世界の枠から外れた者   作:裂やん

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最終到着点が分かりません。
とりあえず魔法世界の崩壊は阻止するけど。

まだまだ平和な夏休み!
そんな39話、どうぞ!!


第39話

Side.紫稀

 

 2002年7月某日、夏休み開始。波乱が訪れる。・・・・・・多分な?

 

 夏休み初日に『別荘』内で課題を全て終わらせた私たち。自由研究や読書感想文といったものは去年の内に準備していた為比較的楽だったな。

 

 

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 7月29日から8月4日までの1週間。昼の広域指導員と夜の警備の休みをもらい、神儀家+関係者でハワイへ。国内でも良かったが、3年の修学旅行で京都・奈良に行くのは分かりきっていた為、国外に出ることに。費用は私のポケットマネーから出すのだからどこでもよかっただけだが。今度プライベートビーチでも購入するかな・・・。

 

 男が私とガトウ、タカミチ、ゆーなパパ(固定化)、瀬流彦の5人しかいないってどうなんだろうか?

 女性陣はキティ、アリカ、アスナ、忍、マナ、茶々丸、木乃香、刹那、木乃璃嬢、ゆーな、夕子、ちうたん、アキラ、さよの14人だ。

 明石夫婦と木乃璃嬢がいるのに詠春はどうしたかって?もちろん置いてきたさ。一応あいつの肩書きは長だからな。木乃璃嬢の分身を一緒においては来ている。術者としての木乃璃嬢はかなり優秀だからな。1週間くらいは余裕で分身を保たせることが出来るらしい。

 相手のいないガトウとタカミチ、瀬流彦が哀れなのは仕方がないことだと、隅に置いといた。

 

 そういえば忘れていたのだが、アスナたちを不老者にしてしまったので、成長薬を作ろうと思ったんだ。『創る』じゃなくて『作る』な?それで成長薬を作ったんだけど、意味が無かった。効果はきちんと出たんだが、成長しないわけじゃなかったんだ・・・。不老と聞いて先入観があったのは認めるが、まさか普通に成長出来るとは・・・。

 どうやら老いることがないだけで、最盛期の肉体までは成長するらしい。それなら何故キティが成長しないかと言われると、真祖化の術式に成長しなくなるってあっただけだった。

 結果、何が言いたいかというと、私と本契約・仮契約(パクティオー)しても最盛期の肉体までは成長する。つまりは、20歳の肉体が最盛期ならそこまで成長するんだってさ。それ以上成長するには成長薬とか私の能力を使う必要があるわけだけど。

 私の努力は無駄だったってことだな。因みにキティは145cmくらいまで成長してるよ。スリーサイズもそれに伴って成長してるし。

 

 閑話休題(それはさておき)

 

 若干思考がトリップしていたが、眼福です!美少女や美女の水着姿を見てそう思わない男がいたらそいつは男じゃないってことで。色とりどりのビキニやワンピースタイプの水着です。

 茶々丸と刹那、ちうたん、アキラ、さよは恥ずかしがっていますが、その他(木乃璃嬢と夕子以外)は逆に見せ付けたりくっ付いてきます。あぁー周りから嫉妬の視線が・・・。特に瀬流彦の視線が一番強いんですが。刀子との仲でも仲介してやるべきか?何気に瀬流彦は刀子のこと気になってるっぽいし、刀子のほうも離婚したらしいし・・・。一般人とはあまり付き合えないだろうから関係者同士のほうがいいわけだし。瀬流彦は外見は中々だし、中身もかなり良質物件だからいいと思うんだよな。

 

 再び閑話休題。

 

 昼間のことを思い出して現実逃避してたんですよ。何で現実逃避してたかって?それは目の前のがね・・・。

 

「零崎蒼識!貴様が大戦の英雄であろうと、元賞金首!正義の為に貴様をここで倒してくれる!!」

 

 ほら、正義の魔法使い(笑)の妄信者たちです。数にして大体200人くらい?よくそんなに集まったなって思うよ。でも私の敵じゃないんだけどね。

 

「それで?」

 

「なにっ?」

 

 聞き返すよな。質問してんのはこっちなんだがらさ。

 

「だから、私を倒して何かあるのか?既に賞金は完全失効してるから賞金を貰えるわけじゃないのに、お前達のメリットは何だ?」

 

「そんなもの、元賞金首という事実だけで貴様を討つ理由は十分だ!やれ!!」

 

