気分がノっている間に進めるだけ進めちゃおうと思います。
それでは第11話、始まります。
Side.造物主
あの少女の真祖化と目の前で消滅を確認させることに成功したな。
しかし、客人扱いされていたあの男は一体何者なんだ?
いくらあの身が私の分身体が不死性も不滅性もなく本体より力が劣っているとはいえあそこまで簡単にやられるとは・・・。
私が初めて敗北したあのノワールという男と今回の男は我が計画の障害になりかねん。
警戒しておかねばならない。計画を邪魔されるわけにはいかないのだから。
Side.end
Side.紫稀
あれから数ヶ月、私は現実世界と魔法球内でエヴァに修行をつけていた。
エヴァも吸血鬼本来の力を十全とはいかなくも使いこなせるようになっていたし、魔法や体術のほうも中々に様になってきたな。
そういえば、なんでこうなったんだっけ?
確かアレは旅に出て2ヶ月くらいのときだったっけ?
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エヴァと共に旅を始めて大体2ヶ月。
今、私はノワールの姿で正義の魔法使い(笑)に追われていた。本来の姿はまだ教える気ないし。
なんか前にもこんなことがあった気がする。今回はエヴァがいるけど。というか抱えながら走ってる。
あいつらの今回の目的はどうやら私ではなく吸血姫になったエヴァらしい。
ちょくちょく「吸血姫をこちらによこせ」なんて言ってくる。誰が渡すかってんだよ。私の嫁だ!
というか、吸血姫よりも危険な【破滅を齎す黒】が目の前にいるのに気付かないってどういうことなんだ?阿呆なのか?
そういえばここ数百年はシャナを成長させたような外見でいたからノワールの話は御伽噺的なものになったのかね?
賞金は最後に見た600万ドルから1000万ドルになってたけど。
エヴァのほうにも吸血姫ってことで20万ドルの賞金首になってた。
何もしてないのに賞金かけるってどうなんだろうか?
「シキ、私のことで追われるなんて大変でしょう?もういいよ、私を置いていって」
なーんて言ってくる。世界的には私のほうが危険なんだけどね?そうそう気付いたら呼び捨てになってた。いつまでもさんづけは嫌だったからいいけど。
「エヴァ、気にすることはない。君は知らんかもしれんが私のほうが追われる理由があるのだよ。彼らはまだ気付いていないがな。」
「えっ!それってどういうこと?」
んー正直に言ってしまうか?でもなーまだ早そうだし。
っと危ない危ない。思考に没頭していたら『
いや、私は別に当たっても大丈夫だけど、エヴァはまだ魔法の勉強してないから危ないし。傷なんてつけさせられないし。
「さて、諸君。攻撃したね?これは立派な正当防衛だ。ということで死にたまえ。『
あっ、やっべ。199矢は流石に
およっ?何人かまだ意識あるっぽい。ならちょうどいいか。エヴァには強力な連れがいるって広めてもらおうっと。
「まだ息がある者もいるようだね。ならば伝えたまえ。吸血姫の傍には【破滅を齎す黒】がいると。それでは失礼するよ」
さてこれでエヴァを追ってくるものはだいぶ減るかなー?
後はいつからエヴァに魔法の勉強させようかなー?
「ねぇシキ。私に戦う術を教えて欲しい。いつまでもシキに護ってもらってばかりじゃ嫌だから」
あら、先に言われちまった。予定が早まったってことでいいか。
「そこまでいうなら教えよう。ただし『力』の意味を間違ってはいけない。大きくも小さくも『力』は『力』でしかない。『力』自体に意味はなく、『力』に意味を与えるのは自分であることを忘れてはいけない」
「難しくてよく分からないけど、分かった。約束する」
そうと決まれば少し落ち着けるところで魔法球設置して中で修行かな?
