世界の枠から外れた者   作:裂やん

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5連投目なり。

エヴァ様閑2話なり。

時は加速度的に過ぎていくよ!
そんな28.5話、どうぞ!!


第28.5話【閑2話】

Side.エヴァ

 

 シキを探しに京都から出て3年、そこから馬鹿(ナギ)に麻帆良に封じられて10年。つまり13年もシキに会えていない。しかも最近になってアスナが麻帆良にやってきた。シキとアリカ以外の謎だった忍という知らん女を連れて。

 

 アスナは魔法薬などの影響も抜けて普通に成長できるようになったらしく、小学4年生から麻帆良の小等部に通うらしい。それと同じ学年に詠春の娘がいるらしく、それの護衛も兼ねているそうだ。

 

 そして、問題なのはアスナと共にやってきた神儀忍という女のことだ。どうやら彼女は異世界の吸血鬼でキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと言う名前らしい。どういう理屈かは知らんが、異世界からこの世界に飛ばされたことで、存在自体の概念が変質してしまって、私と同じ真祖の吸血鬼になったらしい。

 

 まぁー別にそこは問題ではないのだ、本当に。問題なのはこの女がシキと本契約(パクティオー)をしているという点だ。アスナの情報ではアリカもしているらしいが、アリカに関しては私は認めているので、癪だが構わない。

 別に忍自体を嫌いなわけではない。と言うよりも好きなほうだ。恐らく同じ吸血鬼ってところが関係しているのだと思う。だが、シキをこれ以上独占できなくなるようになるのだけは勘弁願いたい・・・。

 

 いや、その辺はもう気にしてはいけないきがする。気にするだけ無駄だと思うことにした。どうせシキのことだ、気付いたらフラグを建てているのだろう。大抵のものは、本人に自覚は無いが。

 

 

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 色んなことを諦めていたところに、再び爆弾が投下された。

 

 それは、アスナと忍がやってきてから数日が経ったころだった。マナ・アルカナと言う少女が訪ねてきた。

 私は一目でこの少女が魔に属するものだと理解した。本人に聞いたところ魔族とのハーフらしい。血統などに私は興味はないので、別に構わんのだがな。

 アスナと忍はどうやら少女のことを知っていたようなので、その辺の事情聴取をすることに。

 

 

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 それで分かったのは、マナはシキを「師匠」と呼んでいたらしいこと。マナの実力の一端を見させてもらったが、どうやら本当にシキに師事されたのがわかった。「銃弾撃ち(ビリヤード)」や「鏡撃ち(ミラー)」なんて常人には出来ないし、出来る人物はシキを除いて知らないからだが。

 他には忍の時と同様に、日本人としての名前をもらったらしい。「神儀真名」。もう、神儀の姓をあげたのならば、シキが『家族』と認めているようなものではないか・・・。しょうがないからこいつらが小等部の間は世話を見るしかないようだ。更にシキに仮契約(パクティオー)を迫ったとか聞いたときは、うっかり殺してしまいそうになった。私は悪くないと思う、絶対に!

 

 マナはぬらりひょん(じじい)を脅しと言う名の説得をしてアスナと同学年に転入させた。忍のほうはシキから口添えなどがあったのか、裏の警備員として働いていた。

 

 

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 私とチャチャゼロだけしかいなかった麻帆良の屋敷にはいつの間にかアスナと忍、マナの姿があった。シキたちが魔法世界に訪れていたときにシキに命を助けられたと言う明石夕子やその夫と娘、【紅き翼(アラルブラ)】の一員だったガトウとタカミチが時々やってくることもあった。娘のゆーなの方は弟子入りとまでは行かずとも、軽く魔法に関して手解きはしてやった。

 

 100年前には考えられなかったような暖かい景色。そんな日常を私は生きていた。そんな感じに2年間を過ごした。

 

 

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 2001年度の新学期から再び中学一年生、数ヵ月後にはアスナたちと同学年になるというなんとも言えない感情を胸の中に抱いていた時、私に来客があった。

 来客は少女の二人組で、2001年度から私たちと同じ麻帆良学園女子中等部に同学年で通うらしい謎の少女『超鈴音』と、同じく同学年に通うらしい噂の天才少女『葉加瀬聡美』だった。

 

 超のほうは魔法の存在を知っている上に何かやらかすつもりらしい。葉加瀬のほうも超の計画について知った上で協力し、魔法の存在も知っていると言うことだ。そして私に接触してきた理由は、その計画に不干渉でいてほしいらしい。その報酬として魔法と科学の粋を込めて作るガイノイドというロボットを私の従者として提供するとのことだ。

 

 いい加減、手間が掛からないとは言え、アスナたちの世話をするのも億劫になってきていたし、来年度からは私以外は寮住まいになるので丁度いいと思い、その申し出を受けた。超の計画は正義の魔法使い(笑)たちからすれば、自分たち魔法使いの根底を覆すような厄介極まりないものらしいが、私やシキ、私たちの『家族』の人間は別に困りはしない。どうとでもなるからな。だから不干渉と言うのは都合がよかった。私はあまり他人に干渉する気がないからな。

 

 

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 その交渉から数日、私は魔法に関する知識を超たちに解説(レクチャー)したりして過ごした。そして2001年の1月3日。遂にガイノイドが完成した。名前は私が付けても構わないとのことだから「茶々丸」と名付けた。

 

 

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 それから数ヶ月後、私とアスナたちの入学式当日。その数日前の4月1日から茶々丸は起動させ、私たちと同学年に新入生として入学させた。別に4度も経験している入学式はサボってもよかったのだが、サボったらサボったで後がうるさいので、面倒だが毎回出ることにしている。

 

 クラスの方はアスナたちと同じ「1-A」。麻帆良学園女子中等部新一年生の中でも、魔法関係者、ポテンシャルの高い者や素養の高い者が一纏めにされた、ある種の人外魔境だった。詠春の娘とその護衛らしき半妖の少女もいた。しかもこの女子中等部は3年間クラス替えがないので、3年間もこんな中で暮らさないといけないのか・・・。軽く鬱になりそうだ。後、なにやら諸事情で2人の生徒は入学式に間に合わなかったらしい。

 

 出席番号はアスナが神儀明日菜で9番、10番が飛んで11番に私エヴァンジェリン・A・K・M・神儀、12番がまた飛んで神儀茶々丸で13番、14番に神儀真名でマナだ。あれ?この中途半端に飛んでいる番号ってもしかして?

 

 恐らく私の想像通りだと思う。アスナたちがやってきたときに、アスナが中等部に通うくらいには麻帆良に合流するとか話していたし。

 それにしても10番がアリカなのはなんとなく分かるが、12番は一体・・・?アスナたちと別れてからまた新しく『家族』でも出来たのか?

 

 その謎が解決されるのはそれから1週間後だった。

 

Side.end




これで麻帆良入りまでの準備期間終了です。
エヴァ様閑話なので短いのがあれですけどね・・・。

次は麻帆良入り時の紫稀、エヴァ、アリカ、アスナ、忍、真名の設定公表かな?
ゆーな自体は紫稀自ら魔改造してないから今回は除外ですかね。
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