枠外の主人公、神儀紫稀とは一切関係がない わけではない。
俺こと、
何故かって?男子1名、女子28名、女性2名の計31名の視線に晒されているからだ。別に晒されるだけならなんとも思わないのだが、その視線に込められている好奇やら侮 蔑、困惑、その他雑多な感情がそうさせる。
ここはIS学園の1年1組の教室。
まずISとは、正式名称『Infinite Stratos』―――通称IS―――。宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツのことで、開発当初は注目されなかったが、『ある人物』による『ある事件』によって従来の兵器を凌駕する圧倒的な性能が世界中に知れ渡り、本来の宇宙進出よりも飛行パワード・スーツとして軍事転用が始まり、各国の抑止力の要がISに移ることになった。 だが、そんな万能に思えるものにも必ず欠陥と言える致命的な部分がある。それが女だけしか使うことが出来ないという事。
そしてIS学園とは、その名のとおり、ISの操縦者を育成するために創設された学園。
ようは、教職員と
で、どうしてIS学園に俺がいるかと言うと、事の発端は遡り続けると最終的には10年ほど前にたどり着くことになるのだが、とりあえず2,3ヶ月ほど前に遡ることにしよう。
その日、俺はいつもどおり、気ままな一人旅をしていた。
だが、その一人旅もあるニュースによって、終わりを迎えた。
『世界初の男性IS操縦者現れる!? 』
初めは、てっきり俺のことがバレたのかと思ったが、端末に表示されているニュースの 内容を下にスクロールして確認していくとどうやら違うらしかった。 因みに、俺がISを動かせる理由は追々分か っていくと思う。
今回、ISを起動させた男の名前は『織斑一夏』。
……奇遇だな。俺の知っているやつと同姓同名じゃないか。
そいつはとてつもないフラグ体質で鈍感な やつでな。数多の女子が涙を飲んでいる。い つか背中からブスッと刺されないか兄貴分と してとても心配している。
何だかんだ思いつつニュースをスクロール し、確認するのを忘れない。
そして、『織斑一夏』なる男の顔写真が表 示される。
………………………………。
うん、きっと同姓同名で世界に似た顔をし た人間が3人はいる内の1人だ!絶対にそう だ!?俺は認めない!!
……すいませんでした。正真正銘の俺の知 る『織斑一夏』です……。
さて、事情聴取するとするか。
こういう前代未聞の事件を嬉々として引き起こすやつを俺は
一人
端末を操作してその
『もすもす終日~?みんなの魔法少女、リリ カルマジカル束さんだよぉ~?』
此方から連絡をいれたのだが、無性に電話 を切りたくなった……!?しかも、声が似て いるからタチが悪い。
『ん~?おかしいな~?繋がってる筈なんだ けど、どうしたんだろう?もしもし、しーく ん?しーくんの最愛の束さんですよ~?』 「誰が誰の最愛の人だ!?」 『おぉ~。やっぱり繋がってたね。それで、 しーくん。私に何か用なのかな?』
ツッコミをスルーされた……。とりあえず 、仕切りなおすことにしよう。
「今回の件、お前の仕業だな、束?」
『今回の件って一体何のこと?束さんは何のことだかさっぱりだよ~』
分かっているくせに惚けるか。
「一夏がISを動かした件についてに決まっているだろう」
『いっくんがISを動かせたから、束さんが何かしたって思ってるの?』
「世界を混乱させることを仕出かすのはお前を置いて他にいないだろうが」
『でも、それだけじゃ、私が犯人とは言えないと思うな~』
「それに、ISのコアに干渉出来るのは、世界中を探しても俺とお前の二人だけしかいない」
『確かに完全でも完璧でもなくて天才の束さんとしては悔しいけど、私はコアに干渉
「そして、俺はつい先程まで一夏がISを動かしたのを知らなかった」
