Infinite Rockman〜インフィニット・ロックマン〜   作:あいーんチョップ

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ラストにご注意ください


6話 消える英雄

「フ〜〜ン♪フフ〜〜ン♪」

 

1つの光も通さない暗い闇の空間があり、その空間で楽しそうに笑っていながら何かの映像を見ている人間がいた。

 

その映像には小さい女の子たちが苦しそうに呻きながら植物のような蔦に拘束させられていた。

 

声の主は形は人間であるがその影はおよそ人間とは言えない異業のものである何かであった。胴体だけの存在で手足はなく植物の蔦のようなものがウネウネと動き、まるで植物の球根のような形であった

 

??? SIDE

 

私は今非常に悦楽に満ちている。世間では誘拐と判断されているが、実際は違う!私は正しいことをしているのだ!

 

なぜなら私がコレクションにしているのは小さい女の子たちだけだからだ!この女尊男卑の世の中だ!女を憎んでいる男にとっては私は救世主(メシア)そのもの!新しくできた国安0課や男たちを解放した謎の英雄など目ではない!!

 

小さい子供とは言え女だ。言ってしまえば犯罪者予備軍みたいなものだ。私はただこれ以上犯罪者を生まないようにしており、世界に貢献してると言ってもいい!

 

私は自らやっていることを誇りに思いながら蔦に絡まっている女の子たちを見た。全ての女の子は苦悶の表情を浮かべながら呻いている。それもそうだろう僅かとはいえ生命力を吸収しているのだからな。この表情を見ると私の心は満たされていく!

 

しかしこれだけの人数では私を完全には満たしてくれない。私はそれを解決するためにパソコンを起動してあるアプリを開いた。

 

そして私は正義を執行するために手頃な女の子たちを選別しているのだ。私の欲望を満たしてくれる上に犯罪者が減少する私と社会の見事なWinーWinの構造になっている。

 

私は報酬代わりに女の子たちから生命力を奪い美貌を手に入れている。これから醜い女になるよりも死体になって美しいまま死んだ方がこの子たちのためにもなる。

 

「さて、次の種を捕らえるとするか」

 

私はさらなる美貌を手に入れるために外に出かけた。

 

??? SIDE OUT

 

ある警察署の1つの部屋に国安0課という課があった。その部屋の中にはパソコンを開いている3人の女性と膨大な資料を見ている1人の青年がいた。

 

一夏 SIDE

 

今俺がやっているのは最近に起こっている誘拐事件の被害者の人間性について調査している。被害者に関連しているのは女尊男卑主義者の人間ではなく幼稚園児や小学生、中学生などのまだ幼いと言ってもいい女の子であった。

 

3日前に血相を変えながら警察へ被害届を出した大勢の被害者たちの家族が現れた。わざわざ曰く付きのこの課へだ。

 

なんでも地面から植物の蔦のようなものが娘さんをがんじがらめにして引っ張り込んだらしい。その人はその蔦を持っていたハサミで切ろうとしたがハサミが蔦に触れた瞬間、体に電流が走り麻痺して動けなかったらしくその間に娘は地中まで引きずり込まれたらしい。

 

これは人間業ではないな100%()()の仕業に違いない。そう思って被害者たちが誘拐する前の場所にいた関係性を調べているのだが1つだけしか見つからなかった。

 

一番の謎はその関係性であるのは人も引きずり込めるほどの土まで移動されていることだ。

 

問題はどうやって誘導しているのかだ。依頼者の奥さんだって何故か思い出したかのように誘拐された場所まで移動させられたのらしい。

 

そうこうしている間にまた他の被害者が出るかもしれないのにこれでは手が出せない!

 

「兄さん」

 

不意に俺の新しい家族であり妹でもあるマドカが呼んだので作業を一旦中止した。その表情は何かの覚悟を決めたようなものだった。

 

「私が囮になっておびき…痛っ!?」

 

突然阿呆なことをヌカしたのでとりあえずデコピンをした。

 

「ったく、せっかくの第二の人生を無駄にする「「一夏(君)」」ん?」

 

スコールさんとオータムさんは俺を呼び止めた。一体何なんだ?まさかマドカみたいに私が囮になるとでも言うのか?

 

俺が嘆息しながら2人の方へ向くと2人はいつの間にか休んでいた。

 

「何をやっているんだ!?」

 

「いいじゃねーかよ。たまに休みを入れねーと後がツラいぜ?」

 

「そうよ、それと新しくできたCDショップに行ってみない?音楽は気持ちを落ち着かせるわよ?」

 

「あのなぁ……!!」

 

「兄さん、どうしたんだ?」

 

俺はさっきの言葉である()()()を見つけたので作戦を練り、そしてある作戦を思いつきマドカにある依頼をした。

 

「マドカ、悪いんだが………」

 

「ふんふん、分かったぞ兄さん!」

 

マドカは俺に頼られて嬉しいのか猫のような顔で満面の笑みを見せた。

 

 

一夏 SIDE OUT

 

 

??? SIDE

 

今日も私は純粋無垢な女の子を女尊男卑に染まりきった女にさせないため街へ出かけている。今日はどんな女の子を救済してくれようか楽しみで仕方なかった。

 

「さ〜てと女の子は……おっ!」

 

運が良いことに私はあの女に似た少女を見つけた。あの女を捕らえて無様になった姿をネットに広めるとしよう。

 

私はある力を使って変身した後地中に潜りあの女に近づいた。

 

「さてとこの時間帯で動く電車はと」

 

「気にする必要は無い」

 

女は周りを見るが何もないことに戸惑っていた。それもそうだろう何せ私は土の中にいるのだからな!

