Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜   作:あいーんチョップ

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タイトルから察するでしょうが駄文をお楽しみ下さい。


12話 幼馴染み

世界中のエリートたちが集まるIS学園では嵐が起こっていた。

 

その理由は女しか動かせないISを動かすことができる男が現れたのだ。

 

これによりパワーバランスが崩れてしまい女の権威が弱くなってしまう。学園にいる女尊側の人間は生徒だけではなく教師もいるので自分たちの権威を脅かす存在に苛立ちを覚えていた。

 

しかしあるクラスでは複雑な表情を浮かべている教師と生徒がいた。その理由はその唯一の男性操縦者が自分のクラスに来たというわけではなく

 

「き、今日から皆さんと一緒に授業をするソラ君です。皆さん、仲良くして下さいね」

 

副担任の山田真耶がなんとか冷静を装いながら紹介するが明らかに隠しきれていなかった。

 

「ソラです。世界初の男性のIS操縦者ですが右も左もわからない身ですのでご協力をお願いいたします。人類皆等しく!一丸となって!差別をすることなく!共に歩んでいきましょう!」

 

彼が爽やかに挨拶するとクラスの大半が黄色い声援を放つが一部の生徒は挨拶の中に含まれているワードに目くじらを立てていた。

 

 

たかが男の分際で私たちのISを使えるだけでいい気になるな

 

 

それは一部の生徒たちが共通している言葉だった。

 

彼の言葉を気にしていないのは彼の美貌に惚けている生徒と副担任である山田真耶と

 

(一夏…………)

 

彼を長年待ち焦がれていた最初の幼なじみ篠ノ之箒だった。

 

「ああ山田先生、任せてしまってすまない」

 

突然の来訪者に生徒は一瞬呆気を取られるがその人物を認識した途端

 

『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!』

 

ソニックブームが放出したのかと疑うほどの高音波が発生した。千冬ファンでわない篠ノ之箒と山田真耶そして

 

「ふわわ〜〜〜」

 

ダボダボの袖の制服を着た少女がソニックブームの餌食となり軽い混乱をしていた。

 

「千冬様よ!」

 

「私、お姉様に会うために来ました!北九州から!!」

 

「ハア、よくもまあ毎年これだけの馬鹿者が集まるものだな。それとも私に来るようになっているのか?」

 

千冬が鬱陶しそうにため息をすると再びソニックブームが巻き起こり教室を震撼した。

 

ちなみに織斑千冬の元弟の一夏(ソラ)は織斑千冬が来た時点で察知し事前に耳に手を当てソニックブームの被害を抑えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ちょっといいか?」

 

「なんでしょう?」

 

ソラは突然の来訪者に顔色を変えずに冷静に対応するが声をかけた相手の方はどこか焦っているような表情であった。

 

「着いて来てもらえないだろうか?」

 

「……分かりました」

 

ソラは読んでいたISの参考書のページを閉じるとの後を追った。

 

3人称 SIDE OUT

 

 

箒 SIDE

 

私は幼馴染みであり才能が突出した姉を持つという共通点があり、そして……初恋の相手でもある一夏と一緒に屋上へ来たが何を話せばいいか分からなかった。だけど山田先生からあるお願いをされてしまった。

 

『篠ノ之さん、どうか一夏くんの記憶が戻る手助けをしてください!』

 

山田先生の依頼の言葉にある部分を聞き逃すことができなかった。

 

『そんな、一夏には記憶がないのですか!?』

 

私の質問に対し山田先生は涙を流しながら頷いた。

 

『千冬さんが一夏くんの記憶を取り戻すことができなくて今でも泣きそうなのを耐えているんです!篠ノ之さんは確か一夏くんの幼馴染みなんですよね!?どうか!どうか一夏くんの記憶が戻る手助けをしてください!』

 

そのまま土下座をしそうなのをなんとか止めて一夏を連れて来たがあの千冬さんでも記憶を取り戻すことができなかったのに私が一夏を元に戻すことができるだろうか?

 

「それで?このソラに何か御用で?」

 

考え事をしている間に一夏が尋ねてくるが何を話せばいいのだろう?とりあえずは…………

 

「私は篠ノ之箒だが…………」

 

「篠ノ之?」

 

っ!名前じゃなくて名字に反応するとは複雑な気分だ。

 

こんなに悲しいことはない。せっかくの共感者がいなくなってしまうなんて。

 

おそらく一夏はISを開発した姉の束の関係者かなにかを思っているんだろう。そして男にとっては呪いの鎖と言ってもいい兵器を創造したことを憎んでいるんだろう。

 

「えっと、その、私はあの人とは…………え?」

 

あ、ありのまま話そう!

 

一夏は私に抱き締めたのだ!つまりハグをしたのだ!

 

「な、何を…………」

 

私は一夏を軽く突き飛ばし理由を聞くと一夏は不思議そうな顔で

 

「なんでかわからないけど悲しいことがあったらいつも誰かにこうされていた。スコール姉さんにされた記憶はないのになんでだろう?でも、こうされるとトゲトゲした気持ちが落ち着くんだ」

 

「そ、そうなのか。だけど知らない人にやってはいけないぞ」

 

顔が熱いが一夏に説得させるとさらに不思議そうな顔になり

 

「なんでかわからないけど、君は僕と同じニオイがしたから、つい」

 

!!

 

「そろそろ戻ろうか。時間もなくなってきたからね」

 

「あ、ああ、分かった」

 

私は一夏の言葉に従い教室に戻るが一筋の希望が見えた気がした。

 

箒 SIDE OUT

 

 




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