アルケーさんが深海棲艦と手を組みました。これより戦争を開始します。   作:焼け野原ヒロシィ

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結構遅れてしまいまして申し訳ございません。

今回は偵察艦隊の艦の視点ですよ~
ではどうぞ。


遭遇。

 

 反攻作戦を間近に控えたとある鎮守府。

 その鎮守府の提督は反抗作戦の前段階として作戦海域周辺の偵察任務を行うことを決定した。

 

「……というわけで、偵察任務をしてもらおうと思う。編成は旗艦に球磨」

「了解クマ!」

「随伴艦は長月、響、それと龍驤に行ってもらうことにする」

「了解だ」

「了解」

「了解や!」

「よろしく頼むよ。危険だと思ったらスグに撤退してくれ。それじゃ、次に反攻作戦の敵戦力掃討作戦の内容を……」

 

 

 

 作戦会議が終わり、偵察任務を頼まれた彼女たちは作戦海域へと向かう。

 途中、深海棲艦のはぐれ艦に遭遇しこれを撃退。一度の戦闘があっただけでほぼ無傷の状態で、作戦海域へ進むことができた。

 到着すると鎮守府にいる提督に到着した事を連絡。その後、偵察機を発進させて周囲の偵察を開始した。

 

「さて、後はこの海域の敵艦隊の編成やら、規模やらの情報を手に入れて帰るだけやね」

「そうだな。何事もなく終わってくれるといいのだが」

「おしゃべりするのもいいけど、電索とかソナーとかもしっかり使って周辺の警戒もするクマ!」

「そうだよ二人とも。偵察任務とはいえ戦闘がないとは言えないんだから。来る時にイ級を大破させたけれど、逃がしてしまっているのだしね」

 

 手持ち無沙汰な龍驤が長月に話しかけ、それを注意する球磨と響。

 彼女たちがピリピリしている理由は簡単で、大事な作戦前の偵察任務であり失敗する訳にはいかないからである。

 実際響が言った通りに、この海域に入ってすぐにイ級に遭遇し撃沈ではなく撃退している。逃したイ級から深海棲艦の本拠地に彼女たちがやって来ているという事が伝わっていてもおかしくない。

 響の言葉から気を引き締めた龍驤と長月。

 そうして彼女たちは周辺の警戒をしながら偵察にでた艦載機の連絡を待つ。

 

 しばらく時間のたった頃、レーダーに表示されていた艦載機の反応が消えた。

 

「……ん?偵察に出した艦載機の反応が途絶えよった?球磨ー、そっちはどうや?」

 

 最初に異変に気がついたのは龍驤。気がついた彼女は、同じく艦載機を飛ばしていた球磨に声をかける。

 

「ちょっと待つクマ、反応はあるクマ。各機、応答するクマ……周辺に敵艦を確認できるクマ?……ん?どうしたクマ?各機応答するクマ!!……連絡中に突然ノイズが入って連絡がつかなくなったクマ!」

「それは不味いね。連絡でわかったことはあるかい?」

「敵艦も敵艦載機も周囲に居ないって報告途中だったクマ。だから通信機の故障かも……反応も消えたクマ」

「……敵艦に遭遇したものとして戦闘準備をするべきだな」

 

 連絡が途絶えたため、敵艦に落とされたとして動くようにと云う長月。

 

「そうやね。さぁ、艦載機のみんな!お仕事の準備や!」

「各艦周囲の警戒をおこたザッ……クマ。対空戦用意、砲雷撃戦用意クマ!」

「了解。響、索敵行動に……ッ!左舷より所属不明艦(Unknown)単艦ザッ……近中だよ!」

「こんな最前線に単艦だと?」

 

 索敵行動をしようとレーダーに目を向ける前に、響が単艦の敵を目視(・・)でとらえた。

 最前線で単艦など本来ありえない。もしもあるとするならば、囮や陽動ぐらいだろう。

 

「見たザッ……無い艦種クマ……右側にザッ……いる板?は飛行甲板ザザッ……ん対空射撃用意クマ!!」

「「了解(や!)」」

「了か……ん?まて!」

 

 すでに目視出来る距離にいるにもかかわらず、スピードを落とさずに接近してくる敵。そんな相手が空母なわけがない。そもそも空母が単艦などありえない事だ。

 そのことに気がつき他の3人を止める長月。しかし、他の三人は長月の声に気がつかないまま戦闘態勢に入る。

 

「お、おい!待てと言っている!……ぁあもう!私だけでも砲撃戦の準備をしておくか!」

 

 仕方なく長月は、一人砲雷撃戦の用意をして相手に向かっていく。

 彼女の予想通りに相手は、右手に付いていた板を銃を構えるかのごとく持ちあげて、先端をこちらに向けてきた。

 

「どう見ても子供(ガキ)ばっかじゃねえか! へっ!……いただくぜぇ!艦なんとか!!」

 

 その言葉と共に相手からの砲撃が飛んでくる。

 砲撃が来ると予想していた長月は余裕を持って避けることができているが、空母だと思っていた他の三人は慌てて避けているため所々掠りながら危なっかしく避ける。

 

「あ、あっぶな!?ザザッ……や、空母や無ザザザッ……か!」

「艦種誤認したクザザザッ……が砲だとは思わなザザッ……マ!」

「なんだか通信障害(ノイズ)がザザザッ……いるようだけど、大丈夫かい?」

「発見する少し前ぐらいからずっとノイズが走っていたぞ!そんなことより、敵艦が速度をさらに上げて接近してきているぞ、集中しろ!」

 

 そう注意してから相手の速度を確認しようとレーダーに目をやる。

 しかし、レーダーは動いていはなかった。それを見て、驚きの表情を浮かべ目の前の敵を見つめる長月。

 そこでひとつの考えにたどり着く。電子機器に干渉する能力か、と。そうだとすれば通信障害にも合点がいく。

 深海棲艦では無いかのような、とても珍しい血のような紅。髪、目、服装、艤装と肌以外のすべてが紅い深海棲艦。背中の中ほどまで伸ばしたポニーテール。腰のあたりに付けられたスカートのような艤装、右手に持たれた巨大な板のような砲。

 その間にもどんどん相手は近づいてくる。それ以上近づけさせるわけには行かないと砲撃を開始する長月たち。

 

「仕留め損なったか……しぶてぇ奴らだぁ!だがまぁ、ライフルが当たらねぇなら切り刻むまでよ!」

 

 紅い敵はこちらの砲撃を体を傾けたり半歩左右に動きながら被弾せずに右手の砲を振りかぶりながら接近してくる。進行方向には、龍驤。

 

「(飛ばずに戦うのは)初めてなんでちと戦りづれえが、コツさえわかりゃあとは何とかなるってなぁ!」

 

 それを見ていた長月はおかしいことに気がついた。砲を龍驤に向けているのではなく振りかぶっている(・・・・・・・・)

 

「なんで振りかぶって?……ッ!龍驤!!よけろぉぉぉ!!」

「へ?」

「あばよぉ、ちっこい嬢ちゃん!」

 

 

 ――――紅が龍驤とのすれ違いざまに、振りかぶっていた砲を振り抜いた。

 

 




うーん、戦闘描写って難しいですね。練習せねば・・・精進せねば・・・
誤字脱字等ございましたらご連絡ください。感想ももらえると嬉しいです。

お気に入り20件突破!ありがとうございます!

次回投稿も遅くなると思います。すいません。
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