世界の枠から外れた者   作:裂やん

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原作では一度しか描写されていない2学期!
そんな35話、どうぞ!!


第35話

Side.紫稀

 

 9月3日、新学期開始!と言っても学校に行くだけな毎日なのであまり変わらず。

 と思いきや麻帆良全体での体育祭が10月8日の体育の日に開催、それの準備に忙殺される。

 さらに1クラスから出される3人の実行委員に私とアリカと超が選ばれ、忙しさに拍車が掛かる。

 

 会場設営やプログラム作成などの仕事を入ってくる情報を冷静に分析し処理していく。1−Aの実行委員である私たちの群を抜いた処理能力が重宝された。結果、当日の情報処理も任されたため私たちが参加する大会は1つだけで済むことに。

 適当に陸上競技にでも出ようと思っていた私だが、気付いたら「ウルティマホラ」に選ばれていた。恐らく武闘派の連中が結託したのだろう・・・。

 

 

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 10月8日月曜日体育の日、麻帆良学園体育祭当日。準備の時とは比べ物にならないくらい程の問題が上がってくる。それを茶々丸とちうたんに協力要請を出して情報処理や指示を出していく。

 私は情報処理と並行して見回りも忘れずにする。何かあった場合は近くの委員に指示を出しながら、「ウルティマホラ」会場へと向かう。

 

 会場には1−Aの武闘派や中武研、ボクシング部などの武術に関する運動部の中学生高校生問わずが集まっており、総数1000人ほどが参加。参加者が多いためバトルロワイヤル形式の予選会で32人まで選出、4つのブロックに分けてのトーナメント制だ。

 

 ここでルール説明。「ウルティマホラ」は表の大会なため魔法関係者は身体強化の類のみ使用可、武器は殺傷性能のないもののみ。エアガンは実弾でなければ使用可だ。試合時間は10分だ。

 以上のルールを踏まえた上で予選を突破したのは、私とアスナ、マナ、茶々丸、刹那、古菲(クーフェイ)、楓、ガトウ、タカミチに残りの23名は中武研や運動部の上位クラスだけだ。

 

 Aブロックには私とアスナ、マナの3人、Bブロックには茶々丸と刹那の2人、Cブロックには古菲の1人のみ、Dブロックは楓とガトウ、タカミチの3人だ。その他の神儀家+関係者は参加していない。

 

 まずは1回戦。私たち9人は身内との対戦ではなかったため余裕で突破。

 

 2回戦では私とアスナ、楓とタカミチがそれぞれぶつかり、マナと刹那、茶々丸、古菲、ガトウは関係者とではなかったため力を温存したまま3回戦へ。

 結果は、私がアスナの攻撃をかわし続け、アスナの一瞬の隙を突いて背後に回り手刀で気絶させて勝利。

 楓とタカミチ戦は楓が分身を使ってタカミチを翻弄するが、居合い拳で楓の一瞬の隙をついたタカミチが勝利した。

 

 3回戦は殆どが身内同士での戦い。私とマナの師弟、茶々丸と刹那、タカミチとガトウの師弟対決。古菲は一般人(表の人間)との戦いだったため余裕で準決勝に駒を進めた。

 私とマナの対決は、私が飛んでくる弾のことごとくを【木刀無銘】で捌いて接近し、一閃。それをマナがかわして再び弾幕を張り私が捌く。それの繰り返しだったが、極度の緊張状態が続いたためマナの緊張の糸が保たず私の一閃を受けて気絶。私が準決勝に進む。

 茶々丸と刹那の対決は、開始当初はいい勝負をしていたが、時間が経つにつれ実戦経験の差で刹那が茶々丸の裏をかくことで勝利し、準決勝へ。

 ガトウとタカミチの師弟対決は、居合い拳の打ち合いだった。しかし、楓との対決で少なからず疲弊していたのか、タカミチが打ち負けガトウが準決勝へ。

 

 準決勝は私と刹那の神鳴流の同門、古菲とガトウの対決に。

 私たちは雷鳴剣や炎斬剣(えんざんけん)といった派手な技は使えなかったため純粋な剣の腕だけでの勝負となった。

 私の身体能力は万全な状態の刹那の実力と同程度まで制限しているが、刹那は茶々丸との対決の時の疲れが抜けきれていなかったらしく、開始当初は互角に打ち合えていたのだが、一合一合打ち合うたびに刹那の反応が遅くなっていった。最終的に私の攻撃を徐々に捌ききれなくなった刹那はかわしきれなくなり、トドメの一閃が入り刹那が気絶したので私の勝利だった。

 もう一つの準決勝は古菲に懐に入られ、思ったように試合が進められず、タカミチとの居合い拳の打ち合いでそれなりに疲弊していたガトウが根負けする形になり古菲が勝った。

 

 決勝戦は私と古菲の対決。結果として麻帆良祭の「まほら武道会」の決勝の再現となった。

 あれ以来、鍛錬を欠かさなかった古菲の実力はかなり上がっていた。が、まだ現在の刹那の域にまでは達しておらず、万全の刹那の身体能力相応まで制限した私には勝てず、今年度のウルティマホラの優勝者は私となった。

 

