Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜   作:あいーんチョップ

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今回の主役は世間で言うモブキャラたちです!!


3話 救われるべき善、滅びるべき悪

あるところに幸せそうな表情を浮かべながら歩いている男がいた。

 

そしてある民家の玄関のドアを開くとその男の家族が笑顔で出迎えた。

 

人物A SIDE

 

私は今胸が踊っている。この溢れる嬉しさは最早止めることができない!

 

私はある日商店街で謂れもない冤罪を着せられてしまい捕まってしまった。その理由はあまりにもくだらないものだった。

 

 

 

 

『少しムシャクシャしていたからよ。感謝して欲しいものね私の憂さ晴らしになったんだから』

 

その言葉を聞いて襲おうとしたがそうしたら確実に罪が重くなってしまう。私はこんなところで人生を終わらせたくなかったのにこんな理不尽が許せるわけがない。

 

しかしあのISとか言う兵器のせいでそんな理不尽が許されてしまう。流石に子供やお年寄りには振るわれないが私のような年代には格好の餌食だった。

 

会社の同僚には聞かされたことはあるがまさか自分がその犠牲になるとはな。私の人生はもう終わりだろうな。会社はクビにされ、家庭も離れ離れになって良くてバイト、悪くてホームレスになるだろうな。

 

そんな絶望に落ちた私を救ってくれたのはあるヘルメットをかぶった英雄だった。

 

どうやら私以外にも無実の罪を着せられた男性がいるらしく、その人たち全員を解放させたらしい。もちろん女性たちも黙っていなかったが英雄が殺気を出した瞬間いつも振る舞っている傲岸不遜な女たちは借りた猫のようにおとなしくなった。中には失禁したりトラウマになった人もいた。

 

IS部隊をISが反応できないほどのスピードで操縦者に影響を及ばさずに全滅させたらしく女尊男卑の女たちは当然黙まっておらず、インチキだイカサマだと文句を言った上ヴァルキリークラスのIS操縦者を連れてきて調子に乗っていたが、件の英雄はハンデをつけた上で勝負に勝った。そのハンデと言うのは

 

 

 

『10秒経過したらお前の勝ちにしてやる』

 

その言葉に当然馬鹿な女たちは逆上したがヴァルキリーの女は余裕に満ちた表情で返答した。

 

 

 

『ならば私は5秒であなたを倒しましょう』

 

と自分の勝利を疑わないヴァルキリーの言葉に女たちは機嫌を戻し、あの人が無様に敗北するところを想像していた。

 

そして試合が始って数秒経つと女たちの笑みは消えた。

 

事は数秒だった。

 

試合が始まったと同時にあの人が右腕を上げた瞬間強い光が私たちを襲い、光が収まったらそこには白と黒が入り混じった装甲のないISを纏ったあの人がいた。イヤ、ISと呼んでいいモノか分からないものだった。

 

呆気に取られた女たちであったが時間が経って正気に戻ったのかあの人の姿について嘲笑っていた『なんて貧相な姿なの!まさに男にはふさわしい姿ね!』と顎が外れてもおかしくないくらいに笑っていた。

 

ヴァルキリーはISを纏ってやめなさいと宥めていたがその顔はどう見ても同じことを思っているようにしか思えない表情であった。私は落胆と絶望の気持ちになった。あんな姿ではISに勝てるわけがない。

 

私が顔を落としたと同時に轟音が鳴り響いた。おそらくあの人がヴァルキリーによって無様に負けてしまったのだろうと悲哀と失望が籠った目で見てみると負けていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァルキリーが壁であった瓦礫の山にに埋もれていたのだ。

 

試合終了のゴングが鳴り響くとあの人はIS?を解除してその場を去った。呆然とする私であったが時間が経つにつれて嬉しさが込み上がり、思わずはしゃいでしまった。

 

そして今に至り職場で問題もなく仕事ができ、家族も暖かく迎え入れてくれた。あの英雄には感謝してもしきれない位の恩ができてしまった。何かお礼をしようとしたが、返ってきた答えは

 

 

 

 

『俺はただ理不尽なものを許さなかっただけだ。もし困ったら呼べばいいすぐに飛んでいく』

 

えらく前時代的なセリフであったが彼がどんな言葉を使ってもかっこよく見えてしまうな。

 

「お父さん」

 

「ん?どうしたんだ」

 

娘が私を呼んだのでそれに応えて見ると娘は満面の笑みを浮かべながら私にこう質問した。

 

