Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜 作:あいーんチョップ
メインキャラクターがなんと!
「ちくしょう!出せ!出せよ!!女の私にこんなことをしていいと思っているの!?」
ある刑務所で叫んでいる女性がいた。この女性はIS部隊の1人であり、数年前ISを無断使用をしてある親子を殺害した外道であった。
「クソッ!私がこんな目に遭ったのも「あの男のせいだ」!?」
悪態をつくセリフを被せたのはオレンジ色の髪の美女であった。よほど可笑しいのかまるでいたずらを成功させた子供のように無邪気な表情で笑っていた。
「貴女!同じ女でしょう!?ここから出して頂戴!!」
「確かに俺は女だな。ちなみに俺もISを使える」
「だったら「だからなんだ?」え?」
「お前は超えてはならない一線を超えてしまったただのクズ女だ」
囚人は美女に縋りつくが美女の方は手の平を反したかのように冷たく返した。
「フザケんじゃ「ふざけているのは貴女でしょう?」な!」
次に現れたのは金髪の美女だった。
「あなたはこれまで罪のない人々を殺しすぎた。そしてそのことの罪悪感もなく止まることもない悪事を働いたあなたの報いよ」
「 兄さんを呪うのはお門違いだ。兄さんはお前を殺さずに投獄だけで済ませたんだ。兄さんの海のような深い慈悲に感謝するんだな。と言ってもお前には終身刑の判決が下されだけどな」
続けて現れた女に対して囚人は目を向いた
「お、織斑千冬!?」
囚人が驚いた風に言うと織斑千冬にあまりにも似すぎている少女は苦虫を噛み潰したような表情になりながら荒い口調で答えた。
「私をあの自分の尻拭いさえできないような女と一緒にするな!!」
「!!」
少女がそう激昂すると囚人は押し黙った。
「そこまでだぜ
オレンジヘアーの美女が宥めるように言うとマドカという少女はバツが悪そうに黙った。
「ま、どう足掻いてもあなたの人生は終わったようなものよ。今までやってきた自分の行いをちゃんと反省することね」
ブロンドヘアーの美女は囚人を見捨てるように言い、残りの2人を連れて行った。
「さてと、お仕事開始だ」
マドカと言う名の少女は警察署の最上階の奥にある国安0課のプレートがある黒い扉を開いた。
マドカ SIDE
私、イヤ、私たちの活動していた組織
今私たちが拠点としているのはとある警察署の新設課である国安0課という曰く付きの新設課だ。
何故曰く付きかと言うとこの課はISを悪用する馬鹿な女たちを牢屋にブチ込むだけではなくさっきの女みたいにあまりにも罪を犯し過ぎたら殺しても私たちにはお咎めがないというルールがある。
とは言ってもそれは犯罪者たちに対する牽制にすぎず、国安0課というのは便宜上名乗っているだけであっており、本当は少しワケありの人たちの駆け込み寺みたいなものだ。
これを設立したのは私が敬愛している兄さん、織斑一夏だ!今何をやっているんだろうなぁ。
私は最初の愚かな自分を呪っていた。兄さんのことを取るに足らないただの雑魚と思っていたのだがある日を境に私、イヤ、私たち3人は生まれ変わることができた。
だからこうやって罪もない人たちに害を与える人間を捕まえているのだ!でもさすがに激務が続いているのか眠く…なっ…てきた…
私は意識がなくなるとあの夢を見た。私たちが人生を変えた瞬間を
今でも忘れることができない衝撃の物だった。だけどあれがあったからこそ私たちは生まれ変わることができたんだと胸に染み込んでいる
運命が変わったのはほんの数年前だった
「見つからないわね」
「ああああ!!!!ったく!どこに行ったんだよあのガキはよぉ!!」
「五月蝿いぞオータム」
オータムのあまりにもうるさい愚痴にツッコミを入れながら死んでしまった使えない部下たちが取り逃した姉さんの足手まといである
