シリカの獣耳Verかわゆす。
ピナに乗るユイちゃんテラかわゆす。
視点が転々するよ!それと久々にあいつが出るんだ!!
そんな25話、どうぞ!
Side.other
紫稀とナギ、ゼクトの三人は
しかし、その危機にやってきたのは
オスティアを崩落させるという、多大な犠牲を払うことで。
Side.end
Side.紫稀
造物主を倒し、気を失っていたゼクトを背負いながらアスナを救出しなんとか宮殿の外に出た私とナギは、そこで意識を手放した。
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そして、目を開けてみた光景は。
「知らない天井だ」
あれ?前にも似たようなことしたな。
「シキ。起きたようですね」
「なんだ、ヘンタイか」
「酷い言い草ですね。宮殿の外で倒れていたあなた達を運んで連れ帰ったのは私と詠春、ジャック、そしてエヴァンジェリンですよ?」
「そうですか。ドウモアリガトウゴザイマス」
恩着せがましいヘンタイだな、相変わらず。
「どういたしまして。当然のお礼としてあなたの半生を記録したいのですが?」
「却下だね」
誰がヘンタイなんかに見せるかってんだ。
「それで結局のところどうなった?」
「【
「オスティアは崩落か?」
「知っていたのですか」
「大抵のことなら知っている」
「2400年前にも一度、造物主と戦っているしな」と、口に出さずに思う。
「ん?そういえばエヴァはどこだ?」
「そこにいるじゃないですか」
おー、ここにいたのか。寝顔が可愛いな。撫でとこう。
「ん・・・」
「おいヘンタイ。ニヤニヤしながら見てるんじゃねー。どっかいけ」
「おやおや、辛辣ですね」
「んあ・・シキ?起きたのか、シキ!身体は大丈夫なのか!?辛いところとかはないか!?」
「大丈夫だ、キティ。どこも問題はない」
「そうか。それ「シキ!起きたんだってな!大丈夫か!?」は・・・」
空気読めよ・・・。あっバカだから読めないのか!納得。
「お前こそどうなんだ。私よりも酷かったような気がするんだがな」
「俺は大丈夫だぜ。そんじゃ行こうぜ」
「どこへだよ・・・」
さすがバグキャラ。そういえば
「俺たちの表彰だよ、表彰」
あぁーなるほど。それでか・・・。
「そういえばアルはどこいったんだ?」
「逃げたんだろ。どうせ、上がり症なもので。とか言って」
「まぁーいいや。行こうぜ」
「あぁー。キティも行こう」
「そうだな」
「ちょうどいいし、あれやるかな」
「何のことだ?」
「まぁー後のお楽しみってことで」
反応が楽しみだ。
Side.end
Side.other
式典に参加し【
それにあわせて紫稀は企み事の一つである、賞金の取り消しをするため、実行に移すことにした。
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まずはナギと詠春、ジャックが表彰され、次は紫稀とエヴァ、ゼクトの番となった。
紫稀はアリカ、エヴァはアイネ、ゼクトはテオドラからメダルを承り、紫稀たちは民衆の方へ振り返る。
振り返りざまに、紫稀は自分とエヴァの狐の仮面と認識阻害を解除し、自身の外見を白純にする。その行動にエヴァは困惑を隠せない。
そして、彼らの顔を見た民衆は恐怖に駆られ悲鳴を上げる。
突然の騒動に戸惑うアリカとアイネだったが、すぐさま紫稀の意図を読み取り言葉を発する。
「「みなのもの、騒ぐでない!」」
その言葉と共に民衆はとりあえず落ち着きを見せる。そしてアリカとアイネは次の言葉を発する。
「見ての通り、零崎蒼識は彼の悪名高き【破滅を齎す黒】、零崎音織は【
「それと零崎蒼識。あの二つも公開してくれ」
「分かりました。アイネ女王」
そう言って紫稀は荒耶宗蓮の外見になる。
その外見に覚えがある民衆は驚きの声を上げる。
「零崎蒼識には様々な顔がある。その一つが先ほどの【破滅を齎す黒】。次に今の【白き救済者】ブラン。みなも知っておろう、御伽噺にある救済者のことを。彼はその救済者本人だ。そしてさらにもう一つ——」
