世界の枠から外れた者   作:裂やん

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2連投です。

何故かクロスしてしまった。
そんな第27話、どうぞ!


麻帆良学園入学前準備期間
第27話


Side.other

 

 アイネとアリカの処刑は、MM(メガロメセンブリア)元老院議員などの粛清に取って代わった。

 この処刑は後に、歴史的大処刑【一斉粛清】と呼ばれるようになる。

 

 そして、無罪放免となったアイネとアリカは自身の最愛の男と共にいる。

 

Side.end

 

 

 

Side.紫稀

 

 老害どもの粛清から数日、私達【紅き翼(アラルブラ)】とアリカ、アイネ嬢、アスナを加えた13人は京都に来ている。

 

 何故、京都かというと、ナギが前にアイネ嬢とデートしていたときにアリカとアスナも連れて行こうとか誘ったとか誘っていないとか。

 実際は私とアリカの新婚旅行兼ナギとアイネ嬢の婚前(?)旅行のついでみたいなものだ。

 

 まぁー詠春に誘われたからってのもあるけどな。前回来たのは魔法世界に行くときだったから大体7年位か?いつもよりは早かったかな。

 

 

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 そんで、現在私たちは近衛家、つまり関西呪術協会に来ている。

 

 ここまで来るのが大変だった・・・。ナギやジャックが清水寺の舞台から飛び降りようとするわ、ヘンタイ(アルビレオ)が通りすがりの幼女をナンパしようとするわ、タカミチがアスナに言葉の暴力で傷つけられてクルトに背負われたりするわで・・・。

 

 なんなんだよ!あいつらは落ち着きってものがないのか!?今挙げたので比較的ましなのはタカミチの精神的ダメージだけじゃねぇーか!!私と詠春、ゼクト、ガトウの疲労度が半端ないぞ!?

 そんでまともなのはキティとアリカ、アイネ嬢、ゼクト、詠春、ガトウ、クルトと私を含めた8人だけじゃないか・・・。アスナもまぁーまとも・・・かな?

 

 そして、私とキティとゼクトと詠春との帰還と【紅き翼(アラルブラ)】の来訪で大宴会が行われた。最初はまぁー賑やかと言って差し障りのない感じだったのが、気付いたらどんちゃん騒ぎ・・・。鬱だ・・・orz

 

 そんな時だ。何かを知らせにきた巫女が言葉を出す前に、咆哮が響き渡った。

 

「詠春。まさかとは思うけど、この咆哮って・・・?」

 

 嫌な予感がびんびんだぜ!!

 

「恐らく、アレで間違いないかと・・・」

 

「うげぇー、よりにもよって今かよ。しょうがない、約1600年ぶりに挨拶してくるか」

 

「挨拶?え?紫稀殿、一体何をおっしゃっているんですか?」

 

 そういえば、歴史書は正史どおりなんだっけ。私が関与してたこと載ってないしな。

 

両面宿儺(リョウメンスクナ)、アレを封印したのは私だって言ってるんだけど?」

 

「は?いやいや『日本書紀』の一説では武振熊命(たけふるくまのみこと)によって退治されたとあるじゃないですか!?」

 

「それ嘘だよ。彼らが退治したのは私が見せた両面宿儺(リョウメンスクナ)の幻だよ」

 

「なんですってー!!貴方は一体何をしてるんですか!?」

 

「何って両面宿儺(リョウメンスクナ)に会いに行ったら討伐隊が向かってたから、それより先に両面宿儺(リョウメンスクナ)を封印して討伐隊に幻を見せて自分達が退治したように思わせただけだけど?」

 

「幻を見せただけだけど?じゃないでしょー!!あぁーそう言えば、この人はバグを超えたバグだったな・・・」

 

 詠春、orzやってんなよ。頭を踏みつけたくなるじゃないか!

 

「いやいや踏みつけないでくださいよ!!」

 

 あっ、既に踏みつけちゃってた、てへっ?

 

「まぁー、どうせ中途半端に封印解かれただけだと思うから自我は取り戻してないんだろうな。それじゃあ挨拶できないし、さっさか再封印するか」

 

 てことで、私は一人で先に行くぞ!!

