仮面ライダーディケイド − THE LOST MEMORIES − feat インデックス   作:海東

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第18話 転入編 Ⅴ

「仮面ライダーウィザードか……」

 

真藤ハルトの変身した姿を見て、士はそのような言葉を口にしていた。

先程、長髪の少年が怪物になった時にその怪物がファントムであると瞬時に悟ったのと同様である。

真藤ハルトが仮面ライダー。

それは士の中で揺るぎない確信として存在している。

もしかすると、別の違う何かなのかも知れないのに。

或いは、海東大樹という青年の言葉が頭の中に残っていたからかも知れない。

 

 

“この世界にも仮面ライダーがいる”

 

 

(……俺はアイツのことは知らない。海東とかいう奴が言ったことが事実かも分からない。だが、アレが仮面ライダーウィザードだってのは、どうも知っているみたいだ)

 

急にフッと頭の中に湧いてくるイメージ。

それと重なるかのように、真藤ハルトが目の前の怪物……ファントムへ向かっていく。

 

(お手並み拝見。と、させて貰うぜ。仮面ライダーウィザード!)

 

「うおおおおおおおおお!!」

 

雄々しく声を上げる真藤の手には、片手剣が握られていた。

それは特殊な形をしており、柄の部分には手の平を模したようなオブジェクトが取り付けられている。

士は見ていた。

いきなり空中に現れた魔方陣へ真藤ハルトが左腕を伸ばし、そこから片手剣を取り出したのを。

どうやら、仮面ライダーウィザードの力の一端のようである。

 

(手品、というよりは魔法って感じだな。正に“ウィザード”と言ったところか)

 

士のそんな感想など知る由もなく、真藤ハルトは剣撃と蹴り技を繰り出してファントムと戦っていた。

相手の体を左手の剣で薙ぎ払うと追撃の回し蹴りを放つ。

まるで剣舞のように軽やかな動きで戦っていた。

 

「くっ!!」

 

ファントムはバックステップ気味に後ろへ下がった。

自身の長い獲物を有効的に使うには真藤ハルトとの距離が近過ぎたからである。

それを見て取ると、真藤ハルトは剣の握り方を変え、今度はまるで銃のように構えてから引き金を引いた。

すると、剣の切っ先から銃弾のようなものが放たれ、それが着弾したファントムの体からは火花が上がる。

どうやら、あの剣は銃にもなるようだ。

士の使うライドブッカーと似た性質を持っているようである。

ただ、威力に関してはそこまででは無い模様で、大きなダメージにはなっていない。

ここまでの戦いを見る分には遠近両方に対応出来る真藤ハルトの方が有利であるように見えた。

だが、相手もやられてばかりではない。

 

「調子に乗るなァッ!」

 

ファントムもその身の丈以上もある薙刀を振り回して反撃に出た。

真藤ハルトはそれをひょいと交わすも、自身の片手剣との単純なリーチ差は歴然であった。

と、なれば、当然真藤ハルトは遠距離より銃モードでそれに応対しようとする。

しかし、ファントムも今度は薙刀の真ん中部分を持つと、そこを中心に素早く器用に回して迫り来る銃撃を防いだ。

 

「その程度か指輪の魔法使い!!」

「その程度……なわけねえだろ?」

 

真藤ハルトはマスクの下でニヤリと笑うと、腰に装着されていた指輪を新たに一つ取り外して、今はめているものと換えた。

そして、すかさずベルトのバックル部分へその指をかざす。

 

『ランド、プリーズ!』

 

『ドッドッドッ、ドドンドン、ドッドッドン』

 

変身した時とはまた違った音声。

同時に出現した魔方陣が真藤ハルトの体を通り抜けると、赤い色だった部分が今度は黄色に変化していく

よく見るとマスクの形状も少し変わったようだ。

 

(あれがランドスタイルって奴か)

 

またしてもそんな言葉が士の頭の中に浮かんでくる。

知らないのに知っているというのは、あまり心地の良いものではない。

 