「それじゃ少し落ち着けるところにいこうか」
「うん!?」
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そんな感じで修行スタートしたんだっけ。懐かしいなー。
魔法球の設定が72倍速だしなー。
もうちょっと倍速大きくてもよかったかもしれんけど。
魔法球の周りに人払い・認識阻害・気配察知の三重の結界張ってたからなー。
結界内に入ってこれるのは魔法使い関係の人間だけだから気配察知したらすぐに魔法球から出て、やってきた魔法使いに向きあって攻撃してきたらエヴァの修行の成果を確認するために戦闘させてたから様になってきたし。
それとあまり倍速大きくすると実戦との間隔が開きすぎて鈍るからちょうどよかったのかな。
追手自体も私が傍にいるって広めたから結構減ってたし。
まぁー戦闘終了後はすぐに魔法球を影の倉庫にしまって結界を消して別の場所に移動を繰り返してたからなー。
移動中に襲ってきた連中は先に攻撃させてからエヴァに仕留めさせた。少ない実戦の機会だから奪うわけにもいかなかったし、襲撃してくるやつらが修行後のエヴァよりも弱かったから、益々私の出番がないわけで・・・。
それを繰り返してたらエヴァの賞金が最初の20万ドルから10倍の200万ドルになってた。
私のほうも100万ドル増えて1100万ドルになってたけど。
それにしてもエヴァの成長速度が速かった・・・。
真祖になったってのも大きかったんだろうけど、元々素質があったんだね・・・。
あと少し成長したら私じゃ何も教えられなくなる・・・。出来ることが実戦形式の模擬戦くらいしかなくなりそうだな・・・。
それと段々口調が原作のエヴァ様みたいになってきた・・・。
あぁー荒んでいくのね、徐々に・・・。
魔法の師匠として魔法世界でゼクト探してみようかな。あれ確か長命で不老とかって話だったし。
アカシック・レコードにアクセスすれば場所は分からなくても既に生まれてるか分かるはずだし。
おっ、いるっぽい。これでエヴァの魔法の更なる修行は大丈夫っぽいな。
それにそろそろ【
Side.end
Side.エヴァ
シキと旅に出てから数ヶ月。シキに修行をつけてもらって私もそれなりに強くなった。
修行をつけてもらえるようにお願いしたのは旅に出てから2ヶ月経ったくらい。
私はそれまで護ってもらってばかりだったから、いつまでも護ってもらうんじゃなくて、私はシキを支えれるようになりたかったから。
修行をつけてもらう前に言われた「『力』自体に意味はなく、『力』に意味を与えるのは自分である」も最初は分からなかったけど今なら何となくだけど分かってきた。
『力』を意味もなく振るうのはただの暴力だって。
シキは追ってきた魔法使い達に自分からは絶対に攻撃しなかった。
攻撃されてから正当防衛といって攻撃をしていた。
・・・まぁ、過剰防衛ぽかったけど。
それがシキの言う「『力』に意味を与える」という一つの形なんだと思う。
だから私もシキと同じようにした。私からは絶対に攻撃しないし、女子供や無害な魔法使い達に危害は加えなかった。それが私の「『力』を持つ者の責任」だから。
シキが史上最高金額の賞金首【破滅を齎す黒】って知ったときは驚いたけど、どうでもよかったし。
シキはシキだし、私に優しくしてくれて愛してくれてもいるし。
そういえば今日、シキに前衛を人形か何かに任せて自分は後衛で魔法を使ってみるのはどうかと言われた。
確かに今までの魔法使いは前衛後衛のペアはあまりいなかったから困らなかったけれど、一人で対処出来ない魔法使いがいつ来るかわからないから従者は必要だと思った。
最初はシキと私で組めばいいと思ったけどやめた。いつまでも頼ってばかりじゃシキを支えることが出来ないから。
後でシキの持っている魔法書とかで戦闘人形について調べることにしよう。
それと魔法世界に行くって話しにもなった。シキが行くなら私はついていくから二つ返事で了承した。
今日も修行や勉強に励もう。いつかシキを支えられる女性《つま》になりたいから。
Side.end
Side.紫稀
チャチャゼロ作成フラグも無事建てれたし魔法世界にも行くことにもなった。
「ねぇ、シキ。どうやって魔法世界にいくの?」
「どうしようかなー」
移動方法何にしようかな?
