世界の枠から外れた者   作:裂やん

11 / 49
連投なり。

キャラの口調が安定しない・・・。
文才がないから仕方がない・・・。


それでは10話、どうぞ。


第10話

Side.other

 

 12月24日の朝。

 

 ヨーロッパのある城に住む少女に不幸が襲った。

 

 少女は自身の状態に違和感を感じつつもメイドに起こされた。

 

 それが悲劇の始まりであるとは知らずに。

 

 その日、世界からその少女はいなくなった。

 

Side.end

 

 

 

Side.エヴァ

 

 今は私の十の誕生日の朝。

 

 起きてみると体に違和感があった。なんだか自分の体でないかのような感じ。

 少し軽く腕を振ってみた。腕を振った先にあったのは、私を起こしに来たメイドのお腹から下だけだった。

 

 私は最初困惑した。

 

 何故腕を軽く振っただけでメイドの体が吹き飛んでいるのか。

 

 そして結論に行き着いた。

 

 私は人間ではなくなって、化物になったのだと。

 

 他にもいたメイドがさっきのを見て恐怖し悲鳴を上げた。

 だがそのメイドも私が体を慣らすように腕を振ってたりしたら吹き飛んでいた。

 

 二つのメイドだった死体から血が流れる。

 その匂いをかいでしまった私の喉はひどく渇いていた。

 

 何故か分からないけれど気付いたら血を飲んでいた。

 

 血を飲むとあれほど渇いていた喉が潤っていくのが分かった。

 

「そうか、私は吸血鬼になってしまったんだ・・・」

 

 先ほどの悲鳴が聞こえたのか城中からこの部屋に向かってくる大勢の足音が聞こえた。

 

 最初に部屋に来たのはお母様だった。

 

「エヴァ!なにかあったの!?」

 

 部屋の惨状と私の姿を見て私に近づいてきた。

 

(ダメッ!お母様来てはダメ!!近づいたら殺してしまう!?)

 

 そう思いながらも口からその言葉が出ることはなかった。

 

 お母様の心臓があるあたりに私の腕が刺さっていた。そしてすぐに腕を引き抜く。

 

 お母様はそのまま床に倒れてしまう、苦しそうに顔を歪めながら。

 

 その次はお父様がやってきた。

 

「エヴァ!大丈夫かっ!?」

 

 お母様と同じように現状を確認して私に近づいてきた。

 

 お母様の時のように「来ないでっ!!」と思いながらも口から言葉は出ることはなかった。

 

 そして今度はお父様の首を刎ねていた、手の爪で。

 

 その後も次々と城の使用人たちがやってきた。

 

 だけど私はその全員を殺してしまった。

 

 いくら殺したくないと思っていても体が勝手に動いてしまった。

 

 私の頭には一つだけ。

 

「誰か、私を止めてください・・・」

 

 それだけだった。

 

Side.end

 

 

 

Side.other

 

 エヴァが真祖化したことに気付き暴走している頃、紫稀はエヴァを真祖にした男を捕らえていた。

 

 他の面々より遅れて悲鳴のあったエヴァの部屋へ向かっていた。

 

 そして部屋に着いた紫稀が見た惨状は———

 

 紫稀とエヴァを除いた城の住人全ての死体だった。

 

 ネストやヴィラと言ったエヴァの両親という大切な者も例外ではなかった。

 

 その死体の山の中心にエヴァは佇んでいた。

 

 自分をこんな存在にした世界を怨むような憎むような表情と大切な人たちを手にかけてしまった後悔の表情が混ざったような顔をしていた。

 

「エヴァ」

 

 そこへ紫稀は優しく声を掛ける。

 

「シキさん。私どうやら人間じゃなくなったみたいです」

 

「そう・・・みたいだな。一応君をそんな風にしたと思われる男は捕らえてある。それとこれからどうするんだ?」

 

「さあ、どうなるんでしょうか?復讐するべきなんでしょうか、私をこんな風にしたこととお父様やお母様を殺させたことに対して」

 

「したいならすればいい。私は一切止めない。それとよかったら私と旅をしないか?」

 