「見た目が変わったくらいで!!」

 

ファントムはすかさず薙刀で斬り掛かってきた。

殆どその場を動いていないのに、切っ先は丁度真藤ハルトが立っている場所へ落ちようとしている。

 

「変わったのは見た目だけじゃないぜ!」

 

『ディフェンド、プリーズ!』

 

素早く指輪を付け替え、ベルトにかざしてからその手を前に出すと、突如地面から分厚く大きな土の壁が出現した。

それは敵の斬撃をいとも容易く弾き、真藤ハルトを守る。

 

「くっ、小癪な真似を!」

「こういう使い方だって出来るんだぜ?」

 

『ディフェンド、プリーズ!』

 

再び、その音声。

今度は相手の真下に土の壁を出現させ、その勢いで吹き飛ばしてみせる。

 

「ぐはっ!!」

 

地面に倒れ込むファントム。

どうやら、土の壁は相手に少なくないダメージを与えたようだ。

真藤ハルトは悠然と歩き、ファントムへと近付いていく。

と、彼が間合いに入った瞬間、ファントムは倒れた状態のまま手にした武器で攻撃を仕掛けてきた。

だが、真藤ハルトは首を横に動かしてそれを交わし、更には切っ先の部分をガシッと掴む。

 

「……お前じゃ俺は倒せない。これ以上の戦いは無意味だ。分かったら、とっとと退いてくれ。そして、笛吹に伝えろ。お前たちのやっていることは間違っているとな」

 

真藤ハルトは相手を見下ろしながら言った。

止めを刺そうとしないのは、自衛以上の戦いはしないということなのだろうか。

それが屈辱なのか、ファントムは歯噛みしながら見上げている。

この状態からの逆転は現状のままでは難しいだろう。

 

「決着、か」

 

士がそう呟いた瞬間であった。

 

「現れたな、指輪の魔法使い!」

 

その言葉と共に、この場へ新たな闖入者が現れた。

視線が一斉にその声がした方へと向く。

 

「フェ、フェニックス!!」

 

ファントムが倒れたままの状態で顔だけ上げながらその名を呼んだ。

その声音は少し怯えているようにも聞こえる。

 

「いいようにやられるなど情けないぞ、レギオン」

 

少年は倒れているファントムのことをレギオンと呼び、威圧的に睨み付けた。

対してファントムの方は項垂れている。

この短い掛け合いからでも、彼らの上下関係が伺えた。

少年はレギオンと呼ばれたファントムよりも格上の存在なのだろう。

当然、真藤ハルトは警戒する。

 

「お前もファントムか?」

「指輪の魔法使い。これ以上、我々に背くのであれば、ここで貴様を始末する」

 

少年は真藤ハルトの問い掛けに否定も肯定もしなかった。

だが、彼がファントム、或いはそれに与する者だということは、ほぼ間違いない。

 

「……残念だけど、それは聞けないな。アイツのやってることは、誰かが止めなきゃいけないからな」

「なるほど。では、議論の余地は無いな」

 

真藤ハルトの拒否の意を汲み取ったと同時に、少年の体は炎に包まれ、周囲に強力な熱波を発した。

それは少し離れた場所にいる士にも感じ取れる程のものである。

それらが収まると、彼の姿も怪物へと変わっていた。

怪物と言っても、レギオンとは違い、生物的というよりも人間的な風貌をしている。

真っ赤に染められた全身が何とも言えない威圧感を醸し出していた。

 

「…………ッ!!」

 

対峙しただけでも相手の強さを感じ取ったのか、真藤ハルトは片手剣を持つ手にグッと力を入れていた。

奇しくも両者は互いに剣を手にしている。

ただ、相手の方の剣は真藤ハルトのものとは違い、大きく武骨で禍々しいデザインであった。

 

「どうした?構えただけで来ないのか、指輪の魔法使い?」

 

フェニックスと呼ばれた少年、もといファントムは挑発するように言った。

 