始まりは織斑一夏を誘拐して監禁した場所は焦土となっており、あったはずの廃墟がきれいさっぱりなくなっていた。ISを纏い周囲をレーダーで確かめるとあのISの力を圧倒できるエネルギー反応と地面にはまだ新しい織斑一夏の血液が検出された。
スコールはその力を手に入れるべく情報を集めた。
そして情報には織斑千冬に似た少年がここにいると言う情報を掴んだが一向も見当たらなかった。
「あの情報はガセだったということかよ!あの無能が!!」
オータムが気性を荒くしながら情報屋に悪態をつくとスコールはそれに乗っかった。
「そうね、これだけ探しても見つからないとなるとこれ以上の捜索は無駄だわ」
「ああ、そうだ「スコ…ールさ…ま」な」
これ以上の捜索は無駄だと悟ったのでアジトに戻ろうとしたが下っ端の声が聞こえたので振り向くとそこには
血まみれの下っ端がいた
「ど、どうしたの!?」
スコールは慌てて近づくが下っ端は最後の力を振り絞るように何かを告げた。
「逃げてくだ……」
その男は喋ることはなかった。
なぜなら男の背後に炎を放出している鹿のようなロボットがいた
「ハァッ!!」
ロボットは男を燃やし、消し炭にすると私たちの方を向いた。私たちは即座にISを展開してロボットを攻撃した。
最初に攻撃を仕掛けたのはオータムだった。マシンガンを
「「「ハァ、ハァ、ハァ…………」」」
私たちは今持っている力を全て出し切った。コレで奴はもう………!!?
私は目を疑った。先程の攻撃は下手をすればここら辺は更地になる位の威力だったのに煙が入れるとそこには傷一つ負っていない奴がいたのだ。
「そ、そんな……っ!スコール!オータム!空を飛んで逃げるしか………って何を呆然としている!?」
私は何とか気持ちを立て直し、2人にこの場を逃走しようと提案したが2人はまるで恐ろしい物を見ているかのような表情であった。
「まさか他にも………」
2人の視線の先を見てみると不覚にも納得してしまった。そこには要塞みたいなロボットと大蛇のようなロボットがいた。
要塞のロボットの体には血しぶきがありおそらく下っ端たちは轢かれたり搭載されている武器で死んでしまったんだろう。
大蛇のロボットの口には数十人もの下っ端たちが咥ええられており絶命していた。
「ここまでだ虫けらども、我らに殺されたことを誇りに「思うかボケ」グゥ!?」
誰かがそう言い放つと私の後ろからエネルギー弾が奴に襲いかかった。私はソレが放たれた方向を見てみるとそこには
「お前!何を「下がっていろ」!!」
オータムが叫ぶが奴の迫力のある一言で一蹴された。
「ほう、わざわざ貴様の方から出向いてくれるとわな、探す手間が省けた」
織斑一夏は玩具のような拳銃でさっきのエネルギー弾を撃つが、奴の方はさすがにさっきの不意打ちはともかく真正面から来る攻撃を回避できないわけがない。
私の予想通り奴は何の苦もなく避けた。しかし織斑一夏はそんなこと気にもせずに上空にさっきとは違うエネルギー弾を撃った。そうすると放たれた弾丸を中心にバリアらしき膜でできたエネルギーが広がっていきここら周囲を覆った。
奴はそれを確認すると右腕を掲げ上げると何かを叫んだ。
「ベースオン!!」
その言葉が放たれたと同時に奴の右腕から強い光が放たれ思わず目をつぶってしまった。
視界が回復し目を開けるとそこには
余りにもみすぼらしい姿をした織斑一夏がいた
「フン!なんだその情けない姿は!!正に貴様ら人間らしい情けなさだが…………グフゥ!!」
「残念だがお前らはその情けない姿をした俺に倒される運命だ」
「ゴボォ!!」
奴が言う前に織斑一夏は瞬間移動に近い速度で奴の目の前に近づき、顔面に飛び膝蹴りを喰らわせ怯んだ隙に踵落としを喰らわせると拳にエネルギーを纏わせて胴体に上半身全体を弓を引き絞るようにくねらせ、奴に拳を突き立て吹っ飛んだ方向を確認して即座に消えた。