 

 

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 そうゆうことで、先に両面宿儺(リョウメンスクナ)が封印されていた湖に来てるんだぜ。誰に向かって言ってるかって?そりゃ勿論が「言わせねーよ!?」め・・・誰だよ邪魔しやがったの・・・。

 

「おーおー、予想通り中途半端に封印解かれちまってるのかよ。両面宿儺(リョウメンスクナ)も堕ちたもんだな。あっ、私が堕ちるようにしたんだった」てへっ

 

 んーどうやって弱らせて再封印するか。適当でいいか。

 

 そうだ、アレをやろう!そうと決まれば無銘、無銘っと。

 

「スクナ。今回も再び封印させてもらうぜ!次封印が解かれたとき自我があることを望むぞ」

 

 そう言って私は無銘を構える!やるのは一撃必殺の秘奥義。

 

「神鳴流神儀型全系(ぜんけい)終焉秘奥義———」

 

 力を込め、十全になったところで一太刀。

 

「———太極(たいきょく)・森羅万象剣《しんらばんしょうけん》!!」

 

 振り切ると同時に秘奥義は世界を飲み込み、受け入れ、終わる。

 そして、そこには本来ある風景と両面宿儺(リョウメンスクナ)がそこにいるという事実だけしか残らなかった。それを確認した私は、秘奥義の威力が絶大であったことを知った。マジ恐怖です。ポンポン使えねーじゃん!!

 秘奥義に恐怖しながらもスクナの再封印は同時進行してるんですけどね!

 

 詠春たちが来る頃には全て終わった後でした。陰陽師や神鳴流の皆さん、無駄な労力使わせてごめんね?

 

 

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 そんな感じで、両面宿儺(リョウメンスクナ)の再封印の後、私はアリカとアスナを連れて世界を放浪していた。

 

 キティはどうしたかだって?ほら、一応私とアリカは新婚さんな訳だろ?キティとはゼクトやゼロが一緒にいた時もあったけど、基本二人きりだったわけで。

 

 だから、その二人きりってやつを今はアリカと楽しもうと思って、京都に放置してきたんだ。私は悪くない!

 

 実は、アスナもキティと一緒に京都に置いていくつもりだったのだけど、アリカと二人でいざ出発しようという時にアスナにつかまったんだ。引き剥がそうとも説得しようとしても無駄だったのでしょうがなく連れて行くことに。

 アスナは見た目9歳くらいだ。後10年くらいは薬などの影響で成長することがないからな・・・。原作を鑑みると12年くらいはこのままのはず。まぁーいいけどね。

 

 

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 それで新婚旅行な世界放浪の最初の目的地は麻帆良。

 どうやらぬらりひょんが無事(?)、学園長になったらしい。さっそく原作介入のための下準備だ。

 

「てことでぬらりひょん。麻帆良のどこかに一軒家建てさせろ!」

 

「ふぉっ!?突然やってきて何をおっしゃる、紫稀殿」

 

 耳が遠くなったのか?それとも遂にぼけ「ぼけとらんわ!?」た・・・。

 

「地の文に突っ込むなよ、めんどくさい」

 

「それで何用でここに?」

 

 突っ込みはスルーか。まぁいいか。

 

「さっきも言ったろ。麻帆良の権利者から関東魔法協会が借りている側の土地の方に一軒家を建てさせろ。規模的には10人が同時に暮らせる程度の広さだ。地上3階地下1階建て、部屋数は17,8くらいは欲しいな」

 

「結構広いのう。その規模の一軒家を建てれるちょうどいい広さの土地があるか確認してみよう。・・・それでじゃ。家を建てる条件として裏の警備員として働いてもらえんかのう?」

 

 なかったら、あいつらが借りている側の土地に張ってある結界を若干広げて、建てれるだけのスペース確保するか?まぁーまずは様子見だな。

 

「今すぐは却下だ。10年くらい世界中を回る。アスナの状態もあるからな。薬の影響がなくなって中学校に通えるようになったら働いてやってもいい」

 

 実際、アスナをそのままにしておけんからな。いくら学園結界の最悪な認識阻害があってもだ。普通に成長出来るようになってからでないと色々と危ないしな。

 

「それでも構わんよ。ふむ、どうやら該当する場所が見つかったようじゃ」

 

「なら、麻帆良の技術力を行使して半年で建てさせろ」

 

 アスナの身体が成長するようになったら、小学校に転入させるかな。

 

