世界の枠から外れた者   作:裂やん

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3連投でっす!
前話で忍を出してしまったワケですが…。

閑話的なエヴァ様のお話。
そんな27.5話、どうぞ!!


第27.5話【閑話】

Side.エヴァ

 

 アリカとアイネの処刑を阻止し、京都に訪れた私達は、関西呪術協会、つまり詠春の婚約者である近衛木乃璃の実家にお邪魔していた。

 

 滞在初日には宴会をし、その最中に両面宿儺(リョウメンスクナ)の封印が解かれたらしいが、シキが先行して一人で弱体化+再封印を施したらしい。

 それよりも、まさか両面宿儺(リョウメンスクナ)を最初に封印したのがシキだったとは・・・。驚くを通り越して呆れるしかないな、もう。

 

 

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 そして滞在して数日、その日もいつもどおり昼頃に起床。すると近くにシキとアリカとアスナの気配がなかった。

 

 少しあたりを探してみたが見つからなく、部屋に戻ったときチャチャゼロに衝撃なことを教えられた。

 

「ゴ主人、旦那ナラ、アリカタチヲ連レテ世界中ヲ旅シテクルッテ言ッテタゼ?旦那曰ク、新婚旅行ラシイゾ。アリカト二人キリデ行ッテ来ルッテ言ッテタガ、アスナガソレニ気付イテ付イテ行ッタミタイダガナ」

 

「何だとーー!?」

 

 それならそれで言ってくれれば別に反対しなかったのに・・・。こうなったら意地でも見つけて邪魔してやるー!

 

 

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 そんな決意をして、シキたちを探すために放浪を始めたのが今から大体3年前。未だにシキたちを見つけられなかった。

 

 途中、ガトウとタカミチの師弟コンビにあったり、シキ同様世界を旅していたゼクトに遭遇はしたが、どちらもシキたちの居場所に関する情報は持っていなかった。

 どちらとも2,3ヶ月、一緒に行動したりしていた。師弟コンビの方はその間中ちょくちょく『別荘』を貸してやっていたがな。

 

 そして、シキたちの居場所を最も知り得るであろう人物と遭遇、行動を共にした。誰かだって?そりゃ、バカ(ナギ)しかいないだろう?こいつの強運は中々にいいから上手くいけばシキたちと遭遇できると思ったんだ。

 

 だけど何故か同行を許可しなかったから無理やりついていっていた。シキと再会するために。

 

 

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 1ヶ月くらいストーキング紛いに同行していたら、いきなり呪いを掛けられた。『登校地獄(インフェルヌス・スコラステイクス)』。なんともふざけた呪いだと思った。と言うかきちんと術式を理解して適量の魔力で使えー!呪いがかなり変質してしまって私じゃ解呪出来ないではないかー!?

 

 

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 そんな経緯があり、私は麻帆良の警備員をやらされることになった。学園結界によって魔力もかなり封印されることにも・・・。何年かしたら鳥頭(ナギ)かシキが解呪しに来るらしい。あの鳥頭がシキに伝え忘れなければいいが・・・。『登校地獄(インフェルヌス・スコラステイクス)』の呪いが変質してしまったせいで、学園結界の範囲から出られなかった。つまりはシキと私が貸し出していない方の麻帆良の土地にすらいけないのだ・・・。

 

 

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 そんな感じで学校に通うようになった私だが、タカミチが同級生になっていた。かなり違和感があるが、しょうがないだろう。ガトウも麻帆良で表では広域指導員、裏では警備員をやっていた。

 退屈で暇だったので、暇つぶしがてら旅に同行していた時にも貸していたように、たびたび『別荘』を貸しもしていた。タカミチが強くなってくれれば、私の警備の仕事も減るからな。ちょくちょく私自ら修行をつけてやったりもした。主に八つ当たり気味に。

 

 

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 私がいくら大戦の英雄であっても、過去に賞金首だった事実は変わらず、未だに襲撃してくる連中もいたが、適当に殺さないようにあしらってやった。罵詈雑言や襲撃によって溜まったストレスを発散するためにタカミチとぬらりひょん(じじい)をいじってやったりした。ガトウはタカミチの時は可愛い愛弟子だからと頑張って私を宥めようとしていたが、じじいの時は見て見ぬ振りを決め込んでいた。どうやらガトウはじじいに相当、手を焼かされているようだ。

 

 

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 そういえば私が麻帆良に閉じ込められるに当たって、一軒家を与えられたのだが、それは『家』というより『屋敷』に近かった。ぬらりひょんのじじいの(げん)を信じるならシキが建てさせたらしい。まさか、麻帆良で警備員をやらせるように仕組んでいたのか?いやいや、そんなまさかな・・・。

 

 それと屋敷の部屋の扉には割り振られるようにネームプレートがあった。シキとアリカ、アスナのがあるのは建てられた時に確認に来たと聞いていたから当然だと思ったが、私の名前まであった。やっぱり、ここに来るのを仕組んだのはシキなんじゃ・・・?あと、知らない名前もあったが忍って一体誰だ・・・?

 

 さらにある部屋の扉には名前ではなく『寝室』と書いてあった。覗いてみると、大人が同時に10人くらいは寝られるのではないかと思うほどにベッドが何個かくっ付いて置かれていた。この部屋には他には衣装タンスくらいしか目ぼしいものはなかった。勿論、普通にシキたちの自室とも思われる部屋にも一人用か二人用のサイズのベッドはあったのだが、一体何故こんな部屋を?

 

 そして、驚くことに実はこの屋敷、地下室もあった。そこにはシキの持っている殆どの魔法球が設置済みで、足らないのは2,3個だった。恐らく地下室は魔法球の設置場兼物置なのだろう。

 

 そう言えば、私に割り振られていた部屋に何かが置いてあった。どうやらシキからのプレゼントのようだった。やはり今回のことはシキの企みだったようだ・・・。それを知ってorzになった私は悪くないと思う、絶対に!

 

 そしてプレゼントの入った箱の中身は花をあしらったヘアピンで、名前は【()盾舜六花(しゅんしゅんりっか)】というらしい。どうやら、それぞれの花弁には名前と特殊な能力があるらしく、魔法発動体としても使えるようだ。これはシキが自身の能力で創った模造品らしく、オリジナルは別に存在するらしい。

 

 性能はオリジナルよりも頑丈でそれぞれの花弁にあるはずの人格はないらしい。それぞれの能力や発動の仕方については添付された紙に書かれてあったので、使いこなすために要修行と言ったところだろう。

 

 

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 そうやって暮らして3年。一度目の卒業を迎えたが、鳥頭どころかシキも解呪しにこなかった。

 そして再び中学一年生をやることに・・・。

 

Side.end




紫稀に置いて行かれたエヴァ様にスポットを!!
エヴァ様単独話は閑話的な感じでしょうか?
紫稀たちが麻帆良入りするまでこんな感じでエヴァ様は優遇されます。
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