その言葉を合図に、紫稀は外見をシャナ(15歳Ver)に変え、【夜笠】を纏い【
「——トレジャーハンターの者なら知っておるであろう【炎髪灼眼】でもある」
その発言と共に再び民衆は驚き、一部では歓喜するものもいた。
「つまり零崎蒼識は永いときを生きる伝説の人物である!」
考古学者といった者たちはその言葉で狂喜乱舞していた。
他の民衆達も負けじと歓声を上げる。
「以上で式典は終わりだ!」
その言葉と共に式典は終わりを告げた。多くの民衆の声と共に。
Side.end
Side.紫稀
思った以上に楽に事が進んでしまって気が抜けた。
一応賞金は取り消されたが、納得できない奴らもいるだろうな。特に正義の魔法使い(笑)とか元老院議員の一部とかは。
まぁーこれから先はどうなるかな。
おっとそうだった。お姫様方はオスティアが崩落するって焦ってたっけ。どうやって解決しようかな。と言うかオスティア崩落を防いでもアリカたちは【
さてと。オスティアの民を救いに行きますかねー。
Side.end
Side.other
「空中王都の崩落拡大中!!本艦の中位にも強力な魔力消失現象!即席の対抗呪紋塗装装甲がいつまで持つか・・」
「泣き言はいらん!!あと数時間持てば充分だ!」
「最も的確に市民を救えるよう最大効率で舟を回せ!!ただし!!捨てて良い命はない!!」
「「一人も救いもらすな!これは厳命だ(じゃ)!!」」
オペレーターの言葉にアリカとアイネは指示を出す。
そこへ再び、避難状況の報告が入る。
「
「理由は!?」
「街の構造が複雑な上・・不法移民が多く、全住民の把握が・・・・」
「・・・・・ッ」
アイネとアリカは報告に言葉を失うもすぐに行動へ移る。
「わかった、ここは任せる」
「陛下!殿下!どこへ!?」
「
「しっ、しかし」
「妾たちの魔法ならこの魔力消失減少の中でも無効化されぬ」
「いけません、女王陛下ッ、王女殿下ッ」
クルトの静止を呼びかけることに返事をせずに歩く二人。そこへ通信が入る。
『ゴルァァーッ!こんのバカ姫たち!!やい、アイネ、てめぇっ!!どういうこったコレは!?』
『ナギ・・・』
ナギからの通信に反応を示すアイネ。アリカは一瞬立ち止まるも構わずそのまま先へ進んでいく。
『見てのとおりだ。世界を救う代償に自らの国を亡ぼした。案ずるな。私も遠くないうちに地獄へ墜ちる』
『・・・ッ。なんで話さなかったこの唐変木!!』
『話しても無駄であろう。戦いしか能のないお前が一人で何の役に立つ』
『くそッ・・今からそっちに向かうから待っとけ、てめぇ』
『ここにそなたの力は必要ない!!私を助ける暇があるのなら避難民の頭上に落下する浮遊岩の破壊を要請する!!まだ崩落を始めていない地区を頼む!ただし、この魔力消失現象の中ではそなたも満足に飛べまい』
『む・・』
オスティアの完全崩落の危機を前に彼らはこれからの指針について話す。
『我らの逃亡生活中に使用したボロ舟にも対抗呪紋処理を施してある!それを・・』
『もう乗ってるよ!!』
『ならば良い。では救出活動に全力を尽くした後、そなた達はそのままここを去れ。二度と戻るな。最後の命令だ』
『何!?そりゃどーゆー・・』
『切るぞ。この通信の間にも民が死んでいく。通信終了』
『オイッ待て!』
「へ、陛下しばしお待ちを!!」
アイネが通信を強制的に切ろうとするのをクルトが止め言葉を続ける。
『アルビレオ・イマ!聞いていますか!?クルトです!!』
『ハイ、何です?クルト君』
『アイネ様のおっしゃる通りにするのが賢明かと思います。もし戻れば・・あなた方はメガロメセンブリアに拘束される可能性が高い!!今は身を隠してください!時が経てば、自体は好転する筈です。とにかくコレが終わったら逃げてください!!いいですね!?』
『わかりました。ナギのコトはお任せを』
クルトとアルビレオが話している最中、後ろでナギは味方に押さえられ、喚いていた。
『すみませんナギ・・これがアイネ様のお望みでもあると思いますので・・・』
『・・・・!』
『お前達には世話になったな、さらばだ』
『陛下にもご武運を。それとそちらにはシキが』
