ピピピピピピ… ピピピピピピ…
目覚まし時計が鳴る。
「う~ん」
ベッドで布団にくるまっているこの部屋の主が不機嫌そうに唸りながら音源へ手を伸ばす。
ピピピピピピ… ピピピピ…カチッ
音を止めると、唯一布団から出ていた腕も再び布団の中に帰っていく。
「zzz・・・」
そして、部屋には規則的に動く膨らんだ布団と、静寂が残った。
~~~10分後~~~
「zzz・・・」
ガチャ
主の目覚めていない部屋の扉が外から開けられる。中に入ってきた人は規則的な動きを続ける布団のそばにいき、そして、
「とっとと起きなさ~い!!」
布団を無理矢理剥ぎ取った。
布団の中にいた主は薄手な寝間着では寒いのか、身震いをして、ノロノロと起き上がる。
「やっと起きたわね。『ハヤト』」
「・・・おはよ~母さん。」
「まったく、今何時だと思ってるの?」
時計は現在9時10分過ぎを指していた。
「明日は天気が良くなりそうだから布団干すよって昨日言ったよね?」
「はい、おっしゃる通りでございます。」
「それと、『焔覇吐(ほむらはばき)』。あんたなんでハヤトを起こさないの?」
そういいながら、ベッドの近くのスマホに目を向けると、
『(-.-)Zzz・・・・』
ディスプレイに表示されている、睡眠中の顔文字。
ブチッ
「ハヤトを守るべき存在のお前がいつまで寝とんじゃー!!」
そう叫びながらスマホ(焔覇吐)を振りまわす。
『(@_@)!?』
ディスプレイに顔文字が表示されると同時に
『help me. help me.』
と、電子的な声が焔覇吐から聞こえてくる。
「母さん、落ち着いて!焔覇吐も反省してるから。ね?」
急いで止めに入るハヤト。その言葉で少し落ち着いたのか焔吐覇を振り回すのをやめる。
「はぁ、とりあえず早く下に降りて朝御飯食べてきな。」
そういいながら焔吐覇を放りなげる。慌ててキャッチすると、ディスプレイには『?(・_・;?』と浮かび上がり、
『Why is she angry ?』
といった。
「なんで怒ってるのかねぇ。そんなもん、あんたがハヤトと一緒に爆睡してたからだろうが~!!」
再び怒りだして焔覇吐をとろうとするので、ハヤトは焔覇吐を母に差し出した。
『Why!? Why you abandon me!?』
「今のは焔覇吐が悪いし、巻き添えはごめんだからだよ~。」
そういうと、ハヤトは朝飯を食べに部屋を出た。
後ろから、『help! help!!』と聞こえたのは気のせいだろう。
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はい。というわけで第一話でした。名前については元ネタ等はありません。なので、深くは追及しないでください。批判、感想、誤字脱字の報告などありましたら、気軽に送ってください。