「では、俺から行くぞ!!」

 

地面を強く蹴り、襲い掛かるフェニックス。

そのスピードは凄まじく、一瞬で間合いが詰められた。

 

「オラァ!!!!」

「……………………!!」

 

両者の刃と刃がぶつかり合い、周囲に激しく火花が散った。

と、その勢いで真藤ハルトは後方へ飛ばされてしまう。

 

「ッ、何て力だ……!!」

「オラオラオラオラ!!」

「これで……!!」

 

『ディフェンド、プリーズ!』

 

真藤ハルトの目の前にせり上がる土の壁。

これで相手の攻撃を防ぎつつ、反撃の機会を伺うといったところだろうか。

 

「邪魔だ!!」

 

だが、レギオンの攻撃にも耐えた堅固な土の壁はフェニックスの一撃によって呆気なく壊されてしまった。

 

「なっ!?」

「こんなものでは足止めにもならないぞ!!」

 

勢いそのままにフェニックスは向かって来る。

 

「……一気に決めないとヤバイな」

 

真藤ハルトは新たに指輪を付け替え、その手をベルトに翳した。

 

『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!』

 

『チョーイイネ!キックストライク!サイコー!』

 

騒がしげな音声の後、真藤ハルトの足元には現在のマスクの色と同じ黄色の魔方陣が出現した。

直後、前方へアクロバティックに回転すると、飛び上がってからキックの態勢に入る。

 

「ハァーーーーーーー、タァーーーーーーーー!!」

 

真藤ハルトは土煙を上げながらフェニックス目掛けて急降下した。

フェニックスは何故か避ける素振りも見せない。

そのまま体を貫かれ、爆散する。

 

「ふぃーーー」

 

地面へ着地した真藤ハルトはそう一息吐いた。

 

「……本当は倒したくは無かったが、あのままなら俺がやられていた。許せよ」

「何をだ?」

「!?」

 

背後から聞こえた声。

振り向くよりも前に剣の一撃が真藤ハルトの眼前へ迫っていた。

 

「ぐぅっ!!」

 

間一髪、瞬時に手にした片手剣でそれを受け止める。

だが、あまりのパワーに受け止めきれず、思わず地面へ膝を着いた。

 

「お前、生きて……ッ!?」

「ククク……。確かに俺は一度死んだ。だが、蘇ったのだ」

「何だって!?」

 

フェニックスはほぼ無傷のまま真藤ハルトの前に立ちはだかる。

不死鳥の名を冠するだけあり、そう易々とは死なないということなのだろう。

 

「どうした?信じられないという顔をしているが、まさか、あんなもので俺を倒せると思っていたか?フン、ウィードの考えそうなことだな」

「何て……奴だ!」

「今度はこちらの番だ!!」

 

そう言うと、フェニックスはブンブンと剣を振り回し向かって来た。

土の壁さえも易々と破壊してしまう斬撃は荒々しくて力強い。

真藤ハルトの華麗な剣捌きとは真逆である。

復活前と比べ、明らかに一撃の重さが変わっていた。

 

(コイツ、ただ蘇っただけじゃない。さっきよりもパワーアップしている!?)

 

これを少しでも食らってしまえば無傷では済まないだろう。

もしかすると致命傷にもなりかねない。

それ程の破壊力であった。

真藤ハルトは防御に徹っさざるを得なくなり、必然と手数は封じられる。

 

「どうした指輪の魔法使い!!その程度か!?」

「くっ!!」

 

先程レギオンに言われたのと同じ台詞を浴びせかけられても、真藤ハルトは歯を食い縛り、相手の猛攻に耐えるのみであった。

言い返す余裕さえ無いようである。

それだけ、このフェニックスという怪物の実力がレギオンよりも上だということなのだろう。

距離を取り、銃モードに変形させて反撃に入る隙も無い。

仮に反撃を行えたとして、倒してもすぐに復活する相手をどうすれば良いのか。

真藤ハルトはジリジリと後退しつつあった。

 

