていて偶然あの子を見つけたんだけど、あの子はね瀕死の重傷を負っていたのよ。もし私が見つけていなかったら死んでもおかしくない位の瀬戸際だったの」

 

っ!

 

「あの子は掠れるような声で『姉さん……姉さん……』と言っていたのよ。病院へ連れて行って治療をしたから一命をとりとめたけど目覚めたあの子は自分のことをわかっていなかったらしいし、精神的ショックが大きすぎたのか髪の毛の色も失ってしまった」

 

「な!?」

 

じゃあ一夏はもう二度と……

 

私の心情を察したのか怒りを込めた声で

 

「あの子を見捨てたあなたはあの子の家族なんかじゃない!もう二度とあの子の前に現れないで!!」

 

「待ってください!!千冬さんはあの時政府の人たちに一夏くんが誘拐されたことを知らされていなかったんです!!」

 

突然現れた真耶に援護射撃をされるが店長はそれがどうしたと言わんばかりの表情だった。

 

「あなた、知っていなかった。なんてのが免罪符になると思っているの?運が良かったからあの子が生きていたけど下手をしていたら死んでいたのかもしれないのよ?」

 

店長は踵を返しこちらに顔を渡さず

 

「織斑一夏と言う人間はもうこの世にはいない。あなたと世界によって殺されてしまった。あの子の名前は何もかもなくなってしまって空っぽになってしまったから空。日本では別の読み方があるからそれをとってソラと呼んでいるわ」

 

 

 

 

 

 

店長がいなくなると私はいつの間にか膝を地についていた。

 

これまでの悪事で私にバチが当たったのか?白騎士事件を起こしてしまったから?女尊男卑を作ってしまったからか?そのせいで私はかけがえのないものを失なってしまったのか?

 

もうよそう。一夏、イヤ、ソラよ幸せに生きてくれ。

 

千冬 SIDE OUT

 

店長 SIDE

 

私は織斑千冬にあんなことを言ったけど誘拐した組織の幹部がどの口が言うのかしらね。でもこうでもしないとマドカがうるさいのよね。

 

「ありがとうございます。わざわざ手を貸してもらって」

 

「いいのよ一夏くん。あの2人だと何をするかわかったもんじゃないもの。特にマドカの場合はね」

 

自分で言いながら寒気が止まらなかった。もしマドカが織斑千冬に会ったりしたら一触即発の空気になってISを展開して一夏くんのことでネチネチ言いながら戦いをするだろう。

 

「さて、今度は謎の男としてアソコに行くのよね?」

 

「はい、IS学園に行ってISを悪用している人間がいないかを監視しながら奴らがIS学園を襲われても無事になるよう警護します」

 

そう言いながら一夏くんは衣装を変えてヘルメットをかぶり国安0課を出て行くのを見送りながら私はクレープを食べた。

 

「やっぱり一夏くんが作ったものってなんでもおいしいわね♪」

 

即席で始めたクレープ屋だったけどそこら辺のプロと遜色ないほどの出来栄えだった。




一夏の偽名(ソラ)のモデルはまんま流星のロックマン2のエンプティーです。

あとISはロックマンZXによく似てると思うんですよね。

箒がZとXとH

セシリアがXとH

鈴がFとZ

シャルがAとF

ラウラがPとH

楯無がLとX

簪がAとHですね

さてISの10巻の発売がいよいよ近づいてきました二代目ブリュンヒルデがどんな人か楽しみです。


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