 

「一体何……キャア!?」

 

動揺している間に私は一気に女を蔦で絡ませて土の中に引っ張り込んだ。その間にスタンガン代わりの微量の電気を流して気絶させた。

 

フフフ、近頃の私は運が良い!神は私に味方をしてくれているのだろう。この力を使って世界を救えと。

 

私は歓喜の絶頂に浸りながらアジトへ戻った。

 

 

??? SIDE OUT

 

 

マドカ SIDE

 

良し、まずは第一段階は成功だ。

 

意識が覚醒すると周りには捨てられた電化製品や電気の配線が周りにあった。おそらくここはそれらに関係するものを製造した廃工場なのだろう。

 

私は()()()()()()をして発信機を使って事件の真犯人のアジトへ連れてもらって兄さんに知らせる作戦を決行していた。

 

まさかこんな古典的な作戦が成功するとは思わなかった。これで事件は解決「ねぇ、お嬢ちゃん」!!

 

男は私の顔を掴んで目隠しを外され、私はあるものを見せられ絶望をしてしまった。

 

「ずいぶんと度胸がいいね、だけど私の目はごまかせないよ」

 

奴が持っていたのは今回の作戦の要である発信機だった。だけどこの場所は既に把握され「ここが私の本拠地だと思うのかい?」………!!

 

 

奴の言葉を聞いて周りを見ると被害者が1人もいなくいるのは私とコイツだけだった。まさか!

 

 

「君はおそらく私の同胞達を倒しているあの忌々しい人間の味方だね?そうじゃなきゃこんな方法なんて使うわけがない」

 

どうやら作戦は失敗したらしい。クソッ!

 

「そんなにガッカリしなくてもいい。君はこれから利用させてもらうんだからね」

 

「なんだと?」

 

奴の言葉に私は理解できなかった。

 

「正確には君が使ったコレ(発信機)をだけどね」

 

私は内心焦っていたが兄さんのアレがあることを思い出してすぐに余裕を取り戻した。

 

「残念だったな。兄さんには「ええ、あなたのお兄さんは何も映らないほどのスピードがあるんでしたよね。イヤ、正確には高速移動でしたか。」!!」

 

またもや私の心を読んだかのようにキザったらしくセリフをかぶせた。

 

「だけどそのスピードが仇になるかもしれませんねぇ」

 

 

「な「ウアアアアァァァァ!!!!!!!!」!?」

 

絶叫が聞こえた場所を見るとそこには一目で分かるほどの強い電気を浴びた変身した兄さんがいた。

 

「おやおや、その様子では私の電気はお気に召さなかったかな?」

 

「なんだと……ウウッ!」

 

苦しんでいる兄さんを植物の蔦のようなもので兄さんをがんじがらめにしながら持ち上げた。おそらくアレで被害者の女の子たちを誘拐したんだろう。

 

だけど兄さんはなんであそこまで「彼がなんで苦しんでいるのが気になるのかい?」またか!

 

「簡単な話さ。彼は私の結界の中にいるようなものだからね」

 

「結界だと?」

 

奴の言葉を聞いて周りを見てみると僅かにだが電子のようなものが発電しながら宙に舞っていた。だけどこんな電力じゃ兄さんに効くはずが「確かにこの電子のひとつひとつは力が弱い」私の心を読んでいるのか?

 

「しかしさすがのあの人でも数万の電子を受ければひとたまりもないでしょう。普通のスピードであれば違和感に気づきますが先程のようなスピードを出せば連続で受ける羽目になり致命傷となりますよ」

 

そうか!こいつは兄さんの超スピードを利用してダメージを蓄積していったのか!

 

「さてひとまずあなたを殺すとしましょう。私の電気でね」

 

「何!?グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

兄さんを拘束している蔦から高圧の電気が流れ、ただでさえさっきの蓄積ダメージが残っていると言うのにアイツはそんなことをお構いもなしに私が直視できないほどの強さで兄さんを殺しにかかった。

 

「さてと、終わりですよ」

 

奴が指を鳴らしたと同時にこっちにも被害が出るのではないかと思う位の電気が兄さんを襲った!

 

バチンッ!

 

「フフフ」

 

「に、兄さん…………!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残っていたのは兄さんが纏っていたパワースーツの破片だけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ア、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この日私は大切な人を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英雄織斑一夏は消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回にご期待ください。

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