 「ウルティマホラ」終了後、私が実行委員の本部に戻るってみると多少の問題が起こっていたものの、然程時間も掛けずに処理できるレベルのものだったため、指示を出して他の委員に任せて自身の仕事に戻るのだった。情報処理以外にも2時間毎に広域指導員の仕事もこなすと言う多忙極まりなかったが、体育祭開催によって発生した問題などは全て処理しきり無事に体育祭は終わりを迎えた。

 

 

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 ウルティマホラで活躍した為、私と刹那、古菲は朝晩関わらず勝負を挑まれることになった。私と刹那にとって迷惑極まりなかったが・・・。

 

 

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 体育祭終了から2週間後の10月22日月曜日、2学期中間考査。1−Aの面々は一部の例外を除いて体育祭で燃え尽きたのか、19位だった。特にバカ四天王で武闘派の楓と古菲は凄惨だったらしい。

 因みに例にもれず全教科満点が5人いたのはご愛嬌だ。

 

 

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 11月は特にイベントと言えるものはなく、休日にクラスの面々でボーリングやカラオケにいったりして親睦をさらに深めていた。

 

 ボーリングではパーフェクトを出した猛者が4人もいたが別に不思議ではないと思う。出したのは私とキティと茶々丸と古菲だったのだが。

 カラオケでも100点を出したつわものがいた。中の人的にアリカ(林原めぐみ)まき絵(堀江由衣)柿崎(伊藤静)だったのだが。因みに私とキティ、茶々丸、ちうたんは90点台しか出していなかったが。

 

 

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 そんな感じで日常を楽しみながら過ごしつつ12月10日月曜日、2学期期末考査。今回は特に疲れるようなイベントなどもなかったため、それなりに勉強に取り組んだらしい。結果として12位だった。

 例によって例のごとく、今では全教科満点が5人いるのは定番となっていた。木乃香とさよは70位台、その他の神儀家+関係者は170位台に固まっていた。

 

 

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 期末考査も終えて12月21日金曜日、2学期終業式。翌日から「冬休みだ!やったぁーーー!!」な空気が1−A問わず中等部全体から溢れていた。終業式から3日後の24日、クラス一同でクリスマス会を開催。場所と時間は女子寮の学生食堂を14時から17時までの3時間貸し切った。

 料理は私とキティ、茶々丸、木乃香、五月、超で振る舞った。クリスマス会の噂を聞きつけたのか、他の寮生たちも学年学級拘わらずやってきて参加していた。疎外するつもりもなく誰彼構わずWelcome状態だったので、料理の方が大変になったわけだが。

 

 時間が来たのでクリスマス会はお開きとなり、神儀家と関係者は神儀家の屋敷へ。

 明石親娘やガトウ、タカミチ、魔法先生の中でもまともだった瀬流彦なんかも誘い、魔法関係者による2次会となった。実際の趣旨はキティの誕生日会で、2次会の方はついでだったりするのだが。

 無礼講だった為、明らかに未成年なマナと木乃香、刹那、ちうたん、ゆーなとガイノイドである茶々丸を除いた20歳以上の面々は豪快に飲酒していた。実際は『別荘』で修行していたりするから精神年齢的には全員20歳以上を超えてはいるのだが、肉体的にはまだ10代の上に麻帆良が教育現場でもあるため控えさせたのだ。キティは10歳の肉体だったのだが現在では13歳相応くらいまでは成長させている。ここで飲酒しているキティの肉体年齢を気にしてはいけないことなのだが。

 

 

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 クリスマス会をやってからの冬休みの日々は戦闘関連の修行に入った木乃香とさよ、ちうたんを軽くしごきつつ、昼は「特別広域指導員」の仕事を、夜は「警備員」の仕事をこなし続け、課題も早々に終わらせた。

 私は仕事に関しては妥協しないので、きちんと役割はこなす。変な言いがかりもつけられたくないし。

 

 私が指導員の仕事をするとかなりの確立で1−Aのメンバーがナンパされているのだが、狙っているのだろうか?その辺を考えても仕方がないと思い、普通に鎮圧して回るのだが。

 1−Aのメンバーがナンパされてた時は鎮圧した後にお茶に誘ったりして心を落ち着かせたり、不安を取り除いてあげている。

 というか1−Aのメンバーでナンパに会いやすいのがアキラとゆーなたちの運動部組と千鶴、チア部の3人なので、その辺りとは自然と交流度が高くなっている。キティたちが怖いが。

 

 夜の警備ではちまちま撃退するのが面倒になってきたので、魔法の射手(サギタ・マギカ)の絨毯爆撃で殲滅することにした。主に1000矢で。土地自体に被害が出ないように気をつけてはいるのだが。

 

 

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 最近、夜な夜な貞操の危機に襲われる予感がする。既にチェリーではないから危機でもなんでもないと思うが、何故か気持ち的に逃げ出したくなることが多くなった。そんな日の翌朝にはアスナかマナ、木乃香、刹那、ゆーなの内誰か1人が私の隣で寝ているのだ。怖いと思うのは私だけじゃないと思いたい!

 

 

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 そんな感じにバカ騒ぎをしたり、しなかったりの日々を過ごして2002年の1月21日月曜日。冬休みを終えて、新学期のスタートである。

 

Side.end




今回も1学期分の時間を経過させました。
独自設定の体育祭がメインです。

次回は1学年3学期のお話ですかね?
恐らく同じように時間経過させると思います。
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