 そう言って奴さんたちは詠唱を始める。別に詠唱中に攻撃してもいいんだけどね。無粋だから詠唱が完了するまで待ってるだけだし。

 

「「「「「「「「「「「「「「『魔法の射手(サギタ・マギカ)連弾(セリエス)・光(闇)(水)(氷)(火)(風)の69矢!』」」」」」」」」」」」」」」

「「「「「「「「「「『紅き焔(フラグランティア・ルビカンス)!』」」」」」」」」」」

「「「「「「「「『|雷の斧(ディオス・テュコス)!』」」」」」」」」

「「「「「「『闇の吹雪(ニウィス・テンペスタース・オブスクランス)!』」」」」」」

「「「「「「『雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)!』」」」」」」

「「「「「『燃える天空(ウーラニア・フロゴーシス)!!』」」」」」

「「「「『冥府(ホ・モノリートス)(キオーン)石柱(トゥ・ハイドゥ)!!』」」」」

「「「「『奈落の業火(インケンディウム・ゲヘナエ)!!』」」」」

「「「「『千の雷(キーリプル・アストラペー)!!』」」」」

 

 うわぁー、一斉掃射か。けど私にとっては意味が無い。あまりアレは使いたくないけど、今回は面倒だから使うか。

 

 放たれた魔法全ては私を捉える。そして次の瞬間、悲鳴があがる。

 

『『『『『『『ぎゃぁあああああああ』』』』』』』

 

 勿論私以外から。

 

「こんなもの不慮の事故ですから。なんてな」

 

 『不慮の事故(エンカウンター)』。自分に与えられるダメージを怪我、病気、ストレス関係なく全て擦り付ける。『ベクトル変換』で反射しても良かったんだけどね。

 

「さて、これで終わりかな?生きてる人間はいないな。『それじゃ』『また』とか」

 

 そう言って『大嘘憑き(オールフィクション)』で死体をなかったことにし、戦闘があったこともなかったことにして、その場を去る。

 

 

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 戦闘という名の虐殺終了後、泊まっているホテルに戻ってきたのが22時少し前。部屋は金にものを言わせて最上階のスイートルーム。大勢でも泊まれるようになっている。

 

 部屋割り?明石夫婦、ガトウとタカミチと瀬流彦、木乃璃嬢とさよ。他はって?聞くなよ、野暮だな。既に私が11人に襲われてるに決まってるじゃねーか。いつのまに茶々丸とちうたんとアキラもだって?それも聞くなよ・・・。気付いたら襲われてたんだよ・・・。ちうたんとアキラの保護者は一般人だから説明にも行きづらいんだよ・・・。どうしてこうなった?

 一度ヤったのならしょうがないと思って、それ以降は開き直って私もノリノリだけどさ・・・。一度に11人の相手は大変なんだ。後が怖いから回数の優劣をつけるわけにもいかないから影分身使ってるけど。影分身を消すときすごい疲労度が襲ってくるけどな!それとなんか絶倫っぽいんだ、私。

 とりあえず、ごちそうさまでした?

 

 

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 1週間のハワイ旅行後、麻帆良に戻る。ハワイ旅行のことをどこで嗅ぎつけたのか、和美とパルに問い詰められる。説明や感想を言うのが面倒だから話題転換でクラス全員を温泉に連れて行くことに。計画は私といいんちょで決定。日にちは8月23,24,25の二泊三日。参加者はクラス全員と一応保護者としてガトウとタカミチも参加。

 

 

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 23日の朝。雪広家所有の大型バスで箱根の温泉旅館まで。流石に朝早くの集合だったため道中は静かだった。

 そして昼頃に予約していた旅館に到着。旅館の周りは自然が沢山あり、穏やかだった。人数も人数だったため、今回は旅館を貸し切らせてもらった。この費用は私持ちだ。いいんちょにはバスの手配を頼んだわけだしな。

 

 

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 1日目はみんなゆっくり温泉に浸かったり、近くを散策していた。夜に少しばかり騒がしかったが、他に客はいないわけだから多少は多めに見ることに。旅館の従業員さんたちの迷惑にさえならなければいいわけだし。

 

 

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 2日目。昼間は近くの温泉街へ。神儀家+関係者に集られるが、財布的には何の問題も無かった。他の連中にも集られそうになったが、それだけは阻止した。神儀家+関係者は『家族』に分類されるから集られても構わないだけだしな。

 

 そして夜。私とゆーな、桜子、和美、パル主催で肝試し。お化け役はさよと美空、鳴滝姉妹、楓、ザジに任せることに。元(現?)幽霊と魔族とか、パネェーッス!