「お父さんを救ってくれた人って今どこにいるの?私お礼を言いたいんだ」

 

私は疑いもない気持ちでこう答えた。

 

「あの人はね、今も誰かの為に頑張っているんだよ」

 

私は白と黒の色が混ざった英雄の姿を思い浮かべながらそう答えた。

 

 

人物A SIDE OUT

 

 

 

「クソォ!クソクソクソクソォォ!!!!」

 

あるところに牢屋に囚われている女性がいた。その様子はまるで憎しみに満ち溢れていたようであった。

 

人物B SIDE

 

「なんで私がこんな目に遭わなければいけないのよ!女である私が!チクショウ!!それもこれもあの男のせいだ!」

 

私はある日会社の同僚が私より先に結婚をしたらしく、それを聞いた私はかなりイラだった。どうにかしてこのムシャクシャを消したかった。

 

そこで私は会社の帰りに左手の薬指に指輪をはめていた男を見つけてチャンスだと思った。

 

私はわざと男にぶつかり大声を出して男を痴漢に仕立て上げて警察を呼んでその男を逮捕させた。手錠をかけられた男に近づいて耳元でこう言った。

 

 

 

 

 

 

『少しムシャクシャしていたからよ。感謝して欲しいものね私の憂さ晴らしになったんだから』

 

男の方は私に何か言いかけようとしたが女である私はあのISのおかげでどんなことをしても罪に問われない!

 

フフフ、人の不幸は蜜の味とよく言うけどまさにそうね特に男の不幸はこれ以上ないほど美味しいものだったから!これだから男の人を貶めるのは楽しくてしょうがない。これで何人かしらね♥︎私のために犠牲になった男の数は!!

 

気持ちも軽くなったので私は自宅に帰り明日の仕事のために睡眠をとった。

 

そして今日会社に行くと突然警察が来て私に手錠をかけた。私は理由を問い詰めたが男の警察官がとんでもないことを言った。

 

『あなたが偽物の罪に陥れた人は既に釈放しました。あなたには男性冤罪により署に同行してもらいます』

 

訳の分からないことを言われパトカーに乗せられた私は呆然とするしかなかった。警察官は私にある新聞の記事を見せた。

 

【これまで女尊男卑の女性によって無実の罪を着せられた男性は釈放となります。】

 

その記事に驚いた私に畳み掛けるようにタブレットの映像を見せた。そこにはヴァルキリーの称号を得たIS操縦者がわけのわからないパワースーツ?を着こんだ男だった。

 

私はまた男共が無駄な悪あがきをしてIS以上の兵器だと言い張る物を造ったのか。男が作ったものなんて所詮おもちゃに過ぎないわ!

 

私はあのパワースーツを着こんだ男が無様にISに負けて許しを請うところを想像しながらその映像を見た。

 

勝負は一瞬だった。

 

 

 

 

ヴァルキリーが一瞬で壁の中に埋もれていたのだ。

 

男はISで反応できないほどのスピードで200メートル以上距離がある場所で正拳突きを放ちその風圧で倒したのだ。

 

私が絶望している間にいつの間にか警察署にたどり着いており、牢屋にぶち込まれた。

 

私は絶対に許さない!男ごときがIS以上の力を持っているなんて!!何より女である私にこんな目に遭わせるなんて!!

 

人物B SIDE OUT

 

 

 

「………………」

 

あるところに患者服を着た女性がいた。この女性がいる病院の種類は精神病を患っている病院であった。この女性は精神異常の疑いがあるとされこの病院に強制入院させられた。

 

その表情はまるで幽霊を見たかのような恐怖の表情であった。

 

人物C SIDE

 

ある日私はこれ以上ない2つの体験をした。それは屈辱と恐怖の体験だ。

 

私はヴァルキリーの称号を勝ち取ったIS操縦者。ある女を除けば最強の称号であるブリュンヒルデの座につけるはずだった。

 

その女の名前は織斑千冬。世界でこの人間を知らない人がなどいないだろう。この女さえなければ、私は最強の称号を手に入れて世界中の女に崇められるのに!