『だから束さんがやったって?し~くんにしてはその結論は些か短絡的じゃないかな?』
「短絡的で暴論なのは自覚してるさ」
『ふ~ん、自覚はあるんだ』
「で、お前の仕業なんだろう?」
『その件について、束さんは肯定も否定も、一切してませ~ん ♪』
「……もういい。今回は、コレくらいにしといてやる」
『そうそう。しーくんに頼みたいことがあるから、近いうちに会いにきてね。私の居場所 は後でデータ送るから』
「頼まれてやる。じゃあな」
『ばいば~い。またねぇ~』
一夏の件には疑いようもなく、『天災』篠ノ之束が関わっている。
これが分かっただけよしとするか。
さて、もう一件連絡しないといけないところがあったな。
端末を操作して、ウサギとは別の人の番号を呼び出す。
『もしもし?』
「俺だけど、元気してた?」
『あぁ、お前か。丁度今、お前に連絡しようと思っていたところだ』
「へ?どういうことだ?」
『どこぞのバカが男なのにISなんてものを動かしたせいでな、一部の権力者が
「……そういうことか。全く誰だ、そんなことを言い出したのは……」
『……轡木さんだ』
なるほど、あの人か。それなら、取り入って世界に対する影響力が欲しいというわけで はなさそうだ。考えられるとすると……あぁ 、そう言うことか。
「で、俺はいつそっちにつけばいい?」
『入学式の前日に他の新入生より一足先に寮に入ってもらいたいらしい』
「了解した。俺の入試とか寮の部屋とかはどうなっている?」
『筆記・実技ともに無条件合格、寮部屋は角部屋の2人部屋を宛がうらしい。部屋の内装とかは希望があるなら、改築費などを出すらしいぞ。かなりの待遇だな』
「まぁ、それくらいの待遇は当然だろう。世界の認識では、どうやら俺は、『
『過ぎた謙遜は身を滅ぼすぞ。はっきり言って、私たちよりもお前の方が世界が欲してるだろうが。なぁ、『
「なんだよ、その厨二病な二つ名は。まぁ、いい。それじゃ、入学式の前日にな」
『あぁ、待っている。志輝』
そうして、俺は電話を切った。
そんな会話があったのが、大体2,3ヶ月ほど前。
あの後、ウサギにお使いを頼まれ、入学式前日にIS学園入りし、千冬にウサギから頼ま れた物を渡して、そのまま俺に割り当てられた部屋に向かって、荷物を整理し、眠った。
で、起きて翌日。
入学一日目の準備を終えて、寮を出たと同時に千冬に拉致され、疲れることになって、 先に教室に入った千冬に一夏が叩かれ、一段落した後に教室の中から呼ばれ、教室に入っ て冒頭に戻る。
まぁ、その後は無難な自己紹介をしたら、 女子達が一斉に叫びだし、弟分の一夏と可愛 い妹分の箒とも無事に再会できたと。
1時間目、隣の席の一夏は唸っていた。どうやら、全く授業についていけてないようだ 。
1時間目の休み時間。箒が俺と一夏のところにやって来て、少々雑談し、相変わらず箒 が一夏を好きなのが再確認出来た。
2時間目、一夏がやらかした。見るに見かねたというか、山田先生が一夏に質問がないかと聞いたところ、「ほとんど全部分からない」と。入学前の参考書を古い電話帳と間違えて捨てたらしく、千冬からありがたい
2時間目の休み時間。俺は、一夏のアホっぷりに哀れさを感じえず、勉強を見ていたところ、金髪が鮮やかな、『いかにも』な雰囲気を出している女子に声を掛けられた。とりあえず、こういう類のには関わりたくないので、スルーし続けたが。その時に、入試主席がどうとか、試験教官を倒したとか言 う問答があった。 俺はどうだったかって?本当なら無試験でいいはずなのに、実技だけはやらされた…… 。入学式に出席していなかった理由はそれだったりする。勿論勝ったけど。
で、3時間目、千冬が今思い出したと言わんばかりに「クラス代表を決めないといけな い」とか言い出した。はっきり言って、俺がクラス代表なんてなったら、実技関係のものは俺の
あれ?どうしてこうなった……?
