アルケーさんが深海棲艦と手を組みました。これより戦争を開始します。   作:焼け野原ヒロシィ

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かなり眠くて最後の方ちょっと適当になってしまいました。
後で改変修正するかもです。



白兵棲鬼の生まれた日

 海の底から出現する、謎の異形達。

 ミニマムサイズから超弩級大型まで、多彩を極める異形達『深海棲艦』の攻撃によって、人類は制海権を喪失。

 それと同時期に出現したその脅威に対抗できる存在。嘗て海に散っていった船達の魂を持つ娘たち『艦娘』。

 彼女たちは、連日深海棲艦達から母なる海を取り戻すために戦い続ける。

 

 これは、そんな世界に紛れ込んだ、紅い戦争屋のお話――――

 

 

 

 

 

 

 

――とある海域、とある島。

 

 

 ここは、深海棲艦達が拠点として使っているとある島。

 人類からは姫と呼ばれる深海棲艦を率いる個体が統率している島である。

 彼女らは艦娘達の抵抗にあい、この島まで撤退を余儀なくされたのだ。

 その島で彼女らは、新しい艦の練度を高めるため訓練をしたり、前線へ偵察しに行ったりと忙しい毎日を送っていた。

 

 そんなある日。

 その島に、紅い粒子を撒き散らしながら、一人の紅い女性がやってきた。

 感じる気配は自分達と同じ深海棲艦。しかし、偵察に出ていたイ級の話では艦娘がつけているような紅い装備をしているそうだ。

 相手が武装している以上警戒しない訳にはいかない。

 そう考えた姫が、配下の深海棲艦達に迎撃の用意するようにと指示を出そうとしたところで、件の紅い女性の姿が見えた。

 異様に長く巨大な手足に額にあるV字に割れたアンテナと思わしきもの。

 何より目を引くのは胸部と膝部分にある紫色の丸いレンズのような艤装と、右腕に取り付けられている巨大な大剣。

 腰からはアーマーのような物が左右に伸びている。

 近づいてくる相手の装備を確認しているうちにどんどん接近してくる。

 あまりの速度に驚き、相手を見据えながら迎撃の指示を出そうとして、そこでふと気がつき、驚愕のあまり硬直してしまった。

 

 (何故アイツハ、空中二浮イテ、自在二空ヲ飛ンデイル!?)

 

 深海棲艦とはいえ基本的に船であるため、空をとぶことはできない。例外はいるが。

 多少跳ねる事ぐらいはできるが、目の前の存在のように空中に浮くことなどできないのだ。

 

 そうして硬直している間に空を飛んでこちらに向かってきていた相手は、あっという間に目前に来て声をかけてきた。

 

「よぉ!世界を敵に回して難儀してるってのはあんたらかい?」

「何者ダ、キサマ」

「なに、どこにも所属してないから組まないかってお誘いさぁ」

 

 名を聞いたはずなのに、見当違いの答えが返って来た。興味は十分惹かれる内容だが。

 

「目的モ聞クツモリダッタガ、今私ガ聞イタノハ名ダ!」

「名前?あぁ、失礼。オレは『GNW-20000 アルケーガンダム』だ」

「フム。キサマカラハ我ラト同ジ気配ガスルガ、ソノ装備ハ艦娘共ノ物二似テイル。キサマハナンダ。」

「現在の姿になる前はMS(モビルスーツ)という分類だったな。以前いた、鎮守府とかいう場所で建造されたらしいんだが、事故でも起こったのかオレが出来てな。オレから深海棲艦とやらの気配がするってんで廃棄されそうになって、それは困るんで鎮守府とやらからおさらばして、オレと同じような気配のする方へ進んで来たらここにだどりついたってわけだ」

 

 モビルスーツとは何なのだろうか、聞いたことがない。

 

「聞キタイコトハアルガ、一旦置イテオク。ソレデ、目的ハ?」

「戦争がしてぇ!殺し合いがしてぇ!!」

「ナゼ?」

「オレァ戦争屋だ。戦争が好きで好きでたまらない、最低最悪のMS(ロクデナシ)だよ……!それで、最初のヤツになるんだが、どこにも所属してないから組まないかってぇ話さ」

 

 こいつは危険だ。今は大丈夫でも、いずれこちらにも牙を向きかねない。と、深海棲艦として、離島棲姫としての本能がそう叫ぶ。

 が、理性の部分がそれを押しとどめる。こいつはうまく使えば、とても使える駒になると。

 

「フム、条件次第デ組ンデモイイゾ」

「その条件とやらは?」

「1.ワタシノ指示ヲ聞ク事。2.コノ島二イルモノ二攻撃シナイ事。3.組ミタケレバ実力ヲ見セロ。コノ3個ダ」

「ハッハー!簡単な条件だぜぇ!しかも戦わせてくれると来た!最高だぜ大将は!!」

「フン。戦闘ハシテモラウガ、コノ島ノ艦隊トノ演習ダガナ」

「演習かよ!?……チッ、やっとまともに戦えると思ったらこれか。まぁ、戦えるだけマシだがよ」

 

 こうして彼女……アルケーガンダムとの演習が始まった。

 

 

 

 

 

 おうおう、皆さんお元気なこって。こっちも行くぜぇ!

 行けよ、ファングゥ!!

 イッちまいなぁ!ハッハーッ!!

 丸見えだぁ!

 やっぱ戦争は白兵戦でねぇとなぁっ!!フハハハハ……もっとだ!もっと暴れようぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ス、スサマジイナ、キサマ」

「お褒めの言葉、ありがたい限りだぜ。で、合格かい?」

「ウム、合格ダ」

「そーかいそーかい!それじゃぁこれからよろしく頼むぜぇ、大将」

「コチラコソヨロシク頼ム、アルケー。ソレト、ソノ大将ッテイウノヤメテクレ!」

 

 こうして、本来ならば存在し得ない彼女と、深海棲艦との契約が結ばれた。

 

 

 

 

 

 これは本来ならば存在しないはずの、彼女たちの戦争の物語である。

 

 

 

 




かなり眠いので短め。
次回からは1話3000~4000文字程度でやっていきたいと思ってます。

ゲームの内容とは切り離してお考えください。随所パラレルワールドでございます。
今回登場した姫……離島棲姫さんはオリジナルです。似た名前の鬼さんとは別人デス。
誤字ではないのです。

誤字脱字等ございましたらご報告ください。
ご意見ご感想もお待ちしております。

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