 

 結果、神儀家+関係者と古菲(クーフェイ)、いいんちょ、五月以外はほぼ気絶かその一歩手前。ご愁傷様です・・・。ザジが友達とか言うのを召還してたな。やりすぎだろ・・・。

 

 

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 3日目。昼食まで自由行動。昼食を取ったら、帰りも雪広家のバスで麻帆良へ。麻帆良に到着したのは21時だった。道中かなり騒がしかったが・・・。

 

 

 こうして二泊三日の2-A温泉旅行は終わったのだった。

 

 

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 その後は夏休み終了まであと4日なのに課題が終わっていない連中の手伝いに、図書館島へ。適度に写させたり、しながら一人で地下へ。

 目的地に着いたときドラゴンが行く手を遮ったが、人身支配の言葉の重みで跪かせて難なく進入。

 

 中にはヘンタイ(アルビレオ)とゼクトがいたとさ。

 

「よぉーヘンタイ。ゼクトは久しぶりだな。こんなところで隠居か?」

 

「おや、シキではないですか。門番はどうしたんです?」

 

「久しぶりじゃ。ずっとわしらがここにいるのを知っておって今まで来なかったじゃろ」

 

 だって、ゼクトにならともかくヘンタイに会いに来たくないし。

 

「門番ならどうぞどうぞって通してくれたぞ。地下に来る機会がなかったし」

 

「それはおかしいですね。あの子は招待状がなければ私とゼクト以外を通さないはずですが・・・」

 

「まぁー実際は言葉だけで跪かせて目の前を通って来たんだがな」

 

「やっぱり、おぬしはバグじゃな・・・」

 

 それくらい自覚してる。と言うかバグを超えたバグだし。でも最近、それでも表せないようになって来た気がするんだよ・・・。

 

「ヘンタイ。どうせ来年の麻帆良祭では目立つ行動するんだろ?」

 

「おやおや、シキは何でも知ってるんですね」

 

「何でもは知らない。知っていることだけだ。まぁー知らないことはあまり無いがな、能力的に」

 

 委員長の中の委員長をリスペクトしてみたぜ!

 

「何の話じゃ?」

 

「ゼクトは知らなかったのか。来年の2月頃、麻帆良にナギの息子が修行で教師として来る」

 

「なるほど。ナギの息子が教師とわのう。アイネ姫のおかげかのう?」

 

「そんなところだろ。頭の中までナギ譲りだったら今頃、魔法学校中退してそうだし」

 

「それもそうじゃな。で、アルは何かするのか?」

 

「えぇ。ナギとの約束でしてね。それにしても二人とも何気に酷い言い様ですね」

 

「どうせ、アーティファクト使って遺言みたいなもんだろ?あいつが死ぬわけないが。それと事実だからしょうがないだろ?」

 

「まぁーそんなところですね。確かに事実ですがね」

 

 んー大分話し込んだようだな。

 

「時間も時間だからこの辺で帰るとするか。アルビレオ招待状ってやつよこせ。次からは門番にそれ見せて入ってきてやるからよ」

 

「はい、これです。それじゃまた」

 

「またのう。今度はエヴァンジェリンとアリカ姫、アスナ姫も連れて来てほしいのう」

 

「了解っと。ついでに詠春の娘の木乃香とその護衛も連れてくるわ。じゃあな」

 

 そう言って私は課題が終わってないであろう連中のところに戻る。

 

 結論。やっぱりまだ終わってなかった。まぁーあと2,3日あれば自力で終わるくらいまでは減ってたから問題ないだろう。そう思って私の持ち物を回収して帰宅したのだった。

 

 帰宅後、ヘンタイとゼクトとのお茶会のことをキティたちに話した。みんなゼクトには会いたいと言っていた。ヘンタイはどうでもいいらしい。

 

 

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 そんな感じに遊びと仕事をしつつ9月1日日曜日。特に波乱でもなかった平穏な夏休みが終わり、翌日から騒がしい2学年2学期が始まる。

 

Side.end




1年後の夏休みに比べれば平穏な夏休み!
そろそろ設定を書かないと。

次回で原作開始の3学期まで行くかな?
その後どうなるかは・・・作者にも分からない!!
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