新旧世界各地に作った『
「よし、スキマで移動だな」
「スキマ?聞いたことないけどなに?」
そりゃそうだ。これが使えるのは幻○郷のスキマ妖怪だけだしな。
「見てれば分かる。どこに繋げようかなー。多分どこに繋げても遭遇できるようになってると思うし。作者の都合的に」
「シキ、メタ発言はダメだよ。あれ?メタ発言ってなんだろ?」
およっ?エヴァも電波を受信したのか。まーいいや。そうなんども受信しないと思うし。
「適当にアルギュレー大平原に繋げるか。それじゃ開くか」
「シキ!あれはなに!?なんかこっち見てきて怖い!!」
やっぱ初見じゃ怖いか。仕方ないかね。
「大丈夫、あれは無害だ。そろそろ抜けるぞ」
「本当に無害なんだよね?って急に眩しい!ここが魔法世界?というかさっきの転移魔法かなにかなの?」
「まぁーそんなところだな。詳しくは私もしらんし」
妖怪の力って言っても信じないだろうし。それ以前に人外ではあるけど妖怪じゃないしな、私。
「シキ、向こうに誰かいるみたいだよ?」
ん?本当だな。ガキっぽいな。あれ?もしかしてゼクト?都合が良すぎだろう。鎌かけてみるか。
「そこの少年、中々の実力者だな」
「なんじゃ、お主らは?」
「別に大したもんじゃねーよ、ただの旅人だ。世間じゃ【破滅を齎す黒】とか呼ばれているがな」
「【破滅を齎す黒】じゃと!?そんな大物がここに何のようじゃ?」
すげー驚きようだ。そんなに有名なのかね?
「何、この辺にかなりの実力を持ったのがいるって聞いてな。そろそろ私だけじゃキツくなった連れの修行を手伝ってもらおうと思ってな」
「ほう、【破滅を齎す黒】の連れといえば【
「そうでもない。私は魔法を全部使えるが人に物を教えるのはそれほど得意でなくてな。実戦形式の模擬戦なら出来るんだがな」
嘘は言ってない。準最強クラスまでになら教え鍛えられるけど。
「それだけでも十分だと思うがの?まぁー最近退屈しておったから別に構わんがな」
「そうか、それならよろしく頼む。本名は紫稀だ。シキと呼んでくれ、フィリウス・ゼクト?」
「っ!?何故わしの名を知っているかは問わんでおこうかの。よろしくじゃ、シキ」
「あれ?何か勝手に話が進んでる!私に関することなのになんで私には何も聞かないの!?」
だって決めるの私だからエヴァに了解取る必要ないもの。
「んじゃ、魔法球使うか。倍速どうするよ?私達不老不死だから時間有り余ってるから1倍速でも可なんだけど」
「そうじゃな。わしも不老じゃし、のんびりやろうかのう」
「どの魔法球出そうかなー。アレとアレはダメだし、アレでいいか」
適当に作ったコロッセオと住居用の城・食料調達のための森と海がセットのを影の倉庫から出してっと。
「倍速を調整してっと。よし結界張るかな。二人は先に入ってていいぞ」
「それじゃ先に入っておるよ」
「すぐに来てね、シキ」
「分かってるって」
んー魔法球を中心に半径1キロで人払い・認識阻害・気配察知の三重結界っと。
結界もきちんと起動したし私も入ろうっと。
エヴァがどこまで強くなるか楽しみだなーっと。
Side.end
この物語は一体どこへと向かうのだろうか・・・。
まぁ、なるようにしかならないわけですけどね!!