多分駄文になってしまいます。
それでも構わない方は読んでみてください。
窓を強風と大粒の雨が叩きつける。
その影響か、建物自体揺れている感覚がする。
その建物の中では、少年が1人座って本を読んでいる。
その本は、辞書ほど分厚く漢字が多い。
少年は普通に読み進んでいるように見える……がそれは違う。少年は、文字はそんなに読んではいない。
少年が見ているのは、ページに掲載されている植物の写真、それとその下に小さく書かれている植物の名前だ。
第一に、この少年はまだ10にも満たない子供だ。それに、両親もいない。
両親は、少年が5歳の頃に行った遊覧船の旅行中に事故に巻き込まれて他界した。
その時に、少年だけが生き残った。
今の住処は、今住んでいる町の町長に提供されたもので、家賃も無料。
ただし、町長の土地は、町長自身の家の周りと、海辺の限られたスペースしかなかった。
少年が住んでいる小屋は、海の家……というほど小さくはなかったが、広いという訳でもなく、人1人が普通に暮らせる小屋だ。
ベットが1つ、テーブル1つ、椅子が2つに大きな本棚が1つと、シンプルな家具を取り揃えてあった。
後は小さな調理台にトイレとシャワールームがあるだけだ。
今日は台風並みの風と雨の影響で、親が持っていた本を読んでいる。
いつもは近くの山まで行って山菜などを摘み、それを町に売っている。
この町は、医療関係、特に薬草などが有名で、近辺の野山などでは多くの薬草が取れる。
奥地に行けば行くほど高価な薬草が手に入るが、そこは動物たちも住んでいて、凶暴な種もいる。
それに加え、昼でも日の光が射しにくくて薄暗い。
そんな所にも少年は行くが、何回も凶暴な動物に襲われた経験もある。
そんな時は一目散に逃げる。自分の命をかけてまで高級な薬草を摘もうとは思わない。
何しろ、ご飯は町長の娘さんが作りに来たりするので、そこら辺は心配はしていない。
なら何故少年はわざわざ山まで行って薬草を摘むのか?
それは、亡くなった両親の教えでもあった。
ただ生きているだけでは、本当に生きているとは言えない。何かを成してこそ、本当に生きていると言える。例えそれが小さなことだとしても、誰かの役に立つことならそれは生きていると言える。だからそんな人になってほしい。
これは少年が覚えていることの1つ。まだ小さかったとはいえ、印象に残っていた。
だから少年は、両親が他界した後からも、町長にほぼ面倒を見てもらってはいるが、自分のできることをやろうと決めていた。
それが、亡くなってしまった両親の願いでもあるから。将来、自分が何になるかは分からないが、それでも前に進む。
(今日は……もう寝よう……)
今はもう夜になっていて、風も雨も大分弱くなってきた。明日ぐらいには晴れになっているだろう。
少年はベットに横になって、その日は寝た。
翌朝、鳥の鳴き声で目が覚める。朝食にはまだ早い時間ではあった。少し浜辺でも散歩してみようと思い、小屋から出る。
外は快晴で、昨日の嵐が嘘みたいに思えたが、代わりに浜辺には木やゴミが散乱としていた。
少年は、一応浜辺の掃除も担当している。
ここの浜辺はそんなに汚れはしないが、たまに様子を見ては片付けたりしていた。
だが今回はいつにも増して大事だった。
なので、散歩がてら掃除をする事にする。
そんな時、少年の足下に何かが当たった。見ると、鉄で出来た何かで、結構な重さがあった。
その近くに、倒れている女性の姿があった。
服装は巫女服で、黒髪ロングの女性だった。
そしてこの出会いが、少年の人生を大きく変えるものだったとは、少年自体予想していなかった。
書き上げては見たものの、少し難しいと感じます。
まだ主人公の名前も決まっていませんが、こっちの小説も頑張ってみようかと思います。