一応最終章は書きましたが、その間にある物語をまだ書きたいがために設定上完結してはいません。今は主に書いているものもあるためにペースは途轍もなく遅いですが、まぁ自分が満足するまで書きたいです。
それではどうぞ!
扶桑姉妹を助け出して数日後……それは突然起こった。
「安騎尭、もうそろそろ仕事の時間になりますよ? 起きて下さい」
榛名が安騎尭が寝る部屋のドアをノックしながらそう言った。しかしながらこの状況は少し異常である。
その理由は、普段であるなら安騎尭はこの時間帯には起きて仕事をしているからである。確かに榛名が安騎尭の布団の中にこっそりと潜り込んで一緒に寝るという事は何回もある。それに本人達はそれについては容認している。ましてや榛名がそうするのだ。安騎尭は慣れたものだというだろうし、嬉しいとも思う。
今回榛名は安騎尭と一緒に寝ていないため、いつも通りに提督室に仕事をしに来たまでは良かった。だがいざドアを開けて仕事に取り掛かろうとしても、いつもこの時間帯には来て仕事をしている安騎尭の姿が無かったのだ。
榛名は珍しいと思いながら安騎尭の事実を訪ね起こしに来たのだ。そして再びノックをするも反応がない。榛名はドアのノブを回し、ドアを開けて室内に入る。そうすると、部屋の窓際あたりに布団が敷いてあった。これはいつもの光景だ。しかしある意味では異常だった。何故なら……
(えっ……安騎尭がいない?)
本来なら枕に頭を預けて眠る安騎尭だが、今この場で枕の上に安騎尭の頭は無かった。しかしながら布団の中心は盛り上がっていた。
榛名の考えでは、安騎尭は縮こまって寝ているのだろうと思った。だが今はそんなに寒くない時期だ。安騎尭に限ってそんな事は無いだろうと思い、布団に近づいて毛布を取る。
毛布を取った時、榛名は唖然とした。唖然とした理由…それは……
「……く〜……く〜……」
「……」
(……この小さくて可愛げのある子は……誰でしょうか?)
安騎尭が眠っているはずの布団の中には安騎尭の姿はなく、代わりに縮こまって寝ている小さな子がいた。榛名は恐る恐るその小さな子に近づく。
「顔は……何処と無く安騎尭に似ているような……。髪型も似てますね。う〜ん……」
そして今度は小さな子の頬にそっと触れてみた。そして榛名は気付いた。
「ま……まさか……あ、安騎尭?」
榛名がそう結論した。だがそれは普通に考えてありえない。普通の人がここまで小さくなるなど……
(いいえ、ありえないとは言えないかもしれませんね。安騎尭は扶桑さん達を助けた時に途轍もなく大きな力を使ったって聞いてます。だからその反動が遅れてきたのかもしれませんね……)
そう思った榛名の行動は早かった。
「安騎尭……今日は仕事は休んで下さいね。それと仕事までまだ時間がありますから、榛名も安騎尭の隣で寝ますね///」
そう言って安騎尭を抱きしめるようにして寝た。安騎尭の姿は小さくはなっていたものの、榛名が感じる感触は、いつもの安騎尭と変わり無かった。
今回は少なめにしまいたがどうだったでしょうか?
まぁ、安騎尭が小さくなった物語を書いてみましたが、これはこれで良いと思いますね。
では、またの機会に……