Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜   作:あいーんチョップ

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2016年にロックマンのアニメが放送するらしいので楽しみです!

あと精神異常者の烙印を押されたヴァルキリーは10巻に出ていたアーリィではないので悪しからず。


13話 クラス代表

一夏 SIDE

 

俺は箒との会話を終え、授業が始まると同時に複数の視線の中に1つの視線に疑問を感じた。

 

興味が尽きない視線

 

憎しみと侮蔑が篭った視線

 

これらの視線は想定内であるのだがそれ以外の視線を感じるのだ。

 

敬愛の視線

 

その視線が誰のものかわからなかった。隙を見て視線の主を見るために後ろを向こうとするがあいにく今は授業中であり下手をすると千冬姉による出席簿の攻撃による制裁されてしまうだろう。

 

俺はこれからのことを考えていると

 

「ソラくん、ここまでで分からないところはありますか?」

 

「いいえ、特にありません」

 

山田先生が心配な顔で聞いてくるが俺は事前にISの予習をしていた。さすがに一夜漬けでは電話帳並の分厚さをしているISの参考書を全て頭に叩き込む事はできない。

 

「そ、そうですか。でも分からないことがあったら遠慮なく聞いてくださいね。なんたって私は先生なんですから」

 

山田先生は動揺を隠しながらそう言うけど隠しきれていないのが誰から見ても明らかだった。こういう人は悪い人に騙されそうだ。

 

 

 

 

 

 

「ああ、ソラくん」

 

 

 

授業が終わると山田先生に呼び止められたので振り向くと山田先生は部屋の鍵を出した。

 

「コレはソラくんの部屋の鍵です。寄り道しないでちゃんと部屋に行くんですよ」

 

校舎から寮までそこまで距離はないはずなのだがまぁ一応頷いておこう。しかし

 

「でも山田先生、相手は誰なんですか?さすがに男と一緒に部屋を共同するの女子はいないんじゃあ?」

 

「え、えっと、相手の方は大丈夫ですよ……多分」

 

俺の質問に戸惑いながらも答えたが最後の言葉に不安しか感じなかった。

 

「それではまた明日!!」

 

山田先生はそそくさと教室から出るが俺には不安しか感じなかった。頼むから女尊側の人間でないことに祈りたい。

 

『まぁ一夏、くよくよしないで寮に行ってみようよ』

 

モデルXが急かすように言うので仕方なく寮へ足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

「誰かいるな」

 

『ああ、気配からして裏の人間じゃないね』

 

「念のためノックしておくか」

 

俺は部屋の扉をノックすると向こうから慌てたような声が聞こえた。

 

『ちょ、ちょっと待ってくれ!』

 

「この声は」

 

『あの子だね』

 

「山田先生の気遣いか」

 

俺は箒の許可が入るまでドアの前に腕を組みながら待っていた。

 

『い、いいぞ』

 

許可が下りたので入るとそこには

 

『綺麗だね一夏』

 

和服を着た箒だった。ふむ、見ない間に随分と綺麗になったものだ。まぁ今は記憶喪失のフリを続けるしかないんだけどな。

 

「篠ノ之さん、迷惑をかけるかもしれないがこれからよろしく頼む」

 

「あ、ああ………その…ソラ…私のことは箒でいい。名字で呼ばれるのは嫌なんだ」

 

「…………分かった。箒さ「呼び捨てでいい」箒」

 

「ああ、よろしく頼むソラ」

 

呼び捨てにすると箒はたどたどしくも笑顔になった。

 

「俺はそろそろ寝る」

 

「ああ、おやすみ、ソラ」

 

俺は箒が寝たことを確認して俺は眠りについた。

 

 

「ああ、そういえばクラス代表を決めていなかったな」

 

授業が進む中千冬姉が思い出したように授業を中断した。

 

クラスの人たちは誰を代表にするか騒いでいるが唐突に

 

「ソラくんがいいと思います!」

 

その言葉を皮切りに俺を推薦する人たちがネズミ算に増えていった。だけど俺はこれ以上下手に目立つわけにもいかないので

 

「織斑先生、推薦を辞退することは?」

 

「イヤ、辞退することはできん。代表が決まったらよほどのことがない限り拒否できないと思え」

 

念のために聞くが千冬姉は気まずそうな気持ちを隠しながら言った。

 

「そうだオルコットさんもやってみようよ!」

 

「えーでもソラくんはどうするの?」

 

「じゃあ戦わせて勝った方を代表にしようよ!」

 

なんか強引すぎるな。ま、大体狙いは分かるけどな。

 

 

 

 

男がISを使っても女には勝てないところを見せてやる

 

 

 

 

代表候補生をぶつけて勝負に俺を負けさせて学園の恥晒しをさせて女尊側の人間の愉悦感を増幅させて男の人たちを絶望させるというところか。

 

「ふむ、ではオルコット。ソラと代表戦をしてもらうか構わないな?」

 

「ええ、このイギリス代表候補生セシリア・オルコットは了承します」

 

確かセシリア・オルコットといえば国家代表クラスと互角以上に渡り合うことができたイギリスでは知らない人などいないほどの有名人で『青き淑女』と呼ばれているんだったな。

 

 

「オルコットさん女の力を見せてやれーー!!」

 

ある生徒がオルコットさんに縋るようにエールを送るとオルコットさんは溜め息を吐きながらその生徒を見下すような視線で

 

「何が女の力ですの?あなた、イエ、この場所にいる人たちの一部はISを強さの象徴と勘違いしておりませんの?」

 

オルコットさんの言葉に周囲は凍りつくがそれでも構わず

 

「そもそもISとは兵器の下位互換に過ぎませんわ」

 

「ち、違うわよ!ISは万能の力よ!現にIS以上の力なんてないんだから!!」

 

「あなた、今なんとおっしゃいましたか?ISが万能?でしたらISは病気を治すことができますの?空腹や飢えを癒すことができますの?」

 

オルコットさんの言葉に反論するが論破されてしまい黙ってしまうがオルコットさんは畳み掛けるように次の言葉を出した。

 

「所詮ISは兵器のカテゴライズに収まっているに過ぎませんわ」

 

 




次回はセシリアSIDE です
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