「急じゃのう。まぁー分かった。なるべくその期間で建てさせよう」

 

「それじゃ、ぬらりひょん。私達は今回はこれで失礼するぞ。じゃあな。それと私達がここに来たとあまり触れ回るなよ?」

 

「分かっておるよ。それじゃ、また半年後にのう」

 

 本当に分かっているか謎だな。

 

 

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 そんなやり取りがあったのが大体3ヶ月前。

 それで私達はまだ日本国内のとある田舎町にいた。

 

 若干私は焦っている。何故かって?この町にある学校の名前がありえないからだ。

 いや、別にそれだけなら焦りはしないけれど、何か嫌な予感がするんだよね!!

 だって学校の名前が「私立直江津高校」なんだもの!!

 

 これって死亡フラグ?死亡フラグなんですかーー!?

 

 まさか、ここに時代を無視してあれが現れるはずもないだろうし、平気だよね?うん、平気だよ。平気なはずだ。多分平気なんだってー!!

 

 って思っていた時期が私にもありました。

 

 本当に時代を超えて現れました、アレが。やっぱあの平気発言がフラグだったのか・・・orz

 

 どうする?どうするよ、私!?アリカやアスナも一緒だってのに!!いや、ここはまず話し合いからだ!!恐らくアレの概念はこの世界にあるアレと同種の存在の概念に変わっているはずだ!!そうとなったら行くぞ、私!!

 

「はっはー。お嬢さん、随分と楽しそうだね。何かいいことでもあったのかい?」

 

 そう言って、私は手足がなくなっている金髪のお嬢さんに話し掛けた。

 

Side.end

 

 

 

Side.???

 

 儂の名はキスショット。キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード・・・鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼じゃ。

 

 そんな儂じゃが、日本へ観光しに来たらいきなり吸血鬼ハンターに襲われて四肢を奪われてしまい、命からがら逃げてきたのじゃ。

 

 そして、変な男に出会った。儂を「吸血鬼」としてではなく「人」として扱う男に。

 

「はっはー。お嬢さん、随分と楽しそうだね。何かいいことでもあったのかい?」

 

 その声はとても軽かったがのう。

 

Side.end

 

 

 

Side.紫稀

 

 ついつい忍野風味な口調で話し掛けてしまった。どうしたものか?

 

「さてお嬢さん名前を聞いてもいいかな?あぁーまずは私から名乗らなければいけないか。私の名は神儀紫稀だ。シキと呼んでくれ。そしてこっちの女性は妻の神儀アリカ。こっちの少女は・・・妹分?の神儀アスナだ。それでお嬢さんの名前はなんだ?」

 

「我が名はキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード・・・鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼じゃ」

 

 どうやらマジだったようです・・・。なんで物語シリーズの「吸血鬼」がどうしてこんなところに・・・。私か?私のせいなのか?私が西尾先生の作品の能力を使っていたからイレギュラーが生じたと?勘弁してつかぁーさい・・・。

 

「それで儂に何の用じゃ」

 

「ふむ、それは簡単だ。手足がない女性を見かけたから声を掛けた。それだけだ」

 

 嘘じゃないよ?

 

「嘘だ!?」

 

「ひぐらしじゃねーよ!?」

 

 はっ!?つい突っ込んでしまった!!

 

「のぅーシキ。おぬしは一体何がしたいんじゃ?あのものが吸血鬼なら放っておいても構わんのではないか?」

 

「ワタシモ・・・ソウ・・・オモウ・・・」

 

 そうなんだけどさ。関わってしまったしな・・・。主に私の考えなしの行動で。

 

「そんで、お嬢さん。吸血鬼と言ったがあんたは真祖か?」

 

「真祖?一体何のことじゃ?儂はそのようなもの聞いたことがないぞ?」

 

 あぁーやっぱりか・・・。平行世界か並列世界から飛んできたのね・・・。

 

「吸血鬼。残酷な事実を伝えねばならん。この世界はあんたの知る世界ではない」

 

「なんじゃと!?」

 

「シキ、それは一体どういう意味じゃ?」

 

「・・・・?」

 

「言葉の通りだ。キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードは平行世界、または並列世界の存在だよ。何らかのアクシデントがあって、この世界に飛ばされてきたのだろう。恐らく時間も逆行しているはずだ。この世界の西暦は1980年代。ハートアンダーブレード、アンタがいた西暦は何年だった?」

 

「儂が記憶しているのは2000年代じゃ。それなら辻褄が合うのう」

 

 あれ?これってどうやってオチつければいいんだ?えぇーい、ままよ!!