「後ろががら空きだぞ!」

 

その声と共に真藤ハルトの背中に衝撃が走った。

倒れていたレギオンが何時の間にか起き上がり、手にした武器で牙を向いてきたのである。

 

「ッ!!お前……!!」

「このまま貴様にやられたままでは、ワイズマンに合わせる顔が無い!!」

「いいぞレギオン!このまま指輪の魔法使いを潰すぞ!!」

「チッ、これは流石にヤバイな……」

 

二体を相手。

しかも、その内一体は手に余る程の強敵。

苦戦も当然のことであった。

 

「……やれやれ、やっと俺の出番ってところか」

 

それを見て取った士は何の遠慮も無く目の前の戦場へ向けて歩を進め出す。

この世界でやるべきこと。

今が、その第一歩であると信じて。

 

「!!」

「!!」

「!!」

 

この場に向かって来る士の姿を見て、三者は一斉に動きを止めた。

明らかに通常ではないこの状況下において、わざわざ近付いて来る者などそうはいない。

しかも、あまりに堂々と歩いて来るので、フェニックスはレギオンと共に真藤ハルトから一旦距離を取ると士の方へ向き直る。

 

「貴様は……ウィードか?」

 

士の制服を見てフェニックスは言った。

 

「ウィードの分際で何の用だ?」

「たまたま通りすがっただけだ」

「ウィードだろうが通りすがりだろうが関係ない。こいつには俺達の正体を見られた。すぐに始末しなければ!」

 

興奮して声を荒げたのはレギオンの方であった。

その物言いに思わず士は肩を竦める。

 

「始末とか随分と物騒な話だな。ここは学校じゃないのか?」

「黙れ!!」

 

レギオンは有無を言わさずといった様子で士へ向け薙刀を振るって来た。

生身の人間、それも同じ学徒に対しての殺意の篭った攻撃。

完全に口封じで消すつもりである。

 

「問答無用ってわけか!」

 

士は最小限の動きでレギオンの攻撃を交わすと、カードを取り出してベルトのバックルへ差し込む。

 

『KAMEN RIDE』

 

『DECADE』

 

次の瞬間、士は仮面ライダーディケイドとなった。

その姿を見て、三者は一様に驚きを見せる。

 

「貴様も魔法使いだったのか!?」

 

レギオンが泡を食ったように後ずさると、士を指差して尋ねてきた。

そう言えば、ディケイドのマスクは真藤ハルトのものに少し似ているかも知れない。

同種の何かと思っても不思議では無いだろう。

 

「ちょっと違うな」

 

士はチッチッと指を振って、相手の言葉を否定した。

直後に真藤ハルト──仮面ライダーウィザードへと顔を向ける。

 

「おい、お前。この俺が助けてやる。感謝しろ」

「いきなり現れて何を言って……っていうか、アンタ一体何者なんだ?」

「言ったろ?ただの通りすがりだってな」

「……面白い。こいつの相手は俺がしてやる!」

 

そう言って前へ出たのはフェニックスの方であった。

言動からして好戦的な性格なのだろう。

真藤ハルトを手こずらせただけあって、向かい合うだけでもかなりのプレッシャーを感じさせる。

だが、それでも士は怯む様子を見せない。

 

「何だかよく分からねえが、こいつは倒しちまってもいいってことだよな?」

「戯けたことを。ウィード如きがブルームの俺に敵うと思っているのか?」

「また、それか。ブルームって奴も随分とボキャブラリーが貧困なんだな」

「何ぃ?」

「知ってるか?花はすぐに散るが、雑草は何度踏まれてもその度に起き上がるんだぜ」

「ほざくな!!」

 

敵意剥き出しでフェニックスは襲い掛かって来た。

士もライドブッカーを剣モードにしてそれを迎え撃つ。

再びぶつかり合う刃と刃。

周囲に響く鈍い音。

士もフェニックスも互いに一歩も動かず鍔迫り合いをしている。

 