この後、チョロい人は先に一夏と戦い、一夏の凡ミスで1勝します。ついでに言うと原作通り一夏に堕とされます。 2戦目は志輝とチョロい人で、志輝が圧倒し ます。 3戦目は志輝と一夏ですが、機体性能的には志輝の『無銘』の方が若干上回ってる程度で すが、圧倒して志輝が2連勝となります。
クラス代表は、事務担当を志輝が、実技担当を一夏がやるといった感じ。 クラス対抗戦では、それぞれクラス代表と副代表が出場し、1対1で4クラス8人で戦いま す。なので、志輝と一夏が参加。志輝は圧勝しますが、一夏対酢豚は原作通りに進みます。 まぁ、そんな感じ。
過去に天才と持て囃された少年で、そのことがきっかけで両親に『
束の夢・想いに共感に近い感情を抱き、束1 4歳、シキ7歳の時に束と共にISの理論、設 計を完成させた。 1番最初のコアNo.000と最初の機体『無銘』 はシキの独力で作り上げられた。 2番目のコアNo.001と第1世代機『白騎士』 は束が独力で作り上げた。 その後は、シキ11歳、束19歳の時に公式的 には467個目(実際は468個目)のコアを置い て、束と共に失踪。 時折、一夏、千冬、箒たちのところに遊びに 行ってたりする。
束と行動を別にしてから世界中を放浪。その
際に、
ミステリアス・レイディ 霧纏の淑女の設計にも関わった為楯無 と面識有。
第2回モンド・グロッソ後、千冬が一夏誘拐 騒動の後始末としてドイツに1年間教官をし に行くのを知り、勝手に混ざって一緒に訓練 などをしていた。 故にラウラとはこの時点で面識有。
志輝の本来の『能力』は、平行世界の自分と 根元を同じとする存在の知識、経験などを知 る、識る、見る、視ることが出来る。 ただし、枠外での神儀紫稀がバグを超越して いるが故に、神儀紫稀のものしか知る、識る 、見る、視ることが出来ない。 簡単に言えば、リボーンの白蘭の能力の劣化 or強化版と思ってもらえればいい。 この能力故に、千冬と束と同格かそれ以上で ある。
シキの専用ISの名前は『無銘』、
セカンド・シフト 第二形態は 『無銘・太極』 世代は第0世代。 コアNoはNo.000。白騎士のNoはNo.001なの で、本当の一番最初のコア 待機形態は2対4枚の翼があしらわれた黒を 基調とした指輪。
基本的な装甲は膝下と膝先にあるだけ。カラ ーリングは基本黒。 高機動型、多数のビット型、防御型などの アンロック・ユニット 非固定浮遊部位自体が武装扱いで、拡張領域 等に収納されている。 アサルトカノン、アサルトライフル、荷電粒 子砲なども搭載されている。
メイン武装は日本刀型ISブレード『無銘』 枠外での無銘をISブレード用に作られたもの 当然のように本来の真剣『無銘』自体も拡張 領域に粒子化して収納していたりする
当初の『無銘』は
アンロック・ユニット 非固定浮遊部位がなく、装 甲と日本刀型ISブレード『無銘』、荷電粒子 砲だけだった。
実を言うと、過去に何度か第二形態している のだが、武装をヴァージョンアップなど、追 加する際に一次移行状態に戻り、時が来れば 第二形態に再度なる。
単一仕様能力は、『両義』。
『
れいらくびゃくや 零落白夜』と『
けんらんぶとう 絢爛舞踏』を合わせたもの 。 片方のみ使用なども可能だが、『絢爛舞踏』 側は、『無銘』のみにしか効果がない。
ここでのオリジナル設定。 コア自体に名前がある。 無銘のコアの名前は『太極』、白騎士のはま んま『白騎士』、暮桜は『白夜』、百式のコ ア名称は『白騎士』、紅椿のはNo.469『絢 爛』
コアの名称は
セカンド・シフト 第二形態、
ワンオフ・アビリティ 単一仕様能力からと っている。 コアの名称だから、第二形態や単一仕様能力 の名称でもあるということでもある。
そしてここで、本編で語られていない裏話。
枠外の主人公、神儀紫稀の名前の意味は、
稀 (滅多にない) 紫 (ゆかり→縁(えにし・えん)、出会い ) 神 (神様) 儀 (かたどる)
滅多にない出会いは、神をかたどる
紫稀が神通力を使えるのはこういった理由だ ったりします。
で、IS側のカミギシキは
守 (守る) 氣 (気持ち) 志 (こころざし、意志) 輝 (かがやく)
守る気持ち、その意志は輝く
といった感じ。
これが連載されることがあるかは謎ですが。