 

「それとアンタはアンタの知る世界の吸血鬼の中でも上位に当たるな?」

 

「そうじゃ。儂は吸血鬼の中の吸血鬼。怪異殺しと呼ばれておった」

 

「この世界に飛ばされたことで存在が変質しているかもしれんな。恐らくこの世界では真祖の吸血鬼に当たりそうだ」

 

 世界そのものの概念がかなり違っているからな・・・。この考えはあながち間違いでない気がする、多分だけど。

 

「真祖というのはよく分からんが、吸血鬼の中の吸血鬼と同意と取ってもよいのか?」

 

「真祖は吸血鬼の弱点らしい弱点を克服した存在だ。弱点のない、完成された吸血鬼と言ったところか」

 

「むぅー、中々にハイスペックではないか」

 

「それでアンタはこれからどうする?私の力を使えば元の世界に戻せるかもしれん。後、私の血を少し与えれば体の欠損部分も直せるだろう」

 

「元の世界に戻るのもいいが、こういうのも何かの縁じゃし、この世界に留まるかのう。それじゃ血をくれんかのう」

 

 そういわれたので、私は腕に一筋の傷をつけてハートアンダーブレードに血を飲ませる。すると見る見るうちにハートアンダーブレードの手足が生えていく。数秒後、彼女の手足は完全に戻っていた。

 

「ほぉー凄いのう。この世界には魔法というものが存在するのか。それにお主はかなりの強者のようじゃのう」

 

「まぁー一応、この世界最強だしな」

 

 嘘は言っていない。それにしてもどこの吸血鬼も血から情報は読み取れるんだな。

 

「それで、この世界で生きると決めたあんたはこれからどうするつもりだ?」

 

「どうするかのう」

 

「この世界でも吸血鬼と言うだけで攻撃されることが多々ある。行く当てがないわけだし、私達と共に行くか?」

 

 このまま放置しておくと大変そうだし。いろんな意味で!

 

「それも楽しそうじゃのう。でも、良いのか?儂は吸血鬼じゃぞ?その皺寄せがお主等にいかんとも限らん」

 

「別に私達は平気だ。アリカを妻と紹介したが、実はもう一人妻がいてな。彼女も吸血鬼だ。それも真祖のな。そういったことで慣れてるんだよ。それに私達のネームバリューがあれば教われることもないだろうしな」

 

「お主は節操なしなのか?それと有名人なのか?」

 

「私をそこらへんの二股男たちと一緒にするな!!まぁー魔法使い、つまり裏の世界じゃ知らない者はまずいないな」

 

 なんたって大戦の英雄で生きた伝説だしね!

 

「それほどの者なのか。それならば、厚意に甘えさせてもらおうかのう。よろしくじゃ、シキ、アリカ、アスナ」

 

「こちらこそよろしく頼む」

 

「ヨロ・・・シ・・・ク・・・」

 

「よろしくだ、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード。それにしても長いな。今度から忍って呼んでいいか?」

 

「構わぬが、由縁はなんじゃ?ふざけた理由ならひねり潰すぞ?」

 

「ハートアンダーブレード。刃の下に心あり。日本語に直訳して漢字にするとそうなる。そういう意味だ」

 

「中々悪くない。これからは忍と名乗るとするかのう。アリカたちもそう呼んで構わぬ」

 

「分かった」

 

「ウ・・ン・・・」

 

 そういえばいつまでここにいる気なんだ、私達?

 

「まぁーなんだ。ここで話すのもなんだし、そろそろ場所を変えようじゃないか」

 

「そうじゃな、いい加減、足を休めたい」

 

「ワカ・・ッタ・・・・」

 

 

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 

 

 こうして私こと神儀紫稀とその連れに平行世界の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード改め、神儀忍が加わったのだった。

 

 あれ?どうしてこうなった・・・?

 

Side.end




何故か出してしまった。
どうしてこうなった・・・?

もはや原作ブレイクというレベルじゃない!!

次回、キングクリムゾン?
どこまで飛ぶかな?
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