「シキさんとならそれもいいかもですね。でももしかしたら私はシキさんも殺してしまうかもしれません」

 

 紫稀の提案に興味を持ちつつもそれを言外に拒否するエヴァ。そんなエヴァに向けて紫稀は言葉を放つ。

 

「その辺は心配しなくてもいい。教えていなかったが私も化物と呼ばれる類のモノだ。そして不老不死でもある。エヴァが死ぬより先に死にはしないし殺されもしない。そういった存在だ」

 

「そうだったんですか。それじゃあシキさんと一緒に生きたいです」

 

「エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル。私は君を傷つけようとするあらゆるものから君を守るよ。私の君への愛の証明の一つとして。実を言うと私は君に一目惚れしていたようだからな」

 

「シキさん、私も多分貴方に恋してるのかもしれません。だからそれを明確にするために一緒に生きていこうと思います」

 

「なら、まずはこの者たちの弔いをしよう。エヴァ、この城はどうしたい?」

 

「持っていけるのなら持って行きたいです。お父様たちとの想い出が沢山あるから。でも流石に無理ですね」

 

「これくらいなら可能だよ。確か新品の魔法球があったはずだな。ふむ、あったな。持ち運びについては後回しにしよう。ネスト殿たちを先にしよう。火葬か土葬どちらでするかね?」

 

「火葬でお願いします。人数分の棺や穴を掘るのも大変ですし」

 

「そうだな。ならば外に運ぼう。ここでは流石にやれない」

 

「はい」

 

 紫稀とエヴァはネスト達の遺体を全て玄関の前に運び、紫稀が無詠唱で『燃える天空(ウーラニア・フロゴーシス)(改)』で燃やしていく。

 

 その光景を見ていたエヴァは涙を流し続けていた。

 

 紫稀はついでとばかりに秘術を行使した男をエヴァの前に持っていく。それに対してエヴァは紫稀から借りた銘のない消耗品の刀で男の四肢を斬り落としていく。そして最後にそのまま燃やしてくれと紫稀に頼んだ。紫稀はその言葉に『奈落の業火(インケンティウム・ゲヘナ)』で燃やし尽くした。

 

 そして城を新品の魔法球にいれた紫稀と葬式と言う名の過去との訣別をしたエヴァはここから立ち去るのであった。

 

 

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 

 

 100年戦争が起こっていたある年の12月24日。ヨーロッパにあった一つの城が跡形もなく消えた。世間では色々な憶測や噂が流れたが、どれも真実とは程遠かった。

 

 その事実を正確に知っているのは彼と彼女の二人だけである。

 

 そしてその日からエヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェルという人間の少女は死に、エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェルと言う吸血姫が生まれたのだった。

 

Side.end




遂にエヴァ様ゲットオオオオオオオオオオ!!
次回からエヴァ様の修行編かな?キンクリしまくるけど。魔法の修行でゼクトだすかね?

これで麻帆良での学園生活のための下準備の一つに手をつけれそうです。
エヴァ様が日本で合気柔術を習うってのを思考の隅に入れておけば簡単ですね。
まぁー他のSSで同じようなことやってるん方がいるんですけどね。


明日菜(アスナ)はネギハーレムには入らず、協力者という立ち位置になり、ネギパーティーのメンバーにはなりません。
と言っても紫稀ハーレムにも入らない場合も。兄妹の立ち位置に落ち着く場合もありますしね。紫稀パーティーには前衛として参戦しますが。

てか、紫稀パーティーってどうすれば・・・。
誰かに喧嘩売らせる気ないのに戦闘パーティーって必要なの?


ネギハーレム・パーティーに確定しているのは今のところのどかと夕映とまき絵といいんちょの4人ですが、原作準拠にするとまき絵が知るのは魔法世界、いいんちょに至っては一切知らないんですよね。雪広財閥のお嬢様という経路で魔法の存在を知っていたみたいなことにすれば話は早そうですが。ネギの教育も出来るしね!ショタコンだし。
木乃香とせっちゃんがネギパーティーに参戦しそう。ハーレムには確実にいれませんが。ネギと仮契約させるときは血か宝石での手段にさせますしね!唇同士なんて認めない!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。