「シャアアアア!!!!!!!!」
突然私の耳に奇声が聞こえ、思わず音源を確かめてみるとあの大蛇のようなロボットの右目に織斑一夏は拳を突き立てた。あまりの苦痛に大蛇のロボットはその場を暴れ回った。
「ハァーーー、テヤァァァァ!!!!」
「グオォォォォォォ!!!!!!!!」
織斑一夏は大蛇のロボットの尻尾を掴み力業で振り回しバットの素振りの領域であの鹿のようなロボットを巻き添えにしながら要塞のようなロボットに投げ捨てた。
「ハァァァーーー…………デヤァァァーーー!!!!」
織斑一夏は奴らが固まったことを確かめると両腕を十字に組むと両手にエネルギーが集中されていき、超高密度の光波熱線が放たれた。
光波熱線が奴らに命中すると大爆発が起こり、跡形もなく消滅した。
「さて今の内に…………グアァァ!!」
「隙有りというやつだ!!」
織斑一夏が一息ついた隙にあの鹿のロボットの赤い火を纏った蹴りを喰らってしまい、さきほどの規模ではないが爆発が起こった。
「やったか!?」
鹿のロボットは織斑一夏が先程の一撃で死んだことを確かめたが、織斑一夏は何事もないように起き上がった。
「バ、馬鹿な!」
「チッ、オーバードライブしたか。だったらこの威力も納得だわな」
「油断しすぎだよ一夏。仮にも奴はオーバードライブしたんだから致命傷ではないといえ、結構なダメージを受けるよ。それとダメージを負った今だと
不意にどこからか男の声がその場に響いた。周りを見てみるが織斑一夏以外の男は誰もいなかった。一体どこから?
「ロックオン!!」
戸惑っている私たちを他所に織斑一夏は右腕を突き出し何かを掴むような仕草をするとさっきとは違う言葉で叫んだ。
織斑一夏がまた新たに叫ぶと奴が構えていた手の先に青色の謎の金属が現れ強く輝いた瞬間、奴を青い光で包み込んだ。
強い光ではあったが先ほどの太陽の光のような眩しさではなかったので、目を隠す必要はなかった。
そして現れたのはパワースーツの上にISとよく似た装甲が付いた織斑一夏が現れた
「姿が多少変わったところで本気を出した俺の敵になるか!!」
鹿のロボットは全身から火を吹き出しISのハイパーセンサーを使っても見えない速度というよりは、ほとんど瞬間移動に近い速度で織斑一夏に迫った。
しかし織斑一夏は既に分かっているような動きをした。
「ハッ!ヤッ!テヤァァ!!」
「ガッ!グッ!ガボォォ!!!!」
顔面に拳を突き立て足払いをした後、隙だらけになった胴体に深い蹴りを入れると円錐状の青いエネルギーが削岩機みたいに回転しながら突き立てられた。アレは奴を拘束しているのか?
「テヤァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」
私は最初織斑一夏はあの円錐の形をしたエネルギーを奴に貫通させるためにダメ押し代わりの距離を叩き込むかと思ったが、私の思い違いだった。
エネルギーの底にゼロ距離まで近づくとエネルギーの回転速度が増し、奴の姿が消えるとあのロボットの背後へ着地すると同時に青色の炎がロボットに発火して奴の体に青いXの紋章が出現した。
その炎が収まるころにはなんと下っ端の1人が現れたのだ。一体何がどうなっているのかが私たちには理解できなかった。
私たちが呆然としている間に織斑一夏は右手を突き出すと倒れていた奴の体から翠色の光が現れ、奴の手元にも当たった。
あまりの展開に私たちは理解が追いつけない上にさっきの激闘が終わったからか体の力が抜け意識を失なった。
「マドカ、マドカ!」
「ワッ!?」
「ワッ、じゃねーよ。何1人だけ寝ているんだ?ちゃんと仕事しろ」
オータムは呆れながらも私に山積の資料を渡してくる。ハ〜〜、今日も残業だなぁ。
仕事は忙しいけども、兄さんのために頑張るとするか!!
いかがだったでしょうか?
メインがマドカでサブがオータムとスコールです。