シキの名を聞いたアイネとクルトは驚きを露にする。魔力も使えない場所で一体何をするのかと。
そして通信は切られた。
Side.end
Side.紫稀
「さて、キティ。どうするよ?」
「なんだ?何も考えてなかったのか?」
そりゃそうでしょ?行き当たりばったりなんだから、今回ばっかりは。因みに今、私達は崩落寸前のオスティアにいるんだぜ?」
「誰に言ってるんだ、誰に」
「画面の向こうの皆さん?」
「疑問系でメタ発言するなーッ!!」
怒った顔も可愛いじゃないか、うん。撫でよう。
「そうだ、キティ。ゼロ出しておいてよ」
「それはいいが、魔力は使えないのにどうするんだ?」
「魔力がなくたって私達には神通力があるじゃないか」
「なるほど、神通力を供給するんだな」
「その通りだ。そんじゃ、リミッター外すとしますかね。リミッター完全解除。『
ふむ。やっぱ長い間完全解除してなかったからなー。さてとキティに供給っと。
「契約執行・無制限!紫稀の従者『エヴァンジェリン』!!」
「契約執行も久々にやったな。大抵は自前のだけで充分だったから、する機会もなかったし」
「ケケケ、久シブリノ出番ダト思ッタラ、メンドクセェコトニナッテンジャネェカ。ゴ主人、旦那。」
「そう言うな。お前が出てると色々と問題が起こるんだ。んじゃ補助魔法使うかね。
ファル・ラス・セ・ラウス・セット・リリース 全てを包みし癒しの風 人々に恵みを 神の祝福を 『神の守護』!!」
よし、神通力できちんと起動したな。これでオスティアの民の耐久力が飛躍的にあがっただろ。
「キティ、落下してくる浮遊岩を破壊しつくそう。キティは東側から北側へ、私は西側から南側に向かう!」
「了解した。気をつけろよ、シキ」
「誰に言ってるんだ、キティ。それじゃいくぞ!!」
「ああ(オウ)!!」
Side.end
Side.other
紫稀はエヴァとチャチャゼロと分かれて身動きの取れない人たちを救出しながら浮遊岩を破壊していく。
そして、確認のために目線を動かしていると、見覚えのある人物を見かけた。
「あれは、アリカ?何故こんなところに・・・」
紫稀の呟きが聞こえたのかアリカも紫稀のほうへ目線を向け、驚きを露にした。
「シキ!何故おぬしが此処におる!!【
「いつも一緒にいるわけではない。それに今回はあいつらじゃ役に立たん。だから私とキティが出張ってるんだ」
「おぬしらとて魔法は使えないはずじゃろ!?さっさと避難せんか!?」
アリカの当然の疑問に顔を変えずに逃げ遅れた人を助ける手も休まず答える。
「別に私とキティは魔力や気しかない使えないわけじゃない。だから避難作業を手伝っているんじゃないか。それに怪我人が想像より少ないのを疑問には思わなかったのか?」
「ッ!まさかこれはおぬしがやっておるのか!?」
「正解だ。私は神通力を持っているんだ。それも造物主のようなまがい物ではなく限りなく本物に近いものをだ」
その答えに、だから【紅き翼】の誰もシキに勝てないのか。とアリカは漏らす。
「口を動かしてる場合でもあるまい。さっさと避難を完了させるぞ!キティの方からも連絡があった。今のところ取りこぼしなしで避難誘導出来ているようだ。それとアイネ女王と合流したと」
「そうか。ならば妾も頑張らねばなるまい。オスティアの民のためにも!」
その言葉と共に紫稀とアリカは更に歩みを進める。「全ての民を救いもらさぬ」と心に刻みながら。
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オスティア崩壊という前代未聞の大災厄は、死者は1人もおらず、人口の1%ほどが軽い怪我をしただけと言う、大災厄とは到底思えない、奇跡的な結果で終わった。
そしてオスティア崩壊から2ヵ月後、アイネ女王とアリカ王女は逮捕され、2年後に処刑されることとなった。
Side.end
色々とご都合になった。
無理やりすぎたね。すいません。
次回、処刑阻止!?
恐らくこれが今年最後の投稿になるかと思います。
みなさん来年もこの作品と別投稿作品もよろしくお願いします。
それでは、みなさまよいお年を!!