 

そんな私に朗報が来た。

 

どうやら私が代表を務める国が亡国企業(ファントム・タスク)に織斑千冬の弟、織斑一夏を誘拐して決勝を辞退するように依頼したのだ。

 

これで私は新たな英雄(ブリュンヒルデ)になれると思った矢先、驚いた事が起こった。

 

なんと織斑千冬が決勝に出場していたのだ。どうやらブリュンヒルデ様は家族より名誉の方が大事なんだろう。まぁ同情するけどね。

 

そして動揺が治らない私はまんまと負けてしまい、ヴァルキリー止まりとなってしまった。

 

ピットに戻った織斑千冬に政府の人間が何かを話したら織斑千冬は血色を変え政府の人間に掴みかかると政府の人間が真顔で何かをしゃべったら織斑千冬はそいつらを半殺しにしたら誰かに電話をかけながら会場を飛び出した。

 

 

 

悲しいことにあのクズ共はどうしても織斑千冬に優勝してもらいたいらしく織斑一夏が誘拐されたことを言わなかったのだ。ま、噂で聞いたがその弟は曰く織斑千冬の足枷で名前を汚すクズで私もそんな弟がいるならさっさと捨てるわ。

 

 

 

 

数年経つと日本に呼ばれた。話を聞くととんでもないことが起こっていた。

 

 

 

 

 

【これまで女尊男卑の女性によって無実の罪を着せられた男性は釈放となります。】

 

その言葉を聞いた私は日本政府に抗議をしようとしたが物食わぬ顔で部屋の隅にいた男に指を差して私にこう言った。

 

 

『その男に勝てたなら釈放した男たちを牢屋に戻そう』

 

もちろん私はその勝負を受けて怒って男どもを振り出しに戻してやると思った。

 

私は闘技場へ行きISを展開すると同時に男の方がさらに私を苛立たせることを言った。

 

 

 

 

 

 

『10秒経過したらお前の勝ちにしてやる』

 

私は今何を言われたのか理解できなかった。だけど時間が経つにつれて放った言葉を理解すると殺意が芽生えたが私は何とか頭を冷静にさせ、男を嘲るようにこう言った。

 

「ならば私は5秒であなたを倒しましょう」

 

我ながら良い言葉を言ったと思った。この勝負が終わったら新聞の記事のネタを出すのも悪くないかもしれない。

 

【10秒で倒すと言う男を5秒で倒した英雄】

 

この情報を世間に提供すれば二度と男たちは私たち女に逆らおうと思わないだろう。

 

男のほうは右腕を掲げた瞬間強い光を放ち私の視力を一瞬だけ奪った。光が収まると男がいた場所には

 

白と黒の混じったISモドキがいた。

 

呆気に取られてしまったがなんと貧相な姿だろう。まさに男にはふさわしい姿だ。

 

私にはこの男を瞬殺する以外何の行動をとればいいのだろう?

 

試合のゴングが鳴った瞬間、私の体は浮いた。

 

しかしこの浮遊感はISに搭載されているPICの力ではなかった。力の出所は男が放った攻撃であった。

 

少年漫画ではあまりにも速い攻撃は余剰の衝撃により空気すら兵器と化すと言う。まさか自分が現実で体験できるとは思わなかった。

 

そして私の意識もなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めた後私が今やるべき事はあの男を殺し、あの力を奪うことだ。あの力さえあれば私はブリュンヒルデだけではなく世界にも勝てるだろう。

 

私は何とかあの男の部屋までたどり着きドアを開けISを展開したが男はまるでこのことを予想が立てたかのように私におもちゃのような銃を突き付けた。

 

馬鹿な奴め!そんなおもちゃでISを纏った私を倒せるか!!

 

 

 

 

 

しかし本当に馬鹿だったのは私だった。そもそもISを余裕で倒せる力を持つ相手に生半可な武器を持つわけがない。このように悟ったのは撃たれた後だった。

 

 

そして気絶する前に私にあの男はヘルメットを外して素顔を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには織斑千冬に似た顔付きを持った男だった。

 

 

そして私はあることを思い出した。

 

 

織斑千冬には弟がいる。

 

 

だけど弟は亡国企業によって殺されたと聞いたのに。コイツは幽霊なのか?

 

私はなんとか体を這いながら自分の部屋に戻りスタッフを叫び呼んだ。

 

「あ、アイツは化け物よ!幽霊よ!」

 

真実であるはずなのにスタッフたちは私の言葉を信用しなかった。

 

そして私はヴァルキリーの称号を剥奪され、精神異常者の烙印を押された。

 

 

 

 

人物C SIDE OUT

 

 

 




いかがだったでしょうか?次回もお楽しみください!
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