「ほう……俺の剣を受け止めるとはな。パワーは互角といったところか?」

「それだけじゃないぜ?」

 

士は剣を弾くと同時にライドブッカーを銃モードへ変形させ、新たにカードを一枚バックルへ投げ入れた。

 

『ATTACK RIDE』

 

『BLAST』

 

残像が見える程の超高速で、至近距離からの連続発砲。

その一撃一撃が必殺の破壊力で、流石のフェニックスも胴体から火花を上げつつ後方へと下がらされる。

 

「何だッ、この威力は……!?」

「このまま押し切らせて貰うぜ!!」

 

間髪入れずに士はカードを取り出し、再びバックルへと投げ入れた。

 

『FINAL ATTACK RIDE』

 

『DE DE DE DECADE』

 

カードの形をしたオーラが何枚も現れ、フェニックスへ向けて伸びていった。

士はパンパンと手を叩くと、垂直に高く飛び上がる。

 

「指輪の魔法使いのと同じ……!?だが、俺を倒したところで再び蘇るだけだ!!」

「どうかな?俺は世界の破壊者……らしいぜ?」

「何っ!?」

 

直後に急降下した士の蹴りがフェニックスの胴体を捉えた。

 

「ぐああああああああああああああああ!!!!」

 

後方へ大きく吹き飛び、フェニックスは爆散する。

 

「無駄だ!フェニックスはすぐに蘇るぞ!!」

 

嘲るようにレギオンは笑った。

だが、異変はすぐに起こる。

 

「……………………えっ!?」

 

もうもうと立ち上がる煙の中、いる筈の影がそこには無かった。

 

「なっ、い、一体、どういうことだ!?おい、フェニックス!!フェニックス!!」

「……隙ありだ!!」

 

狼狽するレギオンの体を真藤ハルトは片手剣で真横に払った。

 

「き、貴様あああああああああああああああ!!」

 

レギオンは咆哮しながら膝を付くと、そのままフェニックスと同様に爆散する。

二体のファントムは、二人の仮面ライダーによって倒されたのであった。

士と真藤ハルトはどちらからでもなく向き合い、無言で視線を交わす。

 

「……………………」

「……………………」

「……そうか。お前が!」

 

突如、真藤ハルトは剣を握り締め、士へ向けて振るった。

 

「ッ!!」

 

間一髪、士は攻撃を交わす。

 

「何しやがる!?」

 

助けた筈なのに、いきなり攻撃されたことで士の頭には怒りと疑問が同時に生まれた。

真藤ハルトは攻撃を止める素振りを見せずにこちらへと向かって来る。

 

「ディケイド。世界の破壊者。そう聞いている」

「聞いている?誰に?」

「この世界を破壊させるわけにはいかない」

「待て!お前とやるつもりはない!」

「黙れ!!」

 

士の言葉など耳に入れるつもりは無いとでも言いたげに真藤ハルトは片手剣を振り回して来た。

その一撃が士の胸を掠め、火花を散らす。

 

「……チッ、流石にこいつは頭にきたぞ!!」

 

感情に身を任せ、士はライドブッカーから一枚のカードを取り出すと、バックルの中へと差し込んだ。

 

『KAMEN RIDE』

 

『AGITO』

 

音声と同時に出現した影が士に重なったの瞬間、その姿が変わった。

鍬形のように開かれた龍をも思わす二本の角。

赤い複眼。

金色の鎧に包まれた黒い体。

それは、神に等しき存在が与えた力、仮面ライダーアギトの姿であった。

 

「また変わった?」

 

士の新たな変身を見て真藤ハルトは呟いた。

奇しくも、その色合いは彼の現在の姿であるランドスタイルと似通っている。

 

「人の話を聞かないってんなら、黙らせてやるだけだ!!」

「やれるものならやってみろ!!」

 

士と真藤ハルト。

二人の蹴りが同時に放たれた。

 

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